妖界四丁目不思議警察所

水守兎都

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プロローグ

今日も人間が1人、妖界へ紛れこむ。
恐怖に顔を歪ませて立ち尽くす男。
自分のことを気にも止めない、人外の者達が恐ろしいのであろう。
道端に突っ立っていると、
「あの~。」
と声が掛かってきた。
恐る恐る振り返ると、そこには髪を高い位置で一つにまとめた美女がいた。
「迷子ですか?」
そう問われ、素直に「はい。」と頷ける大人がいるだろうか。
答えはノーだ。
しかし、事実は事実。返答に迷っていると
「やっぱり...。」
「っ!」
図星だったことに今更恥ずかしさを感じ、
息が詰まった。
どうしたものかと、一人アタフタしていると
女が艶やかに微笑み言った。
「妖界へようこそ。お困りのようなので、
我が不思議警察所へいらっしゃいませんか?」
と。
「……………。」
男は色々な事が想定外すぎて、疾っくの前から
キャパオーバーだったのだろう。
バタン。とゆっくり後に倒れていった。
それを見た女がおかしそうに、二言。
「あーあ。倒れちゃった。
さてお客様。改めまして、妖界へようこそ。
和洋折衷、たくさんの妖が心地良く、お出迎えして下さりますよ。」

                          ☆☆☆
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