転生した最強の死霊使いは平凡な日々を求めるが……

カルマ

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最後の戦い(8)

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「決勝戦開始!」

「テオ・ファイガ」

「テオ・ボルト」


 開戦直後、モード七つの大罪に変わり高威力の魔法がぶつかり合った。


「これでは小手調べにもならないか」


 ウルクはならと付け足して攻撃の手を強めた。


「テオ・ファイガ、テオ・ボルト、テオ・ブリザード」


 ウルクは怒涛のトリプルキャストを披露した。ほう? テオ系の魔法を三つも繰り出すか、やはり魔道王の名前は建てじゃないということか。


 ウルクの魔法に対応すべく、俺も同じ魔法で相殺した。


 相殺されたことにより、ウルクは魔力を最大限に高めて先の大魔法を繰り出そうとしていた。


「リオレクス・ウル・ファイガ」

「破壊(クラッシュ)」


 溜めの大きい魔法は俺には通用しない。俺の破壊を目の当たりにしたウルクは一瞬だが顔を濁らせていた。流石にこの魔法は見たことが無いようだな。

 今の一連の攻防で会場は物凄い喧騒で溢れ返っていた。


 最初こそ驚きを露わにしていたウルクも頭のキレが良く、すぐさま多数の魔法攻撃に切り替えてきた。


「ジャイロファイガ」


 大きな車輪が炎を纏いファイガを連発してきた。その攻撃に即座に創造のスキルで二丁拳銃を顕現させた。その拳銃の弾丸に破壊のスキルを付与させウルクの攻撃を尽く破壊し尽くした。この技はあの魔獣とやり合った時に思い付いた技だ。まさか、こんな初歩的な方法を思い付かなかったとは情けない。


「忌々しい、その魔法はなんだ!」

「破壊しただけだぞ?」


 ウルクは俺の攻撃に手間取っている様子だった。だがその不快感がウルクの心の枷を解き放ってしまったのか、魔法攻撃から槍の攻撃に切り替えていた。


 ウルクの手に持たれる魔槍グングニルから途轍もない魔力が溢れ出ていた。その魔力を一気に解放しながら俺に向けて投擲した。


「グングニル!」


 ウルクの全力の一撃。この出力はまずい、ウルクの魔法攻撃だけなら何とかなるが、これに加えグングニル本来の魔力が上乗せされている。これは防御魔法を使うより、攻撃魔法で相殺するのが妥当だろう。だが普通の攻撃では太刀打ちすることは不可能だ。普通ではない攻撃、これは俺がここで限界を超えるしかない。


 二丁拳銃を消し去り、崩殺拳の構えを取るために左手を前にかざし、右手を拳に変えて、腰を落とし中断の構えを取る。普段の崩殺拳ではどの技も通用しない、狙うは一の攻撃ではなく重の攻撃だ。


「崩殺拳破の型+ブースト《ゼクス》崩玉!」


 魔力の塊を拳圧に乗せて放ち尚且つスキルブーストを六重に重ね掛けして威力を倍増させた。


 グングニルと俺の攻撃がぶつかり合う。その凄まじい競り合いに全集中を注いだ。技の競り合いが火花を散らし魔力の波が周囲に行き交う。


 俺とウルクの競り合いは俺がどうにか打ち返した。そのまま勢いを失うことなくウルク目掛けて迫って行った。よし、このまま決着だ。
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