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俺が終わりにしなくちゃ……
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(ごめん、東谷……)
これから三年前のようにもう一度、東谷を傷つけることに、俺はどうしようもなく胸が締め付けられた。
許されるはずもない恋をして、思わせぶりな態度をとって。
こんな風に東谷から手を差し出させるように、仕向けた俺がいけないんだと自分に言い聞かせた。
(俺が……俺が終わりにしなくちゃ……)
俺は東谷から差し出された手を跳ね除けるように、手の甲で勢いよく叩いた。
「勇利先輩……」
叩かれた手を見つめ、驚いた表情していた東谷がすぐに眉を下げ、淋しそうな目で俺を見つめてきた。
(そんな目で俺を見ないでくれ……)
決意が鈍りそうになる自分を、俺は奮い立たせるように東谷を睨みつけた。
「いいかげんにしろ。アルファのくせに、一回寝たくらいで勘違いするな。はっきり言って迷惑だ。俺の番は将人……玉木将人だ」
「……。体調があんなに悪そうな勇利先輩を一人にして、蔑むようなことを言う人を番として愛しているとでも、勇利先輩はおっしゃるんですか?」
(やっぱり、昨日のは偶然じゃなかったのか……)
俺は呆れたようにわざと大きめな溜め息をつくと、会議室内に置かれた長机へ手を着いて、身体を寄り掛からせた。
「なんだ。昨日、俺のことずっとつけてたのか? でも、ホテルに入るときも出るときも、俺一人だったはずだけど? どうして番が将人だってわかったんだ?」
「……。たしかに玉木さんの姿は見ていなかったんですが……。さっき、俺と会ったことを『昨日』話したと言っていたので……」
これから三年前のようにもう一度、東谷を傷つけることに、俺はどうしようもなく胸が締め付けられた。
許されるはずもない恋をして、思わせぶりな態度をとって。
こんな風に東谷から手を差し出させるように、仕向けた俺がいけないんだと自分に言い聞かせた。
(俺が……俺が終わりにしなくちゃ……)
俺は東谷から差し出された手を跳ね除けるように、手の甲で勢いよく叩いた。
「勇利先輩……」
叩かれた手を見つめ、驚いた表情していた東谷がすぐに眉を下げ、淋しそうな目で俺を見つめてきた。
(そんな目で俺を見ないでくれ……)
決意が鈍りそうになる自分を、俺は奮い立たせるように東谷を睨みつけた。
「いいかげんにしろ。アルファのくせに、一回寝たくらいで勘違いするな。はっきり言って迷惑だ。俺の番は将人……玉木将人だ」
「……。体調があんなに悪そうな勇利先輩を一人にして、蔑むようなことを言う人を番として愛しているとでも、勇利先輩はおっしゃるんですか?」
(やっぱり、昨日のは偶然じゃなかったのか……)
俺は呆れたようにわざと大きめな溜め息をつくと、会議室内に置かれた長机へ手を着いて、身体を寄り掛からせた。
「なんだ。昨日、俺のことずっとつけてたのか? でも、ホテルに入るときも出るときも、俺一人だったはずだけど? どうして番が将人だってわかったんだ?」
「……。たしかに玉木さんの姿は見ていなかったんですが……。さっき、俺と会ったことを『昨日』話したと言っていたので……」
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