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★【新婚旅行編】八日目:大丈夫だって確信してはいる、けれどもお誘いする側に回るとどうしても不安がつきまとってしまって
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太く長い竿から大きな先端まで、彼のものを余すことなく咥えこんでいる腹の内は未だに疼いてしまっている。まだまだ足りないって感じだ。
とはいえ、何も物足りなさを感じてしまっているのは俺だけじゃない。嬉しいことに。
「は、ぁ……ん、すご……バアルの、まだ……大きいままだね……」
つい俺は俺の番だったのにキスを返すのをそっちのけにしてしまっていた。また不意に、腹の奥まで届いている彼のものが、続きを訴えてくれるようにビクンっと脈打ってくれたものだから。
あんなに勢いよく、奥の奥まで届いちゃいそうなくらいに注いでくれたのに。さっき挿れてもらえたばかりみたい。根元までしっかりと挿れてもらえてしまっている彼のものは、その硬さも長さも昂ってくれている状態を保ったまま。お腹の中で、その熱さと太さで確かな存在感を示している。
この状態で、いつも通りに俺のことを求めてもらえたら、どうなっちゃうんだろう。
最終的にはお手伝いをしてもらってしまったとはいえ最後までバアルを気持ちよく、それも二人で一緒に出来たという事実は俺の心に大きな自信と達成感をもたらしていた。
だからだろう、甘えたいっていう欲の方が強くなってしまっていたのだ。散々、今日は俺に任せて欲しいって、バアルには何もしないで欲しいってお願いしているにも関わらず。
「申し訳ございません……」
小さく呟いた彼の彫りの深い顔は真っ赤に染まっていた。凛々しい眉と一緒に細く長い触角も下がり、俺を包みこまんばかりに広がっていた羽も少し縮んでしまっている。長い睫毛を気恥ずかしそうに伏せながら、慌てたように言葉を続けた。
「斯様に積極的に私めを求めて下さったばかりか、愛らしく乱れていらした貴方様が堪らなく……いえ、恥ずかしがり屋な貴方様も誠にお可愛らしく、比べようが」
遮るつもりはなかった。
なかったんだけれども、懸命に俺への愛を伝えてくれている彼があまりにも可愛かったから、つい言葉よりも先に身体が動いてしまっていた。形のいい唇を塞ぐように口づけてしまっていた。
「ん……大丈夫だよ、分かってるから……俺も、どんなバアルだって大好きだから……」
「アオイ……」
蕾が花開くように、水晶のように透き通った羽が大きく広がっていく。神秘的な淡い光を帯びていく。
「ええ、ええ……私も、貴方様の全てを愛しておりますとも」
噛み締めるように告げてくれてから、バアルは抱き締めてくれた。微笑む唇で額に頬にと慈しむように触れてくれた。
ひたすらに優しく触れてもらえていた。だけど、彼と繋がれているままだからだろうか。嬉しさよりももどかしさの方が勝ってしまう。もっといっぱい俺に触れて欲しいって、俺のことを求めて欲しいって思ってしまって。
「バアル……」
「はい、いかがなさいましたか、アオイ?」
「えっとね……このまま、もう一回……し、したいんだけど……大、丈夫?」
確信はしている。大丈夫だって、万が一にも断られちゃうことはないって。
でも、それでもやっぱり、いざお誘いする側に回るとどうしても不安が過ってしまう。声が勝手に震えてしまって、鼓動が忙しなくなってしまうんだ。
「誠に嬉しく存じます……是非、宜しくお願い致します」
「っ……うんっ、俺の方こそよろしくね」
「では、体勢はこのままで参りましょうか。私の目から見てもアオイが動きやすそうでしたので」
「あ……」
安心してる場合じゃなかった。まだ、もう一つお願いしないといけないことが残っていたんだった。それも、お誘いよりも伝える難易度の高いものが。
とはいえ、何も物足りなさを感じてしまっているのは俺だけじゃない。嬉しいことに。
「は、ぁ……ん、すご……バアルの、まだ……大きいままだね……」
つい俺は俺の番だったのにキスを返すのをそっちのけにしてしまっていた。また不意に、腹の奥まで届いている彼のものが、続きを訴えてくれるようにビクンっと脈打ってくれたものだから。
あんなに勢いよく、奥の奥まで届いちゃいそうなくらいに注いでくれたのに。さっき挿れてもらえたばかりみたい。根元までしっかりと挿れてもらえてしまっている彼のものは、その硬さも長さも昂ってくれている状態を保ったまま。お腹の中で、その熱さと太さで確かな存在感を示している。
この状態で、いつも通りに俺のことを求めてもらえたら、どうなっちゃうんだろう。
最終的にはお手伝いをしてもらってしまったとはいえ最後までバアルを気持ちよく、それも二人で一緒に出来たという事実は俺の心に大きな自信と達成感をもたらしていた。
だからだろう、甘えたいっていう欲の方が強くなってしまっていたのだ。散々、今日は俺に任せて欲しいって、バアルには何もしないで欲しいってお願いしているにも関わらず。
「申し訳ございません……」
小さく呟いた彼の彫りの深い顔は真っ赤に染まっていた。凛々しい眉と一緒に細く長い触角も下がり、俺を包みこまんばかりに広がっていた羽も少し縮んでしまっている。長い睫毛を気恥ずかしそうに伏せながら、慌てたように言葉を続けた。
「斯様に積極的に私めを求めて下さったばかりか、愛らしく乱れていらした貴方様が堪らなく……いえ、恥ずかしがり屋な貴方様も誠にお可愛らしく、比べようが」
遮るつもりはなかった。
なかったんだけれども、懸命に俺への愛を伝えてくれている彼があまりにも可愛かったから、つい言葉よりも先に身体が動いてしまっていた。形のいい唇を塞ぐように口づけてしまっていた。
「ん……大丈夫だよ、分かってるから……俺も、どんなバアルだって大好きだから……」
「アオイ……」
蕾が花開くように、水晶のように透き通った羽が大きく広がっていく。神秘的な淡い光を帯びていく。
「ええ、ええ……私も、貴方様の全てを愛しておりますとも」
噛み締めるように告げてくれてから、バアルは抱き締めてくれた。微笑む唇で額に頬にと慈しむように触れてくれた。
ひたすらに優しく触れてもらえていた。だけど、彼と繋がれているままだからだろうか。嬉しさよりももどかしさの方が勝ってしまう。もっといっぱい俺に触れて欲しいって、俺のことを求めて欲しいって思ってしまって。
「バアル……」
「はい、いかがなさいましたか、アオイ?」
「えっとね……このまま、もう一回……し、したいんだけど……大、丈夫?」
確信はしている。大丈夫だって、万が一にも断られちゃうことはないって。
でも、それでもやっぱり、いざお誘いする側に回るとどうしても不安が過ってしまう。声が勝手に震えてしまって、鼓動が忙しなくなってしまうんだ。
「誠に嬉しく存じます……是非、宜しくお願い致します」
「っ……うんっ、俺の方こそよろしくね」
「では、体勢はこのままで参りましょうか。私の目から見てもアオイが動きやすそうでしたので」
「あ……」
安心してる場合じゃなかった。まだ、もう一つお願いしないといけないことが残っていたんだった。それも、お誘いよりも伝える難易度の高いものが。
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