醜いトロールの子

メタボ戦士

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2章

32話 風呂場で

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〈ゴシゴシ······〉〈ジャ······〉

〈チャプン〉

サーヤ 「ふぅ·······」

 ······変身魔法をかけた状態の風呂も流石に慣れたな。

 初めの頃は途中で解けちゃって、泡とかお風呂の中に隠れて誤魔化していたのが懐かしい。

 今じゃ寝る前まで変身が解けなくなったから、成長したもんだな·····フフッ

サーヤ 「ふぅ·····出るか。〈ザバッ〉」
 
? 「「君、ちょっと待って。」」
 
サーヤ 「え?あなた達は····ケイオス兄弟。」

 ·····最悪、兄さん達に遭遇するなんて。

ケイオス兄弟 「君、半年前に1回会った凡人顔君だよね?」

サーヤ 「はい。」

ケイオス兄 「偶然だね。君もここに泊まっているの?」

サーヤ 「はい。」
 
ケイオス弟 「そうなんだ。1番ランクの低い部屋?」

サーヤ 「はい。」

ケイオス兄 「俺達は1番ランクの高い部屋何だけど、君もそこに泊まらない?奢るよ。」

サーヤ 「いえ····大丈夫です。」

ケイオス弟 「そんな遠慮しなくていいのに~」 

サーヤ 「遠慮ではなくて、自分で稼いだお金でその部屋に泊まりたいのでまだいいです。」

ケイオス兄弟 「そっか····まぁ頑張ってね。」

サーヤ 「はい。ではお先に失礼します。」

ケイオス兄弟 「またね。」

サーヤ 「はい。」

〈ガチャ〉

 ······怖かった。

 能力値は前よりも差が縮まってはいるけど、3年前のトラウマがあるから震えちゃうわ。

 あの人達が出る前に早く着替えて部屋に戻ろう。
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