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第11話 反抗期
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最近子供達が反抗期で言うことを聞かない。
·····半年前までは可愛かったのに。
今じゃ「テスト勉強を家でしなさい。」と言っても魔法で影武者を作って遊びに行く始末。
魔法の授業で習ったことを悪用するから本当に質が悪い。
実技が成績が良いのはわかったから筆記もそれぐらい頑張ってほしいものだ。
····まぁ親の言うことを聞かない気持ちはわかる。
前世の話だが、私も子供の頃は親の言うことを聞かない自分勝手な人間だったから。
しかしそんな日々を送っていたら大人になってから後悔するのだ。
親の言うことを聞いてもっと勉強を頑張れば良かったと。
頑張っていればもっと良いところに就職出来たのにと。
そんな前世の私のようになってほしくないから子供達には口を酸っぱくして何度も「勉強をしなさい。」と言う。
落第してからでは遅いから。
····心の中の愚痴はこれぐらいにして家事を終わらせますか。
いつも通り魔法で家事を終わらせてから出掛けた。
今日はギルドで稼げそうな依頼を探して受ける。
どうして稼げそうな依頼を受けたいかは理由がある。
それはあと1週間で子供達の誕生日だからだ。
子供達が喜びそうなものを買いたい。
だからたくさんお金がいる。
掲示板から探して2つ稼げそうな依頼を見つけた。
それは上級悪魔退治、ドラゴン退治。
どちらもいつもよりも難易度が上がるが子供達のために頑張ることにした。
まずはアイテムと武器を補充するためにそれぞれのお店で買いに向かった。
まずはアイテムショップ。
上級悪魔は聖水が効くのでたくさん買った。あと無傷で終わらないだろうから上級ポーションも買った。
次は武器屋。
いつも使っている大剣が壊れそうなのでこの機会に武器を新調した。
ドラゴンも真っ二つに切れる前よりも大きい大剣を買った。
これで準備は完了。
·····よし頑張るぞ。
まずは比較的楽な上級悪魔退治に向かった。
目的地は昔はのどかな町だったが、今は上級悪魔が住み着いてから荒れ、町の人々が奴隷のような生活を強いられているらしい。
····金目当てだが絶対に助けるぞ。
到着した。
周囲を見たら依頼書にかいてあった通り荒れていて、町の人々がやせ細って木の枝のようだった。
····まずは町の人に上級悪魔の居場所を聞こう。
しかし聞こうとしても逃げて行くので探索魔法で探した。
するとこの町で1番でかい建物の中に巨大な魔力を感じた。
····あそこか。
そこの建物の周りにトラップが仕掛けられていたので飛行魔法で少し浮いて対処した。
ドアを開けると、上級悪魔とその悪魔の足置きにされた町の人がいた。
「おやおや、珍しい来客だ。おもてなししなければな」と足置きにされていた町の人を私に向かって急に投げてきた。
このまま避けるとこの人達は死ぬから風魔法で勢いを殺して置いた。
しかし悪魔はそれを見て〈ニヤリ〉と笑った。
何か変だと思ったときには町の人が私の近くで爆発した。
どうにか魔法障壁で自分は守れたが2人が死んでしまった。
見ず知らずの人だったが、助けることが出来なくて悔やんだ。
まぁ死んでしまったからしょうがないと切り替えた。
そして武器に聖水をかけて上級悪魔に斬りかかった。
全く効いていない様子だった。
····付与では効かないか上級は直でないと。
それから聖水を投げても中々当たらないので奥の手の時間停止魔法で動きを止めて、聖水と聖属性の魔法をぶっ放して倒した。
時間停止の魔法は自分の寿命を縮める諸刃の剣なので本当倒せて良かったと思う。
その後は町の人に感謝されて次のドラゴン退治に向かった。
別のドラゴンだがドラゴンには因縁がある。
何故なら私の夫が食べられて殺されたから。
まぁ弱肉強食の世だからしょうがないからそれほど憎いわけではないがドラゴンの依頼があるとつい受けてしまう。
夫のような被害者を出さないために私ができるだけ退治する。
目的地の岩山に到着した。
全長100メートルを超えたドラゴンがいた。
今回のドラゴンは毎回近くの村に降りて人間を襲うと依頼書に書いてあったので退治する。
ドラゴンは飛行して厄介なので翼から攻撃して飛べなくするのが定石だ。
翼を撃ち落とすために相棒のペガサスに乗りながらまずは戦うことにした。
私のペガサスは普通のよりも機動力にたけているのでドラゴンの攻撃を余裕で避けて翼を火の魔法で撃ち落とした。
ご飯を食べた後のドラゴン立ったようで動きも鈍くて大剣で簡単に退治することが出来た。
その後はギルドに戻って報酬大金貨2枚とドラゴンの素材を売って中金貨90枚をもらって合計 大金貨2枚 中金貨90枚を稼いだ。
その後夕食の買い物をして家に帰った。
いつもよりも手こずったので子供達が帰って来るギリギリになった。
すぐに準備をしてどうにか間に合わせた。
〈ガチャ〉
7つ子 「ただいま。」
ナーダ 「おかえり、今日の夕食はドラゴンのステーキよ。さっさと風呂済ませなさい。」
7つ子 「はーい。」
ナーダ 「あと今日テスト帰ってきたでしょ、夕食後見せなさいよ。」
7つ子 「わかった。」
風呂を済まして夕食。
ナーダ 「はい、手を合わせていただきます。」
7つ子 「いただきます。」
夕食を食べ終わったら子供達にテストの答案を持ってきてもらい、その後全員分見た。
アインス平均79点 ドゥーエ平均70点 トロワ平均75点
フィーア平均80点 ペンタ平均72点 アーニム平均85 点
ヘプタ平均86点
全員前よりも点数が上がっていた。
特にヘプタは2日目以降に受けたテストの点数が高くて驚いた。
遊びに行っても大丈夫と私にわからせたかったのかもしれないと思うと素直に喜べなかった。
····まぁ赤点がいなかったことを喜ぼう。
ナーダ 「全員頑張ったわね。前回よりも点数があがっているわ。間違えたところは復習してね、はい解散。」
7つ子 「はい。」
私はその後歯を磨いて自分の部屋で寝た。
·····半年前までは可愛かったのに。
今じゃ「テスト勉強を家でしなさい。」と言っても魔法で影武者を作って遊びに行く始末。
魔法の授業で習ったことを悪用するから本当に質が悪い。
実技が成績が良いのはわかったから筆記もそれぐらい頑張ってほしいものだ。
····まぁ親の言うことを聞かない気持ちはわかる。
前世の話だが、私も子供の頃は親の言うことを聞かない自分勝手な人間だったから。
しかしそんな日々を送っていたら大人になってから後悔するのだ。
親の言うことを聞いてもっと勉強を頑張れば良かったと。
頑張っていればもっと良いところに就職出来たのにと。
そんな前世の私のようになってほしくないから子供達には口を酸っぱくして何度も「勉強をしなさい。」と言う。
落第してからでは遅いから。
····心の中の愚痴はこれぐらいにして家事を終わらせますか。
いつも通り魔法で家事を終わらせてから出掛けた。
今日はギルドで稼げそうな依頼を探して受ける。
どうして稼げそうな依頼を受けたいかは理由がある。
それはあと1週間で子供達の誕生日だからだ。
子供達が喜びそうなものを買いたい。
だからたくさんお金がいる。
掲示板から探して2つ稼げそうな依頼を見つけた。
それは上級悪魔退治、ドラゴン退治。
どちらもいつもよりも難易度が上がるが子供達のために頑張ることにした。
まずはアイテムと武器を補充するためにそれぞれのお店で買いに向かった。
まずはアイテムショップ。
上級悪魔は聖水が効くのでたくさん買った。あと無傷で終わらないだろうから上級ポーションも買った。
次は武器屋。
いつも使っている大剣が壊れそうなのでこの機会に武器を新調した。
ドラゴンも真っ二つに切れる前よりも大きい大剣を買った。
これで準備は完了。
·····よし頑張るぞ。
まずは比較的楽な上級悪魔退治に向かった。
目的地は昔はのどかな町だったが、今は上級悪魔が住み着いてから荒れ、町の人々が奴隷のような生活を強いられているらしい。
····金目当てだが絶対に助けるぞ。
到着した。
周囲を見たら依頼書にかいてあった通り荒れていて、町の人々がやせ細って木の枝のようだった。
····まずは町の人に上級悪魔の居場所を聞こう。
しかし聞こうとしても逃げて行くので探索魔法で探した。
するとこの町で1番でかい建物の中に巨大な魔力を感じた。
····あそこか。
そこの建物の周りにトラップが仕掛けられていたので飛行魔法で少し浮いて対処した。
ドアを開けると、上級悪魔とその悪魔の足置きにされた町の人がいた。
「おやおや、珍しい来客だ。おもてなししなければな」と足置きにされていた町の人を私に向かって急に投げてきた。
このまま避けるとこの人達は死ぬから風魔法で勢いを殺して置いた。
しかし悪魔はそれを見て〈ニヤリ〉と笑った。
何か変だと思ったときには町の人が私の近くで爆発した。
どうにか魔法障壁で自分は守れたが2人が死んでしまった。
見ず知らずの人だったが、助けることが出来なくて悔やんだ。
まぁ死んでしまったからしょうがないと切り替えた。
そして武器に聖水をかけて上級悪魔に斬りかかった。
全く効いていない様子だった。
····付与では効かないか上級は直でないと。
それから聖水を投げても中々当たらないので奥の手の時間停止魔法で動きを止めて、聖水と聖属性の魔法をぶっ放して倒した。
時間停止の魔法は自分の寿命を縮める諸刃の剣なので本当倒せて良かったと思う。
その後は町の人に感謝されて次のドラゴン退治に向かった。
別のドラゴンだがドラゴンには因縁がある。
何故なら私の夫が食べられて殺されたから。
まぁ弱肉強食の世だからしょうがないからそれほど憎いわけではないがドラゴンの依頼があるとつい受けてしまう。
夫のような被害者を出さないために私ができるだけ退治する。
目的地の岩山に到着した。
全長100メートルを超えたドラゴンがいた。
今回のドラゴンは毎回近くの村に降りて人間を襲うと依頼書に書いてあったので退治する。
ドラゴンは飛行して厄介なので翼から攻撃して飛べなくするのが定石だ。
翼を撃ち落とすために相棒のペガサスに乗りながらまずは戦うことにした。
私のペガサスは普通のよりも機動力にたけているのでドラゴンの攻撃を余裕で避けて翼を火の魔法で撃ち落とした。
ご飯を食べた後のドラゴン立ったようで動きも鈍くて大剣で簡単に退治することが出来た。
その後はギルドに戻って報酬大金貨2枚とドラゴンの素材を売って中金貨90枚をもらって合計 大金貨2枚 中金貨90枚を稼いだ。
その後夕食の買い物をして家に帰った。
いつもよりも手こずったので子供達が帰って来るギリギリになった。
すぐに準備をしてどうにか間に合わせた。
〈ガチャ〉
7つ子 「ただいま。」
ナーダ 「おかえり、今日の夕食はドラゴンのステーキよ。さっさと風呂済ませなさい。」
7つ子 「はーい。」
ナーダ 「あと今日テスト帰ってきたでしょ、夕食後見せなさいよ。」
7つ子 「わかった。」
風呂を済まして夕食。
ナーダ 「はい、手を合わせていただきます。」
7つ子 「いただきます。」
夕食を食べ終わったら子供達にテストの答案を持ってきてもらい、その後全員分見た。
アインス平均79点 ドゥーエ平均70点 トロワ平均75点
フィーア平均80点 ペンタ平均72点 アーニム平均85 点
ヘプタ平均86点
全員前よりも点数が上がっていた。
特にヘプタは2日目以降に受けたテストの点数が高くて驚いた。
遊びに行っても大丈夫と私にわからせたかったのかもしれないと思うと素直に喜べなかった。
····まぁ赤点がいなかったことを喜ぼう。
ナーダ 「全員頑張ったわね。前回よりも点数があがっているわ。間違えたところは復習してね、はい解散。」
7つ子 「はい。」
私はその後歯を磨いて自分の部屋で寝た。
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