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より強くなるために
発生源
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悲鳴のした方へとリンは走る。
そしてそこには、木の魔物に襲われる女性の姿があった。
「キィーッ!」
「誰か助け……ッ!」
助走した勢いでリンは魔物を蹴り飛ばす。
勢い良く吹き飛ばされた魔物は壁に激突し、砕けた。
「まずは一匹……!」
周りを見渡すと姿が見えなかったが、地面から新たに三体の魔物が現れる。
「なるほど……そうやって生えてくるのか」
「キィーッ!」
一匹が飛びかかってくるとリンは頭を掴み、顔から地面に叩きつける。
「ギィ!?」
「そこで埋まってろ」
「「キキィーッ!」」
一体がリンに飛びかかり、後の二体の魔物は一体目を囮にする事でリンの背後を取り、飛びかかった。
が、リンはそのまま後ろ回し蹴りで二体纏めて蹴り落とす。
(動きは単調で大したことはないか……)
辺りを見渡すが、後から湧いてくる様子はない。
(……四匹か)
その数の少なさに疑問に思いつつも、次が来ないのならそれで良いとして、襲われた人の安否を確認した。
「怪我は?」
「はい~ この通り怪我もありません おおきにな聖剣使いはん」
襲われていたのは、前に食べに来た茶屋の店員だった。
リンに助けられ、そのお礼のためにペコリとお辞儀する。
「さっきの魔物はこの辺りで見かけましたか?」
「い~え~ あんな魔物は見た事ないですな~」
「どなたかあの魔物を見たことある方はいらしゃいませんか?」
周りに集まって来ていた町の人達に聞いてみるが、誰も見た事がないという。
(アヤカの言う通り突然現れたって事か……)
「魔物が現れたというのはここかぁ!?」
騒ぎを聞きつけ、見回りの兵が駆けつける。
「勝手ながら魔物はこちらで倒しておきました」
「聖剣使い殿! これはかたじけない!」
「至急 町の人達には家で待機してもらうよう呼びかけて頂きたい 戸を叩く音がしても人の返事が無いのなら開けないように」
「承知いたしましたぁ!」
(何だか……慣れないな)
最初に助けた事で頭を下げられ、今度は敬礼しながらこちらの頼みを聞いてもらっている事に、どうにもむず痒さをリンは覚える。
「自分は一旦城に行かせて頂きますのでこれで失礼します」
「はっ! 御武運を!」
「後でご馳走しますんでまた寄ってな~」
助けた店員は手を振り、激励の言葉をかけてくれる兵に、リンも敬意を持って頭を下げる。
城への急ぐのもそうだが、照れ臭さからすぐにこの場を離れたいという気持ちの方がこの時のリンは上回っていた。
「そういえば……刀使うの忘れてたな」
せっかく借りたムラマサの刀を、先程の戦いでは体術ばかりで使っていなかった事に今更気づいた。
(まあ……抜く必要もなかったしな)
この時のリンは自覚していなかった。
アヤカとの修行の成果が、しっかりと出ている事に。
「おう二代目 待ってたぜ」
「ムロウ! 城の中に魔物は?」
「さんぐらいつけろっての……出るには出たが全部で五匹さ 大した数じゃあねぇよ」
門の前で待っていたムロウに、リンは状況を確認する。
煙管を吹かせながら、ムロウは城に現れた魔物の数を報告した。
「町の方はどうなんだよ?」
「見かけたのは四匹だけだ それ以外は見ていない」
「なら大した事ねえな 強くもねえし数もいねえ」
「これから増えるかもしれない以上そんな事言ってられないだろう」
実際にリンとアヤカは約二十匹の木の魔物に襲われた。たとえ対処しやすいとしても、数が多ければ話は別である。
「んじゃあまあ 奴らの『発生源』を突き止めないとな」
「だったら行くぞ 一つ心当たりがある」
「おいおい城の奴らに報告は!?」
「シオンに任せる 離れていても俺はシオンになら報告できるからな」
そう言ってリンは走り出し、ムロウも走って追いかけた。
「で? 心当たりってどこだよ?」
「おそらく町じゃあない」
町の人達は魔物に心当たりが無かった。
町には四体で城には五体。今のところ現れた数は合計九体で、リンとアヤカを襲撃した数よりもかなり少ない。
「って事はアヤカ嬢の家の辺りか? 山ん中なら奴らも動きやすいだろうしな」
「それも違うだろう」
確かに襲われた数で考えると、はアヤカの家の近くと思うのが当然だろう。
だが、鍛冶場には現れていなかった。
「もしもあの山が発生源ならもっと襲われていたはずだ 鍛冶場も襲われていなかった事から考えると……」
「奴らは『リンを狙って』山を登って来たって事か 別の場所から」
「そう言う事だ」
何も考え無しに襲っているのではなく、しっかりと目的を持って行動をしていたという事だ。
そしてリンの考え通りなら木の魔物が二十体もではなく、二十体だけしか現れていなかったとすれば。
「お見事二代目……どうやらここで間違いなさそうだな」
「ああ……この数を見ればな」
長い階段に大量の木の魔物が埋め尽くしている。
その場所は前にリンとムロウが決闘をした場所。
そしてレイが木の魔人である『木鬼』倒したという場所。
「シナツヒコ神社……ここの神主さんが気の毒だな」
「実際泣いてたぞ?」
「謝ったんだろうな? 最初の元凶はアンタだぞ」
「いや一番暴れたのはお前だから」
「……奴ら片付けたら頭下げに行くぞ」
「はいよ」
ムロウは刀を抜き、そして今度こそリンはムラマサから借りた刀を抜いて戦いの準備をする。
「なんだぁ? 結局貰えたのかよ」
「借りただけだ 終わったら返すさ」
(……あ~なる程 そういう事かい爺さん)
刀を見て何かを察するムロウ。
リンはシオンと契約した事により、手に入れた魔力通信を使って連絡をとる。
《リン!? まだ着かないの!?》
リンの耳元でシオンに怒鳴られている感覚がした。
暫くたっても城にこないリンを心配していたシオンは、リンの連絡まだかまだかと待っていたのだ。
「悪い 先に心当たりの場所に行ってみた……結果は大当たりさ」
《だったら私達もすぐ行くわ!》
「レイとチビルは今いるのか?」
《えっ? 一緒に待機してるけど……》
「だったらレイと一緒に来て欲しい 城の人達には町の守りの強化を頼みたい」
《わかったわ!》
「それからチビルに伝えてくれ ムラマサの鍛冶場にいるアヤカを呼びに行ってくれってな」
いくら魔物が弱いとはいえ、数十どころか数百匹いるのではないかという数を、リンとムロウだけで相手にするのに戦力が足りない。
だからといってここにカザネの兵士が大量に来られても、足場の悪い階段での戦いを強いられる以上かえって戦い辛くなる。
《わかった……伝えるわ》
「助かる」
《こっちも言わなくちゃいけない事があるわ》
「なんだ? 何かあったのか?」
《……今度は一番に連絡しなさい! わかった!?》
「……はい」
最後は怒られて通信が切られた。
「話しは済んだかぁ?」
「ああ 連絡が遅いだと」
「怒られてやんの」
「うるせえ」
準備は整った。後は魔物の発生源を枯らすのみ。
「行くぞムロウ ここで食い止める」
「女の子には良いとか見せないとなぁ? おじさん頑張っちゃうぞ」
お互いに背中を預けられる強さだと知っている。
増援が来るまで一歩も通さない。
出来る事ならば『来る前に潰す』という覚悟で、二人は木の怪人に挑む。
「……なあ?」
そうしようした時、リンにムロウは言う。
「やっぱオヤジとモヤシじゃあキツくねぇか?」
「……言うな」
歳に勝てないムロウと、インドア派なうえ既に走って体力を消耗しているリンにとって、とても厳し戦いを強いられていた。
そしてそこには、木の魔物に襲われる女性の姿があった。
「キィーッ!」
「誰か助け……ッ!」
助走した勢いでリンは魔物を蹴り飛ばす。
勢い良く吹き飛ばされた魔物は壁に激突し、砕けた。
「まずは一匹……!」
周りを見渡すと姿が見えなかったが、地面から新たに三体の魔物が現れる。
「なるほど……そうやって生えてくるのか」
「キィーッ!」
一匹が飛びかかってくるとリンは頭を掴み、顔から地面に叩きつける。
「ギィ!?」
「そこで埋まってろ」
「「キキィーッ!」」
一体がリンに飛びかかり、後の二体の魔物は一体目を囮にする事でリンの背後を取り、飛びかかった。
が、リンはそのまま後ろ回し蹴りで二体纏めて蹴り落とす。
(動きは単調で大したことはないか……)
辺りを見渡すが、後から湧いてくる様子はない。
(……四匹か)
その数の少なさに疑問に思いつつも、次が来ないのならそれで良いとして、襲われた人の安否を確認した。
「怪我は?」
「はい~ この通り怪我もありません おおきにな聖剣使いはん」
襲われていたのは、前に食べに来た茶屋の店員だった。
リンに助けられ、そのお礼のためにペコリとお辞儀する。
「さっきの魔物はこの辺りで見かけましたか?」
「い~え~ あんな魔物は見た事ないですな~」
「どなたかあの魔物を見たことある方はいらしゃいませんか?」
周りに集まって来ていた町の人達に聞いてみるが、誰も見た事がないという。
(アヤカの言う通り突然現れたって事か……)
「魔物が現れたというのはここかぁ!?」
騒ぎを聞きつけ、見回りの兵が駆けつける。
「勝手ながら魔物はこちらで倒しておきました」
「聖剣使い殿! これはかたじけない!」
「至急 町の人達には家で待機してもらうよう呼びかけて頂きたい 戸を叩く音がしても人の返事が無いのなら開けないように」
「承知いたしましたぁ!」
(何だか……慣れないな)
最初に助けた事で頭を下げられ、今度は敬礼しながらこちらの頼みを聞いてもらっている事に、どうにもむず痒さをリンは覚える。
「自分は一旦城に行かせて頂きますのでこれで失礼します」
「はっ! 御武運を!」
「後でご馳走しますんでまた寄ってな~」
助けた店員は手を振り、激励の言葉をかけてくれる兵に、リンも敬意を持って頭を下げる。
城への急ぐのもそうだが、照れ臭さからすぐにこの場を離れたいという気持ちの方がこの時のリンは上回っていた。
「そういえば……刀使うの忘れてたな」
せっかく借りたムラマサの刀を、先程の戦いでは体術ばかりで使っていなかった事に今更気づいた。
(まあ……抜く必要もなかったしな)
この時のリンは自覚していなかった。
アヤカとの修行の成果が、しっかりと出ている事に。
「おう二代目 待ってたぜ」
「ムロウ! 城の中に魔物は?」
「さんぐらいつけろっての……出るには出たが全部で五匹さ 大した数じゃあねぇよ」
門の前で待っていたムロウに、リンは状況を確認する。
煙管を吹かせながら、ムロウは城に現れた魔物の数を報告した。
「町の方はどうなんだよ?」
「見かけたのは四匹だけだ それ以外は見ていない」
「なら大した事ねえな 強くもねえし数もいねえ」
「これから増えるかもしれない以上そんな事言ってられないだろう」
実際にリンとアヤカは約二十匹の木の魔物に襲われた。たとえ対処しやすいとしても、数が多ければ話は別である。
「んじゃあまあ 奴らの『発生源』を突き止めないとな」
「だったら行くぞ 一つ心当たりがある」
「おいおい城の奴らに報告は!?」
「シオンに任せる 離れていても俺はシオンになら報告できるからな」
そう言ってリンは走り出し、ムロウも走って追いかけた。
「で? 心当たりってどこだよ?」
「おそらく町じゃあない」
町の人達は魔物に心当たりが無かった。
町には四体で城には五体。今のところ現れた数は合計九体で、リンとアヤカを襲撃した数よりもかなり少ない。
「って事はアヤカ嬢の家の辺りか? 山ん中なら奴らも動きやすいだろうしな」
「それも違うだろう」
確かに襲われた数で考えると、はアヤカの家の近くと思うのが当然だろう。
だが、鍛冶場には現れていなかった。
「もしもあの山が発生源ならもっと襲われていたはずだ 鍛冶場も襲われていなかった事から考えると……」
「奴らは『リンを狙って』山を登って来たって事か 別の場所から」
「そう言う事だ」
何も考え無しに襲っているのではなく、しっかりと目的を持って行動をしていたという事だ。
そしてリンの考え通りなら木の魔物が二十体もではなく、二十体だけしか現れていなかったとすれば。
「お見事二代目……どうやらここで間違いなさそうだな」
「ああ……この数を見ればな」
長い階段に大量の木の魔物が埋め尽くしている。
その場所は前にリンとムロウが決闘をした場所。
そしてレイが木の魔人である『木鬼』倒したという場所。
「シナツヒコ神社……ここの神主さんが気の毒だな」
「実際泣いてたぞ?」
「謝ったんだろうな? 最初の元凶はアンタだぞ」
「いや一番暴れたのはお前だから」
「……奴ら片付けたら頭下げに行くぞ」
「はいよ」
ムロウは刀を抜き、そして今度こそリンはムラマサから借りた刀を抜いて戦いの準備をする。
「なんだぁ? 結局貰えたのかよ」
「借りただけだ 終わったら返すさ」
(……あ~なる程 そういう事かい爺さん)
刀を見て何かを察するムロウ。
リンはシオンと契約した事により、手に入れた魔力通信を使って連絡をとる。
《リン!? まだ着かないの!?》
リンの耳元でシオンに怒鳴られている感覚がした。
暫くたっても城にこないリンを心配していたシオンは、リンの連絡まだかまだかと待っていたのだ。
「悪い 先に心当たりの場所に行ってみた……結果は大当たりさ」
《だったら私達もすぐ行くわ!》
「レイとチビルは今いるのか?」
《えっ? 一緒に待機してるけど……》
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《わかったわ!》
「それからチビルに伝えてくれ ムラマサの鍛冶場にいるアヤカを呼びに行ってくれってな」
いくら魔物が弱いとはいえ、数十どころか数百匹いるのではないかという数を、リンとムロウだけで相手にするのに戦力が足りない。
だからといってここにカザネの兵士が大量に来られても、足場の悪い階段での戦いを強いられる以上かえって戦い辛くなる。
《わかった……伝えるわ》
「助かる」
《こっちも言わなくちゃいけない事があるわ》
「なんだ? 何かあったのか?」
《……今度は一番に連絡しなさい! わかった!?》
「……はい」
最後は怒られて通信が切られた。
「話しは済んだかぁ?」
「ああ 連絡が遅いだと」
「怒られてやんの」
「うるせえ」
準備は整った。後は魔物の発生源を枯らすのみ。
「行くぞムロウ ここで食い止める」
「女の子には良いとか見せないとなぁ? おじさん頑張っちゃうぞ」
お互いに背中を預けられる強さだと知っている。
増援が来るまで一歩も通さない。
出来る事ならば『来る前に潰す』という覚悟で、二人は木の怪人に挑む。
「……なあ?」
そうしようした時、リンにムロウは言う。
「やっぱオヤジとモヤシじゃあキツくねぇか?」
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