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本編
意気揚々と楽しい私
法律関係や契約の最終処理はお父様のお仕事だし、細かなことは家令や執事に丸投げしたし、商会などもきちんと代表に任せているから私とお母様はサクサクーっと領地に。
お屋敷ごと移動できたら良いのにね。
王都に残ってるとあの王子とあの変な令嬢に絡まれそうで嫌だから早めに動きましたよ。
婚約は、お父様とお母様が断固拒否していたのに王子が馬鹿すぎてどうしても能力のある妃をって。あとアーバン公爵家の繋がりとか諸々を望んで12歳の時にほぼ王命で成立。
見た目は良いけど我儘で横柄、王子教育から逃亡など王家どころか貴族の子息としても成っていない。
そんな相手を一生捧げないといけないなんてとは思っていましたが、王太子妃にならなくちゃいけないなら、立場を利用してやってみたかった事をやろうと切り替えた。
それに我儘王子なので婚姻自体取りやめの可能性も無いこともない!
基本はアーバンの領地に貢献したいって事で王都にお店を出したり流通を隣国から確保したり。王太子妃教育の合間にいつでも自力で生きていける力をつける事にした。
つい最近の成人になった16歳の誕生日、学園卒業後の18歳での婚姻に向けて正式な婚約式を行い、誓約書に署名した。
成人前の婚約は仮契約みたいなもので、成人後の婚約は正式なものなので破棄は離縁と同じく瑕疵と見做されるので貴族の特に子女には大きな問題となる。
王子の所行や浮気などはすでに判っていたため、家族や宰相たちはこの婚約誓約書にたくさんの条件や罠を盛り込んだ。
王家がここまでやられるほど嫌われているのは王命で無茶を言うことが今回の婚約だけじゃ無かったから。
亡くなった王妃も気に入った男性は命令して側に使えさせ、相手をさせたり。命令を聞かなければその男性の婚約者、妻や娘に酷いことを。
先代王は善良な賢君だったらしいのに今代は暗愚。
第二王子は王妃の嫌がらせが凄まじく、生母と共に実家に逃げて隣国に出てしまわれた。
ですから、宰相たちは私の婚約誓約書にあれこれ・・・ね。
もし婚姻が成立しても浮気などの証拠で閨は拒否して然るべき時期に幽閉して私が一旦玉座に座る手筈でした。
どちらにしても詰んでいたのですわ♡
婚約誓約書に署名前でも浮気で婚約を不成立で私には問題がなく。
少し時間をかけて陛下を引きずり落とす予定でした。
一番早そうなのが王子が婚約破棄を持ってくる事だったので、これで一気に終わり。
「お嬢様、楽しそうですね?」
私の専属執事カーマインが微笑む。
「ええ、だって領地に戻ったら好きなだけ商売に集中できるわ」
私はもともと自分の欲しいものを簡単に手に入れられるようにしたいと思っていた。
アーバン家に生まれ好きなものを好きなだけ手に入れられる環境ではあったが、無いものは手に入らないし、国交がない国のものはすぐには手に入らない。
どうやって手に入れるかを考え、流通や生産に興味を持った。
幸いお父様が良い人材を紹介してくれて、
そちらの教育も受けられた。
この国は王家の散財のせいで国の予算がなく大きな事業がないせいで発展が遅れている。
私の起こした商会が始めたのは今まで手に入りにくかった化粧品と少し高価なお菓子の販売。
流通経路がない他の商会では真似できない。
そして長年変わり映えしないドレスや衣料を自分好みにしたくて始めた衣装屋。
庶民向けの簡素な衣装に少しだけ装飾を追加して、貴族向けにはそれまでなかったシンプルだけど華やかなデザインのドレス。
ゴテゴテの重いだけのドレスが嫌だっただけだけど大当たりでしたわ。
これらのお店が全部王都から引き上げになる。
店舗は拡大したい時困るから借り物だったし、従業員やその家族は希望者全員次の開店先に行けるので問題ない。
それにこれまで協力したんだから、私の望みを一つ叶えて下さるわよね?
お父様♡
お屋敷ごと移動できたら良いのにね。
王都に残ってるとあの王子とあの変な令嬢に絡まれそうで嫌だから早めに動きましたよ。
婚約は、お父様とお母様が断固拒否していたのに王子が馬鹿すぎてどうしても能力のある妃をって。あとアーバン公爵家の繋がりとか諸々を望んで12歳の時にほぼ王命で成立。
見た目は良いけど我儘で横柄、王子教育から逃亡など王家どころか貴族の子息としても成っていない。
そんな相手を一生捧げないといけないなんてとは思っていましたが、王太子妃にならなくちゃいけないなら、立場を利用してやってみたかった事をやろうと切り替えた。
それに我儘王子なので婚姻自体取りやめの可能性も無いこともない!
基本はアーバンの領地に貢献したいって事で王都にお店を出したり流通を隣国から確保したり。王太子妃教育の合間にいつでも自力で生きていける力をつける事にした。
つい最近の成人になった16歳の誕生日、学園卒業後の18歳での婚姻に向けて正式な婚約式を行い、誓約書に署名した。
成人前の婚約は仮契約みたいなもので、成人後の婚約は正式なものなので破棄は離縁と同じく瑕疵と見做されるので貴族の特に子女には大きな問題となる。
王子の所行や浮気などはすでに判っていたため、家族や宰相たちはこの婚約誓約書にたくさんの条件や罠を盛り込んだ。
王家がここまでやられるほど嫌われているのは王命で無茶を言うことが今回の婚約だけじゃ無かったから。
亡くなった王妃も気に入った男性は命令して側に使えさせ、相手をさせたり。命令を聞かなければその男性の婚約者、妻や娘に酷いことを。
先代王は善良な賢君だったらしいのに今代は暗愚。
第二王子は王妃の嫌がらせが凄まじく、生母と共に実家に逃げて隣国に出てしまわれた。
ですから、宰相たちは私の婚約誓約書にあれこれ・・・ね。
もし婚姻が成立しても浮気などの証拠で閨は拒否して然るべき時期に幽閉して私が一旦玉座に座る手筈でした。
どちらにしても詰んでいたのですわ♡
婚約誓約書に署名前でも浮気で婚約を不成立で私には問題がなく。
少し時間をかけて陛下を引きずり落とす予定でした。
一番早そうなのが王子が婚約破棄を持ってくる事だったので、これで一気に終わり。
「お嬢様、楽しそうですね?」
私の専属執事カーマインが微笑む。
「ええ、だって領地に戻ったら好きなだけ商売に集中できるわ」
私はもともと自分の欲しいものを簡単に手に入れられるようにしたいと思っていた。
アーバン家に生まれ好きなものを好きなだけ手に入れられる環境ではあったが、無いものは手に入らないし、国交がない国のものはすぐには手に入らない。
どうやって手に入れるかを考え、流通や生産に興味を持った。
幸いお父様が良い人材を紹介してくれて、
そちらの教育も受けられた。
この国は王家の散財のせいで国の予算がなく大きな事業がないせいで発展が遅れている。
私の起こした商会が始めたのは今まで手に入りにくかった化粧品と少し高価なお菓子の販売。
流通経路がない他の商会では真似できない。
そして長年変わり映えしないドレスや衣料を自分好みにしたくて始めた衣装屋。
庶民向けの簡素な衣装に少しだけ装飾を追加して、貴族向けにはそれまでなかったシンプルだけど華やかなデザインのドレス。
ゴテゴテの重いだけのドレスが嫌だっただけだけど大当たりでしたわ。
これらのお店が全部王都から引き上げになる。
店舗は拡大したい時困るから借り物だったし、従業員やその家族は希望者全員次の開店先に行けるので問題ない。
それにこれまで協力したんだから、私の望みを一つ叶えて下さるわよね?
お父様♡
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