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2章 球技大会
今日七海ともすげぇ自然に愛し合ってたし
しおりを挟む部活が終わった後、伊織はボラ部に行く事なく俺を引っ張って急いで帰った。
そして俺の部屋に入るなり抱き締められて、すぐにベッドに倒された。
めちゃくちゃがっついてんなー。まぁ伊織らしいけど……
それに今日は俺も我慢出来ねぇ。
「伊織、カーテン閉めて」
「おう」
冷房をつけてカーテンを閉めながら伊織はワイシャツを脱いでいた。その時見えた伊織の男らしい胸にドキッとした。
俺も脱ごうとボタンを外していると、伊織に止められてキスをされた。そしてそのまま伊織にボタンを外されてワイシャツを脱がされた。
「貴哉、好きだ」
「俺も」
目を閉じて伊織と絡まり合う。
伊織は早々に俺のズボンを脱がして下半身をいじり始めた。与えられる刺激に俺の体はビクンと反応した。
土日に伊織とは散々セックスしたから、今日もするなんて思わなかった。俺が一度腰を痛めた事があったけど、それを気遣ってか無茶な事はして来ねぇが、ことある毎にヤリたがる。
伊織のセックスは激しい。そしてデカい。初めは刺激が強すぎたけど、今ではそれにも慣れて俺はすんなり受け入れられてる。
むしろ激しくされると興奮したりもする。
それとセックスの時の伊織は一段とカッコよくなるんだ。俺はそんな伊織が見たくて、少し体がキツくても求めていた。
これから伊織が入って来る所を念入りに責められて俺はもうイク寸前だった。早く挿れて欲しくて俺から伊織に抱き付いてキスをしてやった。
「いおりぃっ早く……いれてっ」
「貴哉……」
「んっ」
伊織の指が出て行った後、両足を更に持ち上げられてすぐに伊織のデカくなったのが入って来る。ローションと俺の我慢汁でグチョグチョになっていたからすんなり入った。
うっでけぇ!でも……これが良いんだよなぁ♡
「あんっ♡あっ♡伊織!もっと!」
「可愛い♡仰せのままに~♡」
「ああンっ♡」
伊織が激しく腰を振って俺の中を刺激する。伊織のが出し入れされる度に俺の良い所に当たって俺は無意識にイッていた。こんなのは毎回だった。
我慢なんかしてられないぐらいに気持ち良くて、一回イッた後も伊織がイくまでは何度でもイカされるんだ。
もう頭がおかしくなりそうになるぐらいに……
「貴哉もう何回目ー?ビクンビクンて可愛い過ぎるんだよ♡」
「んんっ分かんね……あっまたイキそっ♡」
「そろそろ俺も限界♡イくぞ?」
「うんっ」
より一層激しく動いた後、伊織がイく。そしてしばらく俺の中で大人しくしているんだ。
俺達も荒れた息を整える為に抱き合いながらしばらくぐったり過ごす。しばらくして伊織のが俺の中から出て行ってお互いベッドに倒れ込んだ。
あー、くそ。気持ち良いなぁもう!
「伊織気持ち良すぎ!お前本当はヤリまくってんだろ?」
「何度言わせんだ。俺は貴哉が初めてだし、貴哉としかヤッた事ねぇっての」
「じゃあ何でそんな慣れてんだ?今日七海ともすげぇ自然に愛し合ってたし、怪しくね?」
「え、まだ言ってんのかよ!あれは演技であって本気では愛し合ってねぇから!変な言い方すんなって」
「なぁ、本当に俺だけ?」
少し体力が回復したから俺は体を起こして伊織の上に跨ってキスをしながら聞く。
そんな俺に伊織は嬉しそうに笑っていた。
「本当に貴哉だけだぞ♡これからもずっとな♡」
「クソー!文化祭まであんなの耐えられねぇよ!」
「はは、貴哉がそこまで妬いてくれるとは思わなかったからちょー嬉しいんだけど♡どうしてもって言うならドラゴン役降りようか?貴哉には嫌な思いさせたくねぇから」
優しく頬にキスをして来ながら普通に言った。いや、それはダメだ。あの役は伊織じゃなきゃダメだ。
「ううん。伊織が他の奴とくっ付いてるの見るの嫌だけど、こうして愛してくれるから我慢する」
「お前、どこまで可愛いんだよ!」
「なぁ伊織、お前は俺でいいのか?」
「どういう意味だ?」
「好きって言ってくれてるし、大事にされてるの分かるけど、俺は伊織程口にしたりしねぇじゃん?本当に俺でいいのかなって」
「マジで言ってんの?貴哉じゃなきゃやだしっそれに、俺は追われるより追いたいの!逃げられれば逃げられる程好きになる♡」
「はは、そっか。お前変態だったよな。なんか懐かし~」
「それに、こうやって貴哉にたまにやきもち焼かれるとめちゃくちゃ嬉しいって事が分かったからな。なるべく焼かせないようにはするけどな♡」
「ああ、そうしてくれ♡桃山じゃねぇけど、お前の事も相手の事も殴っちまいそうだ♡」
どちらともなくキスをして抱き合う。
俺も伊織に負けず劣らずのやきもち焼きらしい。確かに空と付き合ってる時に浮気してると勘違いして二階の窓から中庭に飛び出して怒鳴り込みした事があったな。それを詩音が見てて今があるんだけど、それは伊織に対しても健在だったようで、なんだか笑えた。
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