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第3話ーA「仮面のアイツに憧れて」
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『すぴー』
朝、目が覚めるとオルゴールの中で寝息を立てて眠るファイアが目に入った。
「・・・夢じゃない」
私は昨日の出来事を思い出す。学校の帰りにエルヴェラさんに会って、そして博子と戦隊ヒーローに変身して敵を倒したんだっけ。
「うぐぅ私がレッドだなんて」
一晩経っても自分がレッドだと自覚するのが辛い。
「そういえば敵について何も聞いてないなあ」
『ふぁーあ。あ?どこだここ?』
ファイアは羽を伸ばしキョロキョロと辺りを見回す。
「私の部屋だよ」
『おう!そうだった!』
ファイアはオルゴールからパタパタと飛び立ち、私の肩に止まった。少し重い。
「ねえ、ファイアって本当にお姫様?」
『だっはは!アタシは正真正銘国のお姫様、父上似なんだアタシは。父上は農民出身の元騎士団長なんだ、だからアタシの性格こんななの』
「へえなるほどね~。騎士とお姫様の恋だなんてロマンチック~」
『今でもラブラブだぜ。まあ、父上は歳も歳で寝たきり状態なんだけどよ』
「・・・そっか」
私は着替えを済ませ、リビングに向かうとパパが珍しくテレビに熱中していた。
「おはよう、何見てるの?」
「ああ、おはよう。いやなに、真歩の学校がテレビに出ていてな」
[今日のイケイケハイスクール男子!いえーい!]
テレビにはバライティニュース番組が流れている。映っている学校は聖東学園でも中等部ではなかった。
「ん?映ってるの高等部だよ」
「本当だ。それにしてもまあこの若さでバイクレーサーだなんて凄いな」
「バイクレーサー?うちにバイク部なんてあったっけ?」
テレビに映っているのは、地味で根暗そうなメガネの青年だった。
「えっとえーとかかか華綿かめん 頼太らいたです」
えらく緊張している。次の場面に切り替わると華綿さんはヘルメットを被り、バイクのハンドルを握っていた。すると先程とは打って変わって、キリリと引き締まった青年と化していた。全くの別人だ。他のレーサーと比べ、圧倒的に技術が高いことが素人の私にでも分る。少し見入ってしまった。
「誰にも気づかれませんように誰にも気づかれませんように誰にも気づかれませんように」
ブツブツと小さな声で呟きながら、俺は教室に入った。俺の人生でこれ程緊張する入室はないだろう。
「「「がやがやがや」」」
教室にいる皆は、俺が入ってきたことに気づかず話し続けている。
「(良かった、誰も観てないみたい)」
ホッと俺は胸を撫で下ろす。俺はそそくさと自分の席に座った。
「(もう、父さんのせいだ。なんで応募したんだよお)」
机に向かって項垂れる俺にちょんちょん「華綿君」と誰かが俺の名前を呼んで肩を叩いた。「ひっ」と小さな悲鳴を上げてしまった。
「あっ寝てた?ならごめんなさい」
「うぇ!千帝さん!?」
俺の目の前には誰もが憧れる美貌を持ち、この街1番の財閥のご令嬢。そしてこの学校の副会長を務めている千帝博子さんが立っていた。周りがざわつき始める。なんでアイツがと言わんばかりに。寧ろ俺の方がビックリさ。
「(なんで千帝さんが俺に話しかけて!?というか千帝さんと同じクラスに何回もなった事あるけど話したことないし・・・俺なんかやらかしたのか!?)い、いや、寝てないよ。大丈夫さ」
「良かった。ねえ、今日の放課後空いてる?」
「放課後!?・・・イチオウアイテイルヨ」
緊張してカタコトになってきた。
「じゃあ駐輪場で待ってるわ」
千帝さんが話終わると丁度朝礼のチャイムが鳴った。彼女は自分の席に座っていった。
放課後、俺は駐輪場に向かった。その道中、無数の人に睨まれた。普段誰も俺のことなんて見ないのに、千帝効果は絶大だ。
「華綿君。これが華綿君のバイク?」
千帝さんは俺より先に来ていてスーパーカブを見ていた。
「違うよ。俺のはこっち」
俺が指さしたのは緑色のオフロードバイクだ。うんうん、この駐輪場の中で俺のが1番かっこいい。
「このバイクは2人乗りできるの?」
「できるにはできるけど、体に負担が掛かりやすいから向いてないね。それに今日はヘルメット1つだから」
「残念、ちょっと乗ってみたかったわ」
「家に帰ったら乗れるのはあるけど「本当!?」
急にガッツリ手を掴まれた。俺は思わず引き下がる。心臓バクバクだ。
「(も、もしかしてバイクに興味あるのかな。あの千帝さんがか、意外)て、手を離してくれるかな」
「そうね、今はそれどころじゃないし」
手をパッと離された。さっきの勢いは何だったんだろうか。
「とりあえず何も言わずに私についてきて」
「あ、うん」
バイクを手押ししながら、俺は大人しく千帝さんについていった。
出発してから約20分、千帝さんに連れてこられたのは色鮮やかなステンドグラスが印象的な喫茶店だった。
「ここよ!」
「テンション高いね」
「さあ、入って入って!」
駐車場が無いため、お店の端の方にバイクを止めておいた。中に入るとサングラスを掛けたマスターと中等部の女の子が2人、金髪の小学生がいた。金髪の子はお店のお手伝いをしているのか、可愛らしいウエイトレスの姿をしている。
「いらっしゃいませ。おや、そちらの方は?」
「三人目の戦士よ!」
「「三人目の戦士!?」」
俺は驚いた。赤い髪の女の子も驚いている。茶髪の子はただニコニコしている。
「って何を急に言っているんだい!」
「確かに、貴方から風のマナを感じますわ」
金髪の子が近づいて俺をじっと見つめる。
「君まで一体なにを!」
「テレビで観た時ピーンときたのよ」
「ピーンって何が!」
もう、俺は思考が追いつかなくなっていた。
「華綿君が魔成まな戦隊エルドラジャーの三人目の戦士ってことによ!」
俺は数年ぶりに叫んだ。
「は?はぁあああああ!?」
朝、目が覚めるとオルゴールの中で寝息を立てて眠るファイアが目に入った。
「・・・夢じゃない」
私は昨日の出来事を思い出す。学校の帰りにエルヴェラさんに会って、そして博子と戦隊ヒーローに変身して敵を倒したんだっけ。
「うぐぅ私がレッドだなんて」
一晩経っても自分がレッドだと自覚するのが辛い。
「そういえば敵について何も聞いてないなあ」
『ふぁーあ。あ?どこだここ?』
ファイアは羽を伸ばしキョロキョロと辺りを見回す。
「私の部屋だよ」
『おう!そうだった!』
ファイアはオルゴールからパタパタと飛び立ち、私の肩に止まった。少し重い。
「ねえ、ファイアって本当にお姫様?」
『だっはは!アタシは正真正銘国のお姫様、父上似なんだアタシは。父上は農民出身の元騎士団長なんだ、だからアタシの性格こんななの』
「へえなるほどね~。騎士とお姫様の恋だなんてロマンチック~」
『今でもラブラブだぜ。まあ、父上は歳も歳で寝たきり状態なんだけどよ』
「・・・そっか」
私は着替えを済ませ、リビングに向かうとパパが珍しくテレビに熱中していた。
「おはよう、何見てるの?」
「ああ、おはよう。いやなに、真歩の学校がテレビに出ていてな」
[今日のイケイケハイスクール男子!いえーい!]
テレビにはバライティニュース番組が流れている。映っている学校は聖東学園でも中等部ではなかった。
「ん?映ってるの高等部だよ」
「本当だ。それにしてもまあこの若さでバイクレーサーだなんて凄いな」
「バイクレーサー?うちにバイク部なんてあったっけ?」
テレビに映っているのは、地味で根暗そうなメガネの青年だった。
「えっとえーとかかか華綿かめん 頼太らいたです」
えらく緊張している。次の場面に切り替わると華綿さんはヘルメットを被り、バイクのハンドルを握っていた。すると先程とは打って変わって、キリリと引き締まった青年と化していた。全くの別人だ。他のレーサーと比べ、圧倒的に技術が高いことが素人の私にでも分る。少し見入ってしまった。
「誰にも気づかれませんように誰にも気づかれませんように誰にも気づかれませんように」
ブツブツと小さな声で呟きながら、俺は教室に入った。俺の人生でこれ程緊張する入室はないだろう。
「「「がやがやがや」」」
教室にいる皆は、俺が入ってきたことに気づかず話し続けている。
「(良かった、誰も観てないみたい)」
ホッと俺は胸を撫で下ろす。俺はそそくさと自分の席に座った。
「(もう、父さんのせいだ。なんで応募したんだよお)」
机に向かって項垂れる俺にちょんちょん「華綿君」と誰かが俺の名前を呼んで肩を叩いた。「ひっ」と小さな悲鳴を上げてしまった。
「あっ寝てた?ならごめんなさい」
「うぇ!千帝さん!?」
俺の目の前には誰もが憧れる美貌を持ち、この街1番の財閥のご令嬢。そしてこの学校の副会長を務めている千帝博子さんが立っていた。周りがざわつき始める。なんでアイツがと言わんばかりに。寧ろ俺の方がビックリさ。
「(なんで千帝さんが俺に話しかけて!?というか千帝さんと同じクラスに何回もなった事あるけど話したことないし・・・俺なんかやらかしたのか!?)い、いや、寝てないよ。大丈夫さ」
「良かった。ねえ、今日の放課後空いてる?」
「放課後!?・・・イチオウアイテイルヨ」
緊張してカタコトになってきた。
「じゃあ駐輪場で待ってるわ」
千帝さんが話終わると丁度朝礼のチャイムが鳴った。彼女は自分の席に座っていった。
放課後、俺は駐輪場に向かった。その道中、無数の人に睨まれた。普段誰も俺のことなんて見ないのに、千帝効果は絶大だ。
「華綿君。これが華綿君のバイク?」
千帝さんは俺より先に来ていてスーパーカブを見ていた。
「違うよ。俺のはこっち」
俺が指さしたのは緑色のオフロードバイクだ。うんうん、この駐輪場の中で俺のが1番かっこいい。
「このバイクは2人乗りできるの?」
「できるにはできるけど、体に負担が掛かりやすいから向いてないね。それに今日はヘルメット1つだから」
「残念、ちょっと乗ってみたかったわ」
「家に帰ったら乗れるのはあるけど「本当!?」
急にガッツリ手を掴まれた。俺は思わず引き下がる。心臓バクバクだ。
「(も、もしかしてバイクに興味あるのかな。あの千帝さんがか、意外)て、手を離してくれるかな」
「そうね、今はそれどころじゃないし」
手をパッと離された。さっきの勢いは何だったんだろうか。
「とりあえず何も言わずに私についてきて」
「あ、うん」
バイクを手押ししながら、俺は大人しく千帝さんについていった。
出発してから約20分、千帝さんに連れてこられたのは色鮮やかなステンドグラスが印象的な喫茶店だった。
「ここよ!」
「テンション高いね」
「さあ、入って入って!」
駐車場が無いため、お店の端の方にバイクを止めておいた。中に入るとサングラスを掛けたマスターと中等部の女の子が2人、金髪の小学生がいた。金髪の子はお店のお手伝いをしているのか、可愛らしいウエイトレスの姿をしている。
「いらっしゃいませ。おや、そちらの方は?」
「三人目の戦士よ!」
「「三人目の戦士!?」」
俺は驚いた。赤い髪の女の子も驚いている。茶髪の子はただニコニコしている。
「って何を急に言っているんだい!」
「確かに、貴方から風のマナを感じますわ」
金髪の子が近づいて俺をじっと見つめる。
「君まで一体なにを!」
「テレビで観た時ピーンときたのよ」
「ピーンって何が!」
もう、俺は思考が追いつかなくなっていた。
「華綿君が魔成まな戦隊エルドラジャーの三人目の戦士ってことによ!」
俺は数年ぶりに叫んだ。
「は?はぁあああああ!?」
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