浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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ヨロイザメのような格好いい目

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錆の臭いがする。
(どこから来てるんだろう)
松灰(まつばい)が確認すると、その原因がわかったのでホッとする。
(やっぱりこの臭いは気にしちゃうんだよね)
そういって河川ザメのイチイとその友達の昼食を作ったあとの、洗い物に戻っていった。
しかしそれを見ると、イチイと友達のサメはカレーを食べる手を同じタイミングで止めてから、またパクりと食べ始めた。
(ん?)
こちらは勾飛(まがとび)である。
アイシス事務所の敷地内にいるサメの密度が変わった、減ったような気がした、他に食事する先を見つけたのかな?と思ったのだが、イチイに聞いてみると。
「サッ」
減ったというか、向こうに行った、『みふり病院』の前をうろうろしてるよ。
「それは松灰さん夫妻に関係あることが起きたからでいいのかた?」
「サッ」
錆の臭いがしたからね、人間でもわかるならば確実に来ると思ったから。
そこに仲間のサメから連絡である。
「どうしたの?」
「サッ」
錆刀一振り叩き割ったよ。
「そうか…」
「サッ」
人間には向かないだろう?ずっと緊張したまま戦いに備えるのって。
「それこそサンタじゃないと無理さ」
「サッ」
サンタは人間離れしてるからな。
河川ザメからするとサンタは人間だよね?って思う存在、定期的に驚かされるのが高得点らしい。
「しかし、『みふり病院』の件はしつこいというか」
「サッ」
刀を三振り傲慢な育て方をした、主はもういないのに、人を斬ることが当たり前になった刀だからな。
その刀が病院のどこかにあるので、『みふり』病院らしい。
「病院名に自分達の名前をつけさせるぐらいだものね」
「サッ」
そこはサンタを見習ってほしいよ、上位存在に自ら成りにいったが、浅い歴史でも上手く行こうとしているわけだし、河川ザメも好き嫌いがはっきりしたまま上位存在になったけども、デメリットも受け入れた上だ。
河川ザメは夏が猛暑でも冬が極寒でもその辺で寝れる強靭な体を持っているが、そのせいで食べるものに関して調理するや食べ物を栽培するなどの技術が持ち合わせてない。
そして嫌いな人間の前には姿を現さないから、存在がしないサメ扱いされていたりするのである。
「サッ」
日本人は河川ザメについてはおもしろい漢字をくれたからな、書物の上でしか、文字上でしか確認出来てないから、紙魚の一種ではないかって、意味で紙鮫とか、海外で撮影されたサメ映画が人気になり、また今も定期的にサメ映画を撮影、愛好家もいるから、映画の中にしか登場しないようなサメは、映画鮫とも呼ばれたという。
「フィギュアスケートって、あれ実際に教えて披露してもらっているんでしょ?」
「サッ」
そう、人間はやっぱりおもしろいよ。サメにフィギュアスケートのサメシングルとか言い出して、楽しいものを作るんだから、あれはサメには作れないよ。
イチイは表情は変わってないように見えるが、言葉から笑っているようだ。
「サッ」
うちの川の子供たちが、大きくなったら、映画に出てくるような鮫になれるんじゃないかと、目をキラキラさせているので、本当のこと、いつ話そうかと、最近の困りごと言えばそれかな。
「サッ」
俺はヨロイザメのような格好いい目をしているから、このままヨロイザメみたいになれるのかな。
鏡を見ながら、そう思っているようですが…ヨロイザメは違う種類のサメだから、慣れないんだよな。
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