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9.夢
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ばっ
俺は、汗だくで身体を起こした。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
あれ?
気づけば、俺は見慣れたベッドの上にいた。
なんだ、夢だったのかよ。
さすがに、異世界転移とかありえないよな。
俺は、一人で苦笑する。
しかし、生々しい夢だったなぁ。
なんともない右腕をみて、ほっと胸を撫で下ろす。
それと同時に、どこか興奮が冷めやまない自分がいた。
夢の中の方が今いる現実より生きてる実感が感じられたことに不思議な違和感を覚えるのだった。
そうだ。
俺は、枕元で充電しているスマホに手を伸ばした。
せっかくだ。止血の方法を検索しておこう。
ありえないけど、もし現実にあんなことになったとき、慌てたくないからな。
えーっと、大量出血時の止血法か。
なになに、直接圧迫止血法。これだ。
出血している傷口を布などで直接強く押さえ、しばらく圧迫することで止血をおこなう、か。
さっきの場合だったら、布の服を破るか脱ぐかして、布を当てがい結ぶなりして圧迫すればよかったんだな。
分かったような分からないような浅知恵を身につける。
それにしても知識ってのは、知っているのと知っていないのとでは大違いだ。
知識欲が乏しい俺には、もう少し知識を蓄える必要がある。
そう思わされた。
そして俺は、もう一度眠りにつくのだった。
俺は、汗だくで身体を起こした。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
あれ?
気づけば、俺は見慣れたベッドの上にいた。
なんだ、夢だったのかよ。
さすがに、異世界転移とかありえないよな。
俺は、一人で苦笑する。
しかし、生々しい夢だったなぁ。
なんともない右腕をみて、ほっと胸を撫で下ろす。
それと同時に、どこか興奮が冷めやまない自分がいた。
夢の中の方が今いる現実より生きてる実感が感じられたことに不思議な違和感を覚えるのだった。
そうだ。
俺は、枕元で充電しているスマホに手を伸ばした。
せっかくだ。止血の方法を検索しておこう。
ありえないけど、もし現実にあんなことになったとき、慌てたくないからな。
えーっと、大量出血時の止血法か。
なになに、直接圧迫止血法。これだ。
出血している傷口を布などで直接強く押さえ、しばらく圧迫することで止血をおこなう、か。
さっきの場合だったら、布の服を破るか脱ぐかして、布を当てがい結ぶなりして圧迫すればよかったんだな。
分かったような分からないような浅知恵を身につける。
それにしても知識ってのは、知っているのと知っていないのとでは大違いだ。
知識欲が乏しい俺には、もう少し知識を蓄える必要がある。
そう思わされた。
そして俺は、もう一度眠りにつくのだった。
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