【異世界転生】それじゃよろしく〜…じゃねぇよ！

第2話【転生】

暗い…どこだここは

なんでこんな所に居るんだ…

そうだ、あの変な奴に絡まれていたら

うわっ、なんだやめろ

怖い 怖い 怖い

「ぎゃあーーー」

 ーその頃ー

お腹をさすりながら女性が呟く

「あー、やっと貴方に会えるのね」

それを優しい目をしながら男性が答える

「そうだね、オリヴィア」

とても暖かい家族の風景がそこにはあった

「ご歓談中失礼致します。旦那様、ルルの迷宮入り口付近で下級モンスターが大量発生していると報告を受けました。どうなさいますか？」

「そうだな、スタンピードが起きたらまずい。  冒険者ギルドに緊急依頼を出して集まり次第、討伐しよう」

「承知致しました。」

ー冒頭に戻るー

「ぎゃあーーー」

助けて

どういう状況なんだ、誰か説明してくれ頼む！

パチン

「説明しよう！君は今、転生に成功したんだ」

「うわーー
 もう終わりだ、死ぬんだ僕はもう死ぬんだぁぁ」

「うるさいなぁ、話を聞いてよ！」

「あーー、お前どういう事だこれは」

「説明したのに、もう1回言うから今度はちゃんと聞いてね？」

「君は今、転生に成功したんだよ！おめでとー」

「転生？成功？」

「そだよー、君は今…レッサーゴブリンに転生したんだよ」

「レッサーゴブリン？」

「うん、これ以上説明するのも面倒いから【鑑定】のスキルあげるね、自分で確認してね～」

「今回だけだからね」

「ありがとう？なのか、これは」

「じゃ、僕はそろそろ行くから時間も動かすね」

「ちょっと待て」

「あーあー聞こえなーい。じゃあね～」