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異世界"イルト" ~赤の領域~
29.十三魔将 ~舞踊千刃シェスパー~
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メルカンデュラの奥は、高低差の激しい岩場が広がる空間になっていた。地面には各所に間欠泉の様な穴が点在しており、腐った卵に似た臭気を発している。恐らく、硫黄ガスが噴き出しているのだろう。
クウとフェナは物陰に隠れながら──岩場を徘徊している、数人の黒い騎士達を見つめている。
「──いたわね。あいつらは恐らく見張り役よ。奥の方に、捕らえた捕虜達がいるかも知れない。きっとあいつら、輸送用の黒馬車が到着するのを待っているのね」
「黒馬車……何度か見た事あるよ」
ノームの村でジョンラス達を助けた事を、クウは思い出した。
「以前はソウに戦闘を任せっきりだったけど、今回は指を咥えて見てるつもりは無いよ。──やろう、フェナ」
「ええ。向こうの人数は……5匹ね。私が3匹、クウが2匹。これでどう?」
「数え方の単位に違和感あるけど、いいよ」
クウとフェナは互いに視線を交わし、息の合った動きで飛び出した。
黒い騎士達は飛び出したクウ達に反応し、反射的に剣を抜く。しかしクウ達の動きの方が確実に速く、騎士達は瞬く間に二人に斬り倒されてしまった。
「うぐっ……。何だ、てめえら……!?」
即死を免れたらしい騎士の一人が、怯えた視線でクウとフェナを見る。フェナは素早い動きで、生きていた騎士の胸元にのしかかると、喉元に剣を当てがう。
「ひっ──!」
「教えて頂戴。──この奥には何があるの?」
「こ、この奥には……俺ら"黒の騎士団"の野営地がある。……ドワーフ共と、手傷を負った"白の騎士団"の探すために敷設された野営地だ……!」
「あら、つまりドワーフも白の騎士団も──あんた達の手には落ちていないという事なのね。──クウ、吉報だわ。私達、間に合ったみたいよ」
フェナは騎士の動きをのしかかりで封じたまま、クウの方を振り向いて話す。
「あなたは親切ね。もっと、ご厚意に甘えたくなっちゃうわ。──他には何か教えてくれる事、無いかしら?」
「は、話す! 待ってくれ! ──俺達がここに来た時、もう村は蛻の殻だった。ドワーフ共は恐らく、既に何らかの襲撃を受けてたらしい……。何処に消えやがったかは、分からねえ」
「そうなのね。それじゃ、"白の騎士団"は?」
「こ、この奥にいるかも知れねえ……。今はもう、殆ど砂嵐に覆い隠されてるだろうが、俺らが来てすぐの時には、足跡や血痕がはっきり見えてた。そいつは、この奥の方に続いてたんだ。そいつらの方も、何処にいるのかまでは知らねえ……。俺に分かる事はこれが全部だ。……誓うよ」
「ふうん。教えてくれてありがとう、ふふっ」
フェナはすっと立ち上がり、騎士の身体を自由にして、不用意に背を向ける。
「──へっ、隙だらけだ」
騎士は自由になった途端、近場に転がっていた剣を手に取り、フェナに向かって構える。
「──"シェスパー"様への手土産にしてやるぜ! 死ね、バカ女!」
騎士が、剣をフェナの背に刺突を見舞う。しかし、剣は何かに弾かれ、何もない方向に弧を描いて飛ばされていった。
騎士は驚いてクウを見る。クウの手元から伸びた半透明な刃が、騎士の攻撃を阻止したのだった。
「なっ……何だその剣は……!? ──ぐあっ!」
騎士の下腹部、甲冑の隙間に剣が突き刺さる。フェナが背を向けたまま、持っていた剣を槍の様に後方へ投げたのだ。
騎士はその場に崩れ落ち、もう動く事は無かった。クウは例によって、騎士の骸に手を合わせて、一礼を行う。
「……クウ、今のこいつの言葉を聞いたわね? こいつらの指揮官は、"舞踊千刃シェスパー"よ」
「もしかして、それは"十三魔将"の名前?」
「そうよ。十三魔将の中でも得体の知れない奴で、夥しい数の刃物と、正体不明の奇術を使うらしいわ。──"輪"に関する情報も不明。正直言って、かなり出会いたくない相手よ」
「でも、放っておいたらドワーフ達や白の騎士団達が危ない」
「そうね。──用心しながら、行かなきゃ」
クウとフェナが岩場を更に奥へ進むと、かなり開けた場所に出た。
一見すると、製鉄所の様にも見える。縦横無尽に張り巡らされた鉄製の足場。鋸や金槌などが散乱した工房の様な施設。休憩スペースらしき一角には、酒の匂いが立ち込める酒樽や瓶が無造作に転がっている。
酒の瓶には手付かずの物もあるが、飲みかけのまま放置されているらしいものも見受けられる。休憩の最中、何か予期せぬ出来事が起こり、飲酒を突然中断したものと思われた。
「ここは……」
「ドワーフの製鉄所、かしらね。──クウ、隠れて」
フェナは何かに気付き、クウの手を引っ張ると、近い位置に立っていた鉄の柱の裏側に身を隠した。すぐに空中を見つめるフェナ。クウも、その視線の先を追った。
空中に、何者かが浮いている。
何者かは、地上から数メートル上空の、何も無い上空にふわふわと浮遊していた。どういう理屈か定かでは無いが、その人物は重力の影響を無視するかの様に自在に空中を移動している。
その人物は周囲を上空から観察し、それを一通り終えると、ゆっくり地上に降り立った。
「──シェスパー様!」
クウ達のいる位置とは真逆の方向から、黒の騎士達が慌てた様子で飛び出してくる。浮遊を終えた怪人物──シェスパーと呼ばれたその人物を中心に、黒の騎士達が整列した。
シェスパーは、シルクハットの様な帽子を被り、笑い顔の白い仮面を装着していた。服は革製らしき漆黒のロングコートを着ており、両手足には手袋やブーツも装備している。全身、黒尽くめである。
「……ドワーフ共、そして私が追い詰めた"大盾のドルス"、及び白の騎士団達は見つかりましたかねえ?」
「はっ、シェスパー様! ……目下の所、捜索中でございます」
黒の騎士達の一人が、改まった態度で答える。
シェスパーの背丈は低く、騎士達より頭一つ分ほど小さい。それでも騎士達の表情は一人残らず、シェスパーに対する緊張感に満ちていた。見かけ以上に、恐ろしい人物らしい。
「妙ですねえ。ここへ至って尚、連中の姿は全く確認出来ませんでしたねえ。──ここの奥はもう硫黄の街"メルカンデュラ"ではなく、"ガガランダ鉱山"の一部に当たるのですがねえ」
「はっ。まさしく仰る通りであります。──村の内部はくまなく捜索致しましたが、やはり何処にも奴らの姿はありませんでした」
「それは私が思うに……君達の視野が狭すぎる所為なのでは、と思うのですがねえ」
騎士達が、びくんと肩を震わせる。
「視界を広げるのは重要な事ですねえ。普段は見えない物も、角度を変えれば気付く事も多々ありますからねえ。例えば、鳥の様に空から真下を見下ろす様な視点、などですねえ。──ねえ君、分かりますかねえ」
「はっ! わ、私でございますか……」
シェスパーに横目で見られた騎士が、ガタガタと甲冑を震わせる。
「ほうほう、私の言う意味が分からないのですね? 宜しい。君には特別に、身をもって体験させてあげましょうかねえ」
「なっ……! お、お待ち下さい! シェスパー様! うわ──」
シェスパーは人差し指で、自分の真上を指差す。すると驚く事に、今しがた答えた騎士の身体が、ふわりと宙に浮き上がったのである。
「ほら、周りを良くご覧なさい。その節穴の目でも、何か有益な発見が出来る可能性はありますからねえ。何が見えるか、そこから言うといいですねえ」
「わああ──! シェスパー様! お、お許し下さい!」
「言う事は、それだけですかねえ? ならば、もう結構ですねえ」
空中で手足をばたつかせていた騎士の身体に──急に正常な重力が作用した。騎士は悲鳴を上げながら、シェスパーのすぐ後ろに轟音を立てて落下する。
周りの騎士がざわざわと騒ぎ出す。落下し、動かなくなった騎士の身体を中心に──赤黒い血溜まりが広がった。
クウとフェナは物陰に隠れながら──岩場を徘徊している、数人の黒い騎士達を見つめている。
「──いたわね。あいつらは恐らく見張り役よ。奥の方に、捕らえた捕虜達がいるかも知れない。きっとあいつら、輸送用の黒馬車が到着するのを待っているのね」
「黒馬車……何度か見た事あるよ」
ノームの村でジョンラス達を助けた事を、クウは思い出した。
「以前はソウに戦闘を任せっきりだったけど、今回は指を咥えて見てるつもりは無いよ。──やろう、フェナ」
「ええ。向こうの人数は……5匹ね。私が3匹、クウが2匹。これでどう?」
「数え方の単位に違和感あるけど、いいよ」
クウとフェナは互いに視線を交わし、息の合った動きで飛び出した。
黒い騎士達は飛び出したクウ達に反応し、反射的に剣を抜く。しかしクウ達の動きの方が確実に速く、騎士達は瞬く間に二人に斬り倒されてしまった。
「うぐっ……。何だ、てめえら……!?」
即死を免れたらしい騎士の一人が、怯えた視線でクウとフェナを見る。フェナは素早い動きで、生きていた騎士の胸元にのしかかると、喉元に剣を当てがう。
「ひっ──!」
「教えて頂戴。──この奥には何があるの?」
「こ、この奥には……俺ら"黒の騎士団"の野営地がある。……ドワーフ共と、手傷を負った"白の騎士団"の探すために敷設された野営地だ……!」
「あら、つまりドワーフも白の騎士団も──あんた達の手には落ちていないという事なのね。──クウ、吉報だわ。私達、間に合ったみたいよ」
フェナは騎士の動きをのしかかりで封じたまま、クウの方を振り向いて話す。
「あなたは親切ね。もっと、ご厚意に甘えたくなっちゃうわ。──他には何か教えてくれる事、無いかしら?」
「は、話す! 待ってくれ! ──俺達がここに来た時、もう村は蛻の殻だった。ドワーフ共は恐らく、既に何らかの襲撃を受けてたらしい……。何処に消えやがったかは、分からねえ」
「そうなのね。それじゃ、"白の騎士団"は?」
「こ、この奥にいるかも知れねえ……。今はもう、殆ど砂嵐に覆い隠されてるだろうが、俺らが来てすぐの時には、足跡や血痕がはっきり見えてた。そいつは、この奥の方に続いてたんだ。そいつらの方も、何処にいるのかまでは知らねえ……。俺に分かる事はこれが全部だ。……誓うよ」
「ふうん。教えてくれてありがとう、ふふっ」
フェナはすっと立ち上がり、騎士の身体を自由にして、不用意に背を向ける。
「──へっ、隙だらけだ」
騎士は自由になった途端、近場に転がっていた剣を手に取り、フェナに向かって構える。
「──"シェスパー"様への手土産にしてやるぜ! 死ね、バカ女!」
騎士が、剣をフェナの背に刺突を見舞う。しかし、剣は何かに弾かれ、何もない方向に弧を描いて飛ばされていった。
騎士は驚いてクウを見る。クウの手元から伸びた半透明な刃が、騎士の攻撃を阻止したのだった。
「なっ……何だその剣は……!? ──ぐあっ!」
騎士の下腹部、甲冑の隙間に剣が突き刺さる。フェナが背を向けたまま、持っていた剣を槍の様に後方へ投げたのだ。
騎士はその場に崩れ落ち、もう動く事は無かった。クウは例によって、騎士の骸に手を合わせて、一礼を行う。
「……クウ、今のこいつの言葉を聞いたわね? こいつらの指揮官は、"舞踊千刃シェスパー"よ」
「もしかして、それは"十三魔将"の名前?」
「そうよ。十三魔将の中でも得体の知れない奴で、夥しい数の刃物と、正体不明の奇術を使うらしいわ。──"輪"に関する情報も不明。正直言って、かなり出会いたくない相手よ」
「でも、放っておいたらドワーフ達や白の騎士団達が危ない」
「そうね。──用心しながら、行かなきゃ」
クウとフェナが岩場を更に奥へ進むと、かなり開けた場所に出た。
一見すると、製鉄所の様にも見える。縦横無尽に張り巡らされた鉄製の足場。鋸や金槌などが散乱した工房の様な施設。休憩スペースらしき一角には、酒の匂いが立ち込める酒樽や瓶が無造作に転がっている。
酒の瓶には手付かずの物もあるが、飲みかけのまま放置されているらしいものも見受けられる。休憩の最中、何か予期せぬ出来事が起こり、飲酒を突然中断したものと思われた。
「ここは……」
「ドワーフの製鉄所、かしらね。──クウ、隠れて」
フェナは何かに気付き、クウの手を引っ張ると、近い位置に立っていた鉄の柱の裏側に身を隠した。すぐに空中を見つめるフェナ。クウも、その視線の先を追った。
空中に、何者かが浮いている。
何者かは、地上から数メートル上空の、何も無い上空にふわふわと浮遊していた。どういう理屈か定かでは無いが、その人物は重力の影響を無視するかの様に自在に空中を移動している。
その人物は周囲を上空から観察し、それを一通り終えると、ゆっくり地上に降り立った。
「──シェスパー様!」
クウ達のいる位置とは真逆の方向から、黒の騎士達が慌てた様子で飛び出してくる。浮遊を終えた怪人物──シェスパーと呼ばれたその人物を中心に、黒の騎士達が整列した。
シェスパーは、シルクハットの様な帽子を被り、笑い顔の白い仮面を装着していた。服は革製らしき漆黒のロングコートを着ており、両手足には手袋やブーツも装備している。全身、黒尽くめである。
「……ドワーフ共、そして私が追い詰めた"大盾のドルス"、及び白の騎士団達は見つかりましたかねえ?」
「はっ、シェスパー様! ……目下の所、捜索中でございます」
黒の騎士達の一人が、改まった態度で答える。
シェスパーの背丈は低く、騎士達より頭一つ分ほど小さい。それでも騎士達の表情は一人残らず、シェスパーに対する緊張感に満ちていた。見かけ以上に、恐ろしい人物らしい。
「妙ですねえ。ここへ至って尚、連中の姿は全く確認出来ませんでしたねえ。──ここの奥はもう硫黄の街"メルカンデュラ"ではなく、"ガガランダ鉱山"の一部に当たるのですがねえ」
「はっ。まさしく仰る通りであります。──村の内部はくまなく捜索致しましたが、やはり何処にも奴らの姿はありませんでした」
「それは私が思うに……君達の視野が狭すぎる所為なのでは、と思うのですがねえ」
騎士達が、びくんと肩を震わせる。
「視界を広げるのは重要な事ですねえ。普段は見えない物も、角度を変えれば気付く事も多々ありますからねえ。例えば、鳥の様に空から真下を見下ろす様な視点、などですねえ。──ねえ君、分かりますかねえ」
「はっ! わ、私でございますか……」
シェスパーに横目で見られた騎士が、ガタガタと甲冑を震わせる。
「ほうほう、私の言う意味が分からないのですね? 宜しい。君には特別に、身をもって体験させてあげましょうかねえ」
「なっ……! お、お待ち下さい! シェスパー様! うわ──」
シェスパーは人差し指で、自分の真上を指差す。すると驚く事に、今しがた答えた騎士の身体が、ふわりと宙に浮き上がったのである。
「ほら、周りを良くご覧なさい。その節穴の目でも、何か有益な発見が出来る可能性はありますからねえ。何が見えるか、そこから言うといいですねえ」
「わああ──! シェスパー様! お、お許し下さい!」
「言う事は、それだけですかねえ? ならば、もう結構ですねえ」
空中で手足をばたつかせていた騎士の身体に──急に正常な重力が作用した。騎士は悲鳴を上げながら、シェスパーのすぐ後ろに轟音を立てて落下する。
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