18 / 77
第一部
18
しおりを挟む◇◇◇
ちょっと待てっ!! 何故、生徒会長がここに……というか、何故飛び降りたんだよ!!
突然の生徒会長の登場により目を丸くしたが、衝撃で頭の中が真っ白になる。
そのため、魔法を発動させることを完全に忘れてしまっていた。
一方エリオットを抱き寄せたアランは、ズボンのポケットからロープの様な魔道具を取り出すとそれを頭上へ投げる。
その先の方は、頭上の木に向かって伸びると太い枝に絡まった。
落下していた体はそれによって急停止し、地面に衝突する寸前で事なきを得た。
……と、止まった……。
エリオットはほっと安堵の息を吐くと、地に降ろされトンっと地面に降り立つ。
一方生徒会長のアランは、魔道具を仕舞うと言葉を発した。
「おい、大丈夫か」
たった一言だったの言うのに、エリオットは驚きで体が大きく跳ねた。
「え、は、はい。大丈夫……です」
「そうか。ならいい」
すると、アランは耳に付けていたインカムのスイッチを入れると、言葉を発した。
「おい、レイン。そっちはどうなった」
『いやぁ……会長に言われた通り追いかけたんっすが、見失ってしまいました……っす』
「……そうか。いや、仕方ないな」
アラン本人が追えば逃走した生徒を捕まえることが出来ただろう。
しかしアランは転落したエリオットの救出を最優先にし、犯人の追跡をレインへと押し付けた。
戸惑いながらもレインは実行に移したのだ。咎める要因なんてない。
アランは続けて言葉を言う。
「確か上の方に一人生徒がいたはずだが、それはどうなった」
『副会長に連絡して、そちらに身柄を引渡したっす。会長の方は大丈夫っすか?』
「あぁ、大丈夫だ。此方の対応は俺様がする。レイン、お前はディアナ達に連絡し、逃走した奴らのことを探し出してほしい」
『了解っす』
通信を切断すると、アランは再度エリオットの方へ顔を向けた。
「え……と……」
……一体、どうすれば。
相手は親衛隊という奴らが厄介である生徒会長。
もし二人っきりになったということが知られてしまえば……いや、面倒臭いが返り討ちにすればいいだけか。
だって、俺は悪いことなんてしていないからな。
「……怪我は、してないんだよな」
自問自答していると、手を取られ、切れ長な紅い瞳が向けられる。
思わず息を飲んでしまう。
「え、まぁ……していない、です」
吃りそうになったが、なんとか口から言葉を吐き出す。
目の前にいる生徒会長はじっとエリオットの顔を眺めると手を顔へ移動させ、丸眼鏡を外した。
「…………え?」
「……お前……」
思いもしなかった行動に束の間思考が停止するが、丸眼鏡が取られたことに気が付くと咄嗟に生徒会長から取り返す。
「ちょっ、何するんですか!!」
丸眼鏡を付け直し、生徒会長から距離を取る。
そういえば目の前の生徒会長とは、一度本来の姿で出くわしている。
もし、バレてしまったら……。
考えたくはないが、確実に面倒臭いことになるだろう。
何故あの場所にいたのかとか、変装している理由を問いだされるだろう。
あの場にいたことはまだしも、エリオット自身でさえ突然姿が変わってしまった理由は検討もつかない。
理由を問いだされれば黙秘するか、しらを切るしかないとは思うのだが……。もし友達や身内が変装していたら、エリオット自身も理由を訊いてしまうだろう。
それがフレディであったら、確実に理由を訊いてしまう。
グルグルと思考を巡らしていると、アランは言葉を発した。
「いや、すまない。お前を何処かで見たような気がしたんだが……既視感の正体はどうやらエドワードだったようだ」
アランの言葉に、エリオットは思い出す。
あの日、生徒会役員とは知らずに関わってしまったエドワードは、エリオットと髪の色と瞳の色が同じだということに。
しかし、猫耳のような可愛らしい髪型と、無造作な頭……色が同じとはいえかなり印象は違うと思うが。
だとしても、エドワードに既視感を感じてくれたのならば、暫く勘づかれることはなさそうだ。
「お前が一切怪我をしていないならば、歩くぞ」
「は、はい」
歩き始めたアランの後を、エリオットは追ったのだが……。
「ちょっ、会長!! そっちは川です!!」
「……は? おわっ!!」
足を踏み外し転倒すると、大きな水しぶきが空を舞う。
水を被ったアランはため息を吐くと、ゆっくり起き上がる。
……何でこの人、川の方に歩いて行ったんだ……。
エリオットが見たのは、フラフラと覚束無い足取りで川の方へ進んで行く生徒会長の姿。
……俺のことなんか心配する前に、自分の方を心配した方がよかったんじゃ……。
生徒会長の怪我の有無を心配していると、
「すまない。道を間違えた」
アランはそう、冷静に言った。
「……はぁ」
その言葉に、思わずため息に近い声がこぼれ落ちた。
どうやって道を間違えるんだ。
川と森……間違えようもないと思うんだが……。
全身びしょ濡れのアランは陸に上がり水を絞ると、何事も無かったかのように森の方へ脚を進める。
生い茂った木々を潜り抜け、暫く森の中を進んで行く。
そういえば此処は王都だったよな。
森の中を歩きながら、そう思い返す。
俺が知っている王都は自然というものは殆ど無く、煉瓦造りの家屋に囲まれているだけであったが……。
流石、豊かな自然に治安がいい王国と言われるだけがある。
不意に視線をアランの方へ向けた時、エリオットはハッと声を上げた。
「か、会長!! そこを踏んだらーー」
「ん? うわぁっ!!」
またもやアランは、大きく転倒する。
エリオットはやれやれと、手を伸ばした。
エリオットが声を上げた元凶は、この腐った木の根っこだ。
ボッコりと盛り上がっているが、腐っているため踏んずけると根っこが折れ、バランスを崩し転倒してしまうのだ。
普通の人が見ると腐っていることに気が付かないが、前世で散々森の中で活動してきたエリオットにとっては意図も簡単に見分けがつく。
「すまないな」
アランは差し出された手を掴むと立ち上がり、砂埃や葉っぱを払う。
一連の動作を見ていたエリオットは、顔色が少し悪いことに気が付く。
……やっぱり、具合悪いんじゃ……。
意を決して、エリオットは尋ねた。
「その……会長。何処か、具合でも悪いんですか? 顔色も……悪いですし」
その問い掛けに、首を振った。
「いや、ただの寝不足だ。顔色が悪いのも、寝不足だからだろう。すまない、心配掛けたな」
「そ、そうなんですか」
一先ず具合が悪かったり怪我をしていたりしていないようで、ホッと安堵する。
どんなに関わりたくない人だとしても、怪我なんてしてほしくないのだ。
今世こそ、周りの人が幸せに生涯を終えてほしい。
そんな時──突如アランは立ち止まり、エリオットも足を止めた。
…………どうしたんだろう?
アランは振り返ると、そっと言葉を発した。
「そういえば……エリオットだったか? お前の名は」
「え、は、はい」
ちょっと待て、何故いきなり俺の名が……というか何故知っているんだっ!?
瞠目しているエリオットには気が付かず、アランは言葉を紡いでいく。
「その、何か困っていることはないか?」
「こ、困っていること?」
エリオットは訊き返した。
アランは目を伏せると、言葉を吐く。
「い、嫌がらせを受けたとか……そういう……」
……あー、会長が言いたいのは「いじめとか受けていないのか?」ということか。
というか、何故今更そんなことを……しかしこの様子だと最近知ったような雰囲気だな。
エリオットはアランの顔を凝視する。
やはり、誰かが伝わらないようにしていたのか?
まぁ、別にそんなことはどうでもいい気もするが。
「いえ、特にないですね」
とりあえず否定しておこう。
「そうか、ならいい」
エリオットの返答を聞くと、アランは微笑を浮かべた。
そして、歩き始める。
アランの後ろ姿を見ながら、エリオットは思考に耽る。
そもそも、何かあったら普通に返り討ちにしているからな。
とは言っても悪口が殆どで、武力行使をしてくる者はいないが……。
……まぁ、先ほどは油断していて突き落とされてしまったがな。
あの時のことを思い出し、どこか余墳が残る。
もし自分ではなく、フレディに当たっていたら……と考えると、いてもたってもいられない。
相手に生き地獄を味あわせない限り、この憤りは収まらないだろう。
しかし……真っ向勝負だけは、出来る限り避けたいのだが……。
唸りながら歩いていると、突如アランの足が止まる。
「会長?」
「……何処かに階段があったはずなんだが……」
「……それって、あれですか?」
前方の右側にある、丸太で造られた階段。
それは上の方へ続いており、きっとアランが探している階段であろう。
それに向かって指差すと、アランは頷いた。
「ん? あぁ、そうだ」
そして、階段に向かって歩き出す。
……もしかして、この人方向音痴か?
もし本当に川に向かったのも方向音痴だからとすれば、かなり重症だ。
寝不足だからという可能性もあるが、完全無欠そうな生徒会長でもそんな一面があることに意外の感に打たれる。
そんな階段を登っている最中、エリオットはあることに気が付く。
……あれ、待てよ。あの時、生徒会長は浮遊魔法発動させなかったよな。
思い返してもロープの様な魔道具を使用していた。
……もしかして、浮遊魔法ってあまり浸透していない?
それとも、高難易度魔法だったりするのか?
考えたくもないが、その可能性があるのであれば、少しこれからのことを考えなくてはならない。
人前で使っても大丈夫である魔法と、使っては駄目である魔法の線引きが必要だ。
目の前の人物と親しくなってしまう可能性があるとしても、今訊いておかないと後々困るであろう。
「か、会長。ちょっとお訊きしたいのですが……」
「なんだ?」
生唾を飲み込むと、口を開く。
「その……浮遊魔法とか、使わないんですか?」
そう問い掛けると、暫しの沈黙の後アランは口を開いた。
「俺様が得意魔属性は光だ。他の属性をすぐ発動出来るほどの力はない」
「……え? 会長が得意魔属性って一つだけなんですか?」
すると、アランは「何を言っているんだ?」と、眉を顰めた。
「得意魔属性は、通常一種類だけだろ? そんな複数ある者なんて、貴族のほんのひと握り程度しかいないはずだからな」
「……そ、そうなんですか」
いやいや、前世では得意魔属性なんて複数持っている者なんてわんさかいたぞ。
それが今や、貴族のほんのひと握りだと?
一体どうしてそうなっているんだ。
「だから俺は、風属性である浮遊魔法を瞬時に発動することが出来ない。一切発動出来ないわけではないが」
「そういうことなんですね」
俺は今、炎属性が得意魔属性となっている。
そんな俺が瞬時に別の魔属性を発動してしまうとなると……これはこれで面倒臭いことになるな。
思わずため息を吐く。
前世の時代と比べて、どうやら魔法の概念とか色々変わっていそうだ。
そんな会話をしつつ階段を登り終わると、校庭の方へ脚を向かわせる。
「エルっ!!」
校庭に入ると、フレディが駆け寄って来た。
「フレ、大丈夫だったか?」
「それはこっちのセリフだよ!! ……本当に無事でよかった」
フレディはエリオットのことを抱きしめると、そう言葉を吐いた。
その様子にアランは微笑を浮かべると、その元にクライヴが近付いてくる。
「貴方は大丈夫だったんですか?」
「あぁ、大丈夫だ。……ん? エドワードとシドは?」
周囲を見回しても、そこには二人の姿が確認出来なかった。
一瞬トイレかとアランは思ったが、疑問に対しクライヴが答える。
「レインから事の一件を連絡受けた際「……そんなことを、するなんて……許せないっ!!」と走り去ったエドワードをシドが追いかけました。なので、この場にいるのは私だけですね」
「は? エドワードがそんなこと言ったのか?」
エドワードがそんなことを言うのも、許せないからと走って行ったことも、到底考えられないことだ。
生徒会役員以外の人物とは、必要以上に関わらないというのに。
アランは首を傾げ思考を巡らすが、どうしてエドワードがそんなことを言ったのか理解出来なかった。
そんなアランの耳許で、クライヴが言葉を発する。
「そんなことより、どうしますか。……今回の新入生歓迎会は中止致しますか?」
「……いや、続行する」
一瞬迷ったが、今中止にしてしまうと事が大きくなってしまう。
きっと、事件の犯人も証拠隠滅という形で何か行動を起こしてしまう可能性も否めない。
だから水面下でどうにか対処をしなくてはいけない。
「……そんなことをして、大丈夫なんですか?」
「事を大きくさせないためには、そうするしかない。もちろん、全ての責任は俺様が背負う」
そう言うと、クライヴはため息をついた。
「仕方ないですね。……でも、私は貴方一人に全責任は負わせないですからね」
フンっと顔を背けたクライヴに対して、アランは笑った。
「そうか、それは頼もしいな」
会話を終えると、アランはエリオットとフレディに言葉を掛ける。
「お前ら、念のため保健室へ行くか?」
その言葉に、エリオットは首を振った。
「いや、俺は大丈夫」
「え? で、でも……念のため行った方が……」
「俺は大丈夫だよ。でも、戻る気はないし、立食パーティーまでは此処で待機していようかな」
食堂の料理一年間無料は消えるが、あの場に戻るとまた面倒事に巻き込まれる可能性も少なからず残っている。
俺ならまだしも、フレに矛先が向いてしまうのであれば此処で待機していた方が賢明だ。
「そうか。なら終わるまでの間、この場で待っていろ」
アランそう言葉を吐くと、再度見回りのためこの場を後にした。
31
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない
砂糖犬
BL
悪名高い乙女ゲームの悪役令息に生まれ変わった主人公。
自分の未来は自分で変えると強制力に抗う事に。
ただ平穏に暮らしたい、それだけだった。
とあるきっかけフラグのせいで、友情ルートは崩れ去っていく。
恋愛ルートを認めない弱々キャラにわからせ愛を仕掛ける攻略キャラクター達。
ヒロインは?悪役令嬢は?それどころではない。
落第が掛かっている大事な時に、主人公は及第点を取れるのか!?
最強の力を内に憑依する時、その力は目覚める。
12人の攻略キャラクター×強制力に苦しむ悪役劣等生
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる