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偽りの結婚
Round6: だから誤解なんです!
しおりを挟む誤解だ……誤解にもほどがある。それに部屋から出ることができないなんて最悪なことあるはずがない。
それに、このまま誤解されたまま夜に突入してみろ。性欲絶倫おばけが爆発して、襲いにくるに決まっている。
説明を準備しろと言われているが、説明なんて最初から聞くつもりもなく、嫉妬で頭がわいて、あっはんうっふんに突入すること間違いない。それはどうにか回避したい。
そんなことを考えていたら、すでに進さんが部屋に戻ってきてしまった。
不運なことに新菜はそのときベッドの上にいた。猛獣はベッドまでやってきて、獲物をとらえた。
「俺よりも柏木がいいの? 浮気の約束したの?」
は? どうしてこの人の頭のなかではそんな展開になっているのか新菜には理解不能だった。
「ねえ、それ本気で言ってるの?
わたし、怒るよ」
新菜がそう言えば、猛獣はしゅんとして新菜にしがみついてきた。嫉妬深いのはなんとなくわかった。嫉妬深いからこそ疑いをもつのもわかる。
けれども、新菜からすれば信用されていないと感じるのも当たり前なのだ。
「新菜ちゃん、ごめんね……新菜ちゃんのおっぱいちゅーちゅーするから許して」
「そんなことしなくていいっ!」
がしかし、猛獣の手はすでに新菜のルームウェアの中に侵入していた。もう新菜には止めることができない。
「っ……やめてよ。だめ、今日は進さんが罰を受けるの!」
「え……」
新菜はいきなりそう言って、進を押し倒した。そして、無理矢理、彼のジャージとスラックスをおろした。顔の目の前には、ご立派な息子さんがいる。
「ねえ、どうしてほしいか言ってみてよ」
意地悪にそう言えば、隆起したその先端からは汁が溢れた。
「ほら、我慢汁出ちゃってるよ?」
「く、口でしながらシゴいてっ」
快楽に従順な猛獣はそう答えた。新菜はその唇をそっと先端に押し付けた。
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