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秘めたる想い
本音を言えば
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「ここは……洞窟の外か」
神である『バイヴ・カハ』が用意した記憶世界。
リン達はそこで、リンの記憶を元にした『遊園地』で暫しの休息を得た。
「では元の世界に帰してやろう この世界に匿うのも限界がある」
玉座に座るバイヴ・カハの前に集められ、リン達は帰る準備をさせられた。
下界の者への干渉は極力避けなくてはならい。こうして神の恩恵を受けていられるのは、神界の掟にある『抜け道』を突いての事。
「以前にも我がドライとの戦いで現れた時があったであろう? ドライの能力である『物語の語り手』 奴の能力は我が創った『記憶世界』と同様の能力だ」
物語の語り手によって生み出された世界は、限りなく現実に近い『仮想世界』である。
そしてその『世界の創造』の能力こそが、抜け道であった。
「あくまでも神界によって課せられるのは本の外……つまりはこの世界に限るのだ 別の世界には適応されるものではない」
再現度が高いが故に起きたイレギュラー。
バイヴ・カハの乱入は、その抜け道を突いてのものだったのだ。
「とは言っても限度はある あまりこの世界に長居させると神界に気付かれかねん まったく……面倒な事よ」
そういって指を鳴らすと、リン以外がその場から消えた。
「安心しろ 本の外に出してやっただけだ お主に最後に話しておこうと思ってな」
玉座から立ち上がり、リンに寄るバイヴ・カハ。
「次に会う時はお前が全ての賢者の石を手に入れた時であろうな それまで我は力を貸せない」
魔王の手から逃れる為に、以前から溜めていた魔力が随分と少なくなってしまったのだという。
「元々傍観するつもりでいたのだがなぁ……余りに頼りなくてつい手を貸してしまった 神の気まぐれというやつだ」
何故手を貸したのか疑問であったが、危なっかしいリンの戦いぶりを観戦してはいられなくなってしまったという事だった。
「これから先待ち受ける道は……お前にとって 決して優しいものでは無いのであろう」
魔王軍と決着を付けるのも、それ程遠くない筈である。
「だが忘れるな たとえお前の進む道が険しいものであっても……必ず乗り越えられる筈だ 何故なら神を味方に付けたのだからなぁ?」
怪しげに笑うバイヴ・カハ。だがそれは邪悪なものでは無い。
「また会おう優月 輪……戦の神は戦場と共にある」
そう言ってリンを洞窟の外へと戻したのだった。
「いや~! 戻ってこれたなぁ!」
「洞窟の外で良かったわね 同じとこからだったら今度は迷子になっちゃったかもしれないし」
元の世界に戻れた事に安堵する一行。
だが、夢から覚めたという事は『現実』と向き合わなくてはならない。
「行こう……次の場所へ こうしてる間にも魔王軍は次の目的の為に動いてるんだからな」
全員が覚悟する。これから先待ち受ける脅威に。
気を引き締め、次の目的地へと進む聖剣使い一行であった。
その筈だった。
「あぁ!? オレ様のお菓子食べたの誰だよ!」
「んぁ? 何だコレ小悪魔のだったのか」
「お前電気しか食べないんじゃあ無かったのかよ!」
「ヤレヤレ……電気はエネルギーにはなるが腹は満たせないだよ 常識だろ?」
「雷迅の常識なんて知らねえよ! 返せ返せぇ!」
急速に緊張感は失われた。
「もう! 馬車の中で騒がないでよね!」
「次の町でまた買えば良いでござろう?」
「あのお菓子はなぁ……前の町限定商品なんだぞ! 戻って買うしか無いんだよ!」
「まあまあ同じ魔族同士仲良くしようぜ?」
「不和の原因はお前さんなんだけどねぇ?」
新たに雷迅が仲間に加わり、一行は賑やかになった……というよりもうるさくなった。
(大丈夫……だよな?)
信頼できる仲間の筈なのだが、リンはこの連中は自らの手には負えないのではないかと、不安になってしまう。
「大丈夫ですよアニキ! アニキにはこのレイちゃんがついてますからね!」
「お前も大概原因の一人だからな」
「えぇ!?」
「やーい! 言われてやんの!」
「新入りがデカい顔してんじゃねぇぞ……表でやがれぇ!」
「お? 売られた喧嘩は買うのがオレの道理だぜ!」
「喧嘩の売買するなら表でやってね そのままバイバイするけど」
不機嫌そうに手綱を握るシオン。
今この馬車内において、最も上の立場にいる存在である。余計な事を言えば、文字通り外に投げ出して馬に轢かせることも可能なのだからである。
「なぁなぁ シオンの嬢ちゃん機嫌悪くね?」
「薄々は気づいていたでござるが……如何やらレイ殿と一悶着あった様なのでござるよ」
ムロウとアヤカがこそこそと話している。
それ程広くない馬車の中では、たとえ小さな声で話していてもリンの耳に入ってくる。
「ふん! シオンがオレのアニキを独り占めしようとするから悪いんもね!」
「誰がお前のだ」
「カァーッ! モテる男は辛いねぇ? さっき食べたクッキーよりも甘そうだ」
「リン! コイツ反省してない!」
「そう堅いコト言うなって……あっクッキーの固さは普通だったぞ」
(コイツ俺よりデリカシーが無いな)
デリカシーの無さはリンも多少自覚しているつもりであったが、雷迅ほどでは無い筈だと思った。
「まあ俺が誰と何してようがレイに迷惑かけてる訳じゃ無い 別に良いだろ?」
「アニキィ……」
「いや二代目……それは違うだろ」
やはりデリカシーの無さは五分五分である。寧ろ悪気が無いだけリンはタチが悪い。
「これは乙女心の修行が足りないのでござるよ ここは拙者が鍛えなくては……」
「ん? 笑うところだよな?」
「シオン殿~! 今からリン殿を叩き降ろすでござるが気にしないで欲しいでござる~!」
余計な事を言った為に新たな火種を作ってしまうリン。
内容は置いておいて、混じれないでいるシオン。
(はぁ……楽しそうだなぁ……私も混ざりたいけどみんな馬車引けないし)
馬車の役目を受けてから、今までの旅は全てシオンが担っている。
(そりゃあまあ 他にやれる人がいないって言われちゃったらやるしか無いけどさぁ……リンと一緒の時間が減っちゃうじゃない)
リンが元の世界に帰るかもしれないのなら、尚更一緒の時間を増やしたいと思うシオン。
(そうよ! ちょっとぐらい二人の時間があっても良いじゃない! やっぱり怒られるのなんておかしいわ!)
考えれば考える程、自分は間違っていないではないかと確信する。
「そうよそうよ……ちょっとくらいワガママになったって……」
「ワガママが言いたいのか?」
「そうねぇ……リンが聞いてくれるかは別にして言うだけならタダなんだし……って!?」
独り言を聞いていたのは、その話題の相手である。
「あらヤダリン~……何かご用なのかしら?」
「シオンのご機嫌のご様子をとお師匠様から承ったもので」
皮肉を込めた言い回しを使うリン。つまりアヤカの手回しである。
「何か欲しい物でもあるのか?」
「ええと……そういうわけでは無いのだけれどお……」
優しさが恥ずかしい。
本当なら素直に受け止めたいシオンだが、事故で発覚してしまってかけられる優しさに、自分が恥ずかしい。
「べっ別に言ってみようかな~なんていう気まぐれよ! 大人の私が子供の貴方に甘えようだなんてあり得ないわね!」
「それもそうか」
(引き下がるんかい!)
あっさり納得されてしまうシオン。またと無いチャンスを不意にしてしまうヘタレである。
「でもまあ丁度良かった 俺はアンタに用がある」
「え? 本当に用あったんだ」
「俺に馬車を教えてくれないか?」
「へっ!?」
驚きである。
「どどどどうして教えて欲しいのかしら?」
「以前から思ってはいたからな いつもシオンに任せっきりだと休めないだろ? 交代制にしておけばそれだけ負担が減る シオンの時間が作れる」
シオンの顔が真っ赤になる。
我儘を言うかどうか迷っていた事を、リンは言わずとも考えていてくれた事があまりも嬉しくて、そして恥ずかしさと照れ臭さで顔が熱くなる。
「……教えるんだったらビシバシやるけど……良い?」
「お手柔らかに頼みますよ」
年下だと侮っていたが、自分よりも大人だなと、改めて想い直すシオンであった。
神である『バイヴ・カハ』が用意した記憶世界。
リン達はそこで、リンの記憶を元にした『遊園地』で暫しの休息を得た。
「では元の世界に帰してやろう この世界に匿うのも限界がある」
玉座に座るバイヴ・カハの前に集められ、リン達は帰る準備をさせられた。
下界の者への干渉は極力避けなくてはならい。こうして神の恩恵を受けていられるのは、神界の掟にある『抜け道』を突いての事。
「以前にも我がドライとの戦いで現れた時があったであろう? ドライの能力である『物語の語り手』 奴の能力は我が創った『記憶世界』と同様の能力だ」
物語の語り手によって生み出された世界は、限りなく現実に近い『仮想世界』である。
そしてその『世界の創造』の能力こそが、抜け道であった。
「あくまでも神界によって課せられるのは本の外……つまりはこの世界に限るのだ 別の世界には適応されるものではない」
再現度が高いが故に起きたイレギュラー。
バイヴ・カハの乱入は、その抜け道を突いてのものだったのだ。
「とは言っても限度はある あまりこの世界に長居させると神界に気付かれかねん まったく……面倒な事よ」
そういって指を鳴らすと、リン以外がその場から消えた。
「安心しろ 本の外に出してやっただけだ お主に最後に話しておこうと思ってな」
玉座から立ち上がり、リンに寄るバイヴ・カハ。
「次に会う時はお前が全ての賢者の石を手に入れた時であろうな それまで我は力を貸せない」
魔王の手から逃れる為に、以前から溜めていた魔力が随分と少なくなってしまったのだという。
「元々傍観するつもりでいたのだがなぁ……余りに頼りなくてつい手を貸してしまった 神の気まぐれというやつだ」
何故手を貸したのか疑問であったが、危なっかしいリンの戦いぶりを観戦してはいられなくなってしまったという事だった。
「これから先待ち受ける道は……お前にとって 決して優しいものでは無いのであろう」
魔王軍と決着を付けるのも、それ程遠くない筈である。
「だが忘れるな たとえお前の進む道が険しいものであっても……必ず乗り越えられる筈だ 何故なら神を味方に付けたのだからなぁ?」
怪しげに笑うバイヴ・カハ。だがそれは邪悪なものでは無い。
「また会おう優月 輪……戦の神は戦場と共にある」
そう言ってリンを洞窟の外へと戻したのだった。
「いや~! 戻ってこれたなぁ!」
「洞窟の外で良かったわね 同じとこからだったら今度は迷子になっちゃったかもしれないし」
元の世界に戻れた事に安堵する一行。
だが、夢から覚めたという事は『現実』と向き合わなくてはならない。
「行こう……次の場所へ こうしてる間にも魔王軍は次の目的の為に動いてるんだからな」
全員が覚悟する。これから先待ち受ける脅威に。
気を引き締め、次の目的地へと進む聖剣使い一行であった。
その筈だった。
「あぁ!? オレ様のお菓子食べたの誰だよ!」
「んぁ? 何だコレ小悪魔のだったのか」
「お前電気しか食べないんじゃあ無かったのかよ!」
「ヤレヤレ……電気はエネルギーにはなるが腹は満たせないだよ 常識だろ?」
「雷迅の常識なんて知らねえよ! 返せ返せぇ!」
急速に緊張感は失われた。
「もう! 馬車の中で騒がないでよね!」
「次の町でまた買えば良いでござろう?」
「あのお菓子はなぁ……前の町限定商品なんだぞ! 戻って買うしか無いんだよ!」
「まあまあ同じ魔族同士仲良くしようぜ?」
「不和の原因はお前さんなんだけどねぇ?」
新たに雷迅が仲間に加わり、一行は賑やかになった……というよりもうるさくなった。
(大丈夫……だよな?)
信頼できる仲間の筈なのだが、リンはこの連中は自らの手には負えないのではないかと、不安になってしまう。
「大丈夫ですよアニキ! アニキにはこのレイちゃんがついてますからね!」
「お前も大概原因の一人だからな」
「えぇ!?」
「やーい! 言われてやんの!」
「新入りがデカい顔してんじゃねぇぞ……表でやがれぇ!」
「お? 売られた喧嘩は買うのがオレの道理だぜ!」
「喧嘩の売買するなら表でやってね そのままバイバイするけど」
不機嫌そうに手綱を握るシオン。
今この馬車内において、最も上の立場にいる存在である。余計な事を言えば、文字通り外に投げ出して馬に轢かせることも可能なのだからである。
「なぁなぁ シオンの嬢ちゃん機嫌悪くね?」
「薄々は気づいていたでござるが……如何やらレイ殿と一悶着あった様なのでござるよ」
ムロウとアヤカがこそこそと話している。
それ程広くない馬車の中では、たとえ小さな声で話していてもリンの耳に入ってくる。
「ふん! シオンがオレのアニキを独り占めしようとするから悪いんもね!」
「誰がお前のだ」
「カァーッ! モテる男は辛いねぇ? さっき食べたクッキーよりも甘そうだ」
「リン! コイツ反省してない!」
「そう堅いコト言うなって……あっクッキーの固さは普通だったぞ」
(コイツ俺よりデリカシーが無いな)
デリカシーの無さはリンも多少自覚しているつもりであったが、雷迅ほどでは無い筈だと思った。
「まあ俺が誰と何してようがレイに迷惑かけてる訳じゃ無い 別に良いだろ?」
「アニキィ……」
「いや二代目……それは違うだろ」
やはりデリカシーの無さは五分五分である。寧ろ悪気が無いだけリンはタチが悪い。
「これは乙女心の修行が足りないのでござるよ ここは拙者が鍛えなくては……」
「ん? 笑うところだよな?」
「シオン殿~! 今からリン殿を叩き降ろすでござるが気にしないで欲しいでござる~!」
余計な事を言った為に新たな火種を作ってしまうリン。
内容は置いておいて、混じれないでいるシオン。
(はぁ……楽しそうだなぁ……私も混ざりたいけどみんな馬車引けないし)
馬車の役目を受けてから、今までの旅は全てシオンが担っている。
(そりゃあまあ 他にやれる人がいないって言われちゃったらやるしか無いけどさぁ……リンと一緒の時間が減っちゃうじゃない)
リンが元の世界に帰るかもしれないのなら、尚更一緒の時間を増やしたいと思うシオン。
(そうよ! ちょっとぐらい二人の時間があっても良いじゃない! やっぱり怒られるのなんておかしいわ!)
考えれば考える程、自分は間違っていないではないかと確信する。
「そうよそうよ……ちょっとくらいワガママになったって……」
「ワガママが言いたいのか?」
「そうねぇ……リンが聞いてくれるかは別にして言うだけならタダなんだし……って!?」
独り言を聞いていたのは、その話題の相手である。
「あらヤダリン~……何かご用なのかしら?」
「シオンのご機嫌のご様子をとお師匠様から承ったもので」
皮肉を込めた言い回しを使うリン。つまりアヤカの手回しである。
「何か欲しい物でもあるのか?」
「ええと……そういうわけでは無いのだけれどお……」
優しさが恥ずかしい。
本当なら素直に受け止めたいシオンだが、事故で発覚してしまってかけられる優しさに、自分が恥ずかしい。
「べっ別に言ってみようかな~なんていう気まぐれよ! 大人の私が子供の貴方に甘えようだなんてあり得ないわね!」
「それもそうか」
(引き下がるんかい!)
あっさり納得されてしまうシオン。またと無いチャンスを不意にしてしまうヘタレである。
「でもまあ丁度良かった 俺はアンタに用がある」
「え? 本当に用あったんだ」
「俺に馬車を教えてくれないか?」
「へっ!?」
驚きである。
「どどどどうして教えて欲しいのかしら?」
「以前から思ってはいたからな いつもシオンに任せっきりだと休めないだろ? 交代制にしておけばそれだけ負担が減る シオンの時間が作れる」
シオンの顔が真っ赤になる。
我儘を言うかどうか迷っていた事を、リンは言わずとも考えていてくれた事があまりも嬉しくて、そして恥ずかしさと照れ臭さで顔が熱くなる。
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