君だけを撮りたい

メタボ戦士

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26話 物足りない

 午前中はいつも通り過ごしていた。

 そしてお昼休み。

 クラスの友達といつも通り生産性のない会話をダラダラしつつ、弁当を食べていた。

 ····あー何か物足りない。
 最近何かしらあって色々ドキドキハラハラしていたけど、今日は平和過ぎてつまらない。
 何か起こらないかな。

 そう思ったとき田中君が特に約束をしたわけでもないのに来た。
 
宮部 「どうした?」

田中 「どうした?じゃないよ。ちょっと来い。」

宮部 「何だよ、手を繋がなくても行くよ。恥ずかしいからやめてくれ!」

田中 「それだと逃げ出す可能性があるからこのまま連行する。」

宮部 「何処にだよ?」

田中 「いつもの場所。」

宮部 「どっちだよ。今まで校舎裏と屋上、2つの場所で呼び出されたことあるけど?」

田中 「屋上だよ。」

宮部 「そっちね。」

田中 「ほら着いたぞ。」

宮部 「結局今日は何なの?」

田中 「お前今日の朝、神崎先輩をおんぶして来たよな?」   

宮部 「そうだよ。」

田中 「いや、何でだよ。脅されていたんだろ。」

宮部 「それはもう昨日で解決したから。」

田中 「どういうこと?」

宮部 「かくかくしかじかでお互い弱みを握ったから終わった。だから録音したの一応持ってて。」

田中 「意味わからん、普通にもっといじめてパスワード吐かせれば良かっただろ。あとセックスする必要はあったのか?」

宮部 「先輩ドMだからあれ以上やってもパスワードを吐かせるのは無理だったし。セックスは先輩をいじめてたらやりたくなって。」

田中 「よく好きでもないやつとやれるよな。」

宮部 「ずっとキモい先輩とは心では思ってたけど、毎回勃起するから体の相性はいいのかもしれない。」

田中 「結局肉体関係はやめないん?」

宮部 「わからない。今まで平日はほとんどセックスしていたから、習慣がぬけなくてやめられないかも。」

田中 「そんなんなら付き合えば、朝もおんぶで運んでいてお熱い恋人同士みたいだったし。」

宮部 「何でだよ!田中君は先輩のこと、もう好きじゃないの?」  

田中 「お前のお下がりは嫌だから無理だわ。それに脅しをするような人とは付き合えない。」

宮部 「そうか。僕もセフレならいいけど、付き合うのは無理。」

田中 「ただれているな。部活当初はそんなんじゃなかったのに。」

宮部 「先輩に価値観を歪められたから。」

田中 「そうか。」

宮部「まぁそろそろ昼休みも終わるからこの話は終わりにしよう。」

田中 「そうだな。」

宮部 「じゃあね。」

田中 「あ····じゃあな、次は金曜の部活でな。」

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