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細マッチョな先輩と恋人同士になった件(ソレイユルート)
★ ソレイユが夢中になってくれている
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いきなり、しかも手入れの行き届いている髪を好き勝手に撫で回してしまっているにも関わらず、ソレイユは何も言わずに受け入れてくれていた。
それどころか嬉しそうに、心なしか気持ちが良さそうに瞳を細めてくれている。
前向きなリアクションを見せてくれる彼の可愛さに、ますます胸の辺りがそわそわしてしまう。調子に乗ってしまう。続けて彼の髪のふわさら具合を楽しんでしまっていた。
けれどもソレイユはソレイユだ。大人しく受け取ってくれるままな訳がなかった。
「っあ……」
俺からのお返しには、更なるお返しをと言わんばかり。急に乳首を吸われてしまった。触れるだけのキスをしてくれている時と同じように、柔らかな唇で何度もそっと食んでくれているだけだったのに。
柔らかな肉感も、程よい弾力の筋肉もない俺の薄い胸板。そんな、揉み応えのない俺の薄い胸板に、ソレイユが夢中になってくれている。ほんの僅かな筋肉を片手で掬い上げるように揉みながら、乳首に吸い付いてくれていて。
彼からもたらされている気持ちよさと勝るとも劣らない喜びが胸を満たしていく。舞い上がってしまいそうな熱が、ますます背筋に走っている淡い感覚を加速させて。
「……ソレイユ」
浅い吐息混じりの呟き。ほんのり甘い空気にすぐさま溶けていってしまいそうな声だったのに、伏せられた長い睫毛に隠れてしまっていた瞳が俺を見てくれた。微笑んでくれた。
緩やかに口角を持ち上げながら、わざとらしいリップ音を鳴らして口を離す。
急に心地よさを取り上げられてしまった俺の乳首は、恥ずかしいくらいに赤く染まってしまっている。こんなに大きかったけって戸惑ってしまうほどに、ツンと尖らせてしまっている。
「は、ぁ……止め、ないで……お願……」
顔を隠したくなるような恥ずかしさよりも、切なくなってしまうようなもどかしさの方が上回っていた。
彼から、どうして欲しいの、と尋ねられる前に、自分から強請ることが出来ていた。
ソレイユは僅かに目を見開いたものの、嬉しそうに微笑みながら俺に口づけてくれた。じゃれ合うように何度か交わしてくれてから、また俺の胸板へと顔を寄せる。
見せつけているようだった。俺を見つめながら、乳首に舌を這わせていく。微笑む唇が、真っ赤な舌が、何だかとても艶っぽい。
「んぁ、あっ、あ……っ」
優しく扱いてくれていた、下の方の手の動きも合わせて激しくなっていく。
窮屈な下着の中で動いているとは思えないくらい。追い立てるような動きで俺の竿を撫で擦っている。胸元で鳴っているよりも粘っこい音が聞こえてきて。
「い、ぁ……いいっ、気持ち……あ、んっ……」
「ん……よかっふぁ……」
纏わりついてくるようにねっとりとした舌の動きはそのままに、器用にソレイユは俺のうわ言じみた声に応え、話しかけてくる。
「こえ……好きでひょ?」
乳首を舐めてくれていることだろうか、それともたった今、亀頭ばかりを撫で始めたこと?
どれのことを尋ねているのかは分からない。でも、関係ないか。だって、ソレイユがしてくれること、全部気持ちいいんだから。好きなんだから。
「んひ、ぁ……あんっ、好き……あっ、あ……」
ソレイユが与え続けてくれている心地よさに溺れながら、俺は伝えた。一番大事なことを。それから、俺の素直な気持ちを。
言ってしまえたからだろうか。どんどん口が饒舌になっていく。
「……ソレイユ、もっと……あ、んぁ……もっと、気持ちく、して……」
いつもならば、かなりの勇気が必要なお願いも、あっさり伝えることが出来ていた。楽しそうに微笑む瞳から逃げることなく見つめることが出来ていた。
「いいよ……」
それどころか嬉しそうに、心なしか気持ちが良さそうに瞳を細めてくれている。
前向きなリアクションを見せてくれる彼の可愛さに、ますます胸の辺りがそわそわしてしまう。調子に乗ってしまう。続けて彼の髪のふわさら具合を楽しんでしまっていた。
けれどもソレイユはソレイユだ。大人しく受け取ってくれるままな訳がなかった。
「っあ……」
俺からのお返しには、更なるお返しをと言わんばかり。急に乳首を吸われてしまった。触れるだけのキスをしてくれている時と同じように、柔らかな唇で何度もそっと食んでくれているだけだったのに。
柔らかな肉感も、程よい弾力の筋肉もない俺の薄い胸板。そんな、揉み応えのない俺の薄い胸板に、ソレイユが夢中になってくれている。ほんの僅かな筋肉を片手で掬い上げるように揉みながら、乳首に吸い付いてくれていて。
彼からもたらされている気持ちよさと勝るとも劣らない喜びが胸を満たしていく。舞い上がってしまいそうな熱が、ますます背筋に走っている淡い感覚を加速させて。
「……ソレイユ」
浅い吐息混じりの呟き。ほんのり甘い空気にすぐさま溶けていってしまいそうな声だったのに、伏せられた長い睫毛に隠れてしまっていた瞳が俺を見てくれた。微笑んでくれた。
緩やかに口角を持ち上げながら、わざとらしいリップ音を鳴らして口を離す。
急に心地よさを取り上げられてしまった俺の乳首は、恥ずかしいくらいに赤く染まってしまっている。こんなに大きかったけって戸惑ってしまうほどに、ツンと尖らせてしまっている。
「は、ぁ……止め、ないで……お願……」
顔を隠したくなるような恥ずかしさよりも、切なくなってしまうようなもどかしさの方が上回っていた。
彼から、どうして欲しいの、と尋ねられる前に、自分から強請ることが出来ていた。
ソレイユは僅かに目を見開いたものの、嬉しそうに微笑みながら俺に口づけてくれた。じゃれ合うように何度か交わしてくれてから、また俺の胸板へと顔を寄せる。
見せつけているようだった。俺を見つめながら、乳首に舌を這わせていく。微笑む唇が、真っ赤な舌が、何だかとても艶っぽい。
「んぁ、あっ、あ……っ」
優しく扱いてくれていた、下の方の手の動きも合わせて激しくなっていく。
窮屈な下着の中で動いているとは思えないくらい。追い立てるような動きで俺の竿を撫で擦っている。胸元で鳴っているよりも粘っこい音が聞こえてきて。
「い、ぁ……いいっ、気持ち……あ、んっ……」
「ん……よかっふぁ……」
纏わりついてくるようにねっとりとした舌の動きはそのままに、器用にソレイユは俺のうわ言じみた声に応え、話しかけてくる。
「こえ……好きでひょ?」
乳首を舐めてくれていることだろうか、それともたった今、亀頭ばかりを撫で始めたこと?
どれのことを尋ねているのかは分からない。でも、関係ないか。だって、ソレイユがしてくれること、全部気持ちいいんだから。好きなんだから。
「んひ、ぁ……あんっ、好き……あっ、あ……」
ソレイユが与え続けてくれている心地よさに溺れながら、俺は伝えた。一番大事なことを。それから、俺の素直な気持ちを。
言ってしまえたからだろうか。どんどん口が饒舌になっていく。
「……ソレイユ、もっと……あ、んぁ……もっと、気持ちく、して……」
いつもならば、かなりの勇気が必要なお願いも、あっさり伝えることが出来ていた。楽しそうに微笑む瞳から逃げることなく見つめることが出来ていた。
「いいよ……」
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