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第二章 旅路―駆け出し―編
幕間 「闘魔の父」
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茶髪を無造作に後ろへかきあげた、精悍な顔つきの男性。
彼の種族は闘魔族。
額に魔力感知の役割を果たす双角を持ち、突出した身体能力と魔力量に恵まれた一族。
平均寿命も二百歳近くと長寿であったが、闘うために生まれたような種族のためか、老衰まで生きながらえる者は少なかった。
男はそんな闘魔族の中でも一際温厚な人物だった。
基本的に、闘魔族は血の気が多く、怒りや悲しみといった負の感情に支配され見境無く暴れることも多い。
大戦時にはそういった特徴も相まってか、魔土側戦力として多大な貢献を果たした。
男も、三十年前の大戦に参加し多くの功績を残した。
望まない争いではあったが、己の力と出自を考えればしょうがない事であった。
大戦後に和平を結んだ世界で、男は凡人土へと渡った。
争いばかりが起こる魔土に嫌気が差したのだ。
角を隠し、辺境の村でひっそりと暮らした。
口下手ではあったが段々と村人達と打ち解けて居場所を得て、その過程で妻との出会いもあった。
女が妻になる前、ある拍子に角を見られてしまった。
もうこの村にはいられないと男は思った。
諦めて荷物を纏め、村を出ようとしたところで女に止められた。
女は男を受け入れ、そんな深い愛情と優しさを持つ女に男も惹かれた。
その関係は禁じられたものだと知っていた。
生まれてくる子どもにも、多大な枷を負わせると分かっていた。
許されることではないし、一時の感情で肯定していいものでもなかった。
だが、二人は欲した。
お互いが愛し合った、その結晶を。
----
「おい聞いたか?東北東の端で龍が現れたって」
「そりゃホントか?その方角の端っていや、人は住んでねぇからいいが、こっちにまで来られちゃたまったもんじゃねぇな」
「龍災になる前に騎士団様方には仕事して欲しいもんだぜ」
「バカいうな。こんな街まで来だしちまったら、俺たちの仕事はとっくに無くなってんだよ」
出稼ぎに訪れたギアサで、共に働く者たちの声に耳を傾ける。
周りが喋ったり盛り上がっている時、基本的にはこうして静かに周りの音を拾っている事が多い。
ギアサにはこうして不定期に、周辺の村や小さな町から人々が出稼ぎに訪れる。
仕事の内容は魔獣や魔物の討伐が主になる。
今回はギアサより東に位置する大森林で、大量発生した魔獣の討伐だ。
村にいる家族の事を考える。
息子は想像を超え立派に成長してくれた。
初めは、成人するまで村で共に過ごして、そこからは自由に生きてほしいと思っていた。
だが息子の成長は著しく、村はそんな息子には狭すぎた。
すでに自分が親としてしてやれることは、外の世界に送り出してやる事だけだった。
サラもこの考えには快く賛同してくれた。
愛する妻。
種族の違う、禁断の関係。
三十年以上前でこそありふれた関係性だったのだが、今となっては禁じられた事だ。
そんな彼女も同様に息子を愛し、今まで支えて来てくれた。
半魔という身に関して、心配はしていたが息子の様子を見ているとうまくやってくれるんじゃないか、という無責任な考えが浮かんでくる。
本来ならばずっと一緒にいて、自分が守ってやるべきなのだろう。
だが、それでは生まれてきた息子の意思はどうなる?
悪いのは知っていたうえで子をつくった自分達だ。
ライルは聡く、力ある子だ。
きっと、こんな世界であっても、生きていけるはずだ。
もしかすると、世界をも変えて。
----
「なんかよぉ、多くねえか?」
「そりゃ、大量発生ってんだからそうだろうさ」
「いや、そりゃそうなんだが……」
「だがしかし、参ったなぁ。二、三日くらいで終わると思ってたんだが、これじゃあキリがねぇ」
確かに、今回の大量発生は異常だった。
数もそうだが、湧いてくる魔獣達の種類が多すぎる。
大森林に生息しているモノはともかく、普段は見かけないモノ、はたまた一般の牛や羊などの動物さえいる。
オマケに、それらの生物は皆一様に怯えたような様子で気が立っているモノが多い。
まさか、東北東で出現した龍の影響か……?
「隊長殿、伝令です!ギアサより北、北東のナーロ村にて龍災発生!現在、龍は西へと飛び立ち村は壊滅状態とのことです!」
「なんと……龍め、東北東の動物達を食い荒らしただけでは飽き足らず!」
聞こえてきた上官達の会話に耳を疑う。
いま、なんといった?
立ち上がり駆け足で、伝令に来た男の胸ぐらを掴む。
「おい!!今、ナーロ村と言ったのか!?答えろッ!!」
「ひっ!な、なんだあんた!?」
「答えろッ!!」
「い、言った!言ったよ!ナーロ村で龍が暴れたらしいんだ!」
「~~ッ!」
男を突き放し、急いで森の外へと向かう。
「待ちたまえ!勝手な行動をするな!報酬は支払わ」
「黙れ!!」
一喝し、伝令の者が乗ってきたであろう早馬に跨る。
瞬間的な速度では身体強化を施した己の方が早いが、ここからナーロ村までは距離がある。
馬で走り続けた方が効率的だ。
「行けっ!」
馬が軽く嘶き、合図に合わせて駆け出す。
心臓が早鐘を打つ。
急げ、急いでくれ。
一分一秒でも早く、村へ。
頼む、二人共無事でいてくれ。
「サラ、ライルッ……!!」
----
村へ着いたのは大森林を出て二日弱であった。
途中で疲弊した馬は乗り捨て、身体強化で残り道を駆けた。
疲れも忘れ、頭は家族の事でいっぱいだった。
目に映る光景は、記憶の中のナーロ村とはかけ離れた地獄だった。
家々は焼け落ち、周囲に散乱する死体からは腐臭が沸き立っている。
角の魔力探知には一人も引っかからない。
鼓動が徐々に早くなり、呼吸が荒くなる。
まだだ、まだ決まったわけではない。
村中を走り回り、二人の痕跡を探すが成果は得られない。
仮に、仮に周囲に転がっている黒炭が二人なら?
最悪を想像してすぐに頭から振り払う。
冷静になれ。
家は村から少し離れている。
そうだ、村に異常があればわざわざ家から出ることもない。
家に向かおう。
玄関を開け、中に入り二人の名を呼ぶ。
「サラ!ライル!いないのか!?サラッ!」
返事は無い。
ふと、机の上に置き手紙があるのが目に入る。
急いで手紙を拾い上げて目を通す。
『父さんへ
おかえり、これを読んでいるということは、父さんは無事なんだね。まず、謝らなきゃいけないことがあるんだ。母さんが死んだ。龍が突然襲ってきて、俺は母さんを守るどころか、守られて。そんな母さんを、俺は守りきれなかった。許してくれなんて言わない。父さんは、一生俺のことを恨んでくれたって構わないんだ。母さんの墓は庭に作った。父さんも、顔を見せてあげて。父さんが依頼した護衛の人が来たよ。名前はゼール・アウスロッドさん。彼女のおかげで俺は生き残れたんだ。俺はゼールさんとアトランティアに向かう。逃げるような形になってごめん。でも、俺は強くなって、いつかあの龍を殺さないと気がすまないんだ。だから、行くよ。元気で、また会える日まで。
ライルより』
気づけば手紙を握りしめ、墓の前に膝をついて泣き崩れていた。
サラが死んだ。
その事実が重くのしかかり、心が粉々に砕けてしまいそうになる。
だが。
ライルは生きていた。
ライルはきっと目の前でサラを失った。
悲しみと無力感はきっと、ライルの方が感じているはずだ。
ライルは、俺たちの希望だ。
生きる意味に、光になっていた。
ならば。
「あいつ一人に、背負わせる訳には行かないな……」
墓石を優しく撫で、呟く。
責任と無力感を感じたのは息子だけではない。
これは、父親である自分の役割だ。
準備を整え、長年過ごした家を振り返る。
庭に見える墓にもう一度目を向け
「俺も行くよ。今度は、二人一緒に帰ってくる」
振り返った瞬間、サッと風が頬を撫でて吹き抜けていく。
もう一度家を振り返ると、聞こえないはずの声が、聞こえた気がした。
『行ってらっしゃい、気をつけてね』
見えるはずがない笑顔。
聞こえるはずがない声。
全て、幻覚なのだろう。
今だけは、救われた気がした。
「あぁ、行ってくる」
彼の種族は闘魔族。
額に魔力感知の役割を果たす双角を持ち、突出した身体能力と魔力量に恵まれた一族。
平均寿命も二百歳近くと長寿であったが、闘うために生まれたような種族のためか、老衰まで生きながらえる者は少なかった。
男はそんな闘魔族の中でも一際温厚な人物だった。
基本的に、闘魔族は血の気が多く、怒りや悲しみといった負の感情に支配され見境無く暴れることも多い。
大戦時にはそういった特徴も相まってか、魔土側戦力として多大な貢献を果たした。
男も、三十年前の大戦に参加し多くの功績を残した。
望まない争いではあったが、己の力と出自を考えればしょうがない事であった。
大戦後に和平を結んだ世界で、男は凡人土へと渡った。
争いばかりが起こる魔土に嫌気が差したのだ。
角を隠し、辺境の村でひっそりと暮らした。
口下手ではあったが段々と村人達と打ち解けて居場所を得て、その過程で妻との出会いもあった。
女が妻になる前、ある拍子に角を見られてしまった。
もうこの村にはいられないと男は思った。
諦めて荷物を纏め、村を出ようとしたところで女に止められた。
女は男を受け入れ、そんな深い愛情と優しさを持つ女に男も惹かれた。
その関係は禁じられたものだと知っていた。
生まれてくる子どもにも、多大な枷を負わせると分かっていた。
許されることではないし、一時の感情で肯定していいものでもなかった。
だが、二人は欲した。
お互いが愛し合った、その結晶を。
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「おい聞いたか?東北東の端で龍が現れたって」
「そりゃホントか?その方角の端っていや、人は住んでねぇからいいが、こっちにまで来られちゃたまったもんじゃねぇな」
「龍災になる前に騎士団様方には仕事して欲しいもんだぜ」
「バカいうな。こんな街まで来だしちまったら、俺たちの仕事はとっくに無くなってんだよ」
出稼ぎに訪れたギアサで、共に働く者たちの声に耳を傾ける。
周りが喋ったり盛り上がっている時、基本的にはこうして静かに周りの音を拾っている事が多い。
ギアサにはこうして不定期に、周辺の村や小さな町から人々が出稼ぎに訪れる。
仕事の内容は魔獣や魔物の討伐が主になる。
今回はギアサより東に位置する大森林で、大量発生した魔獣の討伐だ。
村にいる家族の事を考える。
息子は想像を超え立派に成長してくれた。
初めは、成人するまで村で共に過ごして、そこからは自由に生きてほしいと思っていた。
だが息子の成長は著しく、村はそんな息子には狭すぎた。
すでに自分が親としてしてやれることは、外の世界に送り出してやる事だけだった。
サラもこの考えには快く賛同してくれた。
愛する妻。
種族の違う、禁断の関係。
三十年以上前でこそありふれた関係性だったのだが、今となっては禁じられた事だ。
そんな彼女も同様に息子を愛し、今まで支えて来てくれた。
半魔という身に関して、心配はしていたが息子の様子を見ているとうまくやってくれるんじゃないか、という無責任な考えが浮かんでくる。
本来ならばずっと一緒にいて、自分が守ってやるべきなのだろう。
だが、それでは生まれてきた息子の意思はどうなる?
悪いのは知っていたうえで子をつくった自分達だ。
ライルは聡く、力ある子だ。
きっと、こんな世界であっても、生きていけるはずだ。
もしかすると、世界をも変えて。
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「なんかよぉ、多くねえか?」
「そりゃ、大量発生ってんだからそうだろうさ」
「いや、そりゃそうなんだが……」
「だがしかし、参ったなぁ。二、三日くらいで終わると思ってたんだが、これじゃあキリがねぇ」
確かに、今回の大量発生は異常だった。
数もそうだが、湧いてくる魔獣達の種類が多すぎる。
大森林に生息しているモノはともかく、普段は見かけないモノ、はたまた一般の牛や羊などの動物さえいる。
オマケに、それらの生物は皆一様に怯えたような様子で気が立っているモノが多い。
まさか、東北東で出現した龍の影響か……?
「隊長殿、伝令です!ギアサより北、北東のナーロ村にて龍災発生!現在、龍は西へと飛び立ち村は壊滅状態とのことです!」
「なんと……龍め、東北東の動物達を食い荒らしただけでは飽き足らず!」
聞こえてきた上官達の会話に耳を疑う。
いま、なんといった?
立ち上がり駆け足で、伝令に来た男の胸ぐらを掴む。
「おい!!今、ナーロ村と言ったのか!?答えろッ!!」
「ひっ!な、なんだあんた!?」
「答えろッ!!」
「い、言った!言ったよ!ナーロ村で龍が暴れたらしいんだ!」
「~~ッ!」
男を突き放し、急いで森の外へと向かう。
「待ちたまえ!勝手な行動をするな!報酬は支払わ」
「黙れ!!」
一喝し、伝令の者が乗ってきたであろう早馬に跨る。
瞬間的な速度では身体強化を施した己の方が早いが、ここからナーロ村までは距離がある。
馬で走り続けた方が効率的だ。
「行けっ!」
馬が軽く嘶き、合図に合わせて駆け出す。
心臓が早鐘を打つ。
急げ、急いでくれ。
一分一秒でも早く、村へ。
頼む、二人共無事でいてくれ。
「サラ、ライルッ……!!」
----
村へ着いたのは大森林を出て二日弱であった。
途中で疲弊した馬は乗り捨て、身体強化で残り道を駆けた。
疲れも忘れ、頭は家族の事でいっぱいだった。
目に映る光景は、記憶の中のナーロ村とはかけ離れた地獄だった。
家々は焼け落ち、周囲に散乱する死体からは腐臭が沸き立っている。
角の魔力探知には一人も引っかからない。
鼓動が徐々に早くなり、呼吸が荒くなる。
まだだ、まだ決まったわけではない。
村中を走り回り、二人の痕跡を探すが成果は得られない。
仮に、仮に周囲に転がっている黒炭が二人なら?
最悪を想像してすぐに頭から振り払う。
冷静になれ。
家は村から少し離れている。
そうだ、村に異常があればわざわざ家から出ることもない。
家に向かおう。
玄関を開け、中に入り二人の名を呼ぶ。
「サラ!ライル!いないのか!?サラッ!」
返事は無い。
ふと、机の上に置き手紙があるのが目に入る。
急いで手紙を拾い上げて目を通す。
『父さんへ
おかえり、これを読んでいるということは、父さんは無事なんだね。まず、謝らなきゃいけないことがあるんだ。母さんが死んだ。龍が突然襲ってきて、俺は母さんを守るどころか、守られて。そんな母さんを、俺は守りきれなかった。許してくれなんて言わない。父さんは、一生俺のことを恨んでくれたって構わないんだ。母さんの墓は庭に作った。父さんも、顔を見せてあげて。父さんが依頼した護衛の人が来たよ。名前はゼール・アウスロッドさん。彼女のおかげで俺は生き残れたんだ。俺はゼールさんとアトランティアに向かう。逃げるような形になってごめん。でも、俺は強くなって、いつかあの龍を殺さないと気がすまないんだ。だから、行くよ。元気で、また会える日まで。
ライルより』
気づけば手紙を握りしめ、墓の前に膝をついて泣き崩れていた。
サラが死んだ。
その事実が重くのしかかり、心が粉々に砕けてしまいそうになる。
だが。
ライルは生きていた。
ライルはきっと目の前でサラを失った。
悲しみと無力感はきっと、ライルの方が感じているはずだ。
ライルは、俺たちの希望だ。
生きる意味に、光になっていた。
ならば。
「あいつ一人に、背負わせる訳には行かないな……」
墓石を優しく撫で、呟く。
責任と無力感を感じたのは息子だけではない。
これは、父親である自分の役割だ。
準備を整え、長年過ごした家を振り返る。
庭に見える墓にもう一度目を向け
「俺も行くよ。今度は、二人一緒に帰ってくる」
振り返った瞬間、サッと風が頬を撫でて吹き抜けていく。
もう一度家を振り返ると、聞こえないはずの声が、聞こえた気がした。
『行ってらっしゃい、気をつけてね』
見えるはずがない笑顔。
聞こえるはずがない声。
全て、幻覚なのだろう。
今だけは、救われた気がした。
「あぁ、行ってくる」
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