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ご相談

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いつのまにか、俺の横でお茶の用意を
見ていたハルルさん。俺はびっくりして一瞬固まってしまった。

フッー    再起動!   再起動!

『ハルルさん、どうしたんですか? お茶なら、紅茶を用意しますが、他のものが良かったですかね?』

『ん???   他の?  何があるんじゃ?』

えーと、これ飲み物からして説明無理じゃない?

『そうですね、、、紅茶に!  色々種類があるんですよ!  今は、僕の好きな ダージリンという   銘柄…いや、茶葉にしてます。ちょうどお湯が沸きましたから、あちらに座って、僕の話しを聞いてもらえませんか?』

トレイにティーカップと砂糖にミルクポットと揃えソファーに座り、紅茶を淹れながら僕は話し出す。

最初に、案内の方ですか?と、
違うようだ。
この家に入れたことは、悪い人ではなく、
そして能力の高い人だと思い、相談にのってもらうことにした。

急に、他国から強制的に
こちらに、家ごと転移(流石に、異世界からとは言えない )されてしまったこと
自分では帰り方もわからないこと。
言葉も通じるかわからないこと。
自分とは、違う容姿(人種?)の方が歩いててどうすればいいか途方にくれてたこと。


俺は、一気にしゃべった!

『このダージリンとかいう茶葉は、旨いのーー、おかわりはあるんかえ? 』

あわてておかわりを用意し、喉が渇いていた俺はぬるくなった紅茶を一気に飲む。

『 お前さんが困ってるのは、わかったんだが、転移とかは失われた術でのー。ワシもそこは、わからん。帰る方法を捜しながら、とりあえず外に出てしまえばいい。ワシと話しが通じておるんだから言葉は大丈夫だろう。』


結局、明日の朝、朝市に連れてってもらうことになった。
豚さん貯金箱からお金を出し、使えるかハルルさんに確認してもらった。
その中に2種類、朝市に持っていっても相手が困るという 白金貨に大金貨なるものがあった!(異世界テンプレだよ)
そして、やはり家の中はあまり人に見せないほうがいいと言われてしまった。
 でも、ハルルさん入れたよね?何者なんだろ?
結界と隠蔽魔法は効いてるらしい。
ん?隠蔽。認識阻害じゃあなく。でも、間違いなく魔法が存在している世界だった。
俺が魔法は使えないと知るとかなりびっくりしてた。
家の中が、大魔導師か、大賢者クラスの魔力で溢れているらしい。


はぁぁっーー  出張中の案内人。
早く帰ってこーーーい。

とりあえず、明日の朝、俺の異世界デビューだ!!
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