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特殊能力【スペック】があるからと、よくヒトに使われていた。それは裏社会を牛耳る首領【ドン】だったり、組織のヤバい連中や成金野郎だったり……。あの時も依頼主から金持ち共の集会場に招待され、異端な眼差しを向けられてながら、ひとりの男が軽率に口を開いてオレを罵った。
『バケモノを手懐けるのはどんな気持ちだ?』
その言葉につい、手が滑って気付いたらその男諸共その場にいた全員を氷漬けにしていた。そこにたまたま彼も居合わせていたのだ。きっと彼の親も氷漬けにしてしまっただろう。そう他人事の様に考えていたオレに、彼は小さな手で誰よりも優しく触れた。それがとても嬉しくて……。関わってきた全ての奴等を片っ端から氷漬けにした後、彼と共に裏社会から姿を消した。
『バケモノを手懐けるのはどんな気持ちだ?』
その言葉につい、手が滑って気付いたらその男諸共その場にいた全員を氷漬けにしていた。そこにたまたま彼も居合わせていたのだ。きっと彼の親も氷漬けにしてしまっただろう。そう他人事の様に考えていたオレに、彼は小さな手で誰よりも優しく触れた。それがとても嬉しくて……。関わってきた全ての奴等を片っ端から氷漬けにした後、彼と共に裏社会から姿を消した。
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