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モブとオリジン補食1
しおりを挟む目が覚めるとびっくりするほど体が軽かった。
カズマに何が食べさせられた気がするけど、詳しく聞きたくない。なんか怖い。
テオもルクレツィアも兄妹もカムイも朱座も、みんな喜んだ。辺境伯もだ。
そりゃそうだ。政府要人が泊まって、そこで死んだら貴族的には洒落にならない。
喜ぶみんなとは裏腹に、カズマだけが深刻な顔をして言った。
「やばい。やしろさんにバレた」
ん?
「愛人は何人作ってもいいけど同胞との浮気は許さないって連絡があった。やばいまずい地球の大陸が2、3個崩壊しかねない…」
ふぁ!?
遥のいるようないらない説明では、カズマの言う《やしろさん》は地球の最高神で、なんとか因子を集める最高責任者で、自称本妻。
んで、今、浮気疑惑で揉めているらしい。
モテすぎるのも大変だねカズマ……。っていうか神様までカズマを取り合ってるのか。モテ男フェロモン怖すぎる。
「ちょっと俺、一回地球に帰って宥めて来るから…。っていうか、やしろさんの番はほこらだよね!?なんで俺が宥めないといけない訳!?浮気ってなに!?ああああああもぉおおおめんっどくっせえええええええ!……(ふう)…リョウ、旦那にオリジンの給餌のやり方教えてて。もうやんない。俺は二度とやんない。無理無理無理なんかもう無理!俺のメンタルがゴリゴリ削られてる!!」
「はあ!?オレ!?オレが教えるのかよ!?」
「ハルカでもいい。とにかく俺、行って来るから。あとよろしく!」
掻き消えるようにカズマは行ってしまった。
………え?帰れるの!?え!?ええ!!??
「兄貴……帰れねえから。カズマがおかしいんだから」
遼が心を読んでくる。怖い。エスパーかよ。
「………はあ…。ハルカにさせられる訳ねーだろカズマのやつ…逃げやがった…!」
ん?給餌?えさ?
「あー…と、旦那は見てたよな?じゃあ話は早ぇや。すっげえイヤだから一回しかやんねえ。ちゃんと感覚、覚えろ。ハルカ、ルク嬢の目隠ししといてくれ」
「了~解⭐︎」
「えっ!?え?なに!?なんですかハルカ姉様!?」
え?え?何が始まるわけ???
話について行けずにオロオロする俺の目の前で。
遼がテオに掴みかかった。
「………!?遼!?」
殴るのかと思ったら。うん。思ったら………。
ぶちゅっと…………。…え………ええ……………!?
俺とテオが同時に固まった。
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