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★ もっと俺に甘えて欲しくて
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まだ少し甘ったるい余韻が残っている俺の身体を、長く引き締まった腕が抱き締めてくれる。
さらに追加で大サービス。柔らかい笑みが浮かんだ唇で、いっぱいキスをもらえてしまっているんだ。顔だけじゃない。首や鎖骨回りまで余すことなく。
今日は珍しくお互い裸のままだ。俺のせいで濡らしまくったシーツは変えてもらったけれど。
「あの……バアルさん」
「はい、アオイ様。いかがなさいましたか?」
心なしか弾んだ声で応えた彼は、ご機嫌そうだ。触覚をゆらゆら揺らしながら、宝石のように煌めく緑の瞳を細めている。
それは、何よりなんだが。
「その……俺の中に……出してくれなかったのは……やっぱり、俺の負担になっちゃうから、ですか?」
何で、最後に抜いちゃったんだろう?
ちゃんとバアルさんも、俺の中で気持ちよくなってくれていたハズだ。だって、もう限界だって言ってたんだし。なのに。
「……それも、ございます」
「……他にも、あるんですか?」
わざわざ濁すくらいだ。よっぽど言い辛いんだろう。
ってことは俺が原因か。何かが、まだ足りないんだろう。彼を最後まで受け止められる為に必要な何かが。
「あるんですね……教えてくれませんか? 俺、頑張りますから。バアルさんに我慢させないように」
「……申し訳ございません」
長く銀糸のようにキレイな睫毛が伏せられる。ちくりと痛んだ。満たされていたハズの胸の奥が、小さな針で刺されたみたいに。
「ダメ……ですか? 俺には教えられないこと、ですか?」
「いえ、そういうことではなく……私自身の忍耐の問題でざいまして……」
「忍耐……」
ああ、そうか。結局、我慢させちゃってたんだな。
やっぱり、人間の俺が……男の俺が、バアルさんを満足させることは出来ないんだろうか。
「はい……恐らく止められなくなってしまうので……ただでさえ貴方様の中は、大変心地いいものでした。幸福感に満たされ、このまま永遠に繋がっていたいなどと浅ましい望みを抱いてしまうほどに……」
「ふぇ……」
「だというのに、あのまま出してしまっていたら……不安を抱えていらっしゃった貴方様の身体を乱暴に暴いてしまう。奥の奥まで貫いて……私のことしか、私と戯れ合うことしか考えられなくなるまで、注ぎ続けてしまうところでした……」
「ひょわ……」
あっという間に吹き飛ばされた。さっきまで心の中をモヤモヤ漂っていた、後ろ向きな考えなんて。
俺の頬を労るように撫でてくれながら、腰に回した腕で抱き寄せてくれながら、彼が打ち明けてくれた本音。全身が甘く疼いてしまう情熱的な言葉達に、見事に蹴散らされてしまったんだ。
やっぱり、バアルさんは俺を喜ばせる天才だ。
「……嬉しそうな顔をなさらないで下さい……年甲斐もなく甘えたくなってしまいます」
「ふふ、いいじゃないですか。甘えて下さいよ。やっぱり、こういうのって回数こなした方がいいんですかね? そしたら、俺、バアルさんのこと……全部受け止められるようになりますか?」
「……アオイ様」
くるりと動いた視界。向き合う形で抱き締められていた背が、シーツへと転がされる。
覆い被さってきたバアルさんの熱い吐息が、首の辺りに触れた。
少し前にずっと感じていた淡い感覚。ふわふわと頭が蕩けるような心地よさを思い出してしまい、腰が勝手に揺れてしまう。
「んっ……あ、バアルさん?」
なぞるように触れていた唇が、ゆっくり離れていく。もう息が乱れかけていた俺の手を、ひと回り大きな手がそっと握った。
「初めてですから、ご無理をさせまいと思っておりました……ですが、もう少し……甘えさせて頂いても宜しいでしょうか? 貴方様に触れさせて頂いても?」
ズルい……もう、とっくにその気になっちゃってるってのに。おまけにお願いまでされちゃったら……
「は、はぃ……どうぞ……いっぱい甘えて下さい……俺のこと、可愛がって下さい……」
「……光栄に存じます」
花が咲くように綻んだ笑顔が近づいてくる。引き締まった身体から伝わってきた、俺と一緒で騒がしい心音が嬉しくて、つい抱き締める腕に力を込めてしまっていた。
さらに追加で大サービス。柔らかい笑みが浮かんだ唇で、いっぱいキスをもらえてしまっているんだ。顔だけじゃない。首や鎖骨回りまで余すことなく。
今日は珍しくお互い裸のままだ。俺のせいで濡らしまくったシーツは変えてもらったけれど。
「あの……バアルさん」
「はい、アオイ様。いかがなさいましたか?」
心なしか弾んだ声で応えた彼は、ご機嫌そうだ。触覚をゆらゆら揺らしながら、宝石のように煌めく緑の瞳を細めている。
それは、何よりなんだが。
「その……俺の中に……出してくれなかったのは……やっぱり、俺の負担になっちゃうから、ですか?」
何で、最後に抜いちゃったんだろう?
ちゃんとバアルさんも、俺の中で気持ちよくなってくれていたハズだ。だって、もう限界だって言ってたんだし。なのに。
「……それも、ございます」
「……他にも、あるんですか?」
わざわざ濁すくらいだ。よっぽど言い辛いんだろう。
ってことは俺が原因か。何かが、まだ足りないんだろう。彼を最後まで受け止められる為に必要な何かが。
「あるんですね……教えてくれませんか? 俺、頑張りますから。バアルさんに我慢させないように」
「……申し訳ございません」
長く銀糸のようにキレイな睫毛が伏せられる。ちくりと痛んだ。満たされていたハズの胸の奥が、小さな針で刺されたみたいに。
「ダメ……ですか? 俺には教えられないこと、ですか?」
「いえ、そういうことではなく……私自身の忍耐の問題でざいまして……」
「忍耐……」
ああ、そうか。結局、我慢させちゃってたんだな。
やっぱり、人間の俺が……男の俺が、バアルさんを満足させることは出来ないんだろうか。
「はい……恐らく止められなくなってしまうので……ただでさえ貴方様の中は、大変心地いいものでした。幸福感に満たされ、このまま永遠に繋がっていたいなどと浅ましい望みを抱いてしまうほどに……」
「ふぇ……」
「だというのに、あのまま出してしまっていたら……不安を抱えていらっしゃった貴方様の身体を乱暴に暴いてしまう。奥の奥まで貫いて……私のことしか、私と戯れ合うことしか考えられなくなるまで、注ぎ続けてしまうところでした……」
「ひょわ……」
あっという間に吹き飛ばされた。さっきまで心の中をモヤモヤ漂っていた、後ろ向きな考えなんて。
俺の頬を労るように撫でてくれながら、腰に回した腕で抱き寄せてくれながら、彼が打ち明けてくれた本音。全身が甘く疼いてしまう情熱的な言葉達に、見事に蹴散らされてしまったんだ。
やっぱり、バアルさんは俺を喜ばせる天才だ。
「……嬉しそうな顔をなさらないで下さい……年甲斐もなく甘えたくなってしまいます」
「ふふ、いいじゃないですか。甘えて下さいよ。やっぱり、こういうのって回数こなした方がいいんですかね? そしたら、俺、バアルさんのこと……全部受け止められるようになりますか?」
「……アオイ様」
くるりと動いた視界。向き合う形で抱き締められていた背が、シーツへと転がされる。
覆い被さってきたバアルさんの熱い吐息が、首の辺りに触れた。
少し前にずっと感じていた淡い感覚。ふわふわと頭が蕩けるような心地よさを思い出してしまい、腰が勝手に揺れてしまう。
「んっ……あ、バアルさん?」
なぞるように触れていた唇が、ゆっくり離れていく。もう息が乱れかけていた俺の手を、ひと回り大きな手がそっと握った。
「初めてですから、ご無理をさせまいと思っておりました……ですが、もう少し……甘えさせて頂いても宜しいでしょうか? 貴方様に触れさせて頂いても?」
ズルい……もう、とっくにその気になっちゃってるってのに。おまけにお願いまでされちゃったら……
「は、はぃ……どうぞ……いっぱい甘えて下さい……俺のこと、可愛がって下さい……」
「……光栄に存じます」
花が咲くように綻んだ笑顔が近づいてくる。引き締まった身体から伝わってきた、俺と一緒で騒がしい心音が嬉しくて、つい抱き締める腕に力を込めてしまっていた。
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