【完結】間違って地獄に落とされましたが、俺は幸せです。

白井のわ

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★【新婚旅行編】最終日:バアルのことばっかりなんだってばっ

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 お腹の方も疼いてしまったからだろう。分からない内に締め付けちゃっていたんだと思う。根元まで収まっているバアルの太いのが、俺の内側を広げるように更に大きく反り上がってきた。なのに腰の動きは止まらない。何とも例え難い濡れた音を立てながら、出しかけては入れてを繰り返している。

 大きく張り出したカリ首で、血管が浮き出た長く逞しい竿で、俺の中を絶え間なく擦っている。

 小刻みな律動ばかりではない。時にはぐるりと、腹の中をかき混ぜるように腰を回してみたり。はたまた浅いところを、俺の弱いところばかりを集中的に硬い先端で擦ってきたり。

 かと思えば、奥の奥まで来てくれる。俺の中を満たしてくれたまま、好きを伝えてくれているかのように何度も熱烈に突いてくれるのだ。

 全部が気持ちいいのに。バアルにしてもらえることなら、何でも嬉しいのに。なのに、とことん俺をバアルに夢中にしようとして。

 だから、分かるだろうに。バアルのことばっかりなんだって。さっきだって、バアルのことを考えていたんだってば!

 いくら心の中で叫んだところで、バアルに届く訳がない。そんなことは分かっている。分かっているけど、上手く言葉を話せない。

 伝えよう、伝えたいって思ってはいるんだけど。いざ口にしようと思うと、とっ散らかってしまうのだ。

 それでもどうにか口にしようと足掻いている間も、バアルは手心を加えてはくれない。まだまだ私のものという証が足りないのでしょう? って感じで俺の首元をかぷかぷ噛んでくれている。

 俺を、求めてくれている。

 紳士で、どんな時でも冷静で、大人の余裕に満ちている彼が今はなりふり構っていない。息を乱しながら、悩ましげな声を漏らしながら、筋肉質で男らしい腰を必死に俺に向かって振ってくれている。可愛い。ホントに、可愛い……じゃなくてっ。

 息を吸い込んでから、もう一度試みようとしていたところで、つい今しがた柔く噛まれたところを長い舌先で優しく滑られた。新たに生じた甘い感覚が、震えっぱなしの背筋を這い上がっていく。

 またダメだった。あっ、だなんて、甲高い音しかでなかった。ホントに、どこから出ているんだろう。

「あっ、あんっ……」

 不思議に思っていても、やっぱり出せてしまう。熱くて仕方がない尻の奥を、腹の中を、彼の雄で擦られてしまうだけで、いとも簡単に。

「あっ……あッ……」

 それどころか、またいっぱい気持ちよくなっちゃって。バアルは、まだ俺の中に出してくれていないのに。俺だけ、また。

「あ……はっ、は……あ、ぅ……」

 溺れてる。
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