93 / 1,566
お揃いのドキドキ
しおりを挟む
結局、今日一日の俺の戦果は、彼の頬を少し染めることが出来ただけに終わった。
ぶっちゃけ、それも後で冷静に考えてみれば、口で受け渡すという行為自体に、恥ずかしがっていただけかもしれない。だから、実質ゼロみたいなもんかもしれないけどさ。
窓の外には、すっかり夜の帳が下り、青い水晶で作られたシャンデリアのみが室内を明るく照らす。
お腹も心も大満足な夕食を二人でいただいた後。バアルさんの手によって隅々まで磨き上げられた俺の身体は、ほかほかと心地よい疲労感に包まれ、ふかふかのベッドに沈んでいた。
が、頭の方は違った。時々あるアレだ、身体は疲れてんのに、頭はなんか冴えまくってるってヤツ。そのせいで俺の脳内では、絶賛反省会の真っ最中だ。
……スキンシップに関しては、全く手応えなし。俺にしては、かなり思い切った口移しも、結局、俺の方があっさり腰砕けにされただけで終わってしまった。
やってないことといえば、後は……え、エッチなことしかないのでわ? 俺の方からバアルさんを……押し倒してみるしかないのでわ?
…………こうなったら、とことんやるだけやってみるか。為せば成るって言うしさ。
……この時の俺について、一応先に弁明だけはさせて欲しい。冴えてるからといって、まともな考えが浮かぶ訳ではないってことを。俺なりに真剣に、大真面目に考えて出した結論だったということを。
「……アオイ様、お待たせしてしまい申し訳ございません」
弾かれたように上体を起こし、よしっと一人勝手に意気込んでいた俺に、穏やかな低音が呼びかける。
浴室から戻ってきた彼の前髪は、湯上がりの為かサラリと下ろされていた。いつも以上に柔らかい雰囲気を醸し出している。
「い、いえ……全然、大丈夫、ですよ」
「そう言って頂けて、安心致しました……」
そこそこ見慣れてきたハズなのに。カッチリとした執事服から、白いシャツと黒のズボンだけのゆったりとした格好に着替えた彼を見ると、なんだかそわそわしてしまう。
「今日は……もう、お休みなさいますか?」
バアルさんは静かにベッドに腰を下ろしてから、俺のすぐ側まで来てくれる。微笑みながら頭を撫でてくれる。
うっかり喜び勇んで、彼の腕の中へと飛び込みかけていた。すんでのところで、なんとか自分にブレーキを掛けられた俺は、早速実行に移すことにしたんだ。
「あの……ちょっとだけ、俺に付き合ってもらってもいいですか?」
「ええ勿論、喜んでお付き合いさせて頂きます」
まだ内容も言っていないのに。快く了承してくれた彼に、胸の中が嬉しさでいっぱいになる。が、同時に騙してるような気もしてきて、申し訳無い気持ちがもやっと渦を巻いた。
でも、まぁ……今から貴方を押し倒してもいいですか? って事前に許可を求めるのも違うだろうしなぁ。
迷いを振り払い、俺は逞しい膝の上にそっとお邪魔した。
左右に触覚を揺らしながら、優しい眼差しで俺の動向を見守ってくれているバアルさん。ほんの少し顔を近づけてしまえば、触れ合える距離にある彼の口元がふわりと綻んだ。
幅広の肩に手を置き、そっと掴む。すると、ますます彼の笑みが深くなる。お陰で俺の心臓は、どんどん煩くなってしまってしまって、爆発寸前だ。
今思えば、この時点で気づいておくべきだったのかもしれない。彼と途方もない差があるのは、なにも経験だけではないということに。
……なんだこれ……全っ然、動かないんだけど? 思いっきり体重かけてんのにっ!
そう、俺は気づいていなかった。考えてすらもいなかったんだ。長身で引き締まった体格を持ち、俺を片手で軽々と抱き上げてしまう彼との、圧倒的な力の差を。
俺を見つめる熱のこもった瞳が、少しの間ぱちぱちと瞬いてから、ゆるりと細められる。
あふれてしまいそうな喜びを湛えた唇が、ほんのり甘さを含んだ低音で囁いた。
「ふふ……心得ました。貴方様のお望みのままに……」
筋肉質の長い腕が、するりと俺の背中と腰を支えるように回される。少しずつ、ゆっくりと俺を乗せた彼の身体が、真っ白なシーツに向かって倒れていく。
木材が軋む音を最後に、バアルさんの全面的な協力のもと、俺は彼を押し倒すことに成功したんだ。
……いやホント、思ってたのとは全然違うけどさ。現状だけ見れば、一応俺が押し倒したようには見えるわけだし……今日のところは、これでよしということにしよう。
無理矢理自分を納得させた俺の目に、初めて見下ろす彼の姿が映った。
艷やかな白い髪が、優しい目元にさらりとかかっている。はだけた襟元からは、鎖骨のくっきりとしたラインが、盛り上がった筋肉で出来た谷間が、ちらりと覗いてしまっている。
思わず俺は息を呑んでいた。彼から漂う、大人の男性の色気に。肩を掴んだまま、ただただ見惚れてばかりいた俺の頬を、長い指がそっと撫でる。
「……では、アオイ様……お次は、どのようなお可愛らしいお誘いを、して頂けますでしょうか?」
「…………へ? あっ……えっと……」
ここで、再び俺は気づくことになる。彼をドキドキさせる、ではなく。彼を押し倒すこと自体が、最終目標になっていたことに。
そして、ここから挽回しようにも、俺の知識の範囲内で出来るようなアプローチは、すでに実行済みで。なおかつ、不発に終わっていることに。
この時、進退窮まった俺が取れた行動は、一つだけだった。
「…………ごめんなさい……何も、考えていませんでした……」
素直に謝り、何もかも全て彼に白状してしまうことである。
「……その、いつも俺ばっかりだったから……俺も、バアルさんのことをドキドキさせてみたいなって、俺に……ときめいて欲しいなって……頑張っていたんですけど……」
「……今日の貴方様は大変積極的で、いつも以上に愛らしく存じておりましたが……」
バアルさんは納得したように頷いてから「そういうことでしたか……」と擽ったそうに瞳を細めた。頬を撫でてくれていた大きな手が、不意に俺の手を取る。そして、ご自身の鍛え上げられた胸板へと導いていく。
「……バアル、さん?」
「……伝わりませんか?」
「…………ドキドキ……してますね……」
「……ええ、左様でございます」
手のひらにトクトクと、一定の感覚で刻まれる温かい鼓動を感じる度に、収まりかけていた胸の高鳴りが煩くなってしまう。頬がだらしなく緩みそうになってしまう。
「私は……いつも貴方様に対して、年甲斐もなく心を焦がしております」
「え……じゃあ……バアルさんも、俺と……」
「はい、お揃い……でございますね」
お揃い……そっか、バアルさんも俺にドキドキしてくれていたんだ。俺に、ときめいてくれていたんだ。
ほんの少し前まで、一雨来そうな曇り空だった胸の内が、嘘のように雲一つなく晴れ渡っていく。
浮かれた気持ちに身を任せ、倒れ込むように抱きつき、胸元に頬を擦り寄せる。長く引き締まった腕が、俺の背を抱き締め返してくれた。
「アオイ様……」
「はいっ、なんですか? バアルさん」
「一つ……お願いがございます」
「そんな……俺に遠慮なんてしないでください。俺が出来ることなら、なんでもしますよ」
ありがとうございます、と花が咲いたような笑みを浮かべた彼の唇が、俺の額に優しく触れてくれる。
薄っすらと頬を染め、しなやかな指を俺の指に絡めてから、僅かにきゅっと力を込めた。
「……今日の貴方様からの、お可愛らしいアプローチの数々は、大変嬉しく心が躍りました。宜しければ今後も是非、続けてい頂きたく存じます……」
繋いだ俺の手をそっと引き寄せ、自分の頬へと押し当てる。そのまま甘えてくれているように、手の甲に擦り寄っていた彼の瞳が、縋るように俺を見つめた。
「ふぇ……が、頑張ります」
「ありがとうございます……どうぞよろしくお願い致します」
「は、はいっ、こちらこそ……よろしくお願いします」
一回り大きな手を握り返せば、星が瞬くように緑色の瞳がキラキラ輝く。
彼から香る、優しいハーブの匂いに包まれているせいか、心地のいい体温に抱き締められているせいか、それともその両方か。いつの間にか居なくなっていた疲労感が、眠気も一緒に引き連れて、帰ってこようとしていた。
「……それはそれと致しまして、いかがなさいますか?」
均整のとれた身体の上にのしかかったまま、うとうとしかけていた俺の耳に、いつもより少し低い穏やかな声が届く。
「……へ?」
「このまま、お休みになさいますか? それとも……」
ほんの少し前まで、慈愛に満ちた微笑みを浮かべていた薄い唇は、気がつけば、心の奥をきゅっと掴まれてしまいそうな艶やかさを湛えていた。甘ったるい響きを含んだ低音で紡ぎながら俺を誘う。
悪戯っぽく言葉尻を濁した彼の指先が、感触を楽しんでいるように俺の口をふにふに撫でた。
「あ……ぅ……き、キス……して、欲しい……です…………ちょっとだけ……」
「……畏まりました」
魅力的な彼からのお誘いの前では、眠気だろうが疲労感だろうが、あっという間に吹き飛んでしまう。
自分の方から、ちょっとだけとか言ったくせに。俺は、優しく触れてくれている彼が離れていってしまうのが寂しくて……もう一回、あと一回だけと強請ってしまっていたんだ。
ぶっちゃけ、それも後で冷静に考えてみれば、口で受け渡すという行為自体に、恥ずかしがっていただけかもしれない。だから、実質ゼロみたいなもんかもしれないけどさ。
窓の外には、すっかり夜の帳が下り、青い水晶で作られたシャンデリアのみが室内を明るく照らす。
お腹も心も大満足な夕食を二人でいただいた後。バアルさんの手によって隅々まで磨き上げられた俺の身体は、ほかほかと心地よい疲労感に包まれ、ふかふかのベッドに沈んでいた。
が、頭の方は違った。時々あるアレだ、身体は疲れてんのに、頭はなんか冴えまくってるってヤツ。そのせいで俺の脳内では、絶賛反省会の真っ最中だ。
……スキンシップに関しては、全く手応えなし。俺にしては、かなり思い切った口移しも、結局、俺の方があっさり腰砕けにされただけで終わってしまった。
やってないことといえば、後は……え、エッチなことしかないのでわ? 俺の方からバアルさんを……押し倒してみるしかないのでわ?
…………こうなったら、とことんやるだけやってみるか。為せば成るって言うしさ。
……この時の俺について、一応先に弁明だけはさせて欲しい。冴えてるからといって、まともな考えが浮かぶ訳ではないってことを。俺なりに真剣に、大真面目に考えて出した結論だったということを。
「……アオイ様、お待たせしてしまい申し訳ございません」
弾かれたように上体を起こし、よしっと一人勝手に意気込んでいた俺に、穏やかな低音が呼びかける。
浴室から戻ってきた彼の前髪は、湯上がりの為かサラリと下ろされていた。いつも以上に柔らかい雰囲気を醸し出している。
「い、いえ……全然、大丈夫、ですよ」
「そう言って頂けて、安心致しました……」
そこそこ見慣れてきたハズなのに。カッチリとした執事服から、白いシャツと黒のズボンだけのゆったりとした格好に着替えた彼を見ると、なんだかそわそわしてしまう。
「今日は……もう、お休みなさいますか?」
バアルさんは静かにベッドに腰を下ろしてから、俺のすぐ側まで来てくれる。微笑みながら頭を撫でてくれる。
うっかり喜び勇んで、彼の腕の中へと飛び込みかけていた。すんでのところで、なんとか自分にブレーキを掛けられた俺は、早速実行に移すことにしたんだ。
「あの……ちょっとだけ、俺に付き合ってもらってもいいですか?」
「ええ勿論、喜んでお付き合いさせて頂きます」
まだ内容も言っていないのに。快く了承してくれた彼に、胸の中が嬉しさでいっぱいになる。が、同時に騙してるような気もしてきて、申し訳無い気持ちがもやっと渦を巻いた。
でも、まぁ……今から貴方を押し倒してもいいですか? って事前に許可を求めるのも違うだろうしなぁ。
迷いを振り払い、俺は逞しい膝の上にそっとお邪魔した。
左右に触覚を揺らしながら、優しい眼差しで俺の動向を見守ってくれているバアルさん。ほんの少し顔を近づけてしまえば、触れ合える距離にある彼の口元がふわりと綻んだ。
幅広の肩に手を置き、そっと掴む。すると、ますます彼の笑みが深くなる。お陰で俺の心臓は、どんどん煩くなってしまってしまって、爆発寸前だ。
今思えば、この時点で気づいておくべきだったのかもしれない。彼と途方もない差があるのは、なにも経験だけではないということに。
……なんだこれ……全っ然、動かないんだけど? 思いっきり体重かけてんのにっ!
そう、俺は気づいていなかった。考えてすらもいなかったんだ。長身で引き締まった体格を持ち、俺を片手で軽々と抱き上げてしまう彼との、圧倒的な力の差を。
俺を見つめる熱のこもった瞳が、少しの間ぱちぱちと瞬いてから、ゆるりと細められる。
あふれてしまいそうな喜びを湛えた唇が、ほんのり甘さを含んだ低音で囁いた。
「ふふ……心得ました。貴方様のお望みのままに……」
筋肉質の長い腕が、するりと俺の背中と腰を支えるように回される。少しずつ、ゆっくりと俺を乗せた彼の身体が、真っ白なシーツに向かって倒れていく。
木材が軋む音を最後に、バアルさんの全面的な協力のもと、俺は彼を押し倒すことに成功したんだ。
……いやホント、思ってたのとは全然違うけどさ。現状だけ見れば、一応俺が押し倒したようには見えるわけだし……今日のところは、これでよしということにしよう。
無理矢理自分を納得させた俺の目に、初めて見下ろす彼の姿が映った。
艷やかな白い髪が、優しい目元にさらりとかかっている。はだけた襟元からは、鎖骨のくっきりとしたラインが、盛り上がった筋肉で出来た谷間が、ちらりと覗いてしまっている。
思わず俺は息を呑んでいた。彼から漂う、大人の男性の色気に。肩を掴んだまま、ただただ見惚れてばかりいた俺の頬を、長い指がそっと撫でる。
「……では、アオイ様……お次は、どのようなお可愛らしいお誘いを、して頂けますでしょうか?」
「…………へ? あっ……えっと……」
ここで、再び俺は気づくことになる。彼をドキドキさせる、ではなく。彼を押し倒すこと自体が、最終目標になっていたことに。
そして、ここから挽回しようにも、俺の知識の範囲内で出来るようなアプローチは、すでに実行済みで。なおかつ、不発に終わっていることに。
この時、進退窮まった俺が取れた行動は、一つだけだった。
「…………ごめんなさい……何も、考えていませんでした……」
素直に謝り、何もかも全て彼に白状してしまうことである。
「……その、いつも俺ばっかりだったから……俺も、バアルさんのことをドキドキさせてみたいなって、俺に……ときめいて欲しいなって……頑張っていたんですけど……」
「……今日の貴方様は大変積極的で、いつも以上に愛らしく存じておりましたが……」
バアルさんは納得したように頷いてから「そういうことでしたか……」と擽ったそうに瞳を細めた。頬を撫でてくれていた大きな手が、不意に俺の手を取る。そして、ご自身の鍛え上げられた胸板へと導いていく。
「……バアル、さん?」
「……伝わりませんか?」
「…………ドキドキ……してますね……」
「……ええ、左様でございます」
手のひらにトクトクと、一定の感覚で刻まれる温かい鼓動を感じる度に、収まりかけていた胸の高鳴りが煩くなってしまう。頬がだらしなく緩みそうになってしまう。
「私は……いつも貴方様に対して、年甲斐もなく心を焦がしております」
「え……じゃあ……バアルさんも、俺と……」
「はい、お揃い……でございますね」
お揃い……そっか、バアルさんも俺にドキドキしてくれていたんだ。俺に、ときめいてくれていたんだ。
ほんの少し前まで、一雨来そうな曇り空だった胸の内が、嘘のように雲一つなく晴れ渡っていく。
浮かれた気持ちに身を任せ、倒れ込むように抱きつき、胸元に頬を擦り寄せる。長く引き締まった腕が、俺の背を抱き締め返してくれた。
「アオイ様……」
「はいっ、なんですか? バアルさん」
「一つ……お願いがございます」
「そんな……俺に遠慮なんてしないでください。俺が出来ることなら、なんでもしますよ」
ありがとうございます、と花が咲いたような笑みを浮かべた彼の唇が、俺の額に優しく触れてくれる。
薄っすらと頬を染め、しなやかな指を俺の指に絡めてから、僅かにきゅっと力を込めた。
「……今日の貴方様からの、お可愛らしいアプローチの数々は、大変嬉しく心が躍りました。宜しければ今後も是非、続けてい頂きたく存じます……」
繋いだ俺の手をそっと引き寄せ、自分の頬へと押し当てる。そのまま甘えてくれているように、手の甲に擦り寄っていた彼の瞳が、縋るように俺を見つめた。
「ふぇ……が、頑張ります」
「ありがとうございます……どうぞよろしくお願い致します」
「は、はいっ、こちらこそ……よろしくお願いします」
一回り大きな手を握り返せば、星が瞬くように緑色の瞳がキラキラ輝く。
彼から香る、優しいハーブの匂いに包まれているせいか、心地のいい体温に抱き締められているせいか、それともその両方か。いつの間にか居なくなっていた疲労感が、眠気も一緒に引き連れて、帰ってこようとしていた。
「……それはそれと致しまして、いかがなさいますか?」
均整のとれた身体の上にのしかかったまま、うとうとしかけていた俺の耳に、いつもより少し低い穏やかな声が届く。
「……へ?」
「このまま、お休みになさいますか? それとも……」
ほんの少し前まで、慈愛に満ちた微笑みを浮かべていた薄い唇は、気がつけば、心の奥をきゅっと掴まれてしまいそうな艶やかさを湛えていた。甘ったるい響きを含んだ低音で紡ぎながら俺を誘う。
悪戯っぽく言葉尻を濁した彼の指先が、感触を楽しんでいるように俺の口をふにふに撫でた。
「あ……ぅ……き、キス……して、欲しい……です…………ちょっとだけ……」
「……畏まりました」
魅力的な彼からのお誘いの前では、眠気だろうが疲労感だろうが、あっという間に吹き飛んでしまう。
自分の方から、ちょっとだけとか言ったくせに。俺は、優しく触れてくれている彼が離れていってしまうのが寂しくて……もう一回、あと一回だけと強請ってしまっていたんだ。
148
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
表紙や動画はAIを使用していますが、文章にはAIを一切使用しておりません。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる