【異世界大量転生2】囲われモブは静かに引きこもりたい

とうや

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モブと、血

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「オズワルド様!!」



凄惨な現場に場違いな声が響く。

白い神官服を真っ赤に染めて、主人公 ーーー ルミナが笑っていた。




「来てくださったんですねオズワルド様!ねえ、見てください!やりました!邪竜を倒したんですよ!!」



足元には、死してなお剣を握ったままの青年が、事切れた神竜に折り重なるようにしていた。



「レベルもいーっぱい上がったんですよ!きっとこれで、聖女になれますよね?」




……………ああ…。




「……テオ、あそこに下ろしてくれ」


「わかった」



俺は神竜と青年の亡骸の傍に下ろしてもらう。



膝立ちすると、紺のズボンが血を吸って黒くなる。




「ねえ!オズワルド様!?」





「………………すまない……」






事切れた青年の冷たい手を取った。



「すまない、すまない…すまない……俺の…おれの、せいだ……」



俺が流れを変えてしまったから。

俺なんかを信じたばかりに。

さぞ殺しやすかっただろうよ?信じきってたんだもんなあ。



「………すまない…………っ…」



泣いて済むことじゃない。なのに涙が溢れる。



「………オズ…………!」



俺が、殺した。一人残らず。







真っ赤に染まった青年の死体の下で、何かが鳴いた。































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