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ちょっと食欲くすぐりすぎじゃない?アロマ、アロマ!
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「ほら、醤油を用意する手間を省いてやるよ」
「チギッとけ、チギッとけ、チギッとけばっていってるだろ!」
「こちらのメニューを頼むとはお主なかなか出来るな」
そんなことをいってるのが、ダンジョン帰りのパーティーだったために、あぁよくあるテンションがハイになってるのかなって思っていたが。
「あちらはコラボメニューのブースとなっております」
「コラボ?」
「はい、生産者還元コラボですね」
KCJの食堂部以外の職員たちで開催されている。
それは何故かというと、料理人というのは自らの腕に誇りを持っているので、確かにこのコラボは売り上げを出してくれるが、メンタル的に「…何やってるんだろ」に陥りやすいために、このような形をとっている。
「なあ、これ何?」
「今日の打ち上げここにすっか」
爆笑しながら、どんどん来店してくれる。
「ちょっと食欲くすぐりすぎじゃない?う~んアロマ、アロマ!」
「ご飯の盛りはどうしましょうか?」
「そんな成長期じゃないんだから」
「あっ、こっちは母ちゃん、俺をいくつだと思ってるの?で」
「かしこまりました」
「お疲れ様」
コラボの手伝いに行っていた料理人が戻ってきたところで、名伏せの職員が声をかけてきた。
「お疲れ、あっ、何か食べる?」
「いいのよ、疲れているでしょ?休みなよ」
「今日の朝御飯は何食べた?」
「ビタミンのゼリー」
「肉団子をさ、気合いを入れて作ったんだよね。野菜炒めとさっと合わせると美味しいと思うんだ、俺も食べるからさ」
「あっ…うん」
そこでただ待つのもなんなので。
「テーブル拭いておくわ」
自分の席だけではなく、食堂やコラボ側のテーブルも拭けるものは拭いた。
「拭いたものはこちらで洗いますから」
そういってカウンタークロスは回収されていった。
ピークタイムが終わり、もうすぐ時間のスタッフが片付けに回っているらしい。
「出来たよ」
その声が聞こえてきた。
「行ってあげてください」
「ありがとう」
二人の席は、いつも決まっている。
「うん、美味しくできた」
湯気でわかる。
これは…旨い!(唾液)
「あなたが作るものはみんな美味しいじゃないの」
「そういってくれると、凄く嬉しい」
初めて会ったときには見られなかった笑顔である。
「ねぇ」
「何?」
「今はここで働いているけども、あなたはもう一回あの場所で、お父さんが店を出した場所で、お店をやってみたいと思ってる
?」
「う~ん、考えないわけでもないけども」
最寄りの駅というのが老朽化で、そこから離れた場所に新駅舎を作ることになってしまった。
「だからお客さんが難しいし」
「それなら、KCJの出張所を併設すればいいのよ。そうしたら人の流れはなんとかなるわ」
参考はKCJ浜薔薇出張所。
話は戻そう、料理人のお父さんが店を出してたあの辺は地域に必要なものなのだが無くなっており、どんどん過疎化、鳥獣の被害が出ており、昔はあり得なかった場所にまで目撃情報が出ている。
そういう地域に支部の前に出張所を出して、足場を作ろうかなんて話題は最近出ている。
この際に必要なのは、実際に赴く職員であり、その地域に縁がある職員がいるのならば候補として名前が出てくる。
「えっ?そうなの?じゃあ結婚する?」
「えっ?」
そこにだ。
「すいません、お肉屋さんからのお電話が来ているので」
「えっ?あっ?そうなの?ごめん、行くよ」
そういって料理人は食事を中断し、そのまま食べるものを持って、仕事に戻っていった。
そこから少し遅れて…
ボッ…
さっきまでいた料理人、その向かいに座っていた彼女は、顔が真っ赤になってしまったという。
「チギッとけ、チギッとけ、チギッとけばっていってるだろ!」
「こちらのメニューを頼むとはお主なかなか出来るな」
そんなことをいってるのが、ダンジョン帰りのパーティーだったために、あぁよくあるテンションがハイになってるのかなって思っていたが。
「あちらはコラボメニューのブースとなっております」
「コラボ?」
「はい、生産者還元コラボですね」
KCJの食堂部以外の職員たちで開催されている。
それは何故かというと、料理人というのは自らの腕に誇りを持っているので、確かにこのコラボは売り上げを出してくれるが、メンタル的に「…何やってるんだろ」に陥りやすいために、このような形をとっている。
「なあ、これ何?」
「今日の打ち上げここにすっか」
爆笑しながら、どんどん来店してくれる。
「ちょっと食欲くすぐりすぎじゃない?う~んアロマ、アロマ!」
「ご飯の盛りはどうしましょうか?」
「そんな成長期じゃないんだから」
「あっ、こっちは母ちゃん、俺をいくつだと思ってるの?で」
「かしこまりました」
「お疲れ様」
コラボの手伝いに行っていた料理人が戻ってきたところで、名伏せの職員が声をかけてきた。
「お疲れ、あっ、何か食べる?」
「いいのよ、疲れているでしょ?休みなよ」
「今日の朝御飯は何食べた?」
「ビタミンのゼリー」
「肉団子をさ、気合いを入れて作ったんだよね。野菜炒めとさっと合わせると美味しいと思うんだ、俺も食べるからさ」
「あっ…うん」
そこでただ待つのもなんなので。
「テーブル拭いておくわ」
自分の席だけではなく、食堂やコラボ側のテーブルも拭けるものは拭いた。
「拭いたものはこちらで洗いますから」
そういってカウンタークロスは回収されていった。
ピークタイムが終わり、もうすぐ時間のスタッフが片付けに回っているらしい。
「出来たよ」
その声が聞こえてきた。
「行ってあげてください」
「ありがとう」
二人の席は、いつも決まっている。
「うん、美味しくできた」
湯気でわかる。
これは…旨い!(唾液)
「あなたが作るものはみんな美味しいじゃないの」
「そういってくれると、凄く嬉しい」
初めて会ったときには見られなかった笑顔である。
「ねぇ」
「何?」
「今はここで働いているけども、あなたはもう一回あの場所で、お父さんが店を出した場所で、お店をやってみたいと思ってる
?」
「う~ん、考えないわけでもないけども」
最寄りの駅というのが老朽化で、そこから離れた場所に新駅舎を作ることになってしまった。
「だからお客さんが難しいし」
「それなら、KCJの出張所を併設すればいいのよ。そうしたら人の流れはなんとかなるわ」
参考はKCJ浜薔薇出張所。
話は戻そう、料理人のお父さんが店を出してたあの辺は地域に必要なものなのだが無くなっており、どんどん過疎化、鳥獣の被害が出ており、昔はあり得なかった場所にまで目撃情報が出ている。
そういう地域に支部の前に出張所を出して、足場を作ろうかなんて話題は最近出ている。
この際に必要なのは、実際に赴く職員であり、その地域に縁がある職員がいるのならば候補として名前が出てくる。
「えっ?そうなの?じゃあ結婚する?」
「えっ?」
そこにだ。
「すいません、お肉屋さんからのお電話が来ているので」
「えっ?あっ?そうなの?ごめん、行くよ」
そういって料理人は食事を中断し、そのまま食べるものを持って、仕事に戻っていった。
そこから少し遅れて…
ボッ…
さっきまでいた料理人、その向かいに座っていた彼女は、顔が真っ赤になってしまったという。
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