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2章 呪いの首輪と呪いのおパンツ
拾われたネコと呪いのおパンツ④
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いろいろとスッキリしたところで、緊急会議がひらかれた。今回の議題は不思議おパンツだ。
「ねぇ、どう思う?」
ソファーに座ってゾンビ少年が出してくれたお茶をすする。
「どう思うも何もいろいろと疑うっつーか、関わりたくないっつーか。早く帰れよ、ご主人様のところに」
「……やっぱりその線が濃厚か」
消えたおパンツは元に戻り、私の股間をガッチリフォールド中。とんでもねえおパンツを履いてるくらいだもの、変態的なパートナーが居てもおかしくない。
「でもね、私は記憶喪失中なのよ。帰れと言われても家が分かんないの」
「家が分かれば帰るわけ?とんでもねえパンツを履かせて喜ぶ変態野郎のところに」
「……まぁ、……家があるのなら……」
私の答えに二人が引いた。やめろよ、その目。
「やっぱり真性の変態じゃね?」
「案外喜んで履いたのかもね」
二人の内緒話が丸聞こえであるが、聞こえないふりをしてお茶をすする。
しかし困ったことになった。さっさとここを出て、町行く人からお金を譲り受けようと思ってたけど、不思議おパンツを引っ提げたまま一人で生きるとか無理過ぎる。そもそも仕組みが分からん。
「不思議おパンツの仕組みを解明するまで一緒にいてもいいよ」
「え、ほんと!?」
「結構です、お帰りください」
ゾンビ少年は良しとするが、やはり黒髪少年が邪魔をする。
「ひどい!私のナマ股を見たのに!」
「ナマ股言うなっ!」
「何でダメなの!?お猫様が一緒にいてあげるって言ってるんだよ!」
「何で世話になる方が上からなんだよ!まずは礼儀ってもんを身に付けて出直してこい!」
「っ!?」
「何で驚いてんだよ」
「こっちのセリフだなと思って」
「っっ!お前何様だよ!」
「お猫様」
私の答えにゾンビ少年が深く頷きながらお茶をすする。黒髪少年の怒りマークがさらに深くなった。
「迷い猫なら貼り紙でも作れば?お前をわがままに育てた飼い主が迎えに来るんじゃねーの」
「あー、そういう手もあるか」
「それはダメだよ」
ゾンビ少年の答えに黒髪少年と首を傾げた。
「ひどい下着を履かせる男だよ。両思いなら結果オーライだけど、実はネコを監禁して凌辱するのが趣味の悪質な変態サイコ野郎だったらどうするの?リビアは責任取れるの?」
「……それは、その……」
「何事もハッピーエンドになるわけじゃないんだよ。もっと慎重にいかないと、特にこの子はネコで人間なんだし」
「……そうだけどさ」
「それに、ぼくにかけられた呪いを解き明かす手掛かりがあるかもしれないよ」
何の話?と聞きたいところだが、黒髪少年の顔色を見て問いかけるのをやめた。
「お前は飼う気なんだな」
「リビアがダメって言ってもね」
「ああっ、もう!」
黒髪少年は頭をわーっと掻いたあと、キッと私を睨んだ。
「しばらくの間だけだからな!」
「いいの?」
「嫌なら今すぐ出て行けよ」
「あー……」
無理やり脅したようなもんだからものすごく気まずい。でも、今の私はこれに縋るしかない。
ううん、本心は違う。
独りでいたくない。
私のわがままだ。
「ありがとう」
深く深く頭を下げてお礼を言う。早く不思議おパンツをどうにかして、ついでに記憶も戻れば……そう思いながら。
「……なぁ、……それ、本物なんだろ」
顔を上げたら黒髪少年の目が耳に釘付けになっている。小さく頷くと今度は尻尾に目をやった。
「……触ってみてもいいか」
別に減るもんじゃないし、断る理由もないから頷いた。黒髪少年の目が少し輝いたように見えた。
「あー、じゃあ、ここに」
目の前に来いと手招きするから、めんどくさいけど大人しく従う。「ぼくも!」と楽しそうにゾンビ少年が私の後ろに立った。
「耳からだな!」
「耳からだね!」
ゾンビ少年の触り方は相も変わらず心地よきものだ。しかし、黒髪少年の方は変だ。撫でながらも優しく引っ掻くの止めてくれ。……いや、やっぱりどっちもどっちだ。
この二人はそんなつもりないんだろうけど……
「っ」
指先が皮膚を引っ掻く、それだけなのに息が上がってしまう。皮膚が熱い。股間もムズムズする。
ってか、なんだこれ、皮膚の感覚がすっげぇ敏感になってない?……あれ?私ってこんな敏感肌だった?あれれ?
「すっげぇ!マジでネコの毛だ!でも他は人間の皮膚と同じだぜ」
「頭皮もそうだね。耳の穴も」
「んう!」
ゾンビ少年の指が中に入って思わず首を振った。今のはヤバかった。背中にきた。
「どうしたの?」
「変なところ触らないでよ!なんか感覚がおかしいの!」
「感覚?」
黒髪少年が首を傾げて、何を思ったのか尻尾に手を伸ばそうとしてきた。
「だめ!」
尻尾NGみたいな防衛本能が働いて、すぐさま防いでみたが、黒髪少年が両手首を掴んで、それを阻止してきた。
「やっ、やだ!離せ!」
「悪い、ちょっとだけ触らせてな」
「ごめんね?ちょっとだけ我慢してね?」
ゾンビ少年の手が尻尾に向かって伸びていく。離せと言わんばかりに腕を暴れさせたが、その腕ごと黒髪少年に抱きしめられた。
つまり完璧に拘束されているわけで、そこまできているであろうゾンビ少年の魔の手から逃げる手段は絶たれた。
もうどうにでもなれと、黒髪少年の服をぎゅーっと握りしめれば尻尾に手が触れた。ザワーーッとした感覚が背中に走った。
たかが尻尾、そう、たかが尻尾だ。
ゾクゾクゾワゾワな感覚が尻尾から背中に走り回る。この感覚、知っている。私の体が覚えている。
「っ」
でも場所によって感度は違うらしい。尻尾の先は鈍いけど、根本にいくほど、深く背中に刺さる何かがある。
深い感覚がどんどん高まって……なんかもう……
「っつ、ん、にゃ……」
「エロすぎだろっ」
「もしかして、ネコ相手に興奮してる?」
「ばっ、ばばばばはかじゃねぇの!?つーか親友に向かってなんて言葉を!」
「はいはい。それより……参ったね」
「あー、感覚も違うみたいだな。つーかこれヤバくね?人間の数倍は敏感だよな?」
「数倍ってより数十倍じゃない?ぼく、尻尾を撫でてるだけなんだけど」
「……尻尾以外もダメなのかな?」
尻尾の根本をぐにっと力強く押される感覚で、「んんんっ!!」と大きな声が出た。
一瞬、世界が白く見えた。そっから頭も体もブルブル震えて、そんな震える私の頭を誰かが撫ではじめた。
「やっ、あっ」
あがる息と声をそのままに顔をあげれば、なんともいえない表情の黒髪少年と目があった。
「んああっ」
その瞬間、根本から背骨に沿って這い上がってきた指先に反応して体が仰け反る。
深い何かが体の芯に突き刺さる。
「……気持ち……良かったのか?」
小さく頷くと黒髪少年の腕に少し力が入った。
「……そっか!そっかそっか!」
黒髪少年はなぜか嬉しそうに、おでこにキスをしてきた。いろいろと言いたいことはあるが、もういいや。今ので一気に疲れたから、ちょっとだけ休もう。
モヤがかかったような独特のダルさと、それでも物足りなさを訴える体をソファーで休ませる。
「ほれ、枕」
ソファーに座った黒髪少年の太ももに頭を預けて横になれば、ある違和感に気づいた。不思議おパンツがオープンしているのだ。
「……エッチなことにはまったの?ぼくもいるのに最低、この変態野郎」
「ハマってねぇよ!それに、その、ほ、ほら!変なパンツを解明するための研究だし!」
「もっと最低。リビアがここまでクズ男だとは思っても見なかったよ」
「おい、クズってなんだ!?俺はこいつのパンツの仕組みを解明しようとしてただけだっつーの!」
「ねぇ!ちょっと、見て!」
「あ?」
「え?」
言っておくが今の私は冷静ではない。いろいろありすぎてすでにパンク状態だ。記憶喪失の時点で人生パンクしたようなもんだけど。
とにかく、またも出てきた謎を伝えるべく起き上がって、言い合いをしている二人の前に立ったのだ。
「これ見てよ!不思議おパンツがオープンしてるの!なんで!?尻尾を撫でたらオープンするの!?」
「……え、……え、……ちょっと濡れて……じゃなくて!……えええ!」
「……あ、……あ、……あ」
「……え?なに?」
真っ赤な顔の二人は、私の顔を見ては不思議おパンツを交互に見てた。私もそれに合わせるように不思議おパンツを見た。剥き出しなのを忘れてた。
気のきいた冗談を言えたらいいのだろうけど、そんな余裕もあるはずもなく、みんな仲良く無言で股間を凝視するという空気の中、珍事は起きた。
「えええ!?」
「なんで!?」
「なにこれ!?」
みんなが見守る中、不思議おパンツは閉店を迎えた。
「ねぇ、どう思う?」
ソファーに座ってゾンビ少年が出してくれたお茶をすする。
「どう思うも何もいろいろと疑うっつーか、関わりたくないっつーか。早く帰れよ、ご主人様のところに」
「……やっぱりその線が濃厚か」
消えたおパンツは元に戻り、私の股間をガッチリフォールド中。とんでもねえおパンツを履いてるくらいだもの、変態的なパートナーが居てもおかしくない。
「でもね、私は記憶喪失中なのよ。帰れと言われても家が分かんないの」
「家が分かれば帰るわけ?とんでもねえパンツを履かせて喜ぶ変態野郎のところに」
「……まぁ、……家があるのなら……」
私の答えに二人が引いた。やめろよ、その目。
「やっぱり真性の変態じゃね?」
「案外喜んで履いたのかもね」
二人の内緒話が丸聞こえであるが、聞こえないふりをしてお茶をすする。
しかし困ったことになった。さっさとここを出て、町行く人からお金を譲り受けようと思ってたけど、不思議おパンツを引っ提げたまま一人で生きるとか無理過ぎる。そもそも仕組みが分からん。
「不思議おパンツの仕組みを解明するまで一緒にいてもいいよ」
「え、ほんと!?」
「結構です、お帰りください」
ゾンビ少年は良しとするが、やはり黒髪少年が邪魔をする。
「ひどい!私のナマ股を見たのに!」
「ナマ股言うなっ!」
「何でダメなの!?お猫様が一緒にいてあげるって言ってるんだよ!」
「何で世話になる方が上からなんだよ!まずは礼儀ってもんを身に付けて出直してこい!」
「っ!?」
「何で驚いてんだよ」
「こっちのセリフだなと思って」
「っっ!お前何様だよ!」
「お猫様」
私の答えにゾンビ少年が深く頷きながらお茶をすする。黒髪少年の怒りマークがさらに深くなった。
「迷い猫なら貼り紙でも作れば?お前をわがままに育てた飼い主が迎えに来るんじゃねーの」
「あー、そういう手もあるか」
「それはダメだよ」
ゾンビ少年の答えに黒髪少年と首を傾げた。
「ひどい下着を履かせる男だよ。両思いなら結果オーライだけど、実はネコを監禁して凌辱するのが趣味の悪質な変態サイコ野郎だったらどうするの?リビアは責任取れるの?」
「……それは、その……」
「何事もハッピーエンドになるわけじゃないんだよ。もっと慎重にいかないと、特にこの子はネコで人間なんだし」
「……そうだけどさ」
「それに、ぼくにかけられた呪いを解き明かす手掛かりがあるかもしれないよ」
何の話?と聞きたいところだが、黒髪少年の顔色を見て問いかけるのをやめた。
「お前は飼う気なんだな」
「リビアがダメって言ってもね」
「ああっ、もう!」
黒髪少年は頭をわーっと掻いたあと、キッと私を睨んだ。
「しばらくの間だけだからな!」
「いいの?」
「嫌なら今すぐ出て行けよ」
「あー……」
無理やり脅したようなもんだからものすごく気まずい。でも、今の私はこれに縋るしかない。
ううん、本心は違う。
独りでいたくない。
私のわがままだ。
「ありがとう」
深く深く頭を下げてお礼を言う。早く不思議おパンツをどうにかして、ついでに記憶も戻れば……そう思いながら。
「……なぁ、……それ、本物なんだろ」
顔を上げたら黒髪少年の目が耳に釘付けになっている。小さく頷くと今度は尻尾に目をやった。
「……触ってみてもいいか」
別に減るもんじゃないし、断る理由もないから頷いた。黒髪少年の目が少し輝いたように見えた。
「あー、じゃあ、ここに」
目の前に来いと手招きするから、めんどくさいけど大人しく従う。「ぼくも!」と楽しそうにゾンビ少年が私の後ろに立った。
「耳からだな!」
「耳からだね!」
ゾンビ少年の触り方は相も変わらず心地よきものだ。しかし、黒髪少年の方は変だ。撫でながらも優しく引っ掻くの止めてくれ。……いや、やっぱりどっちもどっちだ。
この二人はそんなつもりないんだろうけど……
「っ」
指先が皮膚を引っ掻く、それだけなのに息が上がってしまう。皮膚が熱い。股間もムズムズする。
ってか、なんだこれ、皮膚の感覚がすっげぇ敏感になってない?……あれ?私ってこんな敏感肌だった?あれれ?
「すっげぇ!マジでネコの毛だ!でも他は人間の皮膚と同じだぜ」
「頭皮もそうだね。耳の穴も」
「んう!」
ゾンビ少年の指が中に入って思わず首を振った。今のはヤバかった。背中にきた。
「どうしたの?」
「変なところ触らないでよ!なんか感覚がおかしいの!」
「感覚?」
黒髪少年が首を傾げて、何を思ったのか尻尾に手を伸ばそうとしてきた。
「だめ!」
尻尾NGみたいな防衛本能が働いて、すぐさま防いでみたが、黒髪少年が両手首を掴んで、それを阻止してきた。
「やっ、やだ!離せ!」
「悪い、ちょっとだけ触らせてな」
「ごめんね?ちょっとだけ我慢してね?」
ゾンビ少年の手が尻尾に向かって伸びていく。離せと言わんばかりに腕を暴れさせたが、その腕ごと黒髪少年に抱きしめられた。
つまり完璧に拘束されているわけで、そこまできているであろうゾンビ少年の魔の手から逃げる手段は絶たれた。
もうどうにでもなれと、黒髪少年の服をぎゅーっと握りしめれば尻尾に手が触れた。ザワーーッとした感覚が背中に走った。
たかが尻尾、そう、たかが尻尾だ。
ゾクゾクゾワゾワな感覚が尻尾から背中に走り回る。この感覚、知っている。私の体が覚えている。
「っ」
でも場所によって感度は違うらしい。尻尾の先は鈍いけど、根本にいくほど、深く背中に刺さる何かがある。
深い感覚がどんどん高まって……なんかもう……
「っつ、ん、にゃ……」
「エロすぎだろっ」
「もしかして、ネコ相手に興奮してる?」
「ばっ、ばばばばはかじゃねぇの!?つーか親友に向かってなんて言葉を!」
「はいはい。それより……参ったね」
「あー、感覚も違うみたいだな。つーかこれヤバくね?人間の数倍は敏感だよな?」
「数倍ってより数十倍じゃない?ぼく、尻尾を撫でてるだけなんだけど」
「……尻尾以外もダメなのかな?」
尻尾の根本をぐにっと力強く押される感覚で、「んんんっ!!」と大きな声が出た。
一瞬、世界が白く見えた。そっから頭も体もブルブル震えて、そんな震える私の頭を誰かが撫ではじめた。
「やっ、あっ」
あがる息と声をそのままに顔をあげれば、なんともいえない表情の黒髪少年と目があった。
「んああっ」
その瞬間、根本から背骨に沿って這い上がってきた指先に反応して体が仰け反る。
深い何かが体の芯に突き刺さる。
「……気持ち……良かったのか?」
小さく頷くと黒髪少年の腕に少し力が入った。
「……そっか!そっかそっか!」
黒髪少年はなぜか嬉しそうに、おでこにキスをしてきた。いろいろと言いたいことはあるが、もういいや。今ので一気に疲れたから、ちょっとだけ休もう。
モヤがかかったような独特のダルさと、それでも物足りなさを訴える体をソファーで休ませる。
「ほれ、枕」
ソファーに座った黒髪少年の太ももに頭を預けて横になれば、ある違和感に気づいた。不思議おパンツがオープンしているのだ。
「……エッチなことにはまったの?ぼくもいるのに最低、この変態野郎」
「ハマってねぇよ!それに、その、ほ、ほら!変なパンツを解明するための研究だし!」
「もっと最低。リビアがここまでクズ男だとは思っても見なかったよ」
「おい、クズってなんだ!?俺はこいつのパンツの仕組みを解明しようとしてただけだっつーの!」
「ねぇ!ちょっと、見て!」
「あ?」
「え?」
言っておくが今の私は冷静ではない。いろいろありすぎてすでにパンク状態だ。記憶喪失の時点で人生パンクしたようなもんだけど。
とにかく、またも出てきた謎を伝えるべく起き上がって、言い合いをしている二人の前に立ったのだ。
「これ見てよ!不思議おパンツがオープンしてるの!なんで!?尻尾を撫でたらオープンするの!?」
「……え、……え、……ちょっと濡れて……じゃなくて!……えええ!」
「……あ、……あ、……あ」
「……え?なに?」
真っ赤な顔の二人は、私の顔を見ては不思議おパンツを交互に見てた。私もそれに合わせるように不思議おパンツを見た。剥き出しなのを忘れてた。
気のきいた冗談を言えたらいいのだろうけど、そんな余裕もあるはずもなく、みんな仲良く無言で股間を凝視するという空気の中、珍事は起きた。
「えええ!?」
「なんで!?」
「なにこれ!?」
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