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☆彡 後編
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大切なものを故郷に置き去りにしてから何年経ったか、俺は何処に向かって歩んできたのだろう。
サミュエルソン王立学園に入学してジョルジュとかいう女子生徒が近付いてきてから、俺の人生は一変した。
まさか自分の家が罪に問われる行いをしていたなんて。そのことを笠に着てジョルジュは婚約を迫ってきた。なんとか躱してはいたが、情も何も無い人間から一方的に気持ちを押し付けられるというのは不快でしかなく、かなり精神を削られた。
危険から遠ざける為に、そして累が及ばないように婚約者と離れた。冷たい態度を取らなければならないのはとても辛かったし、婚約破棄を告げた時は自身が引き裂かれたように感じた。
全て証拠を揃え王に訴え出た。これで終わると思ったし、告発した自分は恩赦を与えられ父に代わりビルダウアー家当主になれるのではという打算もあった。そうすればまたイリーナと婚約できるからだ。
でも報告を受けた王はまるでつまらない物を見るかのように、簡単に貴族家二つを取り潰した。
何のことはない、王家もそのお溢れに預かっていたのだ。王家に向けられる批判を避けるために俺とオッフェルドの家は犠牲になった。いや、元はと言えば犯罪に手を染めたビルダウアー家とオッフェルド家が悪いのだが。もしかするとそれも王命だったのではと勘繰ってしまうが確かめる術は無い。
俺の思っていたものとは違う恩赦によって平民に降格ということだけで済まされた。でもこんな国にはもう居られない。出奔する前にイリーナの部屋の窓の所に、前にイリーナが好きだと教えてくれたマグナスの花を置いた。三階だろうと。
愛の力は時に理を凌駕する。
でもこれ以上は関わることは出来ない。彼女が王家に目を付けられないように早く国を出なければ。でも本心は彼女が他の誰かと幸せになるのを見たくなかったから……
それでも、誰とも添い遂げていないという一縷の望みに賭けて堂々と彼女を迎えに行けるよう遠く離れたこの国で地位を築こうとした。
実力を示せば騎士に取り立ててもらえると幾度も死地を乗り越えてきた。それも結局方便で他国からの流れ者など捨て石にしか過ぎないのだと今、魔物の群れに囲まれた俺は痛感していた。
俺がいる部隊は崩壊し、孤軍となってなす術なくただ立ち尽くし走馬灯のように今までのことを思い返していた。
家のこと、領民のこと、何より婚約者のこと。全てを守る為に戦うと決めた。剣をとった。
気が付けばその守るべきものたちは全て自分の手から離れていってしまった。
結局はここまでの人生だったのだろうか。すべて放り出してもう楽になろうか。……それでもまだ!
まだ、この想いは手放せそうにないよイリーナ。武器を持つ手にはまだ力がこもっている。俺は最期まで死を拒絶する。
戦闘が再開され、マリウシュは近くの魔物から斬って捨てていく。己の手にしている剣以外に、かつて魔物だったものや、かつて戦友だったもの、使えるものは何でも使った。
視界から色が消え、自身の呼吸音すら拾わなくなった。魔物はあと数えるばかりだというのに、身体が動きそうにない。せめて一呼吸を、だがその間すら許されない。援軍は……結局来ないか──
「助太刀ぃぃぃッ!!」
マリウシュの命を潰えさせようと向いた牙を躍り出たひとつの影が斬り落とす。
もはや何も映さなくなったマリウシュの眼に光が戻る。まるで魔法のようにその人物から色が拡がっていった。
「マリウシュ!マリウシュ!やっと逢えた!死なないで!一緒に生きてっ!」
感極まるのを無理に抑えるように早口で捲し立てる滲んだ声、それだけでマリウシュの意識は現実に留められた。
一方新たな戦力が加わったことに魔物たちがたじろぐ。その数瞬で充分だった。マリウシュの一呼吸毎に血液は全身を巡り、四肢の感覚が蘇ってくる。
「もう決して離れない。これからはずっと一緒だ、イリーナ!」
剣を持つ手に力を籠め、今まで防戦一方だったのとは逆にこちらから打って出る。まるで長年組んできたかのように息の合った連携で魔物の群れを一掃した。
小川の流れる場所まで移動したところでやっと一息つけたマリウシュは改めて目の前にイリーナが居ることを実感した。
今までの積もり積もった想いが、言葉が、溢れ過ぎて声にならない。あぁ、でもこれだけは言わないと。
お互い膝を突き合わせた状態で手を取り「イリーナ」と呼びかける。イリーナも続く言葉が予想出来たのだろう、期待を込めた眼差しを向けてくる。
「イリーナ、もう用は済んだじゃろ。刀返してくれんかな」
絶妙なタイミングで闖入してきたシュウウに、助けてもらった恩を彼方に追いやりイリーナは叫んだ。
「も、もう、もう!今良いところでしたのに!何で今なの~!」
それならさっき助けてくれたって良かったじゃないとこぼすイリーナだが、ホッホッホッと呑気に笑うシュウウを見て毒気が抜かれた。
「あそこで儂が出てったら嬢ちゃんも坊も格好良過ぎる儂に惚れてしまって大変じゃろ~」
マリウシュとイリーナが対峙していた魔物の群れ、の更に奥に群がっていた凶暴な危険種を駆逐していたことはシュウウ本人しか知らない。
呆れ顔のまま刀を返すと「またな~」と何処かに去っていった。今度こそ最後の別れだと直感したが、以前のような寂しさも湿っぽさも無かったことに、師父らしいとイリーナは思った。
マリウシュの顔を見る。これからは何処にだって行けるし、なんだって出来るわ、だって愛する人と一緒なんだもの。
先に立ち上がったイリーナはマリウシュの手を取って立ち上がらせる。微笑みを向けるとマリウシュも微笑み返してくれる。今はこの幸せだけで充分。
これからの未来のために二人で一歩を踏み出す。目的を遂げたイリーナの旅はまた当てのないものとなった。
でも今度は一人じゃないのだわ。繋いだ手から温もりを感じながら、数ある可能性に思いを馳せる。でも今、とりあえずは、
「そうだマリウシュ、マグナスの花の花言葉って知ってる?──」
おわり
ーーーーーーーー
あとがきと註釈
これくらいの長さのお話ならもう少しサクッと書けるようになりたいものです。思ったより時間がかかりました。
ヒロインはこんな武闘派になる予定ではなかったんですが、アレーー?
刺突拳はストレートリードだと思ってください。良い当て字が思い浮かびませんでした。
ちょこちょこ修正してるので通知が頻繁に来た方には邪魔くさかったろうと思いますすいません。
悪役令嬢と師父の名前を変えました、なんとなく。変わってない箇所があったらすいません。
イリーナが「シュー」と呼んでるのは言語の違いでシュウウと発音出来ないからです。
ジョルジュはマリウシュに過去助けられてそれから慕うようになったという経緯があります。
あと他の小説にもあるような嫌がらせをイリーナにしていたので、顔面パンチも致し方無しと思ってください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
サミュエルソン王立学園に入学してジョルジュとかいう女子生徒が近付いてきてから、俺の人生は一変した。
まさか自分の家が罪に問われる行いをしていたなんて。そのことを笠に着てジョルジュは婚約を迫ってきた。なんとか躱してはいたが、情も何も無い人間から一方的に気持ちを押し付けられるというのは不快でしかなく、かなり精神を削られた。
危険から遠ざける為に、そして累が及ばないように婚約者と離れた。冷たい態度を取らなければならないのはとても辛かったし、婚約破棄を告げた時は自身が引き裂かれたように感じた。
全て証拠を揃え王に訴え出た。これで終わると思ったし、告発した自分は恩赦を与えられ父に代わりビルダウアー家当主になれるのではという打算もあった。そうすればまたイリーナと婚約できるからだ。
でも報告を受けた王はまるでつまらない物を見るかのように、簡単に貴族家二つを取り潰した。
何のことはない、王家もそのお溢れに預かっていたのだ。王家に向けられる批判を避けるために俺とオッフェルドの家は犠牲になった。いや、元はと言えば犯罪に手を染めたビルダウアー家とオッフェルド家が悪いのだが。もしかするとそれも王命だったのではと勘繰ってしまうが確かめる術は無い。
俺の思っていたものとは違う恩赦によって平民に降格ということだけで済まされた。でもこんな国にはもう居られない。出奔する前にイリーナの部屋の窓の所に、前にイリーナが好きだと教えてくれたマグナスの花を置いた。三階だろうと。
愛の力は時に理を凌駕する。
でもこれ以上は関わることは出来ない。彼女が王家に目を付けられないように早く国を出なければ。でも本心は彼女が他の誰かと幸せになるのを見たくなかったから……
それでも、誰とも添い遂げていないという一縷の望みに賭けて堂々と彼女を迎えに行けるよう遠く離れたこの国で地位を築こうとした。
実力を示せば騎士に取り立ててもらえると幾度も死地を乗り越えてきた。それも結局方便で他国からの流れ者など捨て石にしか過ぎないのだと今、魔物の群れに囲まれた俺は痛感していた。
俺がいる部隊は崩壊し、孤軍となってなす術なくただ立ち尽くし走馬灯のように今までのことを思い返していた。
家のこと、領民のこと、何より婚約者のこと。全てを守る為に戦うと決めた。剣をとった。
気が付けばその守るべきものたちは全て自分の手から離れていってしまった。
結局はここまでの人生だったのだろうか。すべて放り出してもう楽になろうか。……それでもまだ!
まだ、この想いは手放せそうにないよイリーナ。武器を持つ手にはまだ力がこもっている。俺は最期まで死を拒絶する。
戦闘が再開され、マリウシュは近くの魔物から斬って捨てていく。己の手にしている剣以外に、かつて魔物だったものや、かつて戦友だったもの、使えるものは何でも使った。
視界から色が消え、自身の呼吸音すら拾わなくなった。魔物はあと数えるばかりだというのに、身体が動きそうにない。せめて一呼吸を、だがその間すら許されない。援軍は……結局来ないか──
「助太刀ぃぃぃッ!!」
マリウシュの命を潰えさせようと向いた牙を躍り出たひとつの影が斬り落とす。
もはや何も映さなくなったマリウシュの眼に光が戻る。まるで魔法のようにその人物から色が拡がっていった。
「マリウシュ!マリウシュ!やっと逢えた!死なないで!一緒に生きてっ!」
感極まるのを無理に抑えるように早口で捲し立てる滲んだ声、それだけでマリウシュの意識は現実に留められた。
一方新たな戦力が加わったことに魔物たちがたじろぐ。その数瞬で充分だった。マリウシュの一呼吸毎に血液は全身を巡り、四肢の感覚が蘇ってくる。
「もう決して離れない。これからはずっと一緒だ、イリーナ!」
剣を持つ手に力を籠め、今まで防戦一方だったのとは逆にこちらから打って出る。まるで長年組んできたかのように息の合った連携で魔物の群れを一掃した。
小川の流れる場所まで移動したところでやっと一息つけたマリウシュは改めて目の前にイリーナが居ることを実感した。
今までの積もり積もった想いが、言葉が、溢れ過ぎて声にならない。あぁ、でもこれだけは言わないと。
お互い膝を突き合わせた状態で手を取り「イリーナ」と呼びかける。イリーナも続く言葉が予想出来たのだろう、期待を込めた眼差しを向けてくる。
「イリーナ、もう用は済んだじゃろ。刀返してくれんかな」
絶妙なタイミングで闖入してきたシュウウに、助けてもらった恩を彼方に追いやりイリーナは叫んだ。
「も、もう、もう!今良いところでしたのに!何で今なの~!」
それならさっき助けてくれたって良かったじゃないとこぼすイリーナだが、ホッホッホッと呑気に笑うシュウウを見て毒気が抜かれた。
「あそこで儂が出てったら嬢ちゃんも坊も格好良過ぎる儂に惚れてしまって大変じゃろ~」
マリウシュとイリーナが対峙していた魔物の群れ、の更に奥に群がっていた凶暴な危険種を駆逐していたことはシュウウ本人しか知らない。
呆れ顔のまま刀を返すと「またな~」と何処かに去っていった。今度こそ最後の別れだと直感したが、以前のような寂しさも湿っぽさも無かったことに、師父らしいとイリーナは思った。
マリウシュの顔を見る。これからは何処にだって行けるし、なんだって出来るわ、だって愛する人と一緒なんだもの。
先に立ち上がったイリーナはマリウシュの手を取って立ち上がらせる。微笑みを向けるとマリウシュも微笑み返してくれる。今はこの幸せだけで充分。
これからの未来のために二人で一歩を踏み出す。目的を遂げたイリーナの旅はまた当てのないものとなった。
でも今度は一人じゃないのだわ。繋いだ手から温もりを感じながら、数ある可能性に思いを馳せる。でも今、とりあえずは、
「そうだマリウシュ、マグナスの花の花言葉って知ってる?──」
おわり
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あとがきと註釈
これくらいの長さのお話ならもう少しサクッと書けるようになりたいものです。思ったより時間がかかりました。
ヒロインはこんな武闘派になる予定ではなかったんですが、アレーー?
刺突拳はストレートリードだと思ってください。良い当て字が思い浮かびませんでした。
ちょこちょこ修正してるので通知が頻繁に来た方には邪魔くさかったろうと思いますすいません。
悪役令嬢と師父の名前を変えました、なんとなく。変わってない箇所があったらすいません。
イリーナが「シュー」と呼んでるのは言語の違いでシュウウと発音出来ないからです。
ジョルジュはマリウシュに過去助けられてそれから慕うようになったという経緯があります。
あと他の小説にもあるような嫌がらせをイリーナにしていたので、顔面パンチも致し方無しと思ってください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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