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激戦を終えて
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スノウとの試験を降参した俺はシャルルが待つ観客席に足を運ばせた。
観客席に着くと、俺の前にはシャルル、ナグモ、ワカツキ以外にも大勢の参加者が居た。その全員から歓喜の声を上げられ迎えられた。その喧騒が以外にも心地よく心が高鳴っているのがわかる。
「お前、本当に何者だよ! というかあの剣なんだよ! あんな剣見たことも聞いたこともないぞ!」
「クロムっちお疲れ様! いやぁ~、かっこよかったよ! お姫様を傷付けられたことに激怒した騎士様みたいで」
「クロム! ありがとうございます。私のお願いを聞き入れてもらって。それと、お疲れ様でした。とてもかっこよかったです」
「みんなありがとう。結果は降参してしまったけどな。シャルルのお願いはしょうがないだろ、あんな言い方されてはできるものもできなくなる……」
その後も俺の素性を知った者たちは俺の家柄や、爵位を気にし始めてる連中で溢れかえっていた。予想はしていたがこうもあからさまにされると、些か目障りだな、まあ俺がやらかしてしまったのだから仕方ないか……。
「皆さん! クロムから離れて下さい! クロムはあの激しい戦いから戻ってきたばかりです、皆さんが押し寄せてはクロムが疲れてしまいます」
俺が周囲の態度に不快感を抱いていることを察したのかシャルルが助け船を出してくれた。シャルルの言葉に周囲の参加者は俺から距離を置き、元居た位置に戻って行った。
「あれあれ、王女様、もしかしてクロムっちの人気が出てきて嫉妬してるの?」
「ちょ、ワカツキさん⁉ な、何を言っているのですか⁉」
「わかるわかる。さっきの戦いでクロムっちのファンが増えてるのは確かだし、クロムっちイケメンじゃん? これからは敵がかなり増えると思うよ? 例え王女様でも油断はできないよ?」
何やら不穏な会話が聞こえてきたが、敢えて聞こえない振りをした。そうでもしないと何やら厄介な事に巻き込まれそうだからな。
シャルルはワカツキの言葉を受けて、うぅっと唸っている様子だったが、俺にファンみたいなものが出来てシャルルが一体何故困るのか見当が付かない。
スノウとの戦闘でかなりの魔力を消費していた俺は、正直今は動くことすらままならない状態だった。それでもこの入学試験のお陰でかなりレベルが上がった気がする。やはり己の力を上げるのに格上との戦闘は不可欠だな。八咫烏と燐火を顕現したことにより、転生前の感覚が戻ってきた。今ならこの二振りを使わなくても転生前と遜色のない身体能力を取り戻せただろう。後の問題はその力に耐えれるだけの体力を鍛えねばならない、この時代の強者の実力を見て最低限あそこのレベルまでは到達しないとシャルルを守りきることは難しいだろう。
魔力の回復をしながらまた四人で雑談をしながら時間を過ごしていた。ナグモとワカツキに対して俺は気になることがあったのでそれを問いかけた。
「そういえば、お前たちはどこに住んでいて、そして本当に女神は居るのか?」
「その質問は私が答えるね。まず、女神様は居るよ。途轍もなく美人だった。なんでも遥か昔に勇者と魔王が争いを無くすために結婚をして、その二人の間に産まれた存在が女神様なんだって。それと、私たちはとある伯爵様に引き取ってもらって、特別に家まで用意されているの」
「勇者と魔王が結婚……。くっ、くはははは。なんて面白い話なんだ。まさかあいつらが結婚だと、腹がはち切れそうだ」
ワカツキから出た衝撃的な事実に俺は今も腹を抱えて大爆笑していた。あの二人が結婚して子供までできていたとは、あの二人を思い出すだけで笑いが止まらない。
「ク、クロムっち? 大丈夫? なんか勇者様と魔王と知り合いみたいな感じだけど、冗談だよね?」
「あー、悪い。もちろん冗談だ。ただワカツキの話が面白すぎてつい笑ってしまったんだ」
「クロムっちの笑った顔初めて見たよ。なんか戦っている時と違って可愛いね」
「ちょ、ワカツキさん!」
「うわっ、王女様が怒った! 逃げろー」
ワカツキは何故か訳もわからず怒ったシャルルから駆け足で逃げ回っていた。一しきり笑い終え、ようやくなんとか平静を保てた。
和やかな時間が終わりを告げる。場内アナウンスが響き、俺たちは最初に集まった中庭に召集された。
入学試験の合格者を発表するらしく、中庭には多くの教職員、並びに在校生の姿が目に映る。まさか当日に発表されるとは思いもしていなかった。そんな感想を抱いているとまたしても背後から殺気を感じ、この殺気の気配からしてルイネだろうとあたりをつけて振り返ると、やはりルイネだった。
「どうした? また殺気を撒き散らして」
「くっ、やはりこれでもダメか、貴様、試験の方はどうだったのだ?」
「俺の結果よりシャルルの結果を気にした方が良いんじゃないか?」
「愚か者! シャルル様の心配をするなんて不敬に値する。貴様みたいな自信過剰の奴が一番足元をすくわれるからな」
「そうか、お前もしかして、俺の心配をしてくれているんだな。なんだ案外優しい所があるじゃないか。ありがとうルイネ」
俺の発言に何故か顔を赤らめて、無言で回し蹴りをしてきたルイネに対し俺は朗らかな笑みを浮かべたまま防御した。
「これより、今試験合格者を発表する」
観客席に着くと、俺の前にはシャルル、ナグモ、ワカツキ以外にも大勢の参加者が居た。その全員から歓喜の声を上げられ迎えられた。その喧騒が以外にも心地よく心が高鳴っているのがわかる。
「お前、本当に何者だよ! というかあの剣なんだよ! あんな剣見たことも聞いたこともないぞ!」
「クロムっちお疲れ様! いやぁ~、かっこよかったよ! お姫様を傷付けられたことに激怒した騎士様みたいで」
「クロム! ありがとうございます。私のお願いを聞き入れてもらって。それと、お疲れ様でした。とてもかっこよかったです」
「みんなありがとう。結果は降参してしまったけどな。シャルルのお願いはしょうがないだろ、あんな言い方されてはできるものもできなくなる……」
その後も俺の素性を知った者たちは俺の家柄や、爵位を気にし始めてる連中で溢れかえっていた。予想はしていたがこうもあからさまにされると、些か目障りだな、まあ俺がやらかしてしまったのだから仕方ないか……。
「皆さん! クロムから離れて下さい! クロムはあの激しい戦いから戻ってきたばかりです、皆さんが押し寄せてはクロムが疲れてしまいます」
俺が周囲の態度に不快感を抱いていることを察したのかシャルルが助け船を出してくれた。シャルルの言葉に周囲の参加者は俺から距離を置き、元居た位置に戻って行った。
「あれあれ、王女様、もしかしてクロムっちの人気が出てきて嫉妬してるの?」
「ちょ、ワカツキさん⁉ な、何を言っているのですか⁉」
「わかるわかる。さっきの戦いでクロムっちのファンが増えてるのは確かだし、クロムっちイケメンじゃん? これからは敵がかなり増えると思うよ? 例え王女様でも油断はできないよ?」
何やら不穏な会話が聞こえてきたが、敢えて聞こえない振りをした。そうでもしないと何やら厄介な事に巻き込まれそうだからな。
シャルルはワカツキの言葉を受けて、うぅっと唸っている様子だったが、俺にファンみたいなものが出来てシャルルが一体何故困るのか見当が付かない。
スノウとの戦闘でかなりの魔力を消費していた俺は、正直今は動くことすらままならない状態だった。それでもこの入学試験のお陰でかなりレベルが上がった気がする。やはり己の力を上げるのに格上との戦闘は不可欠だな。八咫烏と燐火を顕現したことにより、転生前の感覚が戻ってきた。今ならこの二振りを使わなくても転生前と遜色のない身体能力を取り戻せただろう。後の問題はその力に耐えれるだけの体力を鍛えねばならない、この時代の強者の実力を見て最低限あそこのレベルまでは到達しないとシャルルを守りきることは難しいだろう。
魔力の回復をしながらまた四人で雑談をしながら時間を過ごしていた。ナグモとワカツキに対して俺は気になることがあったのでそれを問いかけた。
「そういえば、お前たちはどこに住んでいて、そして本当に女神は居るのか?」
「その質問は私が答えるね。まず、女神様は居るよ。途轍もなく美人だった。なんでも遥か昔に勇者と魔王が争いを無くすために結婚をして、その二人の間に産まれた存在が女神様なんだって。それと、私たちはとある伯爵様に引き取ってもらって、特別に家まで用意されているの」
「勇者と魔王が結婚……。くっ、くはははは。なんて面白い話なんだ。まさかあいつらが結婚だと、腹がはち切れそうだ」
ワカツキから出た衝撃的な事実に俺は今も腹を抱えて大爆笑していた。あの二人が結婚して子供までできていたとは、あの二人を思い出すだけで笑いが止まらない。
「ク、クロムっち? 大丈夫? なんか勇者様と魔王と知り合いみたいな感じだけど、冗談だよね?」
「あー、悪い。もちろん冗談だ。ただワカツキの話が面白すぎてつい笑ってしまったんだ」
「クロムっちの笑った顔初めて見たよ。なんか戦っている時と違って可愛いね」
「ちょ、ワカツキさん!」
「うわっ、王女様が怒った! 逃げろー」
ワカツキは何故か訳もわからず怒ったシャルルから駆け足で逃げ回っていた。一しきり笑い終え、ようやくなんとか平静を保てた。
和やかな時間が終わりを告げる。場内アナウンスが響き、俺たちは最初に集まった中庭に召集された。
入学試験の合格者を発表するらしく、中庭には多くの教職員、並びに在校生の姿が目に映る。まさか当日に発表されるとは思いもしていなかった。そんな感想を抱いているとまたしても背後から殺気を感じ、この殺気の気配からしてルイネだろうとあたりをつけて振り返ると、やはりルイネだった。
「どうした? また殺気を撒き散らして」
「くっ、やはりこれでもダメか、貴様、試験の方はどうだったのだ?」
「俺の結果よりシャルルの結果を気にした方が良いんじゃないか?」
「愚か者! シャルル様の心配をするなんて不敬に値する。貴様みたいな自信過剰の奴が一番足元をすくわれるからな」
「そうか、お前もしかして、俺の心配をしてくれているんだな。なんだ案外優しい所があるじゃないか。ありがとうルイネ」
俺の発言に何故か顔を赤らめて、無言で回し蹴りをしてきたルイネに対し俺は朗らかな笑みを浮かべたまま防御した。
「これより、今試験合格者を発表する」
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