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盈月
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「っ……謝れば許されるとでも思ってるのか?」
「思ってねぇ。だから、罪滅ぼしをさせてくれ。頼む。お前が許してくれるまで、俺ができることならなんでもやる。こんなことしかできねぇけど、本当にすまなかった」
この申し訳のなさがどうすれば伝わるのか分からない。だから、できる限りの思いを込めて頭を下げた。
俺のプライドはもうそれを邪魔してこない。
下手すれば昇を殺していた。俺が殺されていたかもしれない。前にも、巴を殺しかけたことがあった。俺の軽率な行動一つでこんなにも命を脅かしてしまっていた。
そんなことを思ったら、もう小さなプライドなんかに縋り付いていられなくなった。
「本当になんでもやるんだな。僕の言いなりになるんだな?」
「……あぁ」
神妙に頷いた。でも、心は決まっていなかった。恐ろしかった。憎しみに燃える昇がどんなことを命じるのか。俺の人生はこの先どうなるのか。罪滅ぼしなんてやめてしまいたいとすら思ってしまう。
「僕の言いなりに……」
怒りと笑い。相反する二つを同時に表現してほくそ笑む。狂っている。そう捉えてしまいそうな表情の昇を俺はじっと見つめた。
早くして欲しかった。生殺しの状態で放置して欲しくない。
握っていた拳が汗ばんでくる。何をされるのか。想像は悪い方にしか転がらない。
「じゃあまず……」
ようやく昇は命令を口にした。
「思ってねぇ。だから、罪滅ぼしをさせてくれ。頼む。お前が許してくれるまで、俺ができることならなんでもやる。こんなことしかできねぇけど、本当にすまなかった」
この申し訳のなさがどうすれば伝わるのか分からない。だから、できる限りの思いを込めて頭を下げた。
俺のプライドはもうそれを邪魔してこない。
下手すれば昇を殺していた。俺が殺されていたかもしれない。前にも、巴を殺しかけたことがあった。俺の軽率な行動一つでこんなにも命を脅かしてしまっていた。
そんなことを思ったら、もう小さなプライドなんかに縋り付いていられなくなった。
「本当になんでもやるんだな。僕の言いなりになるんだな?」
「……あぁ」
神妙に頷いた。でも、心は決まっていなかった。恐ろしかった。憎しみに燃える昇がどんなことを命じるのか。俺の人生はこの先どうなるのか。罪滅ぼしなんてやめてしまいたいとすら思ってしまう。
「僕の言いなりに……」
怒りと笑い。相反する二つを同時に表現してほくそ笑む。狂っている。そう捉えてしまいそうな表情の昇を俺はじっと見つめた。
早くして欲しかった。生殺しの状態で放置して欲しくない。
握っていた拳が汗ばんでくる。何をされるのか。想像は悪い方にしか転がらない。
「じゃあまず……」
ようやく昇は命令を口にした。
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