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★【新婚旅行編】十一日目:彼からのお願いを免罪符にして
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「……可愛いですね」
「っ、だって……うぅ……」
込み上げてきた愛おしさを、つい口にしてしまっていただけなのだが。
アオイは自身が気持ちよくなっていることを指摘されてしまったのだと勘違いしたらしい。酸っぱいものでも食べたかのように、きゅっと顔のパーツを中心に寄せてしまわれた。
とはいえ、事実には変わりないので認めざるを得なかったのだろう。慌てたように開いた口は、弁解したそうに開いては閉じてを数度繰り返してはいたが、諦めたように悔しげに唸ってからは閉じられている。
その気はなかったとはいえ、更にご機嫌を損ねてしまった。
眉を顰めたままの彼を前にしていては抗い難かった欲求も、すんなりと鳴りを潜めていく。どうすればご機嫌を直して頂けるだろうか。愛らしい笑顔を見せてくれるだろうか。頭の中はいかにしてアオイの笑顔を取り戻せるかで占められていた。
そんな折、解決策を出してくれたのは全力を尽くしていた私の頭脳……ではなく。
「……バアル」
「……はい」
「……キス」
「はい?」
「き、キスしてくれたらっ、続き、しても……バアルの好きに……触ってくれても、いいよ?」
頭上に雷でも落とされたのかと。
そう勘違いしてしまいそうな程に強い衝撃に襲われた。光のような速さで背筋を駆け抜けていった何かによって、頭の中を芯まで痺れさせられたような。
可愛い、可愛い私のアオイは、私の方を向いてはくれない。だが、隠し切れていない。見えてしまっている。その丸い耳を真っ赤に染めてしまっているのを。細い首までもを、ほんのりと色付かせてしまっているのを。
募る愛おしさ故の衝撃から復帰出来ていない私に焦れてしまわれたのだろう。腕の中の華奢な温もりがもぞもぞと身動ぎ出す。上体を捻って振り向くと私を見上げた。そのお顔は、やはり熟れたリンゴのように赤い。
「う……だ、黙らないでよ……何でも良いから、何か言って、んむっ」
彼が驚きの声を上げたことで、柔らかな温もりが口に触れたことで気が付いた。衝動的に彼の小さな顎を掴んで口付けてしまっていたのだと。
けれども、離してやることは出来なかった。そもそもはアオイが望んでくれたのだと。先の彼からのお願いを免罪符にして、花弁のように繊細な唇を好き勝手に食んでしまっていた。
驚きに見開かれていた琥珀色が、嬉しそうにゆるりと細められていく。その上、彼の方からも擦り寄られてしまっては、もう。
「ん、ふ……は、っ……ん、んんっ」
息をする暇すら惜しくて、小さな唇を貪り続ける。
嬉しそうな反応を返してくれたとはいえ、言葉での許しはもらえてはいない。だというのにも関わらず、図々しくも触れてしまっていた。
硬いままの乳首は豆粒のように小さく愛らしい。優しく摘んだまま指の腹と腹とを擦り合わせるように撫でて差し上げれば、アオイはくぐもった声に悦びを滲ませた。
手の中にある可愛らしい陰茎も脈打つように震え、濡れていた。まだ此方は全体を包み込むように握らさせて頂いているだけで、ささやかな刺激すらも与えて差し上げることは出来てはいないのに。
分かりやすい反応に口角が上がってしまう。今はあまり見せられない顔をしているかもしれない。
止まることなく伝ってきては、私の手をしとどに濡らしていく先走り。少々粘つくそれを指先で拭うようにしながら熱い竿を撫で上げていく。
優しく可愛がって差し上げながら辿り着いた先端。尿道口の周囲を撫で回せば更にとぷりとあふれさせて、私の指を濡らしてきた。甘く達してしまわれているのだろうか。赤く濡れた亀頭を撫で回す度に、僅かに浮かせているか細い腰を時折跳ねるように震わせている。
……お可愛らしい。
欲というのは限りがないものだ。愛らしい反応を十分に拝見させて頂いているというのに。声が聞きたいと思ってしまっていた。
「ふ……ん、ぅ……ぁっ、あっ……」
名残惜しくはあるが口を離す。すっかり濡れてしまった唇は、新鮮な空気を求めるのもそこそこに私の望みを叶えてくれた。快楽を滲ませた、愛らしい声を聞かせてくれた。
乱れた吐息と一緒に漏らしてくれる声は耳心地が良い。満たされ、高揚感に似た何かが背筋を甘く撫でていく。
「っ、だって……うぅ……」
込み上げてきた愛おしさを、つい口にしてしまっていただけなのだが。
アオイは自身が気持ちよくなっていることを指摘されてしまったのだと勘違いしたらしい。酸っぱいものでも食べたかのように、きゅっと顔のパーツを中心に寄せてしまわれた。
とはいえ、事実には変わりないので認めざるを得なかったのだろう。慌てたように開いた口は、弁解したそうに開いては閉じてを数度繰り返してはいたが、諦めたように悔しげに唸ってからは閉じられている。
その気はなかったとはいえ、更にご機嫌を損ねてしまった。
眉を顰めたままの彼を前にしていては抗い難かった欲求も、すんなりと鳴りを潜めていく。どうすればご機嫌を直して頂けるだろうか。愛らしい笑顔を見せてくれるだろうか。頭の中はいかにしてアオイの笑顔を取り戻せるかで占められていた。
そんな折、解決策を出してくれたのは全力を尽くしていた私の頭脳……ではなく。
「……バアル」
「……はい」
「……キス」
「はい?」
「き、キスしてくれたらっ、続き、しても……バアルの好きに……触ってくれても、いいよ?」
頭上に雷でも落とされたのかと。
そう勘違いしてしまいそうな程に強い衝撃に襲われた。光のような速さで背筋を駆け抜けていった何かによって、頭の中を芯まで痺れさせられたような。
可愛い、可愛い私のアオイは、私の方を向いてはくれない。だが、隠し切れていない。見えてしまっている。その丸い耳を真っ赤に染めてしまっているのを。細い首までもを、ほんのりと色付かせてしまっているのを。
募る愛おしさ故の衝撃から復帰出来ていない私に焦れてしまわれたのだろう。腕の中の華奢な温もりがもぞもぞと身動ぎ出す。上体を捻って振り向くと私を見上げた。そのお顔は、やはり熟れたリンゴのように赤い。
「う……だ、黙らないでよ……何でも良いから、何か言って、んむっ」
彼が驚きの声を上げたことで、柔らかな温もりが口に触れたことで気が付いた。衝動的に彼の小さな顎を掴んで口付けてしまっていたのだと。
けれども、離してやることは出来なかった。そもそもはアオイが望んでくれたのだと。先の彼からのお願いを免罪符にして、花弁のように繊細な唇を好き勝手に食んでしまっていた。
驚きに見開かれていた琥珀色が、嬉しそうにゆるりと細められていく。その上、彼の方からも擦り寄られてしまっては、もう。
「ん、ふ……は、っ……ん、んんっ」
息をする暇すら惜しくて、小さな唇を貪り続ける。
嬉しそうな反応を返してくれたとはいえ、言葉での許しはもらえてはいない。だというのにも関わらず、図々しくも触れてしまっていた。
硬いままの乳首は豆粒のように小さく愛らしい。優しく摘んだまま指の腹と腹とを擦り合わせるように撫でて差し上げれば、アオイはくぐもった声に悦びを滲ませた。
手の中にある可愛らしい陰茎も脈打つように震え、濡れていた。まだ此方は全体を包み込むように握らさせて頂いているだけで、ささやかな刺激すらも与えて差し上げることは出来てはいないのに。
分かりやすい反応に口角が上がってしまう。今はあまり見せられない顔をしているかもしれない。
止まることなく伝ってきては、私の手をしとどに濡らしていく先走り。少々粘つくそれを指先で拭うようにしながら熱い竿を撫で上げていく。
優しく可愛がって差し上げながら辿り着いた先端。尿道口の周囲を撫で回せば更にとぷりとあふれさせて、私の指を濡らしてきた。甘く達してしまわれているのだろうか。赤く濡れた亀頭を撫で回す度に、僅かに浮かせているか細い腰を時折跳ねるように震わせている。
……お可愛らしい。
欲というのは限りがないものだ。愛らしい反応を十分に拝見させて頂いているというのに。声が聞きたいと思ってしまっていた。
「ふ……ん、ぅ……ぁっ、あっ……」
名残惜しくはあるが口を離す。すっかり濡れてしまった唇は、新鮮な空気を求めるのもそこそこに私の望みを叶えてくれた。快楽を滲ませた、愛らしい声を聞かせてくれた。
乱れた吐息と一緒に漏らしてくれる声は耳心地が良い。満たされ、高揚感に似た何かが背筋を甘く撫でていく。
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