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別れは突然に、、

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ーー2年前ーー

母「新しいお父さんとお兄ちゃんができたわよ!ほら沙織!挨拶して!!」

沙織「どうも、沙織です、よろしくお願いします」

父「そんなに緊張しなくてもいいよ、ほら亮もあいさつ!」

亮「初めまして亮です、よろしくお願いします」

沙織(わぁお、、イケメン、、!)

母「亮くん医師免許持ってるんだって!沙織いろいろもってるから見てもらえば?」

沙織「いやいやいや!!そんなのしなくていい!//」

母「あらぁ~照れちゃってぇ~」

亮「あははっ」

父「沙織ちゃん!亮のことはおにいちゃんってよんでね!」

沙織「はい、お父さん」

亮「じゃあ僕は何て呼べばいいですか?」

母「沙織でいいわよもぉ~」

亮「わかりました~」

父「これからよろしくな~!」



ーー2年後ーー

キィィィイイイイイ
ドーン ガラガラ

沙織「お父さん!!お母さん!!」

父「さ、、、ぉ、、、り、、、、、、」

母「りょうくんに、、、、、、さおりを、、、まかせたよ、、、、」

沙織「お父さん!!お母さん!!生きて!!だめ!!死んじゃ、、、、!!」

ピーポーピーポー

医師「お父さん方はもう、、、息を引き取られました、、、」

沙織「そ、、んな、、、」

私はそこで赤ちゃんのように泣き喚いた
前のお父さんも病気で亡くしていたからつらくてわんわん泣き喚いた
ついに私は一人ぼっちになったんだ、、、
いやだ、、私も死にたい、、生きていたくない、、、



何時間たっただろう、、、ここは、、?どこ、、?

沙織「ふぁぁ」

あくびをしてしまった、、誰もいない病室で、、どこ?ここ?なにもわからない、、

亮「沙織!?目を覚ましたぞ、、!!」

沙織「なにが、、」

亮「1週間、、昏睡状態だったんだ、、」

沙織「そうだったんだ、、」

亮「お父さんたちがいなくなってつらかったよな、、」

沙織「やめて、、思い出させないで、、!」

亮「あぁ、、ごめんな、、」

沙織「ここはどこ、、?」

亮「僕が働いている病院だよ」

沙織「そうなんだ、、」

亮「体調大丈夫か?」

沙織「うん、、頭痛いけど、、」

亮「たぶんそれはストレスだから、、」

沙織「わかった、、ねぇ、、家に帰りたい、、」

亮「わかった、、ちょっと聞いてくるね」

沙織「ありがとう」

ーー10分後ーー

沙織「おかえり」

亮「ただいまー」

沙織「なんていってた、、?」

亮「だめだって」

沙織「なんで、、?」

亮「心に大きなショックを受けてるからだって」

沙織「なんでよぉ、、泣」

亮「そういうところだよ」

沙織「え、、?」

亮「情緒不安定だし、、親を失って自傷行為するかもだからだって」

沙織「私、、しないけどなぁ、、、」

亮「まぁ念には念をっていうでしょっ」

沙織「いち早く帰る方法無いの?」

亮「聞いてみる」

ーーまたまた3分後ーー

亮「ん~」

沙織「どうしたの?」

亮「あのさ、、」
 「僕が沙織の主治医になればいいって言ってたんだけど、、、」

沙織「え!?私の!?」

亮「だって2年前いやって言ってなかった?」

沙織「言ってたけど、、、」

亮「けど、、?」

沙織「それでもいい、、家に帰りたい、、」

亮「わかった、じゃあ荷物まとめて、、て何も持ってなかったね」

ーー5分後ーー
亮「よし!家に帰ろうか」

沙織「うん」
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