1,177 / 1,560
1176 ナンパ
しおりを挟む
「ねぇねぇキミ達ぃ~、俺とコイツ、付き合うんならどっち?」
軽い調子で背中に声をかけられた二人の女性は、立ち止まって振り返った。
185cmはある長身、すらりと伸びた長い脚、白く滑らかな肌と整えられた眉に長いまつ毛、目元にはライトブラウンのアイラインが引かれており、すっきりしているが目に力のある印象だ。
フワリとした柔らかそうな茶色の髪は耳が隠れるくらいの長さで、中性的な顔立ちをした男だった。
「あ・・・えっと、私達・・・ですか?」
二人の女性のうち、金髪でセミロングの女性が戸惑いがちに確認をした。
ここはクインズベリーにある村の一つである。
人口も500人足らずと大きくもない村であるがゆえに、村民の顔はだいたい見知ったものだった。
だからこそ、他所から来た人間はすぐに分かるのだ。
村人全員の顔を覚えているわけではないが、それでもこんなにオシャレで都会的な男はこの村にはいない。
明らかに他所から来た人間だ。
旅人が宿を求めて来る事はあるが、この男は明らかに旅人という雰囲気ではない。
ではいったい何が目的でこの村に来たのだ?
そんな女性の警戒心を知ってか知らずか、長身の男はニッコリとさわやかな笑みを浮かべた。
「そうそう、キミ達だよぉ~。でさ、俺とコイツなんだけど、付き合うんならどっちがいい?ま、アンケート?みたいな?」
そう言って右手の親指をクイっと後ろに向けると、もう一人の男が溜息をつきながら前に出て来た。
「はぁ~、おいラモン、お前そういうのやめろっていつも言ってるだろ?キミ達ごめんね。いきなりでビックリしたよね?俺達怪しい者じゃないから、ちょっと用事があってここに寄っただけなんだ」
後ろから出てきて、女性達にすまなそうに謝るのは、長身の男とは反対に筋肉質の男だった。
身長は175㎝くらいだろう。短く刈り上げた赤茶色の髪、顎には短く切りそろえられた髭があり、武骨な男らしさを醸し出している。だが丸みのある目のせいか、顔立ちにどこか愛嬌があり、女性達も知らず知らずのうちに警戒心を緩めていた。
「おいおい、何言ってんだよイサック、俺は可愛い女の子にアンケートをお願いしただけで、驚かすつもりなんてないんだぜ?キミ達も分かってくれるよね?」
長身の男ラモンは、筋肉質の男イサックをチラリと睨むと、女性二人に向き直って困ったような笑い顔を見せた。
「え、えっと、ちょっと驚きましたけど、はい、大丈夫です」
金髪セミロングの女性はまだ少し戸惑いを見せてはいるが、だいぶ表情の硬さはとれた。
付き合うならどっち?こんな訳も分からない事をいきなり聞かれて驚いたが、話してみると害は無さそうだと思えた。
「あはは、アンケートってさっきの質問?付き合うんならどっちって話しだよね?」
もう一人の桃色の髪の女性が、笑って口を挟んで来た。
元より警戒心が薄いのか軽い性格なのか、目の前の男二人を交互に指差し、どちらかを選ぶ素振りを見せる。
「そうそう!もちろん俺だよね?こんな筋肉ばっかのむさくるしい男より、俺の方がいいでしょ?」
長身の男ラモンは、イサックを指差しながら軽薄な笑みを浮かべ、桃色の髪の女性にウインクをして見せる。
イサックは呆れているのか特に反論もせず、大きな溜息をつくと腕を組んで空を眺めた。
「ん~、あたしはねぇ、どっちかって言うと・・・」
桃色の髪の女性が二人を見比べていると、もう一人の金髪セミロングの女性が袖を引っ張り、小声で呼びかけた。
「ね、ねぇ、リズ、もしかして選ぶの?やめた方がいいんじゃない?」
「え?別にいいじゃん?アンケートなんでしょ?本当に付き合うわけじゃないし。シェリーもどっちか選んだら?」
「で、でも、よく知らない人だよ?」
まったく警戒心の無い桃色の髪の女性リズに、金髪セミロングの女性シェリーは嫌な予感がして説得をするが、リズは大丈夫だと笑って聞き流した。
そして・・・・・
「あたしはこっち、髪の短い人の方がタイプだなぁ」
桃色の髪の女性リズが選んだのは、筋肉質の男イサックだった。
ニっと歯を見せて笑い、イサックを指差すリズ。
イサックはまさか自分が選ばれるとは思わず、きょとんとしながら自分の顔を指差した。
「え、俺?」
「うん、お兄さんの方が男らしくて好き」
リズとイサックが目を合わせて話していると、選ばれなかったラモンがゆっくり口を開いた。
「・・・あのさ・・なんで、俺じゃないの?」
俯いているので前髪が垂れて表情は見えない。
そして声は低く、落ち込んでいるのか暗い話し方だった。
一転して雰囲気が変わったラモンだが、リズはそんな事を気にも留めない。
聞かれた事に遠慮無しで答える。
「ん~、あたしって、綺麗な男より男らしい男のが好きなんだよねー。あなたはどっちかって言うと女みたいな雰囲気でしょ?だから付き合うならこっちのお兄さん!」
そう宣言して、リズがイサックにぐいっと身を寄せると、イサックもまんざらでもないのか、照れたように笑ってポリポリと頬をかいた。
その次の瞬間だった。パーンと乾いた音が響き、リズはその場に倒れ込んだ・・・・・
あまりに予想外の事で、すぐには何が起きたのか理解できない。
だが一瞬遅れてやってきたジンジンとする頬の痛みに、自分が頬をぶたれたのだと気づいた。
「ふざけてんじゃぁねぇぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーッツ!
頭の上からぶつけられた怒鳴り声に顔を上げると、怒りで目を充血させ、ギリギリと歯を食いしばり、額に青筋を浮かべたラモンがリズを見下ろしていた。
さっきまでのさわやかなは笑顔は消え失せていた。
その変わりに見えたのは、強烈な憎しみに満ちた憤怒の顔である。いかに楽観的なリズでも、この状況がいかに危険かは一瞬で理解した。
血の気が引くというのは、こういう時に使う言葉なのだろう。
恐怖で動く事ができないリズに対して、ラモンは血走った目で握り締めた拳を振り上げた!
「・・・そこまでだラモン、もう時間だろ?行くぞ」
リズの頭に振り下ろされそうになったラモンの拳を、掴んで止めたのはイサックだった。
「・・・邪魔すんじゃねぇぞイサック!てめぇから先にやってやんぞ!」
殺意のこもった目で見降ろすようにイサックを睨みつけるが、イサックも一歩も引かずにラモンの視線を受け止める。
「そんな時間あんのか?ハビエルが時間にうるさいの忘れてないよな?・・・もう一度言う。時間だから行くぞ、ラモン」
およそ一分足らず二人は睨み合う。そして視線を最初に外したのはラモンだった。
舌を打ち唾を吐き捨てると、乱暴に地面を蹴りつけて振り向きもせずに歩き出した。
「はぁ~、面倒くさっ・・・これだからラモンと一緒は嫌なんだよ」
イサックは嫌悪感を滲ませた言葉を呟くと、いまだに立てずにへたりこんでいるリズには目もくれず、ラモンから少しの距離をとって歩き出した。
残された二人の女性は、あまりに衝撃的な出来事に一言も口を利く事ができず、ただ去っていく二人の男の背中を見ていた。
軽い調子で背中に声をかけられた二人の女性は、立ち止まって振り返った。
185cmはある長身、すらりと伸びた長い脚、白く滑らかな肌と整えられた眉に長いまつ毛、目元にはライトブラウンのアイラインが引かれており、すっきりしているが目に力のある印象だ。
フワリとした柔らかそうな茶色の髪は耳が隠れるくらいの長さで、中性的な顔立ちをした男だった。
「あ・・・えっと、私達・・・ですか?」
二人の女性のうち、金髪でセミロングの女性が戸惑いがちに確認をした。
ここはクインズベリーにある村の一つである。
人口も500人足らずと大きくもない村であるがゆえに、村民の顔はだいたい見知ったものだった。
だからこそ、他所から来た人間はすぐに分かるのだ。
村人全員の顔を覚えているわけではないが、それでもこんなにオシャレで都会的な男はこの村にはいない。
明らかに他所から来た人間だ。
旅人が宿を求めて来る事はあるが、この男は明らかに旅人という雰囲気ではない。
ではいったい何が目的でこの村に来たのだ?
そんな女性の警戒心を知ってか知らずか、長身の男はニッコリとさわやかな笑みを浮かべた。
「そうそう、キミ達だよぉ~。でさ、俺とコイツなんだけど、付き合うんならどっちがいい?ま、アンケート?みたいな?」
そう言って右手の親指をクイっと後ろに向けると、もう一人の男が溜息をつきながら前に出て来た。
「はぁ~、おいラモン、お前そういうのやめろっていつも言ってるだろ?キミ達ごめんね。いきなりでビックリしたよね?俺達怪しい者じゃないから、ちょっと用事があってここに寄っただけなんだ」
後ろから出てきて、女性達にすまなそうに謝るのは、長身の男とは反対に筋肉質の男だった。
身長は175㎝くらいだろう。短く刈り上げた赤茶色の髪、顎には短く切りそろえられた髭があり、武骨な男らしさを醸し出している。だが丸みのある目のせいか、顔立ちにどこか愛嬌があり、女性達も知らず知らずのうちに警戒心を緩めていた。
「おいおい、何言ってんだよイサック、俺は可愛い女の子にアンケートをお願いしただけで、驚かすつもりなんてないんだぜ?キミ達も分かってくれるよね?」
長身の男ラモンは、筋肉質の男イサックをチラリと睨むと、女性二人に向き直って困ったような笑い顔を見せた。
「え、えっと、ちょっと驚きましたけど、はい、大丈夫です」
金髪セミロングの女性はまだ少し戸惑いを見せてはいるが、だいぶ表情の硬さはとれた。
付き合うならどっち?こんな訳も分からない事をいきなり聞かれて驚いたが、話してみると害は無さそうだと思えた。
「あはは、アンケートってさっきの質問?付き合うんならどっちって話しだよね?」
もう一人の桃色の髪の女性が、笑って口を挟んで来た。
元より警戒心が薄いのか軽い性格なのか、目の前の男二人を交互に指差し、どちらかを選ぶ素振りを見せる。
「そうそう!もちろん俺だよね?こんな筋肉ばっかのむさくるしい男より、俺の方がいいでしょ?」
長身の男ラモンは、イサックを指差しながら軽薄な笑みを浮かべ、桃色の髪の女性にウインクをして見せる。
イサックは呆れているのか特に反論もせず、大きな溜息をつくと腕を組んで空を眺めた。
「ん~、あたしはねぇ、どっちかって言うと・・・」
桃色の髪の女性が二人を見比べていると、もう一人の金髪セミロングの女性が袖を引っ張り、小声で呼びかけた。
「ね、ねぇ、リズ、もしかして選ぶの?やめた方がいいんじゃない?」
「え?別にいいじゃん?アンケートなんでしょ?本当に付き合うわけじゃないし。シェリーもどっちか選んだら?」
「で、でも、よく知らない人だよ?」
まったく警戒心の無い桃色の髪の女性リズに、金髪セミロングの女性シェリーは嫌な予感がして説得をするが、リズは大丈夫だと笑って聞き流した。
そして・・・・・
「あたしはこっち、髪の短い人の方がタイプだなぁ」
桃色の髪の女性リズが選んだのは、筋肉質の男イサックだった。
ニっと歯を見せて笑い、イサックを指差すリズ。
イサックはまさか自分が選ばれるとは思わず、きょとんとしながら自分の顔を指差した。
「え、俺?」
「うん、お兄さんの方が男らしくて好き」
リズとイサックが目を合わせて話していると、選ばれなかったラモンがゆっくり口を開いた。
「・・・あのさ・・なんで、俺じゃないの?」
俯いているので前髪が垂れて表情は見えない。
そして声は低く、落ち込んでいるのか暗い話し方だった。
一転して雰囲気が変わったラモンだが、リズはそんな事を気にも留めない。
聞かれた事に遠慮無しで答える。
「ん~、あたしって、綺麗な男より男らしい男のが好きなんだよねー。あなたはどっちかって言うと女みたいな雰囲気でしょ?だから付き合うならこっちのお兄さん!」
そう宣言して、リズがイサックにぐいっと身を寄せると、イサックもまんざらでもないのか、照れたように笑ってポリポリと頬をかいた。
その次の瞬間だった。パーンと乾いた音が響き、リズはその場に倒れ込んだ・・・・・
あまりに予想外の事で、すぐには何が起きたのか理解できない。
だが一瞬遅れてやってきたジンジンとする頬の痛みに、自分が頬をぶたれたのだと気づいた。
「ふざけてんじゃぁねぇぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーッツ!
頭の上からぶつけられた怒鳴り声に顔を上げると、怒りで目を充血させ、ギリギリと歯を食いしばり、額に青筋を浮かべたラモンがリズを見下ろしていた。
さっきまでのさわやかなは笑顔は消え失せていた。
その変わりに見えたのは、強烈な憎しみに満ちた憤怒の顔である。いかに楽観的なリズでも、この状況がいかに危険かは一瞬で理解した。
血の気が引くというのは、こういう時に使う言葉なのだろう。
恐怖で動く事ができないリズに対して、ラモンは血走った目で握り締めた拳を振り上げた!
「・・・そこまでだラモン、もう時間だろ?行くぞ」
リズの頭に振り下ろされそうになったラモンの拳を、掴んで止めたのはイサックだった。
「・・・邪魔すんじゃねぇぞイサック!てめぇから先にやってやんぞ!」
殺意のこもった目で見降ろすようにイサックを睨みつけるが、イサックも一歩も引かずにラモンの視線を受け止める。
「そんな時間あんのか?ハビエルが時間にうるさいの忘れてないよな?・・・もう一度言う。時間だから行くぞ、ラモン」
およそ一分足らず二人は睨み合う。そして視線を最初に外したのはラモンだった。
舌を打ち唾を吐き捨てると、乱暴に地面を蹴りつけて振り向きもせずに歩き出した。
「はぁ~、面倒くさっ・・・これだからラモンと一緒は嫌なんだよ」
イサックは嫌悪感を滲ませた言葉を呟くと、いまだに立てずにへたりこんでいるリズには目もくれず、ラモンから少しの距離をとって歩き出した。
残された二人の女性は、あまりに衝撃的な出来事に一言も口を利く事ができず、ただ去っていく二人の男の背中を見ていた。
0
あなたにおすすめの小説
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
正しい聖女さまのつくりかた
みるくてぃー
ファンタジー
王家で育てられた(自称)平民少女が、学園で起こすハチャメチャ学園(ラブ?)コメディ。
同じ年の第二王女をはじめ、優しい兄姉(第一王女と王子)に見守られながら成長していく。
一般常識が一切通用しない少女に友人達は振り回されてばかり、「アリスちゃんメイドを目指すのになぜダンスや淑女教育が必要なの!?」
そこには人知れず王妃と王女達によるとある計画が進められていた!
果たしてアリスは無事に立派なメイドになれるのか!? たぶん無理かなぁ……。
聖女シリーズ第一弾「正しい聖女さまのつくりかた」
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
俺! 神獣達のママ(♂)なんです!
青山喜太
ファンタジー
時は、勇者歴2102年。
世界を巻き込む世界大戦から生き延びた、国々の一つアトランタでとある事件が起きた。
王都アトスがたったの一夜、いや正確に言えば10分で崩壊したのである。
その犯人は5体の神獣。
そして破壊の限りを尽くした神獣達はついにはアトス屈指の魔法使いレメンスラーの転移魔法によって散り散りに飛ばされたのである。
一件落着かと思えたこの事件。
だが、そんな中、叫ぶ男が1人。
「ふざけんなぁぁぁあ!!」
王都を見渡せる丘の上でそう叫んでいた彼は、そう何を隠そう──。
神獣達のママ(男)であった……。
神様から転生スキルとして鑑定能力とリペア能力を授けられた理由
瀬乃一空
ファンタジー
普通の闇バイトだと思って気軽に応募したところ俺は某国の傭兵部隊に入れられた。しかし、ちょっとした俺のミスから呆気なく仲間7人とともに爆死。気が付くと目の前に神様が……。
神様は俺を異世界転生させる代わりに「罪業の柩」なるものを探すよう命じる。鑑定スキルや修復スキル、イケメン、その他を与えられることを条件に取りあえず承諾したものの、どうしたらよいか分からず、転生した途端、途方にくれるエルン。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
没落貴族は最果ての港で夢を見る〜政敵の公爵令嬢と手を組み、忘れられた航路を拓いて帝国の海を制覇する〜
namisan
ファンタジー
日本の海運会社に勤めていた男は、事故死し、異世界の没落貴族の三男ミナト・アークライトとして転生した。
かつては王国の海運業を牛耳ったアークライト家も、今や政争に敗れた見る影もない存在。ミナト自身も、厄介払い同然に、寂れた港町「アルトマール」へ名ばかりの代官として追いやられていた。
無気力な日々を過ごしていたある日、前世の海運知識と経験が完全に覚醒する。ミナトは気づいた。魔物が蔓延り、誰もが見捨てたこの港こそ、アークライト家再興の礎となる「宝の山」であると。
前世の知識と、この世界で得た風を読む魔法「風詠み」を武器に、家の再興を決意したミナト。しかし、その矢先、彼の前に最大の障害が現れる。
アークライト家を没落させた政敵、ルクスブルク公爵家の令嬢セラフィーナ。彼女は王命を受け、価値の失われた港を閉鎖するため、監察官としてアルトマールに乗り込んできたのだ。
「このような非効率な施設は、速やかに閉鎖すべきですわ」
家の再興を賭けて港を再生させたい没落貴族と、王国の未来のために港を閉鎖したいエリート令嬢。
立場も思想も水と油の二人が、互いの野望のために手を組むとき、帝国の経済、そして世界の物流は、歴史的な転換点を迎えることになる。
これは、一人の男が知識と魔法で巨大な船団を組織し、帝国の海を制覇するまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる