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1465 スカーレットの問い
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帝国軍第七師団長のデューク・サリバンは、城の最上階にある一室で一人、窓から外に目を向けて佇んでいた。
「デューク、ここにいたのか・・・皇帝から招集がかかった。行くぞ」
その背中に声をかけたのは、帝国軍黒魔法兵団団長にして、第四師団長のスカーレット・シャリフだ。
深紅のローブに身を包み、金茶色の瞳でじっとデュークを見る。
「・・・四方が制圧されたらしいな」
デューク・サリバンはゆっくりと振り返ると、日本人らしい黒い目でスカーレットと視線を合わせた。
デューク・サリバン、本名は村戸修一、アラタと同じく日本からこの異世界プライズリング大陸へと転移した男である。
転移した時の時間軸がアラタとは十年程異なったため、現在の年齢は41である。
しかしクインズベリーに落ち、レイチェルに発見されたアラタとは対照的に、ブロートン帝国に落ちて訳も分からぬまま厳しい環境に身を費やした村戸修一は、その苦労を物語るように顔には深いシワが刻まれていた。頭髪はボウズだがほとんどが白くなっており、鼻の下と口の周りに生やしているヒゲも同じく白い。五十代に見えてもおかしくない風貌だった。
「ああ、その事についてだろう。クインズベリーとロンズデールがここまでやるとはな。我々はヤツらを少々あまく見ていたのかもしれないな」
スカーレットは肩の下まである緋色の髪を払うと、腕を組んで小さく息をついた。
「・・・かもしれないな。しかし、そうか・・・ここに来るのか・・・・・」
「・・・おい、デューク。もしかしてパウンド・フォーで会った、あの黒髪の男の事を考えているのか?」
目を伏せて、どこか遠くに想いを馳せるように呟くデュークに、スカーレットは眉を潜めた。
以前パウンド・フォーで、デュークが戦った黒髪の男は、クインズベリーの人間で、名をサカキ・アラタと言うらしい。そしてデュークの同郷の人間だった。これを聞いた時はさすがに驚いた。
なぜならデュークは自分の事をほとんど語らないからだ。
しかしあの日、パウンド・フォーでの戦いを終えて、帝国へと戻る道で、めずらしくデュークは自分の事を話した。
とは言っても、あのサカキ・アラタという男との事ばかりだったが、どうやらあの男はデュークにとって、弟のように可愛がっていた人間らしい。
あの男と会って以来、デュークに少し変化が現れた。
以前は何を考えているのかまったく読めず、冷酷さが際立っていた男だったが、今は会話の中に感情が見えるようになった。人間らしさが出てきたと言うべきだろうか。
「・・・あいつは必ず来る。俺に会うために、俺と決着をつけるために」
やはり今までとは違う。私の問いに答えるデュークの顔は、相変わらず表情に乏しい。だがある種の決意と覚悟のようなものは感じられた。そして・・・ほんの少しだが笑っているように見えた。
「・・・サカキ・アラタと言ったな。前に聞いたが、お前にとってよほど大切な存在なんだな?デューク、パウンド・フォーでは痛み分けだったが、次は本当に決着をつけられるのか?」
スカーレットは金茶色の瞳をスッと細め、デューク・サリバンの黒い目をまっすぐに見つめた。
スカーレットの言う決着とは、ただ倒すだけの事を言っているのではない。
サカキ・アラタを殺せるのか?・・・そう聞いているのだ。
「決着か・・・スカーレット、心配するな。過去はあの日断ち切った。もう迷いはない、俺は帝国のために戦う。アラタが俺の前に立つというのなら、今度こそ俺がこの手で・・・・・アラタを殺す」
デューク・サリバンは拳を見つめた後、スカーレットの金茶色の瞳を真っ直ぐに見つめ返し、ハッキリと言葉に出して答えた。
そう、自分を兄のように慕ってくれたアラタを、弟のように可愛がってきたアラタを、デューク・サリバンは殺すと口にしたのだ。
「・・・そう、分かった。デューク、あんたを信じるよ」
ここでデュークが、他の言葉を選んでいたら、スカーレットは懸念を消す事はできなかった。
自分へ言い聞かせるためだったのかもしれないが、殺すという言葉をデュークが口にした事で、スカーレットはデューク・サリバンを信じる事ができた。
「話しは終わりだ。デューク、そろそろ行くぞ」
スカーレットがデュークに背を向けて歩き出すと、デュークはその後に付いて歩き出した。
「スカーレット、皇帝からの招集は残っている師団長全員にか?」
「ああ、そうだ。私とお前、それと・・・レイ、あいつもだ」
デュークの前を歩くスカーレットは、振り返ることなく言葉を返した。
それまでは淡々と話していたが、レイ、との名を口にした時、少しの苛立ちが言葉に含まれた。
「そうか、第一師団長レイ・ランデル。気まぐれな男だが、皇帝の招集とあっては、出るしかないだろうな」
「違うぞデューク、あの男は気まぐれではなく、単にやる気が無いだけだ。私はああいうふざけた男が大嫌いなんだ。あいつが街でなんて呼ばれているか知ってるか?シュガーのように甘い男だから、シュガーレイだとさ。ハッ、笑わせるな!」
スカーレットは足を止めて振り返ると、キツく眉を寄せ、嫌悪感を隠そうともせずに言葉を吐き捨てた。
デューク・サリバンは黙って聞いていたが、ふと自分達に近づいてくる男に気が付き、視線をスカーレットの後ろに向けた。
「ひどいねぇ、そこまで言わなくてもいいんじゃない?」
聞き覚えのある軽い声が耳に入り、スカーレットは表情をいっそう険しくさせた。
「チッ・・・レイ・ランデル。見たくない顔が来たな」
金茶色の瞳を鋭く細めて、スカーレットはその男、レイ・ランデルを睨みつけた。
「スカーレット、相変わらずキツイなぁ。同じ師団長なんだから、仲良くしようよ?」
歳の頃は二十代半ばから後半、スラリとしていて背が高く、身長180センチのデュークよりも2~3センチはある。特徴的な白い髪は、耳が隠れる程度に伸びていた。
人当たりの良さそうな、柔らかい表情でスカーレットに話しかけたのは、帝国軍第一師団長、レイ・ランデルだった。
「デューク、ここにいたのか・・・皇帝から招集がかかった。行くぞ」
その背中に声をかけたのは、帝国軍黒魔法兵団団長にして、第四師団長のスカーレット・シャリフだ。
深紅のローブに身を包み、金茶色の瞳でじっとデュークを見る。
「・・・四方が制圧されたらしいな」
デューク・サリバンはゆっくりと振り返ると、日本人らしい黒い目でスカーレットと視線を合わせた。
デューク・サリバン、本名は村戸修一、アラタと同じく日本からこの異世界プライズリング大陸へと転移した男である。
転移した時の時間軸がアラタとは十年程異なったため、現在の年齢は41である。
しかしクインズベリーに落ち、レイチェルに発見されたアラタとは対照的に、ブロートン帝国に落ちて訳も分からぬまま厳しい環境に身を費やした村戸修一は、その苦労を物語るように顔には深いシワが刻まれていた。頭髪はボウズだがほとんどが白くなっており、鼻の下と口の周りに生やしているヒゲも同じく白い。五十代に見えてもおかしくない風貌だった。
「ああ、その事についてだろう。クインズベリーとロンズデールがここまでやるとはな。我々はヤツらを少々あまく見ていたのかもしれないな」
スカーレットは肩の下まである緋色の髪を払うと、腕を組んで小さく息をついた。
「・・・かもしれないな。しかし、そうか・・・ここに来るのか・・・・・」
「・・・おい、デューク。もしかしてパウンド・フォーで会った、あの黒髪の男の事を考えているのか?」
目を伏せて、どこか遠くに想いを馳せるように呟くデュークに、スカーレットは眉を潜めた。
以前パウンド・フォーで、デュークが戦った黒髪の男は、クインズベリーの人間で、名をサカキ・アラタと言うらしい。そしてデュークの同郷の人間だった。これを聞いた時はさすがに驚いた。
なぜならデュークは自分の事をほとんど語らないからだ。
しかしあの日、パウンド・フォーでの戦いを終えて、帝国へと戻る道で、めずらしくデュークは自分の事を話した。
とは言っても、あのサカキ・アラタという男との事ばかりだったが、どうやらあの男はデュークにとって、弟のように可愛がっていた人間らしい。
あの男と会って以来、デュークに少し変化が現れた。
以前は何を考えているのかまったく読めず、冷酷さが際立っていた男だったが、今は会話の中に感情が見えるようになった。人間らしさが出てきたと言うべきだろうか。
「・・・あいつは必ず来る。俺に会うために、俺と決着をつけるために」
やはり今までとは違う。私の問いに答えるデュークの顔は、相変わらず表情に乏しい。だがある種の決意と覚悟のようなものは感じられた。そして・・・ほんの少しだが笑っているように見えた。
「・・・サカキ・アラタと言ったな。前に聞いたが、お前にとってよほど大切な存在なんだな?デューク、パウンド・フォーでは痛み分けだったが、次は本当に決着をつけられるのか?」
スカーレットは金茶色の瞳をスッと細め、デューク・サリバンの黒い目をまっすぐに見つめた。
スカーレットの言う決着とは、ただ倒すだけの事を言っているのではない。
サカキ・アラタを殺せるのか?・・・そう聞いているのだ。
「決着か・・・スカーレット、心配するな。過去はあの日断ち切った。もう迷いはない、俺は帝国のために戦う。アラタが俺の前に立つというのなら、今度こそ俺がこの手で・・・・・アラタを殺す」
デューク・サリバンは拳を見つめた後、スカーレットの金茶色の瞳を真っ直ぐに見つめ返し、ハッキリと言葉に出して答えた。
そう、自分を兄のように慕ってくれたアラタを、弟のように可愛がってきたアラタを、デューク・サリバンは殺すと口にしたのだ。
「・・・そう、分かった。デューク、あんたを信じるよ」
ここでデュークが、他の言葉を選んでいたら、スカーレットは懸念を消す事はできなかった。
自分へ言い聞かせるためだったのかもしれないが、殺すという言葉をデュークが口にした事で、スカーレットはデューク・サリバンを信じる事ができた。
「話しは終わりだ。デューク、そろそろ行くぞ」
スカーレットがデュークに背を向けて歩き出すと、デュークはその後に付いて歩き出した。
「スカーレット、皇帝からの招集は残っている師団長全員にか?」
「ああ、そうだ。私とお前、それと・・・レイ、あいつもだ」
デュークの前を歩くスカーレットは、振り返ることなく言葉を返した。
それまでは淡々と話していたが、レイ、との名を口にした時、少しの苛立ちが言葉に含まれた。
「そうか、第一師団長レイ・ランデル。気まぐれな男だが、皇帝の招集とあっては、出るしかないだろうな」
「違うぞデューク、あの男は気まぐれではなく、単にやる気が無いだけだ。私はああいうふざけた男が大嫌いなんだ。あいつが街でなんて呼ばれているか知ってるか?シュガーのように甘い男だから、シュガーレイだとさ。ハッ、笑わせるな!」
スカーレットは足を止めて振り返ると、キツく眉を寄せ、嫌悪感を隠そうともせずに言葉を吐き捨てた。
デューク・サリバンは黙って聞いていたが、ふと自分達に近づいてくる男に気が付き、視線をスカーレットの後ろに向けた。
「ひどいねぇ、そこまで言わなくてもいいんじゃない?」
聞き覚えのある軽い声が耳に入り、スカーレットは表情をいっそう険しくさせた。
「チッ・・・レイ・ランデル。見たくない顔が来たな」
金茶色の瞳を鋭く細めて、スカーレットはその男、レイ・ランデルを睨みつけた。
「スカーレット、相変わらずキツイなぁ。同じ師団長なんだから、仲良くしようよ?」
歳の頃は二十代半ばから後半、スラリとしていて背が高く、身長180センチのデュークよりも2~3センチはある。特徴的な白い髪は、耳が隠れる程度に伸びていた。
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