8 / 25
空を超えし願い星
第七話 30階層
しおりを挟む
現在、ゴーレムの大軍に追われているソラ一行は30階層のボス部屋へとつながる転移ゲートを目指していた。ゴーレムを倒しまくっていたからか気がつくとVからVIへとランクアップを果たし30階層へとつながる転移ゲートに到着する。
転移先はボス部屋らしき扉の前で周囲には壁画らしきものがびっしりと描かれていた。茶色い巨人を囲みまるで拝む様に平伏する白い人々の絵や、巨人に剣を突き立てる黒い人の絵等ストーリー性を感じさせる。
「では失礼して」
扉を開き中へ入るとそこは何やら廃墟と化した街が広がっていた。風化し今にも崩れ落ちそうな建物と草木に覆われた街並みは完全に古代の遺跡を彷彿とさせる。
さらに奥へと進むと広場中央に祭壇が置かれており祭壇の目の前に装飾が施された長剣が刺さっている。
「これは?」
「封緘の剣やな。どうやら抜かないと始まらないみたいやで」
ソラは剣を引き抜く。
すると封緘の剣はチリとなり消え大地が震え始める。祭壇に吸い込まれる様に大地が収束し地面が隆起し始めると巨大な人型へと変貌を遂げた。見た目は完全に土でできた巨人である。
「約束を違えし咎人よ。大地の怒りに震えよ!」
濃密な殺気が空間を支配する。
ソラはいつも通り鑑定の魔術による情報収集を始める。
魂核値 :VI
名前 :ーーー
種族 :古巨土人
レベル :98/100
攻撃 :1624
魔力 :3541
物防 :8558→42790
魔防 :8559→42795
俊敏 :1856
精神 :62
スキル :【大地ノ化身】
SP.0
スキル【大地ノ化身】
大地と同化し地形を変化させる。物理、魔術防御力が5倍となる。
やはり、階層が上がるにつれ総合ステータス値が上がっている。
思考に耽るソラだが一瞬地面から殺気を感じその場を飛び退くと土でできた針が姿を表す。
続けてソラを狙い第四階梯の土属性魔術【星弾】による巨大な岩石が雨の様に降り注ぐ。
「乱暴な方ですね」
まるで癇癪を起こした子供の様で、全ての攻撃に知性を感じさせない。そこにあるのは純粋な破壊衝動と殺気、そして怒りのみ。故に、相手の動きを予測しやすくソラは降り注ぐ岩石の中を潜り抜け相手の足元へと接近する。
「アクレス流闘剣術【二連水平線】」
スパンッと両足を切り落としソラはそのまま古巨土人の首元まで飛び乗る。
「ガイア流闘拳術【覇掌】」
次の瞬間古巨土人の顔面が爆ぜ、首が消し飛んだ。
四大流派の一つガイア流闘拳術による空気を震わすほどの衝撃波を放つ掌底打ち【覇掌】は全てを内側から破壊する極めて危険な闘術である。
しかし瞬きの間に両足、首を再生し何事もなかったかの様に攻撃をし始める。ダメージはあまり与えられていない様だ。
「祭壇が怪しいですね」
先程一緒に取り込まれた祭壇に微力ではあったが古巨土人の魔力を感じた。恐らくそれが弱点だろうとあたりをつけ魔力感知に力を入れる。
そして、ソラは古巨土人の体内から魔力の供給源を割り出し掌に大量の魔力を込め相手の猛攻を掻い潜り胸元中央に接近する。
「ここら辺ですね」
ソラは最大出力の【覇掌】を繰り出し相手の胸元に馬鹿でかい穴を空ける。崩れ散る土と一緒に破壊された祭壇が現れ魔力が空中に溶けていく。同時に黒い石板の様なものがドロップした。
・古代の石板【伝説級】
アビス最上階に存在する黒の君について書かれた石板。どす黒い膨大な魔力が浸透している。
石板にはこう書かれていた。
《深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている》
ニーチェ?と疑問を抱くソラだがとりあえず皆の元に戻ることにした。
石板についてケンさんに聞いたところまたもや開示権限がないと突っぱねられてしまった。考えても仕方がないため収納空間にて保管する。
30階層無事攻略である。
転移先はボス部屋らしき扉の前で周囲には壁画らしきものがびっしりと描かれていた。茶色い巨人を囲みまるで拝む様に平伏する白い人々の絵や、巨人に剣を突き立てる黒い人の絵等ストーリー性を感じさせる。
「では失礼して」
扉を開き中へ入るとそこは何やら廃墟と化した街が広がっていた。風化し今にも崩れ落ちそうな建物と草木に覆われた街並みは完全に古代の遺跡を彷彿とさせる。
さらに奥へと進むと広場中央に祭壇が置かれており祭壇の目の前に装飾が施された長剣が刺さっている。
「これは?」
「封緘の剣やな。どうやら抜かないと始まらないみたいやで」
ソラは剣を引き抜く。
すると封緘の剣はチリとなり消え大地が震え始める。祭壇に吸い込まれる様に大地が収束し地面が隆起し始めると巨大な人型へと変貌を遂げた。見た目は完全に土でできた巨人である。
「約束を違えし咎人よ。大地の怒りに震えよ!」
濃密な殺気が空間を支配する。
ソラはいつも通り鑑定の魔術による情報収集を始める。
魂核値 :VI
名前 :ーーー
種族 :古巨土人
レベル :98/100
攻撃 :1624
魔力 :3541
物防 :8558→42790
魔防 :8559→42795
俊敏 :1856
精神 :62
スキル :【大地ノ化身】
SP.0
スキル【大地ノ化身】
大地と同化し地形を変化させる。物理、魔術防御力が5倍となる。
やはり、階層が上がるにつれ総合ステータス値が上がっている。
思考に耽るソラだが一瞬地面から殺気を感じその場を飛び退くと土でできた針が姿を表す。
続けてソラを狙い第四階梯の土属性魔術【星弾】による巨大な岩石が雨の様に降り注ぐ。
「乱暴な方ですね」
まるで癇癪を起こした子供の様で、全ての攻撃に知性を感じさせない。そこにあるのは純粋な破壊衝動と殺気、そして怒りのみ。故に、相手の動きを予測しやすくソラは降り注ぐ岩石の中を潜り抜け相手の足元へと接近する。
「アクレス流闘剣術【二連水平線】」
スパンッと両足を切り落としソラはそのまま古巨土人の首元まで飛び乗る。
「ガイア流闘拳術【覇掌】」
次の瞬間古巨土人の顔面が爆ぜ、首が消し飛んだ。
四大流派の一つガイア流闘拳術による空気を震わすほどの衝撃波を放つ掌底打ち【覇掌】は全てを内側から破壊する極めて危険な闘術である。
しかし瞬きの間に両足、首を再生し何事もなかったかの様に攻撃をし始める。ダメージはあまり与えられていない様だ。
「祭壇が怪しいですね」
先程一緒に取り込まれた祭壇に微力ではあったが古巨土人の魔力を感じた。恐らくそれが弱点だろうとあたりをつけ魔力感知に力を入れる。
そして、ソラは古巨土人の体内から魔力の供給源を割り出し掌に大量の魔力を込め相手の猛攻を掻い潜り胸元中央に接近する。
「ここら辺ですね」
ソラは最大出力の【覇掌】を繰り出し相手の胸元に馬鹿でかい穴を空ける。崩れ散る土と一緒に破壊された祭壇が現れ魔力が空中に溶けていく。同時に黒い石板の様なものがドロップした。
・古代の石板【伝説級】
アビス最上階に存在する黒の君について書かれた石板。どす黒い膨大な魔力が浸透している。
石板にはこう書かれていた。
《深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている》
ニーチェ?と疑問を抱くソラだがとりあえず皆の元に戻ることにした。
石板についてケンさんに聞いたところまたもや開示権限がないと突っぱねられてしまった。考えても仕方がないため収納空間にて保管する。
30階層無事攻略である。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる