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転生する――そして、準備するまで
another1 UMAN
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U・tube。アメリカの若者が作ったサークル、UMA捜索隊が立ちあげた動画サイトだ。元はUMA情報を効率的に集約させるのが目的だったが、今は大衆向けの動画サイトとなっている。
その動画サイトに動画を定期的にアップする人――俗にいうUMANの一人がネタ探しに奮闘していた。
彼は『~~をやってみた!』というネタで動画の再生回数を上げ、その広告収入は一か月の給与の半分まで上がっている。
何より、昔から人よりも承認欲求が強かっただけに、このU・tubeで再生回数を上げることは何よりの快感になっていた。
「さて、今日はどんな動画を上げようかな~」
ネタ探しのためにネットサーフィンをしているなか、とある情報が彼の目に入った。
「なんだ、コレ? 個人のゲーム販売サイト? 価格は――20万!?」
驚愕の価格だった。携帯ゲームは高くても6000円。機体そのものでも2万か3万。なのに、このサイトではゲームディスク一つで20万円で販売されている。
「あり得ないだろう、コレ」
情報サイトのコメントでも『誰が買うんだよ、こんなの』『草、生える』『乙』などコメントでびっしりだった。
「……でも、ネタにはなるかも?」
UMANとして二か月分の収入をゲームで使ってみた――ネタとしては悪くない。思えば、これまで再生回数を上げることばかりに頑張ってきたわけだが、自分自身にご褒美らしいご褒美をしたことがない。
UMANで動画をアップする前までは、ゲームが大好きだった。一年前のことなのに、遠い昔のように感じる。
そんな郷愁感に囚われた彼は、そのゲームを買うことにした。例え、詐欺や駄作の類だったとしてもUMANのネタになればそれでいいかという気持ちだった。
ネット情報から、その個人ブログにアクセスし、ゲームを購入した。
◇ ◇ ◇
一週間後、彼の元にゲームが届いた。視聴者にはゲームを購入したことを雑談動画で伝えたところ、ゲーム実況してくれとの声が上がった。彼としてもその方が面白いかなという気持ちだった。
生配信も考えたが、初期の雑魚キャラに瞬殺されるような素人プレイはしたくない。昔の勘を取り戻すため、試しの一時間ゲームをしてみることにした。
「FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
定期的となった動画のアップも忘れ、彼は三日間ゲームをし続けた。視聴者からは心配の声や友人からの電話も来たのだが、彼に届くことがなかった。
唯一幸いだったのが、彼がゲームを始めたのが金曜日の夜で、ゲームを終えたのが月曜日の朝であり、会社の無断欠勤が避けられたことだった。
その動画サイトに動画を定期的にアップする人――俗にいうUMANの一人がネタ探しに奮闘していた。
彼は『~~をやってみた!』というネタで動画の再生回数を上げ、その広告収入は一か月の給与の半分まで上がっている。
何より、昔から人よりも承認欲求が強かっただけに、このU・tubeで再生回数を上げることは何よりの快感になっていた。
「さて、今日はどんな動画を上げようかな~」
ネタ探しのためにネットサーフィンをしているなか、とある情報が彼の目に入った。
「なんだ、コレ? 個人のゲーム販売サイト? 価格は――20万!?」
驚愕の価格だった。携帯ゲームは高くても6000円。機体そのものでも2万か3万。なのに、このサイトではゲームディスク一つで20万円で販売されている。
「あり得ないだろう、コレ」
情報サイトのコメントでも『誰が買うんだよ、こんなの』『草、生える』『乙』などコメントでびっしりだった。
「……でも、ネタにはなるかも?」
UMANとして二か月分の収入をゲームで使ってみた――ネタとしては悪くない。思えば、これまで再生回数を上げることばかりに頑張ってきたわけだが、自分自身にご褒美らしいご褒美をしたことがない。
UMANで動画をアップする前までは、ゲームが大好きだった。一年前のことなのに、遠い昔のように感じる。
そんな郷愁感に囚われた彼は、そのゲームを買うことにした。例え、詐欺や駄作の類だったとしてもUMANのネタになればそれでいいかという気持ちだった。
ネット情報から、その個人ブログにアクセスし、ゲームを購入した。
◇ ◇ ◇
一週間後、彼の元にゲームが届いた。視聴者にはゲームを購入したことを雑談動画で伝えたところ、ゲーム実況してくれとの声が上がった。彼としてもその方が面白いかなという気持ちだった。
生配信も考えたが、初期の雑魚キャラに瞬殺されるような素人プレイはしたくない。昔の勘を取り戻すため、試しの一時間ゲームをしてみることにした。
「FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
定期的となった動画のアップも忘れ、彼は三日間ゲームをし続けた。視聴者からは心配の声や友人からの電話も来たのだが、彼に届くことがなかった。
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