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第一部
8
夕刻、女子寮にて。同室者がいないこの部屋で、アリスティアは一人黙考していた。
本日、このレーヴァリウス学園に季節外れの転校生としてやって来た──わたくし、アリスティア・グライスナー。
転校初日を無事……とは言えないが終え、明日はこぞって攻略対象たちがわたくしに会いに来るかもしれない。
何せ、入学式を終えてそう時間経っていないというのに転校してきたのだ。攻略対象ではないとしても、皆の注目の的の存在。
……でもその前に出会いのイベントを済ませるのが先決。
だから今一度、攻略対象たちの簡単なプロフィールと、乙女ゲームについて軽くおさらいしましょう。
アリスティアはノートを開くと、ペンを走らせる。
この世界は『救われた世界のその先へ』という乙女ゲームが舞台である。
略称は救世。
希少な光属性を持っているヒロインが、このレーヴァリウス学園の季節外れの転校生とやって来たことから物語が始まる。
ヒロインは攻略対象と絆を深めつつ、学園生活を送るが……この物語の終盤にラスボスである魔神王が復活してしまうのだ。
ヒロインは胸の奥底に眠っていた浄化の力を使い、戦うことになる。
そして倒し、ハッピーエンドを迎えるのだ。
乙女ゲームでは珍しく、戦闘シーンが度々存在している。
バッドエンドでは攻略対象と国外逃亡や、死を迎えることも……。
流石に、死を迎えるだけは避けたいわね。
コホンと咳をすると、次は攻略対象たちのプロフィールのおさらいを始める。
まずはメインヒーローである、生徒会長のアラン・ジークフレッド。
生徒会長としては王道であり、典型的な俺様でツンデレでもある。
好きな物は甘いもので、生徒会室では珈琲を飲むのだが、自室では砂糖を入れたココアを飲むのが好き。
それをチョコレート菓子と一緒に嗜むのが、密かな楽しみであり、気分転換なのだ。
出会いの場は、学園内の中庭。
道に迷っていたヒロインの元に、気分転換にと散歩をしていたアランが現れ、職員室へ送り届けるという。
だから今日真っ先に行ったというのに、現れなかった。
けれど逆に、ディラン様に会えたからいいとしましょう。
実はとある族……牙狼の総長であるという、学園モノでは定番なものもある。
夜の王都で闘争があった時に、ヒロインがその場に現れてしまい、生徒会長としての顔と総長としての顔のアランと関わっていくことに。
魔属性はわたくしと同じく希少な光であり、同じ希少な魔属性を持っているということで必然的に関わっていくことにもなる。
次は、生徒副会長のクライヴ・バラティエ。
この方も王道であり、典型的な腹黒。
好きな物は紅茶で、生徒会室でも紅茶を嗜んでおり、様々な茶葉を取り寄せている。
出会いの場は、学園内の庭園。
金髪碧目で一見王子様なクライヴは、心が冷め切っていた。
ただ表向きの顔がよければなんだってしてくれる人達ばかりだが、クライヴの本当の顔を知ると離れてしまう。
本当の自分を受け入れてくれる人なんていないと、自己嫌悪に陥り、次第に人を信じることが出来なくなっていた。
そこでヒロインが現れ、表も裏の顔も受け入れられてクライヴはヒロインに心を寄せる。
別の王道系とは比べてこのゲームの腹黒副会長の難易度は低く、END回収は楽であった。
次は一年のエドワード・ベルリンゲル。
生徒会の書記であり、無口な子。
自らのことをエドと呼び、首には鈴がついている。
まるで猫耳のような跳ねた黒髪に金色の瞳で、見た目は黒猫という印象が強い。
好きな物は魚類で、特に秋刀魚が好き。
出会いの場は生徒会などの委員会の部屋がある四階の廊下で、膨大な書類抱えながら歩いている時、ヒロインとぶつかってしまうことが出会いとなる。
話すことが苦手で何処か浮いていたエドワードは、そんな自分のことを受け入れてくれたヒロインに出会ったことにより興味を持ち。それがきっかけで少しずつ皆と自然に言葉を交わせていけるようになるのだ。
所詮ショタ属性である彼は本当に可愛らしくて、守ってあげたくなる衝動に駆られる。
次は風紀委員長である、ディラン・ディアンヴェーダ。
冷静沈着であるが、虫嫌いな一面も。
寝起きが途轍もなく悪く、風紀委員の皆も起こすことに躊躇する程だ。
けれど、面倒見はとてもいい。
好きな物は辛いもの。
表情があまり変わらない為分かりにくいが、辛いものを食べている時の雰囲気は違うものだ。
出会いの場は、体育館裏。
見回りの時に木の下で眠っているヒロインを起こすことが、出会いとなる。
だが生徒会長の出会いの場に風紀委員長が現れた為、もしかしたら出会いの場が入れ替わっているかもしれない。
表情が変わらず、クールな人として扱われるが……それがコンプレックスとなっている。
幼い時に母親が病気で亡くなっており、それにより感情を閉ざした。
そして新たな母親となった女性に「笑わなくて気持ち悪い」と言われ、それがトラウマとなっている。
だが、どんな時もそばで笑顔を見せるヒロインと共に過ごすことにより、少しずつ笑顔を取り戻していくことになる。
次は風紀副委員長である、ジェラール・アディンセル。
菜食主義というベジタリアンで、野菜ばかりを食べている人だ。
なのでお菓子として、野菜スティックを持ち歩いている。
土佐弁を話すがそれは風紀委員メンバーの前のみで、他の人の前では標準語で話すが、たまにボロが出ることも。
出会いの場は空き教室。
生徒会に近付いたヒロインを懲らしめるために、空き教室へ連れ込む親衛隊。
暴行まで後一歩のところで、助けに入るのだ。
性格としては無計画で、ところ構わず突っ込んでいく猪突猛進。
だがそんな性格となったのは、大切な人を守るためである。
昔妹が池で溺れた時、当時の彼は体よりも頭で考えてから動く人で妹を助けることが出来ず、通りかかった使用人が咄嗟の判断で妹を助け上げたのだ。
そんなこともあり、手遅れになる前にまずは突っ込もう、後のことは後で考えればいいという猪のような人になってしまう。
ヒロインはそんな彼の身を案じて、ストッパー役となる。
そして自分が誰かを大切に思うように、自分のことを大切に思ってくれる人がいると自覚すると。
……今までは、自分がやらなきゃと思っていた。
だから考えるよりも先に、動いていた。けれど、そんな自分のことを大事に思ってくれる人がいる。傷付いてほしくないと、願ってくれる人がいる。
ならば、少しは自分の身を大事にしようと、一人で抱え込まずに周りの人と協力をするようになるのだ。
次は一年のセドリック・グレイディ。
ヒロインであるわたくしと同じクラスの子で、関わることが一番多い。
人懐っこく、転校したてのヒロインのことをクラスに馴染ませようとしてくれる人だ。
しかし────闇が深い。
昔親友に裏切られたことがあり、人間不信に陥った。
それからオカルト趣味があり、なおかつ霊感持ち。
生きている人間よりは、死んでいる人間の方が好感を持つ、そんな子である。
だが演技上手の為、ヒロイン以外はそんな彼の二面性には気付くことがない。
見た目は左目に眼帯をつけていて、両手に包帯を巻いている厨二病的なキャラでもある。
好きな物はたこ焼き。
関西弁を話すため、好きな物はたこ焼き……と安直に考えられたのだろう。
出会いの場は通学路。
猫と戯れていたところヒロインと出会い、そこから交流を深めていくのだ。
ヒロインをクラスに馴染ませようとするキャラだが、風紀委員ということもあり、毎日教室にいるわけでもないキャラである。
次は生徒会でも風紀委員でもないキャラである、一年のフレディ・ヴァーミリオン。
黒に近い青色の長めの髪を、後ろで束ねている長髪男子。
好きな食べ物は意外にも肉類であり、野菜よりは肉を食べる。
礼儀正しく、誰に対しても平等に接するが一番即死バッドエンドが多く、ある意味詐欺でもある。
出会いの場は、学園内の庭園から近い敷地にある水路。
そこで一人、本を読んでいる時にヒロインと出会う。
隠しキャラその1であり、普通に物語を進めていってしまうと攻略することは出来ない。
隠しフラグが沢山あり、それをいくつか回収するとルートが解放される。
また、フレディの好感度を上げるためには、デュオであるエリオットの友好度を上げる必要がある。
だがそのエリオットは休学中なので、先ずは外に連れ出すことから始めなくてはならない。
会いに行っても頑固拒否の姿勢をなかなか崩さなかったのが、かなり憤りを覚える。
他のシナリオでは、選択肢を選びながら文を読むだけ。
しかしこのシナリオではフレディよりも、どうエリオットを手懐けるかというものが大半だ。
それは選択肢というのがなく、自分で行動をしなくてはいけない。
なのでわたくし自身、不覚にも攻略法を見てしまったのです。
そして、最後の攻略対象、隠しキャラその2。
しかし、その隠しキャラは紅髪に金目という姿だけしか判明しておらず、名前はおろか、どう登場させるのかさえも分からない。
攻略対象のどこかにフラグやルート分岐があったのかもしれないが……攻略法を見ても彼のことは記載されておらず、どう登場させるかは不明であった。
そんな彼は、実は攻略対象ではないのではないかという話もあったのだが、パッケージにもオープニングムービーにもほんの少しだけ登場していた。
だからこそ、わたくしは攻略対象だと思っている。
逆ハーENDを達成するためには、どうにかにして見つけ出さなくては……。
なら先ずは、攻略対象達の出会いイベントを終わらせようっ!!
同室者がいないこの部屋の中でアリスティアは一人、意気込みを入れていた。
本日、このレーヴァリウス学園に季節外れの転校生としてやって来た──わたくし、アリスティア・グライスナー。
転校初日を無事……とは言えないが終え、明日はこぞって攻略対象たちがわたくしに会いに来るかもしれない。
何せ、入学式を終えてそう時間経っていないというのに転校してきたのだ。攻略対象ではないとしても、皆の注目の的の存在。
……でもその前に出会いのイベントを済ませるのが先決。
だから今一度、攻略対象たちの簡単なプロフィールと、乙女ゲームについて軽くおさらいしましょう。
アリスティアはノートを開くと、ペンを走らせる。
この世界は『救われた世界のその先へ』という乙女ゲームが舞台である。
略称は救世。
希少な光属性を持っているヒロインが、このレーヴァリウス学園の季節外れの転校生とやって来たことから物語が始まる。
ヒロインは攻略対象と絆を深めつつ、学園生活を送るが……この物語の終盤にラスボスである魔神王が復活してしまうのだ。
ヒロインは胸の奥底に眠っていた浄化の力を使い、戦うことになる。
そして倒し、ハッピーエンドを迎えるのだ。
乙女ゲームでは珍しく、戦闘シーンが度々存在している。
バッドエンドでは攻略対象と国外逃亡や、死を迎えることも……。
流石に、死を迎えるだけは避けたいわね。
コホンと咳をすると、次は攻略対象たちのプロフィールのおさらいを始める。
まずはメインヒーローである、生徒会長のアラン・ジークフレッド。
生徒会長としては王道であり、典型的な俺様でツンデレでもある。
好きな物は甘いもので、生徒会室では珈琲を飲むのだが、自室では砂糖を入れたココアを飲むのが好き。
それをチョコレート菓子と一緒に嗜むのが、密かな楽しみであり、気分転換なのだ。
出会いの場は、学園内の中庭。
道に迷っていたヒロインの元に、気分転換にと散歩をしていたアランが現れ、職員室へ送り届けるという。
だから今日真っ先に行ったというのに、現れなかった。
けれど逆に、ディラン様に会えたからいいとしましょう。
実はとある族……牙狼の総長であるという、学園モノでは定番なものもある。
夜の王都で闘争があった時に、ヒロインがその場に現れてしまい、生徒会長としての顔と総長としての顔のアランと関わっていくことに。
魔属性はわたくしと同じく希少な光であり、同じ希少な魔属性を持っているということで必然的に関わっていくことにもなる。
次は、生徒副会長のクライヴ・バラティエ。
この方も王道であり、典型的な腹黒。
好きな物は紅茶で、生徒会室でも紅茶を嗜んでおり、様々な茶葉を取り寄せている。
出会いの場は、学園内の庭園。
金髪碧目で一見王子様なクライヴは、心が冷め切っていた。
ただ表向きの顔がよければなんだってしてくれる人達ばかりだが、クライヴの本当の顔を知ると離れてしまう。
本当の自分を受け入れてくれる人なんていないと、自己嫌悪に陥り、次第に人を信じることが出来なくなっていた。
そこでヒロインが現れ、表も裏の顔も受け入れられてクライヴはヒロインに心を寄せる。
別の王道系とは比べてこのゲームの腹黒副会長の難易度は低く、END回収は楽であった。
次は一年のエドワード・ベルリンゲル。
生徒会の書記であり、無口な子。
自らのことをエドと呼び、首には鈴がついている。
まるで猫耳のような跳ねた黒髪に金色の瞳で、見た目は黒猫という印象が強い。
好きな物は魚類で、特に秋刀魚が好き。
出会いの場は生徒会などの委員会の部屋がある四階の廊下で、膨大な書類抱えながら歩いている時、ヒロインとぶつかってしまうことが出会いとなる。
話すことが苦手で何処か浮いていたエドワードは、そんな自分のことを受け入れてくれたヒロインに出会ったことにより興味を持ち。それがきっかけで少しずつ皆と自然に言葉を交わせていけるようになるのだ。
所詮ショタ属性である彼は本当に可愛らしくて、守ってあげたくなる衝動に駆られる。
次は風紀委員長である、ディラン・ディアンヴェーダ。
冷静沈着であるが、虫嫌いな一面も。
寝起きが途轍もなく悪く、風紀委員の皆も起こすことに躊躇する程だ。
けれど、面倒見はとてもいい。
好きな物は辛いもの。
表情があまり変わらない為分かりにくいが、辛いものを食べている時の雰囲気は違うものだ。
出会いの場は、体育館裏。
見回りの時に木の下で眠っているヒロインを起こすことが、出会いとなる。
だが生徒会長の出会いの場に風紀委員長が現れた為、もしかしたら出会いの場が入れ替わっているかもしれない。
表情が変わらず、クールな人として扱われるが……それがコンプレックスとなっている。
幼い時に母親が病気で亡くなっており、それにより感情を閉ざした。
そして新たな母親となった女性に「笑わなくて気持ち悪い」と言われ、それがトラウマとなっている。
だが、どんな時もそばで笑顔を見せるヒロインと共に過ごすことにより、少しずつ笑顔を取り戻していくことになる。
次は風紀副委員長である、ジェラール・アディンセル。
菜食主義というベジタリアンで、野菜ばかりを食べている人だ。
なのでお菓子として、野菜スティックを持ち歩いている。
土佐弁を話すがそれは風紀委員メンバーの前のみで、他の人の前では標準語で話すが、たまにボロが出ることも。
出会いの場は空き教室。
生徒会に近付いたヒロインを懲らしめるために、空き教室へ連れ込む親衛隊。
暴行まで後一歩のところで、助けに入るのだ。
性格としては無計画で、ところ構わず突っ込んでいく猪突猛進。
だがそんな性格となったのは、大切な人を守るためである。
昔妹が池で溺れた時、当時の彼は体よりも頭で考えてから動く人で妹を助けることが出来ず、通りかかった使用人が咄嗟の判断で妹を助け上げたのだ。
そんなこともあり、手遅れになる前にまずは突っ込もう、後のことは後で考えればいいという猪のような人になってしまう。
ヒロインはそんな彼の身を案じて、ストッパー役となる。
そして自分が誰かを大切に思うように、自分のことを大切に思ってくれる人がいると自覚すると。
……今までは、自分がやらなきゃと思っていた。
だから考えるよりも先に、動いていた。けれど、そんな自分のことを大事に思ってくれる人がいる。傷付いてほしくないと、願ってくれる人がいる。
ならば、少しは自分の身を大事にしようと、一人で抱え込まずに周りの人と協力をするようになるのだ。
次は一年のセドリック・グレイディ。
ヒロインであるわたくしと同じクラスの子で、関わることが一番多い。
人懐っこく、転校したてのヒロインのことをクラスに馴染ませようとしてくれる人だ。
しかし────闇が深い。
昔親友に裏切られたことがあり、人間不信に陥った。
それからオカルト趣味があり、なおかつ霊感持ち。
生きている人間よりは、死んでいる人間の方が好感を持つ、そんな子である。
だが演技上手の為、ヒロイン以外はそんな彼の二面性には気付くことがない。
見た目は左目に眼帯をつけていて、両手に包帯を巻いている厨二病的なキャラでもある。
好きな物はたこ焼き。
関西弁を話すため、好きな物はたこ焼き……と安直に考えられたのだろう。
出会いの場は通学路。
猫と戯れていたところヒロインと出会い、そこから交流を深めていくのだ。
ヒロインをクラスに馴染ませようとするキャラだが、風紀委員ということもあり、毎日教室にいるわけでもないキャラである。
次は生徒会でも風紀委員でもないキャラである、一年のフレディ・ヴァーミリオン。
黒に近い青色の長めの髪を、後ろで束ねている長髪男子。
好きな食べ物は意外にも肉類であり、野菜よりは肉を食べる。
礼儀正しく、誰に対しても平等に接するが一番即死バッドエンドが多く、ある意味詐欺でもある。
出会いの場は、学園内の庭園から近い敷地にある水路。
そこで一人、本を読んでいる時にヒロインと出会う。
隠しキャラその1であり、普通に物語を進めていってしまうと攻略することは出来ない。
隠しフラグが沢山あり、それをいくつか回収するとルートが解放される。
また、フレディの好感度を上げるためには、デュオであるエリオットの友好度を上げる必要がある。
だがそのエリオットは休学中なので、先ずは外に連れ出すことから始めなくてはならない。
会いに行っても頑固拒否の姿勢をなかなか崩さなかったのが、かなり憤りを覚える。
他のシナリオでは、選択肢を選びながら文を読むだけ。
しかしこのシナリオではフレディよりも、どうエリオットを手懐けるかというものが大半だ。
それは選択肢というのがなく、自分で行動をしなくてはいけない。
なのでわたくし自身、不覚にも攻略法を見てしまったのです。
そして、最後の攻略対象、隠しキャラその2。
しかし、その隠しキャラは紅髪に金目という姿だけしか判明しておらず、名前はおろか、どう登場させるのかさえも分からない。
攻略対象のどこかにフラグやルート分岐があったのかもしれないが……攻略法を見ても彼のことは記載されておらず、どう登場させるかは不明であった。
そんな彼は、実は攻略対象ではないのではないかという話もあったのだが、パッケージにもオープニングムービーにもほんの少しだけ登場していた。
だからこそ、わたくしは攻略対象だと思っている。
逆ハーENDを達成するためには、どうにかにして見つけ出さなくては……。
なら先ずは、攻略対象達の出会いイベントを終わらせようっ!!
同室者がいないこの部屋の中でアリスティアは一人、意気込みを入れていた。
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