おたんじょうび

うめみ

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おたんじょうび

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お兄ちゃんにお祝い事がある日、ぼくは女の子に変身する。 

お兄ちゃんは女の子が好きだから。 

お兄ちゃんは頭が良くて、運動が出来て、かっこよくて、やさしい。パパとママの自慢の息子。だから、お兄ちゃんにはたくさんお祝い事がある。 

だけど、今日はいつものお祝い事とは違う特別なお祝い。お兄ちゃんが大人になる20歳のお誕生日。 







12時00分。時計の一番早い針が12のところを過ぎるのを確認して、ぼくはお兄ちゃんの部屋へ向かった。 

音がしないようにそっとノブを回して、部屋の中に忍び込む。思ったとおり、お兄ちゃんは起きていた。軽く椅子に腰掛けて、分厚い本を読んでいる。お兄ちゃんがぼくに気づいて、顔を上げた。 

「おにいちゃん、お誕生日おめでとう!」 

目が合った瞬間、ぼくはにっこり笑ってお祝いを言った。 

それに応えてお兄ちゃんもにっこり笑う。 

「ありがとう。」 

そして、おいでと両手を開いてぼくをぎゅってしてくれた。 

くちびるとくちびるをくっつけてちゅうをする。舌をちょっと差し出せばお兄ちゃんが吸ってくれる。お兄ちゃんのお口の中は温かくて気持ちいい。舌と舌がぶつかると頭がボーってなってくる。 

ちゅうしたままでぼくを抱っこして移動するとお兄ちゃんはベッドの上に座り直した。 

ぼくは、お兄ちゃんのおひざの間に降ろされる。立っているぼくと座っているお兄ちゃんの目の高さは同じくらいだ。 

くちびるを離すと、ぼくのお口の周りはよだれでべとべとになっていた。 







お兄ちゃんは、ぼくの頭のてっぺんから足のつま先まで、ゆっくり視線を這わせて行った。花柄のワンピースがふわりと揺れて、お兄ちゃんの目からぼくのおひざを隠したり出したりする。 

「可愛いよ。陸。」 

胸のリボンの蝶々結びを直しながらお兄ちゃんがほめてくれた。 

ぼくはまだちっちゃくて、お兄ちゃんの喜ぶようなプレゼントは用意できない。だからいつもお祝いの日にはこの格好でお兄ちゃんの前に立つ。お兄ちゃんに女の子のお洋服を着て女の子に変身したぼくをプレゼントするために。 

だけど、今日はお洋服だけじゃない。ぼくは、そっとワンピースのすそを持ち上げた。 

「お兄ちゃん、見て・・・。」 

今日のぼくは、もっともっと女の子になっている。お兄ちゃんの視線がぼくの太腿をたどって脚の付け根で止まった。 

「お兄ちゃん・・・見える・・・?」 

もっとよく見てほしくて、ぼくは軽く脚を開いた。 

「見えるよ。可愛らしくてえっちな下着が陸のかわいいおちんちんを包んでいるね。」 

お兄ちゃんはぼくのお尻をぎゅっとつかんだ。そのままぼくを引き寄せて、下着の上からちゅっとくちびるを押し当てる。 

「あんっ」 

ぼくは身体を震わせた。 

こんなに性急なお兄ちゃんは珍しい。そこは、いつもなら背中とか腕とか離れた場所を優しく撫でてくれた後、最後に行き着く場所なのに。今日のためにおこづかいを貯めて用意した女の子用の下着に、興奮してくれているのかなって嬉しくなる。 







お兄ちゃんのくちびるがはむはむ動いて刺激する。ぼくのはどんどん膨らんでいく。それなのに、薄い布がそれを押さえつけて邪魔をしていた。 

大きな手で揉まれるお尻と熱い舌で突かれる不自由なおちんちんが両方じんじん痺れ出した。 

ぼくはワンピースをずんずん捲くり上げて、薄い胸に手をはわせた。女の子みたいな膨らみはないけど、胸の真ん中ではつぷんと乳首が勃っている。 

まえにお兄ちゃんが教えてくれたおっぱいのえっちな触り方をやってみる。おっぱいをえっちに触っていると、えっちなおっぱいになるらしい。お兄ちゃんはえっちなおっぱいが好きだって言ってた。ぼくは、さわさわとおっぱいの周りを撫でまわしたあと先っぽを摘んでクリクリと動かした。そしたら、そこからおちんちんの付け根に向けてビリビリって電流が流れた。 

「んっ・・ぁ・くぅんっ・・ぁぅ・・・っ」 

下半身がびくんとなる。ぼくは夢中で乳首をいじった。 







いつのまにかぼくは、お兄ちゃんの顔におちんちんの膨らみをぐいぐい自分で押し付けていた。そこはお兄ちゃんの唾とぼくが漏らしたお汁でぐっしょり濡れている。濃いピンクの先っぽが透けて見えて形まではっきり分かった。 

脚がガクガク震えだした。 

「・はっ・あっぁんっ・・お・兄ちゃんっ・・・とって・んん・パン・ツ・・とってぇっ」 

ぼくは腰を揺らしながらお兄ちゃんに強請った。 

「せっかくの女の子パンツなのに、もう脱がしちゃっていいの?」 

お兄ちゃんの問いかけにぼくは一瞬迷ったけど、でもやっぱり苦しくて、直接触ってほしくって、ガクガク首を縦に振った。 

「いいの。いいのっ、ぬがしてほしいのっ」 

お兄ちゃんはちゅぅうっと強く下の袋を吸ったあと、そこを包んで締め付けていたちっちゃな布をぐいっと引き降ろしてくれた。 

「ん・・ぁんっ」 

ぷるんとおちんちんがパンツの中から飛び出した。最後にちょっと引っかかった勢いで、跳ね上がった先端がお兄ちゃんのくちびると鼻にぴたりと当たった。一瞬のことだったのに生の温度が伝わってくる。 

ぼくは、そのままお兄ちゃんのくちびるにおちんちんを割り込ませた。柔らかいくちびるに触れていた先っぽが硬い歯に当たった途端、ぼくはビクンと腰を引いた。先がぐんっと膨らんでぞくりと何かが這い上がった。同時にぼくはお兄ちゃんの顔に白い液を飛び散らせた。お兄ちゃんの鼻や頬をどろっとした液が伝う。 

それは、ぼくのおちんちんからも糸を引いてぽとりと落ちた。 







ぼくはお兄ちゃんの顔中にちゅうをした。お兄ちゃんの太腿をまたいでベッドの上にひざ立ちになって、汚してしまったお顔をぺろぺろなめた。お兄ちゃんの顔はキレイになって、ぼくの口の中にはせー液の味が広がった。 

ぼくは、たぶん、すごくいやらしい顔をしていると思う。だけど、お兄ちゃんはそんなぼくを見て興奮しているみたいだった。 

お尻をさするお兄ちゃんの手の動きがどんどんどんどん荒くなる。左右のお尻の膨らみを割って、その真ん中の穴の周りをいじくり始めた。 

ぼくはお兄ちゃんに、お兄ちゃんより先にしかも男の子の方で気持ち良くなっちゃったことを謝った。そしたら、お兄ちゃんは「男の子らしい陸も大好きだよ。」って言ってくれた。ぼくはすごくうれしくてお兄ちゃんにぎゅって抱きついた。一度出して力を失っていたおちんちんがまた心臓になったみたいにずくんずくんって脈打ち始めた。 

だけど、次はそれじゃダメ。 

「お兄ちゃん・・・次は、お兄ちゃんが気持ちよくなって。ぼくの女の子で気持ちよくなってほしいの。ぼくの女の子を犯して。」 

耳元にささやいた。お兄ちゃんがごくりと唾を飲み込んだのが分かった。 







えっちなぼくのおっぱいは、甘い味がするらしい。お兄ちゃんはぼくのちっちゃなおっぱいを吸ったり噛んだり舐めたりしながら、指でお尻をとろとろに解してくれた。 

ぼくが身をくねらせたせいで、ワンピースは肩紐が外れスカートは捲くれ上がり、お腹にまきつく布になってしまっている。今日のためのかわいいパンツも足首に絡まってくちゃくちゃだ。だけどもう、そんなことは気にしない。 

お兄ちゃんの硬くて熱い先っぽがぼくの入り口に宛がわれた。ぼくは息を呑みながら、少しずつ腰を降ろして行く。胎内がお兄ちゃんの形に少しずつ拡がって行った。 

ぼくを見つめるお兄ちゃんと目が合った。ぼくはわざとできるだけえっちな感じでくちびるを舐めた。お兄ちゃんがぼくのなかでグンと育つ。 

「あんっ・・・」 

お兄ちゃんのがイイところに当たって、ゾクリと震えた。 

「陸、いいのか?」 

「っあ・・・んんん・・・ああんっ・・はぁっ・・ん・・」 

お兄ちゃんがグイグイそこを突きながら聞いてきた。 

「いっ・・ひゃあっ・・いっ・・・のぉ・・・」 

まともな返事が出来ないくらい気持ちいい。それなのにお兄ちゃんは、 

「どこが、いい?」 

分かっているくせに聞いてきた。 

お兄ちゃんは、ぼくにいやらしいことを言わせようとしてる・・・いやらしいこと聞きたいんだ。気づいた途端、ぼくのくちびるに自然と微笑が浮かんだ。 

「はぁん・・・っ・おまん・こだよ・・んんっ・・おまんこが気持ちいいの・・・お兄ちゃんのぶっとい大人ちんぽ・・ずぶずぶって突っ込まれて・・奥が・ぁ・・とっても気持ちいいのっ。」 

ぼくは、お兄ちゃんに教えてもらった中でいちばんいやらしい言葉を言った。 

「あっ・あっ・ゴリゴリって・・・でっぱったとこで・・・ゴリゴリってぇ・・・んぁあっ・・っ・お・兄ちゃ・・お兄ちゃんは、ぼくのおまんこ、気持ち・・・いい・・っ?」 

「んっ・・はぁ・・俺もいいよ。陸のおまんこ・・あったかくて・きゅうきゅう締め付ける。」 

お兄ちゃんがいっそう激しくぼくを突き上げた。ぼくもその動きに合わせて腰を振る。 

言葉の効果ってすごい。ぼくはいつもよりずっとインランだった。 

にちゅ・にちゃ・くちゅん・お兄ちゃんのおちんちんを出したり入れたり繰り返した。速度をどんどん速くして、締めたり緩めたりも工夫して。 

「あっ・あっ・はぁんっ・ああんっ・ダメ・・んんっ・おに・・ちゃん・・・もっ・・だめ・・・ひゃっ・・ああん・ぼく・・・いっちゃう・・・」 

涙も涎もあふれて止まらなくなった。お兄ちゃんのお腹に当たる自分のおちんちんを手でしごきたくて仕方なかった。 

「いいよ。俺も・・もう・出そうだから・・・。」 

「あっ・・お兄ちゃんが・・・さき・・・ぁん・・先に・・いっぱい・・せーし・・・出してっ・・」 

ぼくは、ぱんぱんに腫れあがったおちんちんを握り締めた。お兄ちゃんが先に出すまでこぼしてしまわないようにぎゅっと押さえつける。同時にぼくのおまんこがぎゅっと締まってお兄ちゃんを刺激した。 

お兄ちゃんのおちんちんが一番深いところまで差し込まれる。 

「んっ・・・っ!」 

お兄ちゃんがぼくの中で爆発した。びゅるびゅると熱いせー液がぼくの中に注がれた。 

「ふぁ・・ああんっ・・んああぁあ・・・っ」 

熱を感じて安心したぼくの手の中でもびしゃりと濃い熱が弾けた。 







お兄ちゃんに抱きついて、息を整えていたぼくの中で、お兄ちゃんがずるりと動いた。 

下半身はさっきまでの激しい交わりで痺れたように感覚がなくなっている。 

「お兄ちゃん・・・もう少し休ませて。」 

ぼくは、甘えた声で言った。お兄ちゃんのおちんちんはまだ萎えきっていない。きっともっとしたいと思ってる。ぼくだって同じ。だけど、ちょっと休みたい。 

だって、お誕生日は、まだ始まったばかりなんだから。 
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