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北の大地にて
01 不和ミドリの卒業
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11月某日、北海道。
黒部フネは高級ホテルの温かい一室で、出来立てホカホカのホットケーキを目の前にしていた。北海道の牛乳から作られたソフトクリームを上からかけ、さらにハチミツを弧を描くようにかける。
大きく切り取った、それを一口含む。
「ん~、甘すぎでしょう!」
クールキャラで通しているはずの黒部フネも、その圧倒的甘さに頬を崩さずにはいられなかった。バタバタと上下する足で、いかにホットケーキに感動しているのかが分かる。
「ねえ、セリカ! 貴女も一口どう?」
セリカ――そう呼ばれた金髪のメイドは表情を変えずに淡々を答える。
「いいえ。私は結構です」
「いや、食べなさい。私はこの感動を誰かと分かち合いたい気分です」
それでも頑として口を開こうとしないセリカに黒部フネはため息をつく。
「仕方がないわね。セリカ、命令です。このふわふわホットケーキを一口食べなさい」
「……お嬢様。ホットケーキ一つでメイドに命令するものではありません」
「甘いわ。貴女、このホットケーキよりも甘い考えよ」
「はい?」
セリカは首を傾げて主人の言葉の意味を問う。
「このホットケーキの味を知らないってことは、人生の半分を損していることと同じなのよ」
「お嬢様、それはさすがに言葉が過ぎるのでは?」
「私はそう思ったわ。だから、私は人として――そう人としてこのホットケーキの味を知らないといけないと確信しているし、それを食べられる機会があるというのに、まさかその権利を放棄することは、即ち己の人生に対する冒涜と捉えてもおかしくないのよ!」
セリカは思った。
我が主人はホット―ケーキに魂を売ったのではないのかと。
食べてしまうと、主人の後追いになるのではないだろうか?
「だから、このホットケーキのは人として生まれた以上食べるべきものなのよ!」
「ですが、私はメイドでありますから――」
「はい、あーん」
「あ、あーん」
目の前に突き付けられたセリカは、勢いのままホットケーキを口にする。
そして、幼子のように目をキラキラと輝かせる。
「!!! 美味しいですね」
「そうなの、美味しいのよ。これは奇跡ね、後でシェフを呼びなさい。私が直々に褒めてあげるから」
「判りました、お嬢様」
高飛車と言える指示を素直に受け取るセリカ。
彼女もまた、ホット―ケーキの魔力に毒されてしまったようだ。
「――そう言えば、新しいスポンサーは次の金曜日に来る予定よね。来客リストを見せてくれないかしら?」
「はい。どうぞ」
セリカから渡されたiPadを黒部フネはじっくりを読む。
「お嬢様。お爺様から伝言を預かっております。そろそろチーム名を決めて欲しいと」
「お爺様には次の金曜日には決まると伝えておいて」
「金曜日ですか?」
「多分だけれど。でも、彼女と会わずして名前を決めるのは間違えている気がするの」
黒部フネはiPadをセリカに渡す。
「どうやら彼女も近くのホテルに泊まる予定だから、迎えに言ってちょうだい。貴女も特別待遇してあげたいでしょう」
iPadには金曜日に御もてなしするスポンサー、その中には『MARS』の名前もあり、同伴者に『金原優子』と記載されていた。
「ミドリも喜ぶわね」
「はい」
◇ ◇ ◇
10月某日、東京。
この日アイドルグループ『エンジェリング』のメンバー、不破ミドリの卒業が決まった。
「ねえ、リーダー! 待ってよ!」
大手芸能事務所『MARS』のビルから外に出ていく一人の少女。
アイドルグループ『エンジェリング』のリーダー、金原優子。金髪の長い髪を揺らしながら、カツカツを歩いていた。
「……どうしたんですか、#茜__アカネ__さん#?」
「どうしたじゃない! リーダーは知ってたの? ミドリが『エンジェリング』を辞めることを!」
「アハハ、違いますよ~。ミドリちゃん卒業したんですよ」
「同じじゃない!」
大きな声で訴える土屋茜――不和ミドリ、金原優子と同じ『エンジェリング』のメンバーである。
次の仕事を控えていた金原優子は、土屋茜にこの後の用事を尋ね――スケジュール的に余裕があったので次の仕事先に向かう車に彼女を乗車させた。
「……それで、さっきの質問ですが、答えは知ってました」
「やっぱり! 佐山さんから説明されても貴女だけいつもと同じだったから、おかしいと思ったのよ!」
不和ミドリの脱退は、昨日の午後に社長である佐山雄一に知らされたばかりだった。
その知らせに、他のメンバーは呆然、動揺していたが、金原優子だけは「そうですか」と淡々と答えていた。
「そういう茜さんも、じゃないですか~」
「はあ?」
猫なで声に土屋茜は目を細くする。
「だって。私が動揺していない様子を見ることが出来た余裕があったわけですから。茜さんも、知っていたんじゃないですか?」
「……私はこの世界長いから、他の子よりも経験があるのよ」
「さすが、名子役のリンゴちゃんですね」
「昔の話は辞めなさい」
土屋茜にとって黒歴史ともいえる常套句のネタだったのだが、このときばかりは彼女はそっぽを向かなかった。
「どうして止めなかったの?」
「一身上の都合――そう、佐山さんは話していたじゃないですか」
「私たちに挨拶なしに、それはおかしいわよ。彼女に何かあったんじゃないの」
「何かって、何ですか?」
金原優子の質問に、土屋茜は急にしどろもどろになり、恥ずかしそうに答える。
「それは――、その、刑事ドラマみたいな、感じの……の?」
「どうして疑問形なんですか? え、すいません、真面目な話で良いんですよね?」
「真面目な話よ!」
怒鳴る土屋茜。
どうして刑事ドラマが大好きなことが羞恥につながるのか、金原優子には理解出来なく、なので怒鳴られた理由についても見当がつかなかった。
それよりも不和ミドリの脱退について話を進めたほうが建設的だと判断し、話を進める。怒鳴られた理由については、後で他のメンバーに訊くことにする。
「――実は、ミドリさんから『エンジェリング』を脱退したいと相談を受けていたんです、私」
「そうなの!?」
「はい。電話越しだったんですが、そのときも一身上の都合だと言われていました。何か力になれることはないかと言いましたが『大丈夫』だと言われていました」
「……そっか。リーダーには、話していたんだ」
少し気が落ち着いた土屋茜は、自分の喉が渇いていることに気付き、常備していたペットボトルのお茶を一口飲む。
「茜さん、ミドリさんとそこまで仲が良いとは思いませんでした」
「え? いや。仲間として心配するのは当たり前でしょ」
「――そうですか、仲間として当たり前ですか」
何か感じるものがあったのか、金原優子は土屋茜の言葉を繰り返す。
まるで何か間違ったことをして、それを教訓として覚えようとしているようだった。
少し悩む素振りを見せ、いつもの顔に戻る。
「――ちょっと、電話いいですか?」
「ああ、いいよ」
様子がおかしいのは土屋茜にも分かったが、それは些細なものだった。錯覚程度のものではあったし、電話が終わってから訊いてもいいだろうと判断した。
だが、その必要はなかった。
電話を終えた金原優子は土屋茜に、一緒に不和ミドリのところまで来てくれないかと誘ったのだ。
「社長からもOKを貰うことが出来ました。来月、北海道です」
「北海道? え、ミドリは北海道にいるの?」
「恐らく、です。ですが、そこにいる可能性が一番高いんです」
「待って。話が追いつかない」
「詳し話はまた後日、お願いします。もう、現場に着きましたので」
金原優子は車から降り、マネージャーに土屋茜を会社に送り届けるように命令する。
車の窓から聞こえてくる土屋茜の声を黙殺しながら、金原優子は佐山雄一との会話を思い出していた。
※ ※ ※
公開情報、一部抜粋
黒部フネと不和ミドリは感性の違いにより衝突した時期がある。
漫画はどのような場面で盛り上がるかという些細な談笑で終わるはずだったそれは、いつの間にか商業的面が優先されるべきか、作品としての個の世界感と完成度が優先されるべきかで話は真っ向に割れた。
論争はその日だけで終わらず、三日は続いた。四日後、結論は終ぞ出ることはなかったが、互いの主張が折れないことを知った二人は矛を収めることにした。
それ以降、二人は名前で呼び合うよう仲になる。
黒部フネは高級ホテルの温かい一室で、出来立てホカホカのホットケーキを目の前にしていた。北海道の牛乳から作られたソフトクリームを上からかけ、さらにハチミツを弧を描くようにかける。
大きく切り取った、それを一口含む。
「ん~、甘すぎでしょう!」
クールキャラで通しているはずの黒部フネも、その圧倒的甘さに頬を崩さずにはいられなかった。バタバタと上下する足で、いかにホットケーキに感動しているのかが分かる。
「ねえ、セリカ! 貴女も一口どう?」
セリカ――そう呼ばれた金髪のメイドは表情を変えずに淡々を答える。
「いいえ。私は結構です」
「いや、食べなさい。私はこの感動を誰かと分かち合いたい気分です」
それでも頑として口を開こうとしないセリカに黒部フネはため息をつく。
「仕方がないわね。セリカ、命令です。このふわふわホットケーキを一口食べなさい」
「……お嬢様。ホットケーキ一つでメイドに命令するものではありません」
「甘いわ。貴女、このホットケーキよりも甘い考えよ」
「はい?」
セリカは首を傾げて主人の言葉の意味を問う。
「このホットケーキの味を知らないってことは、人生の半分を損していることと同じなのよ」
「お嬢様、それはさすがに言葉が過ぎるのでは?」
「私はそう思ったわ。だから、私は人として――そう人としてこのホットケーキの味を知らないといけないと確信しているし、それを食べられる機会があるというのに、まさかその権利を放棄することは、即ち己の人生に対する冒涜と捉えてもおかしくないのよ!」
セリカは思った。
我が主人はホット―ケーキに魂を売ったのではないのかと。
食べてしまうと、主人の後追いになるのではないだろうか?
「だから、このホットケーキのは人として生まれた以上食べるべきものなのよ!」
「ですが、私はメイドでありますから――」
「はい、あーん」
「あ、あーん」
目の前に突き付けられたセリカは、勢いのままホットケーキを口にする。
そして、幼子のように目をキラキラと輝かせる。
「!!! 美味しいですね」
「そうなの、美味しいのよ。これは奇跡ね、後でシェフを呼びなさい。私が直々に褒めてあげるから」
「判りました、お嬢様」
高飛車と言える指示を素直に受け取るセリカ。
彼女もまた、ホット―ケーキの魔力に毒されてしまったようだ。
「――そう言えば、新しいスポンサーは次の金曜日に来る予定よね。来客リストを見せてくれないかしら?」
「はい。どうぞ」
セリカから渡されたiPadを黒部フネはじっくりを読む。
「お嬢様。お爺様から伝言を預かっております。そろそろチーム名を決めて欲しいと」
「お爺様には次の金曜日には決まると伝えておいて」
「金曜日ですか?」
「多分だけれど。でも、彼女と会わずして名前を決めるのは間違えている気がするの」
黒部フネはiPadをセリカに渡す。
「どうやら彼女も近くのホテルに泊まる予定だから、迎えに言ってちょうだい。貴女も特別待遇してあげたいでしょう」
iPadには金曜日に御もてなしするスポンサー、その中には『MARS』の名前もあり、同伴者に『金原優子』と記載されていた。
「ミドリも喜ぶわね」
「はい」
◇ ◇ ◇
10月某日、東京。
この日アイドルグループ『エンジェリング』のメンバー、不破ミドリの卒業が決まった。
「ねえ、リーダー! 待ってよ!」
大手芸能事務所『MARS』のビルから外に出ていく一人の少女。
アイドルグループ『エンジェリング』のリーダー、金原優子。金髪の長い髪を揺らしながら、カツカツを歩いていた。
「……どうしたんですか、#茜__アカネ__さん#?」
「どうしたじゃない! リーダーは知ってたの? ミドリが『エンジェリング』を辞めることを!」
「アハハ、違いますよ~。ミドリちゃん卒業したんですよ」
「同じじゃない!」
大きな声で訴える土屋茜――不和ミドリ、金原優子と同じ『エンジェリング』のメンバーである。
次の仕事を控えていた金原優子は、土屋茜にこの後の用事を尋ね――スケジュール的に余裕があったので次の仕事先に向かう車に彼女を乗車させた。
「……それで、さっきの質問ですが、答えは知ってました」
「やっぱり! 佐山さんから説明されても貴女だけいつもと同じだったから、おかしいと思ったのよ!」
不和ミドリの脱退は、昨日の午後に社長である佐山雄一に知らされたばかりだった。
その知らせに、他のメンバーは呆然、動揺していたが、金原優子だけは「そうですか」と淡々と答えていた。
「そういう茜さんも、じゃないですか~」
「はあ?」
猫なで声に土屋茜は目を細くする。
「だって。私が動揺していない様子を見ることが出来た余裕があったわけですから。茜さんも、知っていたんじゃないですか?」
「……私はこの世界長いから、他の子よりも経験があるのよ」
「さすが、名子役のリンゴちゃんですね」
「昔の話は辞めなさい」
土屋茜にとって黒歴史ともいえる常套句のネタだったのだが、このときばかりは彼女はそっぽを向かなかった。
「どうして止めなかったの?」
「一身上の都合――そう、佐山さんは話していたじゃないですか」
「私たちに挨拶なしに、それはおかしいわよ。彼女に何かあったんじゃないの」
「何かって、何ですか?」
金原優子の質問に、土屋茜は急にしどろもどろになり、恥ずかしそうに答える。
「それは――、その、刑事ドラマみたいな、感じの……の?」
「どうして疑問形なんですか? え、すいません、真面目な話で良いんですよね?」
「真面目な話よ!」
怒鳴る土屋茜。
どうして刑事ドラマが大好きなことが羞恥につながるのか、金原優子には理解出来なく、なので怒鳴られた理由についても見当がつかなかった。
それよりも不和ミドリの脱退について話を進めたほうが建設的だと判断し、話を進める。怒鳴られた理由については、後で他のメンバーに訊くことにする。
「――実は、ミドリさんから『エンジェリング』を脱退したいと相談を受けていたんです、私」
「そうなの!?」
「はい。電話越しだったんですが、そのときも一身上の都合だと言われていました。何か力になれることはないかと言いましたが『大丈夫』だと言われていました」
「……そっか。リーダーには、話していたんだ」
少し気が落ち着いた土屋茜は、自分の喉が渇いていることに気付き、常備していたペットボトルのお茶を一口飲む。
「茜さん、ミドリさんとそこまで仲が良いとは思いませんでした」
「え? いや。仲間として心配するのは当たり前でしょ」
「――そうですか、仲間として当たり前ですか」
何か感じるものがあったのか、金原優子は土屋茜の言葉を繰り返す。
まるで何か間違ったことをして、それを教訓として覚えようとしているようだった。
少し悩む素振りを見せ、いつもの顔に戻る。
「――ちょっと、電話いいですか?」
「ああ、いいよ」
様子がおかしいのは土屋茜にも分かったが、それは些細なものだった。錯覚程度のものではあったし、電話が終わってから訊いてもいいだろうと判断した。
だが、その必要はなかった。
電話を終えた金原優子は土屋茜に、一緒に不和ミドリのところまで来てくれないかと誘ったのだ。
「社長からもOKを貰うことが出来ました。来月、北海道です」
「北海道? え、ミドリは北海道にいるの?」
「恐らく、です。ですが、そこにいる可能性が一番高いんです」
「待って。話が追いつかない」
「詳し話はまた後日、お願いします。もう、現場に着きましたので」
金原優子は車から降り、マネージャーに土屋茜を会社に送り届けるように命令する。
車の窓から聞こえてくる土屋茜の声を黙殺しながら、金原優子は佐山雄一との会話を思い出していた。
※ ※ ※
公開情報、一部抜粋
黒部フネと不和ミドリは感性の違いにより衝突した時期がある。
漫画はどのような場面で盛り上がるかという些細な談笑で終わるはずだったそれは、いつの間にか商業的面が優先されるべきか、作品としての個の世界感と完成度が優先されるべきかで話は真っ向に割れた。
論争はその日だけで終わらず、三日は続いた。四日後、結論は終ぞ出ることはなかったが、互いの主張が折れないことを知った二人は矛を収めることにした。
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