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第3章:高校生活の裏側
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俺はあの20人の人格を形成したまま、高校に進学した。俺が頭に浮かんだ解離性同一性障害を患ったのは、本当らしい。その人格が入れ替わってしまう原因はリア充を見てしまうとそれがトリガーになって変わってしまう。しかもランダムだ。俺はリア充を見たら、即刻『多目的トイレ』に篭る。多目的トイレなら翔太のように暴れたり、美咲のような自傷行為をしても、バレない。防音性のある個室だから。だが、日が経つにつれ、俺の人格が変わるのは特定の人だけに限定された。それが20人目の人格、咲良結だった。結だけが頻繁に出るようになった。そして、再び戻るにはかなりの時間が必要だ。なぜ結だけが頻繁に出るんだ。他の人格はどうしているんだ。俺は脳内で結に話しかける。
「結、他の人格がなぜ出てこない?」
俺がそう言うと
「私が制御しています……」
結が答える。
「他の人格を調和するのは、美奈や優子の役目だ! 結じゃない!」
俺が反論すると
「あの2人にも、限界があります……私は複数の感情がありますので、それぞれに適応できます」
結も反論する。確かに他の人格は1つの感情に動かされているが結だけは、喜怒哀楽がちゃんとある。より人間に近い人格だった。現実に居てもいいぐらい。俺は多重人格に悩まされていたが、親友と呼べる人が1人いた。クラスメイトの高坂翔。斉藤翔と同じ漢字だから、高坂と呼ぶ。高坂は俺が多重人格だと知らない。だが、他の生徒との接触を避けた俺に根気強く接してくるため、友達になった。そして、親しくなることも増え、親友になった。なぜか、高坂といる時だけは人格が変わることはない。彼は俺にとっては精神安定剤的な役割を果たすのかもしれない。
「結も、高坂と話してみないか?」
俺は脳内で結にも合わせたいと思い、聞くが
「私は肉体を持っていないので、いきなりあなたの肉体を借りて話したら友情に亀裂が生じるので……」
結は俺が作った多重人格の1人。肉体なき俺の精神疾患から作られた存在しない人間だから。どちらにしろ、俺の肉体を借りなきゃ行動できない。歩くこともできないし、人に話しかけることもできない。
「でも、俺は結とも仲良くなってもらいたい……なんか、方法ないかな?」
俺は脳内で結に問う。
「……よく、多目的トイレに篭るよね? 女装してみたら?」
結が答える。
「……性別変えるのは、少し抵抗があるんだけど……」
「でも、それ以外に私と高坂さんと、親交を築くには他に」
「まぁ、結に無理にさせるわけにもいかないし……また後で議論な」
俺は脳内での会話を終了させる。
「結は、俺とタメ口で話して欲しいんだけど……」
俺は多目的トイレを出る。俺の安心できる空間はここしかない。
「結、他の人格がなぜ出てこない?」
俺がそう言うと
「私が制御しています……」
結が答える。
「他の人格を調和するのは、美奈や優子の役目だ! 結じゃない!」
俺が反論すると
「あの2人にも、限界があります……私は複数の感情がありますので、それぞれに適応できます」
結も反論する。確かに他の人格は1つの感情に動かされているが結だけは、喜怒哀楽がちゃんとある。より人間に近い人格だった。現実に居てもいいぐらい。俺は多重人格に悩まされていたが、親友と呼べる人が1人いた。クラスメイトの高坂翔。斉藤翔と同じ漢字だから、高坂と呼ぶ。高坂は俺が多重人格だと知らない。だが、他の生徒との接触を避けた俺に根気強く接してくるため、友達になった。そして、親しくなることも増え、親友になった。なぜか、高坂といる時だけは人格が変わることはない。彼は俺にとっては精神安定剤的な役割を果たすのかもしれない。
「結も、高坂と話してみないか?」
俺は脳内で結にも合わせたいと思い、聞くが
「私は肉体を持っていないので、いきなりあなたの肉体を借りて話したら友情に亀裂が生じるので……」
結は俺が作った多重人格の1人。肉体なき俺の精神疾患から作られた存在しない人間だから。どちらにしろ、俺の肉体を借りなきゃ行動できない。歩くこともできないし、人に話しかけることもできない。
「でも、俺は結とも仲良くなってもらいたい……なんか、方法ないかな?」
俺は脳内で結に問う。
「……よく、多目的トイレに篭るよね? 女装してみたら?」
結が答える。
「……性別変えるのは、少し抵抗があるんだけど……」
「でも、それ以外に私と高坂さんと、親交を築くには他に」
「まぁ、結に無理にさせるわけにもいかないし……また後で議論な」
俺は脳内での会話を終了させる。
「結は、俺とタメ口で話して欲しいんだけど……」
俺は多目的トイレを出る。俺の安心できる空間はここしかない。
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