151 / 201
暗雲の『ライトゲート』
納得
しおりを挟む
「難しい顔をしてどうしたでござるかリン殿?」
賢者の石があると思われる『ライトゲート』を目指して、リン達聖剣使い一行は馬車を走らせる。
そんな中リンは、一晩を過ごした町で得た情報を整理していたのだが、悩んでいた。
「いや……どうにも引っかかることがあってな」
「引っかかる事でござるか?」
「前に言ってたよなアヤカ? この世界で『軍事力が優れた国』は今向かってる『ライトゲート』と対魔王軍の為に兵力を集めてる『ギアズエンパイア』……そして俺がこの世界に来た時に初めて訪れた『サンサイド』だって」
魔王軍が大規模に攻め入った国はその三国。最初に『ライトゲート』と『ギアズエンパイア』が襲われ、その後リンが丁度この世界へと迷い込んだ日に『サンサイド』と戦争を起こした。
「そうでござるが……それがどうしたでござるか?」
「おかしいと思わないか? 前回『ド・ワーフ』と『アレキサンドラ』が同時に襲われて……ド・ワーフは俺達も戦いに参加してなんとか奴ら魔王軍を撤退にまで追い込んだんだ なのにアレキサンドラの軍は機械兵三千を全て『殲滅』した」
「そうでござるか? 魔王軍の軍勢はド・ワーフの方に多く投入されたと聞く アレキサンドラが三千の機械兵のみでド・ワーフは機械兵に加えて魔族兵までいたのでござるからな」
「それがどうして『被害軽微』にまで優勢になれたんだ?」
リンの疑問はそこであった。
確かにド・ワーフには合計七千の魔王軍が、アレキサンドラには三千の兵とここだけを聞けば被害が少ない理由はわかる。
だが、町で聞いた情報によれば兵士達はほぼ無事であり、国への被害などほとんど無かったのだという。
「機械兵の強さは俺達も知っているだろう? 一体倒すのにも手こずるのにそんな奴らが三千だぞ? そう易々と倒せるものじゃあ無い」
「アレクサンドラは砂漠に囲まれた国なんですよ だから足場の悪さと暑さで攻め込みにくかった……とか?」
「機械兵って言ったろ? 暑さは関係ないだろうし足場に関しても何の対策もせずに攻め込むなんて馬鹿な真似しない筈だ」
レイの言ったとおり、本来であれば戦いにくい場所であったのだろうがそこを見越してか、兵士の全てが機械兵だったという。
「だったらアレキサンドラには『秘密兵器』があったって事じゃあないか?」
そう言い出したのはムロウである。
「秘密兵器……たとえば?」
「さあそこまでは でもあながち間違いじゃあないと思うんだよ これから魔王軍との全面戦争を始めようってんだ 隠しだまの一つや二つ隠してても不思議じゃねえ」
非常にアバウトではあるが、確かに理にかなってていた。
何らかの対抗策を用意していたとしたら、それを使ったのかもしれないと。
「わかったぜ! アレキサンドラにはとんでもなく強いやつがいるんだよ! そいつがほとんどの魔王軍をぶっ飛ばしたんじゃあねえか!?」
「根拠は?」
「無い! ただの願望だな! そんなヤツがいるなら戦ってみてぇ!」
適当な事を言う雷迅。その線も無くは無いが、得た情報から信憑性が薄まる。
「町で目撃証言がある……『魔王』のな」
アレキサンドラで指揮をとっていたのは『魔王』だったと、町で噂されていた。
噂と聞き流すのは簡単なことであったが、リンが聞いた魔王の容姿は以前戦った魔王の姿と酷似していたのだ。
「あれから『アクアガーデン』との連絡は取れないのか?」
「ああ駄目だな 壊れては無いみたいなんだけどよ……むこうが取ってくれないだわ」
「最後に何か聞かなかったか?」
「確か『こっちは何とかしてみせるから気にするな』……ってだけだったな」
そうチビルが答える。連絡が取れないのか、あるいは『取らない』のか定かではないが、最後に言い残した口ぶりから察するに何らかの事をアクアガーデンの王妃『ピヴワ』がしたのだろうと推測する。
「シオン 何か心当たりは無いか? あの王妃が何か知ってるのかどうか?」
「……さあ? 私からはなんとも言え無いわね」
馬車を扱うシオンに聞いてみるが心当たりは無いと言われてしまう。
「どうした二代目? そんなに気になるのか?」
「そりゃそうだろ もしそんな秘密兵器とか強いのがいるのなら……俺達としても戦力として欲しいだろう」
魔王軍との全面戦争を控える中、そんな情報があるのなら是非とも一度見ておきたいと思うリン。
一体アレキサンドラは何をしたのか……再び情報を整理し始めた。
「真面目だねぇ……アレキサンドラもギアズエンパイアに集まるんだ その時ハッキリするだろうに」
「難しい顔してるアニキもカッコいいですよ!」
「お取り込み中悪いけど見えてきたわ……あれが光国家『ライトゲート』よ」
シオンの言葉を聞いてリンは外を見る。
リンは息を呑んだ。
「あれが……ライトゲート?」
「うひゃあ~……デッケェ『門』だなぁ~!」
ライトゲートの名に恥じない大きな『門』が聳え立つ。
巨大な壁に囲まれて中の様子を窺うことはできないが、門の前には門番と思われる徹の鎧に包まれた兵士が検問を行っている様子であった。
「で? どうするよ? オレら『魔族』は中に入れて貰えると思うかい?」
ここライトゲートは魔族への差別意識が強く、簡単には通してくれない。
隠れようにも検問をされているのであれば、すぐにばれてしまうであろう。
「安心しろ 秘策がある」
「おっ! さすがリンやるな! で? その秘策は?」
「……頼む」
「「は?」」
魔族組であるチビルと雷迅が口を揃えて言う。
「頼むしかない 別にやましいことが無いなら説得して入れて貰うしかない」
「えぇ……」
「そりゃあないぜリン……」
「なんだよ……俺だって考えたんだ」
何かあった時の戦力として雷迅は非常に強力であり、チビルの治癒魔法も役立つであろう。
そしてなにより、『仲間』をそんな理不尽な理由で置いていきたくなかったのだ。
「そろそろ私達の番よ 準備して」
門の中へと入る為の関所。ここで門前払いを喰らうか、最悪乱闘騒ぎに発展してしてしまうのかどうかはリンにかかっていた。
「馬車を停めてください 中には何が入っているのでしょうか?」
「ちょっと失礼します 我々の事はお聞きにはなっていないでしょうか?」
「その顔は……もしや聖剣使い様でございますか!?」
「ご存知頂いてなによりです 流石はライトゲート ここまで神聖さを感じさせる門だったとは……感服いたしました」
交渉はリンが応じた。リンの事を知っているのであれば、話し合いを有利に進められると判断したからだ。
「お褒め頂光栄です聖剣使い様 今までのご活躍ぶりは私達ライトゲートの住人も存じておりますよ」
「恐縮です ですが自分一人の力ではありません 未熟な自分を支えてくれる『仲間』がいたからこそここまでやってこれたのです」
「聖剣使い様が一流であれば仲間の方々も一流だと……さぞ素晴らしい旅の日々をすごしていたのでしょう 是非ともお聞かせいただきたいものです」
手始めにここ『ライトゲート』を褒め、『仲間』の存在を伝えた。すると兵士もリンの『仲間』を褒める。
「誰一人欠けてはならない大切な仲間です 恐れ多くも二代目聖剣使いとしての重責……一人では耐えることは出来なかったでしょう 魔王軍を討つという同士に恵まれたことを誇りに思います」
「そんな聖剣使い様の馬車なのですが……誠に申し訳ありません 疑っている訳ではないのです ですがいつどこで魔王軍が忍び込まないとも限りませんので……」
「お勤めご苦労様です 勿論構いませんよ」
馬車の中に兵士が入る。
そしてリンは思う。これでいいと。
「!? この者達は!?」
「おや? どうされましたか?」
「聖剣使い様……ここライトゲートに魔族を入れる事は出来ません 一体何故魔族なんぞがここに」
当然二人に反応する。そう発言した兵士に対してレイが銃口を向けた。
「おいこら オレのなかまにたいしてなんていった?」
「ヒッ!?」
「やめるんだレイ 失礼だぞ」
「すみませんでした!」
「いえ大丈夫ですが……」
銃を下げすぐさま土下座をするレイ。驚きはしたがその光景を見て兵士は一安心する。
「ですが……レイの言うとおりたとえ『魔族』だとしても大切な仲間をそのように言われるのは……些か納得しかねますね」
「ですが……!」
「先程ご説明したとおり これまでの旅は皆で支え合って苦難を乗り越えてきたのです……貴方もそのことはご存知のはずだ」
最初に兵士はリン達の活躍知っていると言い、一度は仲間の存在を肯定している。
「言った筈ですよ……誰一人欠けてはならないと お忙しいところ恐縮なのですが是非ともここライトゲートの主へとご相談していただきたい」
「そうは言われましてもこれも規則でして……」
「……申し訳ない 魔族より『人間』の方が血の気が多いらしい」
兵士が規則を盾に断ろうとしたとき、アヤカが鯉口を切る。
「揉めごとを起こしたく無いのはお互い様でしょう? 何卒お願いいたします……」
リンが頭を下げて兵士へとお願いをする。
それがとどめとなったのか、兵士は要求を呑んでその場を離れた。
「……これで納得してもらったな」
「なあ……最後の方さ?」
お願いという名の『脅迫』に近かった。
賢者の石があると思われる『ライトゲート』を目指して、リン達聖剣使い一行は馬車を走らせる。
そんな中リンは、一晩を過ごした町で得た情報を整理していたのだが、悩んでいた。
「いや……どうにも引っかかることがあってな」
「引っかかる事でござるか?」
「前に言ってたよなアヤカ? この世界で『軍事力が優れた国』は今向かってる『ライトゲート』と対魔王軍の為に兵力を集めてる『ギアズエンパイア』……そして俺がこの世界に来た時に初めて訪れた『サンサイド』だって」
魔王軍が大規模に攻め入った国はその三国。最初に『ライトゲート』と『ギアズエンパイア』が襲われ、その後リンが丁度この世界へと迷い込んだ日に『サンサイド』と戦争を起こした。
「そうでござるが……それがどうしたでござるか?」
「おかしいと思わないか? 前回『ド・ワーフ』と『アレキサンドラ』が同時に襲われて……ド・ワーフは俺達も戦いに参加してなんとか奴ら魔王軍を撤退にまで追い込んだんだ なのにアレキサンドラの軍は機械兵三千を全て『殲滅』した」
「そうでござるか? 魔王軍の軍勢はド・ワーフの方に多く投入されたと聞く アレキサンドラが三千の機械兵のみでド・ワーフは機械兵に加えて魔族兵までいたのでござるからな」
「それがどうして『被害軽微』にまで優勢になれたんだ?」
リンの疑問はそこであった。
確かにド・ワーフには合計七千の魔王軍が、アレキサンドラには三千の兵とここだけを聞けば被害が少ない理由はわかる。
だが、町で聞いた情報によれば兵士達はほぼ無事であり、国への被害などほとんど無かったのだという。
「機械兵の強さは俺達も知っているだろう? 一体倒すのにも手こずるのにそんな奴らが三千だぞ? そう易々と倒せるものじゃあ無い」
「アレクサンドラは砂漠に囲まれた国なんですよ だから足場の悪さと暑さで攻め込みにくかった……とか?」
「機械兵って言ったろ? 暑さは関係ないだろうし足場に関しても何の対策もせずに攻め込むなんて馬鹿な真似しない筈だ」
レイの言ったとおり、本来であれば戦いにくい場所であったのだろうがそこを見越してか、兵士の全てが機械兵だったという。
「だったらアレキサンドラには『秘密兵器』があったって事じゃあないか?」
そう言い出したのはムロウである。
「秘密兵器……たとえば?」
「さあそこまでは でもあながち間違いじゃあないと思うんだよ これから魔王軍との全面戦争を始めようってんだ 隠しだまの一つや二つ隠してても不思議じゃねえ」
非常にアバウトではあるが、確かに理にかなってていた。
何らかの対抗策を用意していたとしたら、それを使ったのかもしれないと。
「わかったぜ! アレキサンドラにはとんでもなく強いやつがいるんだよ! そいつがほとんどの魔王軍をぶっ飛ばしたんじゃあねえか!?」
「根拠は?」
「無い! ただの願望だな! そんなヤツがいるなら戦ってみてぇ!」
適当な事を言う雷迅。その線も無くは無いが、得た情報から信憑性が薄まる。
「町で目撃証言がある……『魔王』のな」
アレキサンドラで指揮をとっていたのは『魔王』だったと、町で噂されていた。
噂と聞き流すのは簡単なことであったが、リンが聞いた魔王の容姿は以前戦った魔王の姿と酷似していたのだ。
「あれから『アクアガーデン』との連絡は取れないのか?」
「ああ駄目だな 壊れては無いみたいなんだけどよ……むこうが取ってくれないだわ」
「最後に何か聞かなかったか?」
「確か『こっちは何とかしてみせるから気にするな』……ってだけだったな」
そうチビルが答える。連絡が取れないのか、あるいは『取らない』のか定かではないが、最後に言い残した口ぶりから察するに何らかの事をアクアガーデンの王妃『ピヴワ』がしたのだろうと推測する。
「シオン 何か心当たりは無いか? あの王妃が何か知ってるのかどうか?」
「……さあ? 私からはなんとも言え無いわね」
馬車を扱うシオンに聞いてみるが心当たりは無いと言われてしまう。
「どうした二代目? そんなに気になるのか?」
「そりゃそうだろ もしそんな秘密兵器とか強いのがいるのなら……俺達としても戦力として欲しいだろう」
魔王軍との全面戦争を控える中、そんな情報があるのなら是非とも一度見ておきたいと思うリン。
一体アレキサンドラは何をしたのか……再び情報を整理し始めた。
「真面目だねぇ……アレキサンドラもギアズエンパイアに集まるんだ その時ハッキリするだろうに」
「難しい顔してるアニキもカッコいいですよ!」
「お取り込み中悪いけど見えてきたわ……あれが光国家『ライトゲート』よ」
シオンの言葉を聞いてリンは外を見る。
リンは息を呑んだ。
「あれが……ライトゲート?」
「うひゃあ~……デッケェ『門』だなぁ~!」
ライトゲートの名に恥じない大きな『門』が聳え立つ。
巨大な壁に囲まれて中の様子を窺うことはできないが、門の前には門番と思われる徹の鎧に包まれた兵士が検問を行っている様子であった。
「で? どうするよ? オレら『魔族』は中に入れて貰えると思うかい?」
ここライトゲートは魔族への差別意識が強く、簡単には通してくれない。
隠れようにも検問をされているのであれば、すぐにばれてしまうであろう。
「安心しろ 秘策がある」
「おっ! さすがリンやるな! で? その秘策は?」
「……頼む」
「「は?」」
魔族組であるチビルと雷迅が口を揃えて言う。
「頼むしかない 別にやましいことが無いなら説得して入れて貰うしかない」
「えぇ……」
「そりゃあないぜリン……」
「なんだよ……俺だって考えたんだ」
何かあった時の戦力として雷迅は非常に強力であり、チビルの治癒魔法も役立つであろう。
そしてなにより、『仲間』をそんな理不尽な理由で置いていきたくなかったのだ。
「そろそろ私達の番よ 準備して」
門の中へと入る為の関所。ここで門前払いを喰らうか、最悪乱闘騒ぎに発展してしてしまうのかどうかはリンにかかっていた。
「馬車を停めてください 中には何が入っているのでしょうか?」
「ちょっと失礼します 我々の事はお聞きにはなっていないでしょうか?」
「その顔は……もしや聖剣使い様でございますか!?」
「ご存知頂いてなによりです 流石はライトゲート ここまで神聖さを感じさせる門だったとは……感服いたしました」
交渉はリンが応じた。リンの事を知っているのであれば、話し合いを有利に進められると判断したからだ。
「お褒め頂光栄です聖剣使い様 今までのご活躍ぶりは私達ライトゲートの住人も存じておりますよ」
「恐縮です ですが自分一人の力ではありません 未熟な自分を支えてくれる『仲間』がいたからこそここまでやってこれたのです」
「聖剣使い様が一流であれば仲間の方々も一流だと……さぞ素晴らしい旅の日々をすごしていたのでしょう 是非ともお聞かせいただきたいものです」
手始めにここ『ライトゲート』を褒め、『仲間』の存在を伝えた。すると兵士もリンの『仲間』を褒める。
「誰一人欠けてはならない大切な仲間です 恐れ多くも二代目聖剣使いとしての重責……一人では耐えることは出来なかったでしょう 魔王軍を討つという同士に恵まれたことを誇りに思います」
「そんな聖剣使い様の馬車なのですが……誠に申し訳ありません 疑っている訳ではないのです ですがいつどこで魔王軍が忍び込まないとも限りませんので……」
「お勤めご苦労様です 勿論構いませんよ」
馬車の中に兵士が入る。
そしてリンは思う。これでいいと。
「!? この者達は!?」
「おや? どうされましたか?」
「聖剣使い様……ここライトゲートに魔族を入れる事は出来ません 一体何故魔族なんぞがここに」
当然二人に反応する。そう発言した兵士に対してレイが銃口を向けた。
「おいこら オレのなかまにたいしてなんていった?」
「ヒッ!?」
「やめるんだレイ 失礼だぞ」
「すみませんでした!」
「いえ大丈夫ですが……」
銃を下げすぐさま土下座をするレイ。驚きはしたがその光景を見て兵士は一安心する。
「ですが……レイの言うとおりたとえ『魔族』だとしても大切な仲間をそのように言われるのは……些か納得しかねますね」
「ですが……!」
「先程ご説明したとおり これまでの旅は皆で支え合って苦難を乗り越えてきたのです……貴方もそのことはご存知のはずだ」
最初に兵士はリン達の活躍知っていると言い、一度は仲間の存在を肯定している。
「言った筈ですよ……誰一人欠けてはならないと お忙しいところ恐縮なのですが是非ともここライトゲートの主へとご相談していただきたい」
「そうは言われましてもこれも規則でして……」
「……申し訳ない 魔族より『人間』の方が血の気が多いらしい」
兵士が規則を盾に断ろうとしたとき、アヤカが鯉口を切る。
「揉めごとを起こしたく無いのはお互い様でしょう? 何卒お願いいたします……」
リンが頭を下げて兵士へとお願いをする。
それがとどめとなったのか、兵士は要求を呑んでその場を離れた。
「……これで納得してもらったな」
「なあ……最後の方さ?」
お願いという名の『脅迫』に近かった。
0
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる