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霊峰へ
閑話:見つけた(???視点)
しおりを挟む「……あ、あー、見つけた。《白妙》と《鹿島》……あとは………うーん、弱いなあ」
「は?《白妙》?《鹿島》も!?」
「んー…、あとはわかんない。けど、この2柱は間違いない」
屋敷の庭で急遽始まった『裏世界』とやらの調査。なんだなんだと、皆集まった。
「し…《白妙》が…!?」
私は震える。瑞穂さんから『裏世界』とやらは不完全で脆く恐ろしい場所だと聞いた。そんな場所に、あの子が!?
「お、おおおお父様!!《白妙》…!《白妙》がそのような恐ろしい場所に!?」
「うん。居るなあ…」
「あああ……!」
気が遠くなった私を瑞穂さんが支えてくれる。ああああ…あの子ったらあの子ったらあの子ったら!!どうしてそんなところに居るのよぉ…!!
「あー、そういや《迦陵》は《白妙》と仲良しだったっけ?じゃあ食べずにお土産に連れて帰ろう」
「お願いします…お願いします、お父様…!」
「俺の元部下も食うなよ?」
「えー?美味しそうなんだけどなあ…」
「万が一、《鹿島》がやらかしてたら俺の手で始末するから。それでいいな?《久遠》?」
「まあ…その時は連れて帰れ。だが《桜座》が食いたいと言えば寄越せ」
「おまえっ…ほんっと!変わってねえな!!」
目の前で尊き方々の話が進んでいく。
「大丈夫だって《迦陵》。《白妙》って弱っちく見えるけど、結構図太いし本気になったら凶暴だし……怪我しててもすぐ治せるだろ?根源が擦り減ってる気配は無いから大丈夫。お前の方が死にそうな顔してるぞ?」
「はい…」
「ちゃんと連れて帰るから。良い子で待ってろ」
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