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血と同じように夢も恋も求める
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ふと螺殻(らがら)ミツは気づいた。
「あの~」
もしかしたら自分の勘違いかもしれない、だから信頼している水芭(みずば)に…
「瀨旭(せきょく)さんと覆木(おおうき)さんのファンの方々は、もしかして人間じゃない方も混ざってるのでしょうか」
ミツは大真面目な顔で聞く。
「そうだね」
すぐに水芭はそうだと答えた。
「どういうことなんでしょうか、その美人な方々だとも思いますが、その、こちらの言葉でいうなら浮世離れといいますか」
「ああ、そこでわかったのか、そう、ただあのみなさんは元は人だよ」
「人ですか?吸血鬼みたいに転化したという」
「そんな感じ、彼女たちは人の秘めたる思いが抜け出したもの、夢女とか恋女とか言われているよ」
「憧れってすごいんですね」
「うん、凄い、特にうちの事務所なんかは一般人からすると非現実的だからな」
「こっちの世界はドラゴンとかもっといるところだと思ってました」
「そんなにいたら世界なんて滅んじゃうよ、それにああいうのは本気じゃないの、本来の住み処からはぐれたのが、ちょっかい出してきてるんだよね」
だから歴史には、そういうはぐれてこちら側でヤラカしたドラゴンについては、同族が、マジですいませんでした、あいつは退治しますんでと謝りに来ることもあったという。
「ドラゴン対決とか起きたんですか?」
「それが起きないんだよ、そういうファンタジー的な解決はしないことの方が多いね、人間側がじゃあ、自分が退治するってことにするので、助けてくださいってお膳立てしてもらって、名前を残し、栄誉を授かるって決着が多いよ」
そういうこともあるからこそ、人間文化を比較的理解している上位存在は、最初っから自分達で動かないで、人に話を持ちかけてからにするという。
「それこそ、ドラゴン属が全部悪いのか、それとも悪いドラゴンもいるかと見られたいのかってことだし、人間に近いところに住む、それこそ生活圏が重なるものほど上手くやろうとするんだよね、ただまあ、全員が全員その考えじゃないから」
へぇ、あのバカ姉が人間に迷惑かけたって?しかも自分から人間が住んでいるところのそばにいって、面白半分で?…ごめん、もう一回最初から話してくれる?上手く頭の中に入ってこなくてさ、えっ?本当に姉が迷惑、死者まで出して、知らん顔して、人間たちの恨みかいまくってるの?
「そこで文化とか文明とかが始まるきっかけにもなるんだよね、お詫びの品として色んなものがもたらされたりするんで」
それこそ病害虫に強い種類の作物の苗です、育て方と指導者の責任者用意しましたとかや、秘伝の皮の鞣しを教えます、この水で鞣すときになかなか上手く行かないならば、この方法で調整します。
「そういうことがあったんですね」
「それでもこちらの世界で途切れてしまった技術なども多いし、後は逆にこっちでこれからどうやって生きようかって言う人達が声をかけられて、向こうに行ったとかね」
どうしたの?兄ちゃん?仕事ないし、金もないか、どのぐらい金ないの?と興味本意で上位存在が聞いたところ、ビックリするほど少額で生きるの死ぬのの話になったので。
「あの時、ここで手を離したらマズイって本当に思ったからな」
「今でもそれは夢に見ますが、本当に感謝しております」
「やっぱりどう考えても無理か」
「そうですね、どう考えてもあそこで私の人生は終わりになるでしょうね」
「もう少しで死神も迎えに来るつもりだったみたいだしな」
絶望してたから、今回の担当は何も問題なく終わりそう!という死神のところに、上位存在からの代理がやってきて。
「初めまして、私は…」
自分の主人の名前を名乗り、これからこの人間はうちで預かるということ、それによって死神の管轄からハズレること、そしてその手続きをしにやってきて。
「忙しいときに、すぐに提出しなければならない、目を通さなければならない書類が増えちゃった」
その死神は疲れすぎて可愛く言ってたそうだ。
「えっ?上位存在っていうのは人間の寿命とかにも影響するんですか?」
「そうだよ、それに俺たちもそれは関係あるから」
「あっ」
ミツと水芭、瀨旭と覆木に関しては仙人方面の術で、生命力が高まっている状態にある。
「うちも結構そういう他には漏らせないものは多いけども、俺ら四人に関しては他の人に話さない方がいいのは、あの事だね」
ここにミツが知る限りでは事務所に白万(はくまん)が協力していることだろう。
(ただ断トツでで危ないのは泉呼(せんこ)さんのことだけどもね)
泉呼は以前話した通りなのだが、あのままこの事務所の人間に何かあったら、ミツが悲しむからという理由で協力者にはなってる。何故か起きてしまった甦り、年齢は死亡した時のままなので、今を普通に生きている、泉呼の同年代の人間とは明らかに見た目に差が出てきているし、当時の知り合いはもはや逆に本人だとは思えないらしい。
(死者ではあるが、それ以外に全く変わらずに生活が送れる、むしろ不摂生をいくらしても、体調は変わらないとも言ってた)
故に彼を捕獲し調べれば人間からそうなったのだから、他の人間も不老不死に、それこそヒントでも手に入れられたらという感覚で賞金がついている。
(これから時間に余裕がない、余命宣告された人たちの耳に入れば、おそらくもっと積極的に動いてくるんだろうな)
それを切り抜ける腕が本人にはあるが、その選択をとることで、巻き込まれていく人たちも増えるので、あまりいい選択ではなく。
「それならいっそさ、休めば、そういう人たちってさ、タイムリミット抱えているわけだしさ」
瀨旭が無責任にいった。
「それは…確かにそうですが」
「悪くはないよ、追っている人たちに、お金を出す方は明確にここまでには何とかしなきゃならないって言うのがあるわけだからさ、それ見えたら、その区切りまで隠れちゃえばいぃだし」
「いいんですかね」
「その間引きこもって、好きなことやってればいいよ、下手にドンパチの原因になるぐらいならばさ、この手のいいところは、お前は対峙すると、相手の情報を上手いこと読めるからさ、それも噛み合って悪くないと思うんだよ」
そのために一度狙ってきた相手の、依頼人の情報を拾う方針に決めた。最初は微かにしか拾えなかった断片が、慣れてきたら情報戦にも強くなり。
(なるほどこの投薬治療か)
相手が飲んでいる薬から、病歴などを察することで、自分の何がほしいのか、囮にしてからの引き付けで、上手いこと身を隠せるようになった。
「そのためにわざわざ、こっちに依頼して自分を射たせるのはどうなんだろうか」
それこそ身を隠して、泉呼をどの部分を狙うように指示が来る。
「あれが一番手っ取り早いというか、報告を聞いたときに、愕然としてくれるんですよね」
例えば腎臓が悪い依頼人が泉呼を追いかけますときに、その最中に腎臓を損傷させるように、スタンバイしていた覆木か水芭な射抜いたとすると、依頼人は烈火のごとく怒る。これでは自分の治療には使えないと、そこで追いかけるのをやめることが本当に多い。
「もしかしたら私はそのまま目覚めないかもしれない、それでもああいう、その執着を断ち切るにはそれが一番早いんですよ」
初めはたまたま、こちらが撃たれたら、それを見た依頼人が何故か絶叫した。
「私の心臓が、私の心臓がどうしてくれるんだ!誰がやったんだ、お前たちは責任がとれるのか」
と怒鳴り散らしたのである。
「その後は脱け殻になることも多いから、ああ、これは使えるなって」
「それはミツには絶対にバラすなよ」
「わかってますよ、たぶん泣くでしょうし」
その後はなんだろう、化け物と俺を呼ぶことになるのだろうか。
「んなわけないでしょ」
泉呼の運命を書き換えた未来のミツの声がした。
「もっと体を大事に、不死でも痛みは発生しているんですから、その辛さになかったことになんてできないんですよ」
微笑む彼女。
しかし、それを覗き見る男もいた。
「だからこそ、そんな彼女が欲しいんだよね、不死の盾は過去に向かうのならば彼女も止めないだろうし」
未来のミツと同時代にいる傘目である。彼は吸血鬼から盃を受け取っているため、この場合は敵対関係となっていた。
「過去の君は決して手に入らないが、今ならばやっといけるかなって」
お父さんもパパもお兄さんもいない、それでも何故か泉呼は彼女に付き添い守り続ける。
「俺がその役をかって出たかった、それはね、出来なかった、本当にね、代わりにできるのならば今からでもと思っちゃう、盃を受ける時、俺は死にかけていた、それこそ損傷がひどくてさ、そこを無理やり転化させたものだからね、俺の姿はしているけども、君の知っている俺ではないと思う、実際に螺殻さんは違うから困惑してたからね、でもね、俺はね、知っているんだよ君の優しさ、そしてそこにドキッとしてしまった自分のチョロさとかね!」
だからここにいる盃を受けてはいる傘目は、夢女や恋女と
などを同種とした面が強く転化している。
「こういう状態は珍しいらしいよ」
本来の吸血鬼は人の要素と半分ぐらいなのだが、、人間と吸血鬼と夢恋女が均等に混ざっている状態。
そう、だから、相手に血と同じように夢も恋も求めるし、吸血鬼の親には絶対の縛りも受け付けてはいないが、そこら辺は他にはいってないようだ。
「だって言ってもね、しょうがないでしょ、それとも告げ口しちゃう?そしたら怖いな、あの女、実は言うことを聞いているだけで、心まで支配されてないって知ったら、俺だけじゃ済まないのはわかってるでしょ」
うん、それはそう、元々あなたに屈辱を与えるために吸血鬼にしたんだ、それが上手く行かないとしったらね。
「実はこれ、瀨旭さんのおかげでもあるんだよ」
あの時のクリュティカルか。
「そう、あれでこういうことが起きている、その点は瀨旭さんにありがとうだよね、でもあの女は自分では上手くいってるって思っているから、この起きている失敗を指摘したら大暴れするだろうし、それを命かけて進言できるほど、君は忠誠心の塊だったかな?」
意地悪言わないでくださいよ。
「そっ、じゃあ、このままだね、不思議だね、誰も進言を選ばなかった、本人が気づいて逆ギレするまでの間、上手く利用しちゃえばいいよ」
姿形は同じでも本当に別人だ。
特に傘目を知っている人たちからすると、悪い夢に違いない。
「あの~」
もしかしたら自分の勘違いかもしれない、だから信頼している水芭(みずば)に…
「瀨旭(せきょく)さんと覆木(おおうき)さんのファンの方々は、もしかして人間じゃない方も混ざってるのでしょうか」
ミツは大真面目な顔で聞く。
「そうだね」
すぐに水芭はそうだと答えた。
「どういうことなんでしょうか、その美人な方々だとも思いますが、その、こちらの言葉でいうなら浮世離れといいますか」
「ああ、そこでわかったのか、そう、ただあのみなさんは元は人だよ」
「人ですか?吸血鬼みたいに転化したという」
「そんな感じ、彼女たちは人の秘めたる思いが抜け出したもの、夢女とか恋女とか言われているよ」
「憧れってすごいんですね」
「うん、凄い、特にうちの事務所なんかは一般人からすると非現実的だからな」
「こっちの世界はドラゴンとかもっといるところだと思ってました」
「そんなにいたら世界なんて滅んじゃうよ、それにああいうのは本気じゃないの、本来の住み処からはぐれたのが、ちょっかい出してきてるんだよね」
だから歴史には、そういうはぐれてこちら側でヤラカしたドラゴンについては、同族が、マジですいませんでした、あいつは退治しますんでと謝りに来ることもあったという。
「ドラゴン対決とか起きたんですか?」
「それが起きないんだよ、そういうファンタジー的な解決はしないことの方が多いね、人間側がじゃあ、自分が退治するってことにするので、助けてくださいってお膳立てしてもらって、名前を残し、栄誉を授かるって決着が多いよ」
そういうこともあるからこそ、人間文化を比較的理解している上位存在は、最初っから自分達で動かないで、人に話を持ちかけてからにするという。
「それこそ、ドラゴン属が全部悪いのか、それとも悪いドラゴンもいるかと見られたいのかってことだし、人間に近いところに住む、それこそ生活圏が重なるものほど上手くやろうとするんだよね、ただまあ、全員が全員その考えじゃないから」
へぇ、あのバカ姉が人間に迷惑かけたって?しかも自分から人間が住んでいるところのそばにいって、面白半分で?…ごめん、もう一回最初から話してくれる?上手く頭の中に入ってこなくてさ、えっ?本当に姉が迷惑、死者まで出して、知らん顔して、人間たちの恨みかいまくってるの?
「そこで文化とか文明とかが始まるきっかけにもなるんだよね、お詫びの品として色んなものがもたらされたりするんで」
それこそ病害虫に強い種類の作物の苗です、育て方と指導者の責任者用意しましたとかや、秘伝の皮の鞣しを教えます、この水で鞣すときになかなか上手く行かないならば、この方法で調整します。
「そういうことがあったんですね」
「それでもこちらの世界で途切れてしまった技術なども多いし、後は逆にこっちでこれからどうやって生きようかって言う人達が声をかけられて、向こうに行ったとかね」
どうしたの?兄ちゃん?仕事ないし、金もないか、どのぐらい金ないの?と興味本意で上位存在が聞いたところ、ビックリするほど少額で生きるの死ぬのの話になったので。
「あの時、ここで手を離したらマズイって本当に思ったからな」
「今でもそれは夢に見ますが、本当に感謝しております」
「やっぱりどう考えても無理か」
「そうですね、どう考えてもあそこで私の人生は終わりになるでしょうね」
「もう少しで死神も迎えに来るつもりだったみたいだしな」
絶望してたから、今回の担当は何も問題なく終わりそう!という死神のところに、上位存在からの代理がやってきて。
「初めまして、私は…」
自分の主人の名前を名乗り、これからこの人間はうちで預かるということ、それによって死神の管轄からハズレること、そしてその手続きをしにやってきて。
「忙しいときに、すぐに提出しなければならない、目を通さなければならない書類が増えちゃった」
その死神は疲れすぎて可愛く言ってたそうだ。
「えっ?上位存在っていうのは人間の寿命とかにも影響するんですか?」
「そうだよ、それに俺たちもそれは関係あるから」
「あっ」
ミツと水芭、瀨旭と覆木に関しては仙人方面の術で、生命力が高まっている状態にある。
「うちも結構そういう他には漏らせないものは多いけども、俺ら四人に関しては他の人に話さない方がいいのは、あの事だね」
ここにミツが知る限りでは事務所に白万(はくまん)が協力していることだろう。
(ただ断トツでで危ないのは泉呼(せんこ)さんのことだけどもね)
泉呼は以前話した通りなのだが、あのままこの事務所の人間に何かあったら、ミツが悲しむからという理由で協力者にはなってる。何故か起きてしまった甦り、年齢は死亡した時のままなので、今を普通に生きている、泉呼の同年代の人間とは明らかに見た目に差が出てきているし、当時の知り合いはもはや逆に本人だとは思えないらしい。
(死者ではあるが、それ以外に全く変わらずに生活が送れる、むしろ不摂生をいくらしても、体調は変わらないとも言ってた)
故に彼を捕獲し調べれば人間からそうなったのだから、他の人間も不老不死に、それこそヒントでも手に入れられたらという感覚で賞金がついている。
(これから時間に余裕がない、余命宣告された人たちの耳に入れば、おそらくもっと積極的に動いてくるんだろうな)
それを切り抜ける腕が本人にはあるが、その選択をとることで、巻き込まれていく人たちも増えるので、あまりいい選択ではなく。
「それならいっそさ、休めば、そういう人たちってさ、タイムリミット抱えているわけだしさ」
瀨旭が無責任にいった。
「それは…確かにそうですが」
「悪くはないよ、追っている人たちに、お金を出す方は明確にここまでには何とかしなきゃならないって言うのがあるわけだからさ、それ見えたら、その区切りまで隠れちゃえばいぃだし」
「いいんですかね」
「その間引きこもって、好きなことやってればいいよ、下手にドンパチの原因になるぐらいならばさ、この手のいいところは、お前は対峙すると、相手の情報を上手いこと読めるからさ、それも噛み合って悪くないと思うんだよ」
そのために一度狙ってきた相手の、依頼人の情報を拾う方針に決めた。最初は微かにしか拾えなかった断片が、慣れてきたら情報戦にも強くなり。
(なるほどこの投薬治療か)
相手が飲んでいる薬から、病歴などを察することで、自分の何がほしいのか、囮にしてからの引き付けで、上手いこと身を隠せるようになった。
「そのためにわざわざ、こっちに依頼して自分を射たせるのはどうなんだろうか」
それこそ身を隠して、泉呼をどの部分を狙うように指示が来る。
「あれが一番手っ取り早いというか、報告を聞いたときに、愕然としてくれるんですよね」
例えば腎臓が悪い依頼人が泉呼を追いかけますときに、その最中に腎臓を損傷させるように、スタンバイしていた覆木か水芭な射抜いたとすると、依頼人は烈火のごとく怒る。これでは自分の治療には使えないと、そこで追いかけるのをやめることが本当に多い。
「もしかしたら私はそのまま目覚めないかもしれない、それでもああいう、その執着を断ち切るにはそれが一番早いんですよ」
初めはたまたま、こちらが撃たれたら、それを見た依頼人が何故か絶叫した。
「私の心臓が、私の心臓がどうしてくれるんだ!誰がやったんだ、お前たちは責任がとれるのか」
と怒鳴り散らしたのである。
「その後は脱け殻になることも多いから、ああ、これは使えるなって」
「それはミツには絶対にバラすなよ」
「わかってますよ、たぶん泣くでしょうし」
その後はなんだろう、化け物と俺を呼ぶことになるのだろうか。
「んなわけないでしょ」
泉呼の運命を書き換えた未来のミツの声がした。
「もっと体を大事に、不死でも痛みは発生しているんですから、その辛さになかったことになんてできないんですよ」
微笑む彼女。
しかし、それを覗き見る男もいた。
「だからこそ、そんな彼女が欲しいんだよね、不死の盾は過去に向かうのならば彼女も止めないだろうし」
未来のミツと同時代にいる傘目である。彼は吸血鬼から盃を受け取っているため、この場合は敵対関係となっていた。
「過去の君は決して手に入らないが、今ならばやっといけるかなって」
お父さんもパパもお兄さんもいない、それでも何故か泉呼は彼女に付き添い守り続ける。
「俺がその役をかって出たかった、それはね、出来なかった、本当にね、代わりにできるのならば今からでもと思っちゃう、盃を受ける時、俺は死にかけていた、それこそ損傷がひどくてさ、そこを無理やり転化させたものだからね、俺の姿はしているけども、君の知っている俺ではないと思う、実際に螺殻さんは違うから困惑してたからね、でもね、俺はね、知っているんだよ君の優しさ、そしてそこにドキッとしてしまった自分のチョロさとかね!」
だからここにいる盃を受けてはいる傘目は、夢女や恋女と
などを同種とした面が強く転化している。
「こういう状態は珍しいらしいよ」
本来の吸血鬼は人の要素と半分ぐらいなのだが、、人間と吸血鬼と夢恋女が均等に混ざっている状態。
そう、だから、相手に血と同じように夢も恋も求めるし、吸血鬼の親には絶対の縛りも受け付けてはいないが、そこら辺は他にはいってないようだ。
「だって言ってもね、しょうがないでしょ、それとも告げ口しちゃう?そしたら怖いな、あの女、実は言うことを聞いているだけで、心まで支配されてないって知ったら、俺だけじゃ済まないのはわかってるでしょ」
うん、それはそう、元々あなたに屈辱を与えるために吸血鬼にしたんだ、それが上手く行かないとしったらね。
「実はこれ、瀨旭さんのおかげでもあるんだよ」
あの時のクリュティカルか。
「そう、あれでこういうことが起きている、その点は瀨旭さんにありがとうだよね、でもあの女は自分では上手くいってるって思っているから、この起きている失敗を指摘したら大暴れするだろうし、それを命かけて進言できるほど、君は忠誠心の塊だったかな?」
意地悪言わないでくださいよ。
「そっ、じゃあ、このままだね、不思議だね、誰も進言を選ばなかった、本人が気づいて逆ギレするまでの間、上手く利用しちゃえばいいよ」
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