11 / 62
邂逅から始まった愛・恋・仕事
「ヘッドバンキング」;頭を銀行に預けてどうする!
しおりを挟む
異世界銀行。
まあ、こっちからしたら異世界は、元いた世界のことなんだろうが、オレにとってはこっちが異世界なのには変わりはないし、異世界銀行、これでよし。
異世界銀行では、さまざまなものが管理されている。オレが元いた世界の世界銀行以上に。
気持ちいい。いい雰囲気だ。
「ヘッドバンギング、だぞ。まえまであえて合わせていたが」
「ヘッドバンキング?」
「ヘッドバン、ギ、ング」
「ギ? えぇっ? ずっとキングかと……」
「俺も、キングだけどな」
「ああ、キング違いだけどな。ちなみにオレゴッド」
「知ってる」
「へぇ、そうなのか。オレ音楽系のこと詳しい気になっていたが。まさかこんな初歩的なこともわからないでいるとは。でもオレは、そういうものよりも単に音楽を追求していたから、間違えてても普通か、外国語だし。まあ簡単な英語かもだが……」
「ちなみに、ヘッドバンキングだと、頭を銀行に預けるって意味になる」
「頭を銀行に預けてどうする!」
「いいノリツッコミだ、ホントだよ」
「でもメタル系だろ? 大抵? ヘッドバンギングってさ。アハ、いえたよ、今回は、バンギングって、ギ。オレ、メタル系のはあんまり興味ないんだ。長髪でかっこいいとかそういう感じの意味でなら評価できるが。まあ長髪はメタルに限ったことではないが」
「でも外国語は日本訛りだと結局全然通じないだとか、ネイティヴ云々でどっちもどっちかもだな、でも結局伝わりそうだ。俺は外国人と話はすること何度かあったけど、そういう厳密なところまで求められる関係ではなかった。俺の家政婦ふたりは、外国人のようで別物だ、だからまた別だ、俺が使い慣れてる日本語で会話している。水仕女っていう言葉があってさ、家政婦っていうよりもそのほうが、かっこいいんじゃないかって。でも水締め係みたいでなんかまぎらわしいかなと」
「話長くないか? ただオレが記憶力弱いだけだろうが。まとめて言われるとぜんぶのこと返せれない感ある」
「俺は聞き返されてもキレないようにするからまた聞き返せばいい」
「ありがとう。まあ今回は聞き返す必要はないから聞き返さないけど。でもやっぱり気になることが……外国人と話ししてたの?」
「ああ。まあ、旅行者っぽいものに質問されたとか、昔通っていた、英語塾の延長で、関係があったって程度だけど」
「なるほど。でもムロイぐらいなら、外国人でも簡単に攻略できるだろう、人種や言語の壁をこえてさ」
「そうだ、しかも、俺は俺の家政婦のふたりから、元いた世界では少なくとも一番外見がかっこいい男だから、ということで気に入られた、もっと詳しく話せるが長くなる」
「ああ、また聞かせて」
確かにムロイはオレが元いた世界でどんな男よりもイケメン。
夢のようだ、あの超人ムロイとともに生活ができるだなんて。
でも、これも夢ではないし、空想でもない。
オレ、なんか人間的成長ができた感覚だ。実際はべつにそうでもないとしても、なんにしてもオレは、いますごい存在。
「そうだ。でも、こっちの銀行、頭を預けれるらしいぞ」
「着脱可能ってことか?」
「そういうタイプのものもいるってことなんだろうか。でも脳のデータを保管するって意味らしい」
「じゃあある意味ヘッドバンキングだ」
「だな、ヘッドバンキング」
オレたちはその場でヘッドバンギングをした。
ムロイもオレも長髪。
オレたちはまるでミュージシャンみたいだ。
オレのヘッドバンギングを見て惚れる女多数。
銀行でもダンスしだすオレ。
ダンスダンスアンドレヴォリューションだ。
オレとダンスしたがる女多数、交わりたがってる。
「ハロー? オレとダンスしたい?」
「ぜひ!」
「よっしゃイってみよー!」
オレは激しくダンシング。ピストン運動っていうんだっけ? この動き。
オレは元いた世界ですご腕ダンサーともいわれてたマイク・ジャクソンのハネムーンウォークを真似た。できていないが。
ハネムーンウォークは前のほうに歩く運動をしているように見えるが後ろに移動しているというダンスだ。マイク・ジャクソンは、これを徹夜で練習したんだとか。
ハネムーンウォークは失敗、でも、オレは歓声を浴びている。
銀行でダンスダンスんでダンス!
スーパースターのMVのようだ。
オレは主役でスーパーヒーロー。
「名前は?」
「サトウ ゴッド ヒロシ」
「ゴッド……♡」
「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
オレはマイク・ジャクソン意識して吠えた。
オレは歓声を浴びる。
オレはこっちでならマイク・ジャクソンより人を盛りあがらせれる。
銀行の横にある皇立図書館にオレはノリノリで移動。
オレが人を通り過ぎるたびにその人々はオレについてってノリノリだ。
オレは、ムロイに頼みたいことがまたできた。
「どうしたゴッド」
もうムロイは、オレのことをゴッドと呼んでいる。そのほうが呼びいいのかもな。
「動画撮ってよ、MVを」
「OK」
ムロイは一緒に異世界入りしたニッコンというブランドの高いカメラでオレの勇姿を撮影。
本来図書館で騒ぐのは問題行為、しかもここは皇立図書館。でも、みんなノリノリだからいいんだ。
女館員と乱取りしだすオレ、寝技。
平和だ。
まあ、こっちからしたら異世界は、元いた世界のことなんだろうが、オレにとってはこっちが異世界なのには変わりはないし、異世界銀行、これでよし。
異世界銀行では、さまざまなものが管理されている。オレが元いた世界の世界銀行以上に。
気持ちいい。いい雰囲気だ。
「ヘッドバンギング、だぞ。まえまであえて合わせていたが」
「ヘッドバンキング?」
「ヘッドバン、ギ、ング」
「ギ? えぇっ? ずっとキングかと……」
「俺も、キングだけどな」
「ああ、キング違いだけどな。ちなみにオレゴッド」
「知ってる」
「へぇ、そうなのか。オレ音楽系のこと詳しい気になっていたが。まさかこんな初歩的なこともわからないでいるとは。でもオレは、そういうものよりも単に音楽を追求していたから、間違えてても普通か、外国語だし。まあ簡単な英語かもだが……」
「ちなみに、ヘッドバンキングだと、頭を銀行に預けるって意味になる」
「頭を銀行に預けてどうする!」
「いいノリツッコミだ、ホントだよ」
「でもメタル系だろ? 大抵? ヘッドバンギングってさ。アハ、いえたよ、今回は、バンギングって、ギ。オレ、メタル系のはあんまり興味ないんだ。長髪でかっこいいとかそういう感じの意味でなら評価できるが。まあ長髪はメタルに限ったことではないが」
「でも外国語は日本訛りだと結局全然通じないだとか、ネイティヴ云々でどっちもどっちかもだな、でも結局伝わりそうだ。俺は外国人と話はすること何度かあったけど、そういう厳密なところまで求められる関係ではなかった。俺の家政婦ふたりは、外国人のようで別物だ、だからまた別だ、俺が使い慣れてる日本語で会話している。水仕女っていう言葉があってさ、家政婦っていうよりもそのほうが、かっこいいんじゃないかって。でも水締め係みたいでなんかまぎらわしいかなと」
「話長くないか? ただオレが記憶力弱いだけだろうが。まとめて言われるとぜんぶのこと返せれない感ある」
「俺は聞き返されてもキレないようにするからまた聞き返せばいい」
「ありがとう。まあ今回は聞き返す必要はないから聞き返さないけど。でもやっぱり気になることが……外国人と話ししてたの?」
「ああ。まあ、旅行者っぽいものに質問されたとか、昔通っていた、英語塾の延長で、関係があったって程度だけど」
「なるほど。でもムロイぐらいなら、外国人でも簡単に攻略できるだろう、人種や言語の壁をこえてさ」
「そうだ、しかも、俺は俺の家政婦のふたりから、元いた世界では少なくとも一番外見がかっこいい男だから、ということで気に入られた、もっと詳しく話せるが長くなる」
「ああ、また聞かせて」
確かにムロイはオレが元いた世界でどんな男よりもイケメン。
夢のようだ、あの超人ムロイとともに生活ができるだなんて。
でも、これも夢ではないし、空想でもない。
オレ、なんか人間的成長ができた感覚だ。実際はべつにそうでもないとしても、なんにしてもオレは、いますごい存在。
「そうだ。でも、こっちの銀行、頭を預けれるらしいぞ」
「着脱可能ってことか?」
「そういうタイプのものもいるってことなんだろうか。でも脳のデータを保管するって意味らしい」
「じゃあある意味ヘッドバンキングだ」
「だな、ヘッドバンキング」
オレたちはその場でヘッドバンギングをした。
ムロイもオレも長髪。
オレたちはまるでミュージシャンみたいだ。
オレのヘッドバンギングを見て惚れる女多数。
銀行でもダンスしだすオレ。
ダンスダンスアンドレヴォリューションだ。
オレとダンスしたがる女多数、交わりたがってる。
「ハロー? オレとダンスしたい?」
「ぜひ!」
「よっしゃイってみよー!」
オレは激しくダンシング。ピストン運動っていうんだっけ? この動き。
オレは元いた世界ですご腕ダンサーともいわれてたマイク・ジャクソンのハネムーンウォークを真似た。できていないが。
ハネムーンウォークは前のほうに歩く運動をしているように見えるが後ろに移動しているというダンスだ。マイク・ジャクソンは、これを徹夜で練習したんだとか。
ハネムーンウォークは失敗、でも、オレは歓声を浴びている。
銀行でダンスダンスんでダンス!
スーパースターのMVのようだ。
オレは主役でスーパーヒーロー。
「名前は?」
「サトウ ゴッド ヒロシ」
「ゴッド……♡」
「ホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
オレはマイク・ジャクソン意識して吠えた。
オレは歓声を浴びる。
オレはこっちでならマイク・ジャクソンより人を盛りあがらせれる。
銀行の横にある皇立図書館にオレはノリノリで移動。
オレが人を通り過ぎるたびにその人々はオレについてってノリノリだ。
オレは、ムロイに頼みたいことがまたできた。
「どうしたゴッド」
もうムロイは、オレのことをゴッドと呼んでいる。そのほうが呼びいいのかもな。
「動画撮ってよ、MVを」
「OK」
ムロイは一緒に異世界入りしたニッコンというブランドの高いカメラでオレの勇姿を撮影。
本来図書館で騒ぐのは問題行為、しかもここは皇立図書館。でも、みんなノリノリだからいいんだ。
女館員と乱取りしだすオレ、寝技。
平和だ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる