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第一章 気まぐれな白き虎
07話 城塞都市クラーク
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「それじゃあ世話になった」
「絶対にまた来るわ」
「ジンさん留守番よろしくね」
「あぁ、また来いよ……ってなんでお前も行こうとしてんだよ」
ひょいっとジンさんに首根っこをつかまれる。
ほら、よくよく考えたらこれってチャンスだと思うんだ。他の街に行ける機会って早々ないでしょ?ジンさんが方向音痴じゃなかったら話は変わるけど。
「街を見てみたいんです。それと冒険者にもなってみたいですし……」
「お前にはまだ早い。せめて二百年後にしてくれ」
「なんで二百年後なんですか?」
「精霊に寿命は無いが基本200年程で成人体型になると言われているからな。それに大精霊や精霊は希少種族だ。人攫い共や闇ギルドの連中に目をつけられたら大変な目に遭う」
優はちらっとジンを見上げる。上目遣いをするときは少しばかり目を潤ませるのがポイントだ。
「グッ?!分かった、なら俺も行く。それが条件だ」
フッ、子供の特権はフルに活用しなきゃね。精神年齢16歳だけど……。
「それじゃあ、ジンさんも出立の準備をして来てください」
「おう!」と言って客室へ行ってから僅か数分で戻って来た。今回は仕事用の黒装束ではなくザ・旅人って感じの黒いローブ姿だ。所々金糸で結われているあたり高価なものだとわかる。
「お留守番役が居なくなったがどうするんだ?」
「結界を張って外から見えなくさせる」
優は指をパチンッと鳴らし旅館を覆う半透明の膜を生成した。すると旅館がぐにゃりと歪み、姿を消した。
「結界魔法まで操れるのか」
「お家魔法の一つ、《お家結界》って言うんだ。セキュリティは万全さ」
「便利だな。お家魔法ってやつわ」
カインはお家魔法の便利さに圧倒される。
フッフッフッフ!もっと褒めても良いよ?
「そんじゃあ、行くか」
そして優達四人は城塞都市クラークへと歩みを進めるのであった。
◇◇◇◇◇◇◇
城塞都市クラークはライベリア王国南端に位置し、クラーク辺境伯が収める領地だ。もちろん北、西、東にも同様に城塞都市があり国の防衛に大きく貢献している。
そこで、勘違いしてはならないのが守護すべき国の敵の相違だ。北に一国、東に二国隣接して居る国があり、それら城塞都市は隣国の監視兼侵略行為の防衛に徹している。とは言っても今は戦乱の世でもなければ三国はライベリア王国にとって友好国のため王国にとってはそこまで重要視されない都市と言われている。
しかし、西と南は違う。西から南にかけてL字型の大森林が広がり凶悪な魔物が跋扈していることから保有する戦力の量や質は他の城塞都市と比べ格段に上だ。特に南はかなり危険な地帯であると認知されている。
故に、クラークを治める領主にはある程度実力がなければならない。領地を運営する政治力、騎士団を纏める指揮力、判断力等、様々な観点において突出していなければならないのだ。
だが、この世界には完璧な人間なんてものは存在しない。
「はぁ、なんてことだ」
椅子に腰掛け頭を抱える30代後半の男。筋骨隆々でただならぬ覇気を纏う姿は側から見たら鬼を連想させる。
「もう、待てん!セバス!出立の用意をしろ!」
執務机の前に佇む執事兼秘書のセバスチャンにその大男は焦り口調で命令を下す。
「お待ちくださいジル様。討伐依頼にはアクシデントが付き物です。故に通常の達成可能期限からプラス1日は様子を見るとギルド法で定められております。それにトップギルドが定める達成可能期限は短めに設定されております故本来は2日間かかる依頼なのです。ですのでもう少し待ってみてはよろしいのでは?」
「しかし……」
「万が一を考えてお二人には【リターン】の魔道具を持たせております」
それを聞いて少しばかり焦りが消える。
「そうだな。やはり私は過保護すぎるのだろうか……」
「親として子を心配するのは当然かと。ですが、彼は次期当主でもありますからね。親離れならぬ子離れするべきではありますが」
その時、バタバタと廊下を走る音が聞こえたかと思えばバタンッと執務室の扉が勢いよく開かれた。
「お父様。フランさんと兄上がお戻りになりました」
6歳ほどの男の子は息を荒げながら伝える。
「それと、黒いツノを生やした男の人と綺麗な羽根を生やした女の子も来たよ」
それを聞いたジルは安堵する。
「ふぅ、無事戻って来たか……ん?黒いツノを生やした男の人と綺麗な羽根を生やした女の子?」
「うん。兄上が命の恩人さんだって言ってた」
「なるほど。であれば合わなければなるまいな。セバス、その二人を客室に案内してくれ」
「御意に」
そしてセバスは客人を迎え入れるため執務室から出て行った。
◇◇◇◇◇◇
目的地である城塞都市クラークにたどり着いた優は異世界の都市の街並みに目を奪われていた。
そこはまさしく中世ヨーロッパ風の街並み。御伽の中にどこか謎めいた雰囲気があって本当の意味で異世界に来たことを実感させてくれる。
そして同じ色の家、デザインの家が等間隔にびしっと配置されており様々な形や色の家、マンション、ビルが雑多に立ち並ぶ日本とは対照的で統一性というものがそこにはあった。
「すごい。テレビでしか見たことないけどまるでロンドンみたいだ」
列車も走っていることから前世でいう19世紀後半の世界観なのだろう。
「手を離すなよ。迷子になったらやばいからな」
迷子になりそうなのはジンさんの方だと思うけど言わんとこ。なんかすごい見られてるし。
周囲を見渡せば道ゆく人にチラ見される。やはり大精霊は他者から見たらかなり珍しい存在らしい。
「ちょっと恥ずいね」
優は顔を赤らめながらジンの背中に隠れる。
「来てみたかったんだろ?」
だとしてもこんなに見られるのは恥ずかしいよ。
「これからギルドに向かうの?」
優は三人に聞いたところまずカイン君のお家に向かうことになった。名前から察してはいたがカイン君はこの都市を治めるお貴族様でまだ家督は継いではいないが次期領主ということになっている。冒険者になったのは次期領主として様々な経験をしてほしいという前々からあるお家の方針みたいなものだ。故に当代も先代も皆冒険者として活躍していたらしい。
「ジルさんは親バカだからね。多分心配していると思うし、それとこの【リターン】も返さなきゃいけないから、その後にギルドに行きましょ」
フランさんは腰にぶら下げている銀色の筒を指差す。
ジンさんによると【リターン】とは転移魔法が付与されたかなり高価な魔道具らしい。魔力を流すだけで転移することが可能だが場所の制限や回数制限があるとのこと。場所はカインさんのお家のみで回数は3回までのようだ。
「それにあんた達は命の恩人だ。是非屋敷でもてなしたい」
異世界のおもてなしか。楽しみだ。
優は期待に胸を膨らませ領主の館へと向かった。
「絶対にまた来るわ」
「ジンさん留守番よろしくね」
「あぁ、また来いよ……ってなんでお前も行こうとしてんだよ」
ひょいっとジンさんに首根っこをつかまれる。
ほら、よくよく考えたらこれってチャンスだと思うんだ。他の街に行ける機会って早々ないでしょ?ジンさんが方向音痴じゃなかったら話は変わるけど。
「街を見てみたいんです。それと冒険者にもなってみたいですし……」
「お前にはまだ早い。せめて二百年後にしてくれ」
「なんで二百年後なんですか?」
「精霊に寿命は無いが基本200年程で成人体型になると言われているからな。それに大精霊や精霊は希少種族だ。人攫い共や闇ギルドの連中に目をつけられたら大変な目に遭う」
優はちらっとジンを見上げる。上目遣いをするときは少しばかり目を潤ませるのがポイントだ。
「グッ?!分かった、なら俺も行く。それが条件だ」
フッ、子供の特権はフルに活用しなきゃね。精神年齢16歳だけど……。
「それじゃあ、ジンさんも出立の準備をして来てください」
「おう!」と言って客室へ行ってから僅か数分で戻って来た。今回は仕事用の黒装束ではなくザ・旅人って感じの黒いローブ姿だ。所々金糸で結われているあたり高価なものだとわかる。
「お留守番役が居なくなったがどうするんだ?」
「結界を張って外から見えなくさせる」
優は指をパチンッと鳴らし旅館を覆う半透明の膜を生成した。すると旅館がぐにゃりと歪み、姿を消した。
「結界魔法まで操れるのか」
「お家魔法の一つ、《お家結界》って言うんだ。セキュリティは万全さ」
「便利だな。お家魔法ってやつわ」
カインはお家魔法の便利さに圧倒される。
フッフッフッフ!もっと褒めても良いよ?
「そんじゃあ、行くか」
そして優達四人は城塞都市クラークへと歩みを進めるのであった。
◇◇◇◇◇◇◇
城塞都市クラークはライベリア王国南端に位置し、クラーク辺境伯が収める領地だ。もちろん北、西、東にも同様に城塞都市があり国の防衛に大きく貢献している。
そこで、勘違いしてはならないのが守護すべき国の敵の相違だ。北に一国、東に二国隣接して居る国があり、それら城塞都市は隣国の監視兼侵略行為の防衛に徹している。とは言っても今は戦乱の世でもなければ三国はライベリア王国にとって友好国のため王国にとってはそこまで重要視されない都市と言われている。
しかし、西と南は違う。西から南にかけてL字型の大森林が広がり凶悪な魔物が跋扈していることから保有する戦力の量や質は他の城塞都市と比べ格段に上だ。特に南はかなり危険な地帯であると認知されている。
故に、クラークを治める領主にはある程度実力がなければならない。領地を運営する政治力、騎士団を纏める指揮力、判断力等、様々な観点において突出していなければならないのだ。
だが、この世界には完璧な人間なんてものは存在しない。
「はぁ、なんてことだ」
椅子に腰掛け頭を抱える30代後半の男。筋骨隆々でただならぬ覇気を纏う姿は側から見たら鬼を連想させる。
「もう、待てん!セバス!出立の用意をしろ!」
執務机の前に佇む執事兼秘書のセバスチャンにその大男は焦り口調で命令を下す。
「お待ちくださいジル様。討伐依頼にはアクシデントが付き物です。故に通常の達成可能期限からプラス1日は様子を見るとギルド法で定められております。それにトップギルドが定める達成可能期限は短めに設定されております故本来は2日間かかる依頼なのです。ですのでもう少し待ってみてはよろしいのでは?」
「しかし……」
「万が一を考えてお二人には【リターン】の魔道具を持たせております」
それを聞いて少しばかり焦りが消える。
「そうだな。やはり私は過保護すぎるのだろうか……」
「親として子を心配するのは当然かと。ですが、彼は次期当主でもありますからね。親離れならぬ子離れするべきではありますが」
その時、バタバタと廊下を走る音が聞こえたかと思えばバタンッと執務室の扉が勢いよく開かれた。
「お父様。フランさんと兄上がお戻りになりました」
6歳ほどの男の子は息を荒げながら伝える。
「それと、黒いツノを生やした男の人と綺麗な羽根を生やした女の子も来たよ」
それを聞いたジルは安堵する。
「ふぅ、無事戻って来たか……ん?黒いツノを生やした男の人と綺麗な羽根を生やした女の子?」
「うん。兄上が命の恩人さんだって言ってた」
「なるほど。であれば合わなければなるまいな。セバス、その二人を客室に案内してくれ」
「御意に」
そしてセバスは客人を迎え入れるため執務室から出て行った。
◇◇◇◇◇◇
目的地である城塞都市クラークにたどり着いた優は異世界の都市の街並みに目を奪われていた。
そこはまさしく中世ヨーロッパ風の街並み。御伽の中にどこか謎めいた雰囲気があって本当の意味で異世界に来たことを実感させてくれる。
そして同じ色の家、デザインの家が等間隔にびしっと配置されており様々な形や色の家、マンション、ビルが雑多に立ち並ぶ日本とは対照的で統一性というものがそこにはあった。
「すごい。テレビでしか見たことないけどまるでロンドンみたいだ」
列車も走っていることから前世でいう19世紀後半の世界観なのだろう。
「手を離すなよ。迷子になったらやばいからな」
迷子になりそうなのはジンさんの方だと思うけど言わんとこ。なんかすごい見られてるし。
周囲を見渡せば道ゆく人にチラ見される。やはり大精霊は他者から見たらかなり珍しい存在らしい。
「ちょっと恥ずいね」
優は顔を赤らめながらジンの背中に隠れる。
「来てみたかったんだろ?」
だとしてもこんなに見られるのは恥ずかしいよ。
「これからギルドに向かうの?」
優は三人に聞いたところまずカイン君のお家に向かうことになった。名前から察してはいたがカイン君はこの都市を治めるお貴族様でまだ家督は継いではいないが次期領主ということになっている。冒険者になったのは次期領主として様々な経験をしてほしいという前々からあるお家の方針みたいなものだ。故に当代も先代も皆冒険者として活躍していたらしい。
「ジルさんは親バカだからね。多分心配していると思うし、それとこの【リターン】も返さなきゃいけないから、その後にギルドに行きましょ」
フランさんは腰にぶら下げている銀色の筒を指差す。
ジンさんによると【リターン】とは転移魔法が付与されたかなり高価な魔道具らしい。魔力を流すだけで転移することが可能だが場所の制限や回数制限があるとのこと。場所はカインさんのお家のみで回数は3回までのようだ。
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