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158話 GW㉝ 3日目
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「フフッ…もうこの空間にいるだけで楽しい♪ワクワクする♪」
「プッ…動物園ではしゃぐとかまだまだガキだなw」
「別にいいもん、まだまだ13歳はガキだから。ていうかそんなこと言ってる夏樹だってスマホで園内撮りまくっててはしゃいでるんじゃないの?」
「まぁな。でもお前よりは可愛いもんだろ?」
「何よもう~。そんなこと言うとこうしちゃうぞ…えい♪」
「ちょ…おい…人混みで恋人繋ぎとかやめろって。恥ずいだろ…」
「いいじゃん~こうしていれば人混みでも迷子にならないし。少しの間だけだから。」
「たく……ホントに少しの間だけだぞ。」
「へへっ…ありがとう。…なんかこうしているとカップルみたいだね…」
「そうだな……じゃあさ……本当にナ…」
「えっ…」
「あ!僕がトイレに行ってる間に何しているの2人共!恋人繋ぎとかズルいよ。僕も美月と手繋ぎたい。」
「いいよ…はい。」
「やったー!でもこれじゃない。僕も恋人繋ぎにしてよ。」
「え……エロく触りそうだから亜樹と恋人繋ぎはちょっとやだな…」
「しないよ。だからお願いだよ。」
「しょうがないな…はい、これでいい?」
「うん♪」
「手を繋がれただけで喜ぶとか燃費低w」
「うるさいな。夏樹君だって内心美月と手を繋げて嬉しいクセに。」
「そんなことないし。こいつ、手汗かいてキモいから正直嫌だし。」
「……そっか……私と手を繋ぐの嫌だったんだね……ごめん、もうやめるよ。あと…亜樹…」
「何…?」
「ごめん……ちょっとトイレ行きたいから手を離してくれるかな……」
「いいよ…でも大丈夫……美月?」
「何が…?」
「いや…だって……顔が……」
「気にしないでゴミが入っただけだから。ちょっと行って来るね。」
「行ってらっしゃい。……あーあ、夏樹君最低だよ。」
「何だよ。」
「わからないの?美月、君のせいで僕達に見せないように絶対泣きに行ったよ。」
「そんなことないだろ。ホントにトイレなんじゃねぇの?便秘かな?」
「馬鹿かよお前!『手汗かいてキモい』なんて言われたらどんな女子でも傷ついて泣くに決まっているだろ!?それなのに『便秘かな?』とか馬鹿通り越してクソだなおめえ!」
「うるせえな。全部お前の憶測だろ?本当に便秘かもしれねぇじゃん。」
「そんなわけない。美月…悲しそうな顔してたよ。絶対君の心の無い言葉で傷ついたんだよ。」
「あいつはそんなことで泣くたまじゃねえよ。絶対『はぁ~』便秘終わった~スッキリ♪』とか行って戻って来るよ。」
「もしそうだとしたら明日の天気は雪だよ。」
「それぐらいありえないってか?でもその可能性もあるかもしれねぇじゃん。」
「そんなに自信があるなら賭けない?僕の予想が当たったら美月に土下座して謝って。」
「いいぞ。俺の予想が当たったらお前が俺に土下座しろ。」
「いいよ。でもそんなことにはならないと思うけどね。」
「どうだかな……まぁ美月が戻って来たら聞こうぜ。」
「そうだね。それまで君と同じ空間にいるのが苦痛だな…」
「同感。俺もお前と同じ空間にいるのが苦痛だわ。」
「じゃあスマホでもいじって、お互いの顔を視界に入れないようにしよう。」
「そうだな。」
「プッ…動物園ではしゃぐとかまだまだガキだなw」
「別にいいもん、まだまだ13歳はガキだから。ていうかそんなこと言ってる夏樹だってスマホで園内撮りまくっててはしゃいでるんじゃないの?」
「まぁな。でもお前よりは可愛いもんだろ?」
「何よもう~。そんなこと言うとこうしちゃうぞ…えい♪」
「ちょ…おい…人混みで恋人繋ぎとかやめろって。恥ずいだろ…」
「いいじゃん~こうしていれば人混みでも迷子にならないし。少しの間だけだから。」
「たく……ホントに少しの間だけだぞ。」
「へへっ…ありがとう。…なんかこうしているとカップルみたいだね…」
「そうだな……じゃあさ……本当にナ…」
「えっ…」
「あ!僕がトイレに行ってる間に何しているの2人共!恋人繋ぎとかズルいよ。僕も美月と手繋ぎたい。」
「いいよ…はい。」
「やったー!でもこれじゃない。僕も恋人繋ぎにしてよ。」
「え……エロく触りそうだから亜樹と恋人繋ぎはちょっとやだな…」
「しないよ。だからお願いだよ。」
「しょうがないな…はい、これでいい?」
「うん♪」
「手を繋がれただけで喜ぶとか燃費低w」
「うるさいな。夏樹君だって内心美月と手を繋げて嬉しいクセに。」
「そんなことないし。こいつ、手汗かいてキモいから正直嫌だし。」
「……そっか……私と手を繋ぐの嫌だったんだね……ごめん、もうやめるよ。あと…亜樹…」
「何…?」
「ごめん……ちょっとトイレ行きたいから手を離してくれるかな……」
「いいよ…でも大丈夫……美月?」
「何が…?」
「いや…だって……顔が……」
「気にしないでゴミが入っただけだから。ちょっと行って来るね。」
「行ってらっしゃい。……あーあ、夏樹君最低だよ。」
「何だよ。」
「わからないの?美月、君のせいで僕達に見せないように絶対泣きに行ったよ。」
「そんなことないだろ。ホントにトイレなんじゃねぇの?便秘かな?」
「馬鹿かよお前!『手汗かいてキモい』なんて言われたらどんな女子でも傷ついて泣くに決まっているだろ!?それなのに『便秘かな?』とか馬鹿通り越してクソだなおめえ!」
「うるせえな。全部お前の憶測だろ?本当に便秘かもしれねぇじゃん。」
「そんなわけない。美月…悲しそうな顔してたよ。絶対君の心の無い言葉で傷ついたんだよ。」
「あいつはそんなことで泣くたまじゃねえよ。絶対『はぁ~』便秘終わった~スッキリ♪』とか行って戻って来るよ。」
「もしそうだとしたら明日の天気は雪だよ。」
「それぐらいありえないってか?でもその可能性もあるかもしれねぇじゃん。」
「そんなに自信があるなら賭けない?僕の予想が当たったら美月に土下座して謝って。」
「いいぞ。俺の予想が当たったらお前が俺に土下座しろ。」
「いいよ。でもそんなことにはならないと思うけどね。」
「どうだかな……まぁ美月が戻って来たら聞こうぜ。」
「そうだね。それまで君と同じ空間にいるのが苦痛だな…」
「同感。俺もお前と同じ空間にいるのが苦痛だわ。」
「じゃあスマホでもいじって、お互いの顔を視界に入れないようにしよう。」
「そうだな。」
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