1,316 / 1,566
★【新婚旅行編】十一日目:もう、待ては……出来ません……
しおりを挟む
ベッドへと押さえつけるようにして繋がれた手に力が込められる。
「……申し訳、ございません……あまり、加減が出来そうには」
「は、ん……いい、よ……バアルの好きにして……俺で、いっぱい気持ちよくなって?」
積極的に俺から行動を起こせたのは、ここまでだった。
「あ、ひ……っ」
軽く腰を引かれてから、体重をかけるようにしながら奥を一突き。
腹の奥に響いた鈍い快感により俺のものは一気に勃ち上がり、すぐさま呆気なく果てていた。撒き散らしてしまった欲が、腹回りを熱く汚してしまう。
でも、バアルは止まらない。さっきのは、彼にとってはただの始まりに過ぎなかったのだから。
また少しだけ彼のものが引き抜かれていく。俺の内側をその高いカリの段差で擦りながら。助走をつけているかのような行動に、快感に浸っている頭でも次を期待してしまう。お腹の奥が締まるように疼いてしまう。
だというのに口の方はやっぱり素直になれない。思っていることと真逆のことを口にしてしまっていた。
「あ……っ、まっ、バアル……まっへ……」
「もう、待ては……出来ません……」
「ひ、んっ……あぅっ」
申し訳なさそうに眉尻を下げながら、触れるだけのキスを一つ。優しい触れ合いとは打って変わって、打ち付けられた腰の勢いは強かった。
また鈍い衝撃と共に頭を焼くような快感を叩き込まれて、目の前が白く明滅し始める。下腹部までもが熱く疼いて、芯を持ったままの竿の先から堪え性なく漏らしてしまっていた。立て続けだった為かさっきのような勢いはなく、根元へとろりと伝い落ちていく。
それでも、俺にもたらされている多幸感に変わりはない。目が眩むような心地よさを感じ続けてしまっている。満たされて、あふれて、おかしくなりそう。
息つく暇もなく引き締まった腰がまた動き始める。硬い熱が俺の中を緩く擦っていく。
ああ、またきてしまう。また、この太くて長い熱で、大きな先端で一番奥を突かれてしまう。
「あ、あっ……いっちゃ……俺、イってる、から……っ」
緑の瞳が微笑んで、頷いた。繋いでいる手を優しく握られた。
「ええ、存じて……おります……ですが、お好き……ですよね?」
「あ、ぇ……?」
「立て続けに、達してしまわれるのも……私に……好き勝手にされてしまうのも……アオイは、大好きですものね?」
柔らかくて優しいのに確かな欲を孕んだ低い声。喜びが滲んだ瞳。緩やかに持ち上がっていく口角。それらどれもが艶っぽく、俺の心を鷲掴み、震わせていく。
「っ、あ……あ、んっ……」
俺の中でますます存在感を増していく彼の熱。その脈動にすら心地よさを覚えてしまう。
「ああ、期待して……気持ちよく、なられてしまいましたか? 強く、締め付けて……くっ……」
白い頬が紅く染まっていく。俺を見つめていた瞳が伏せられ、白い睫毛が僅かに震える。眉間のシワを深くしながら、歪んだ唇から悩ましげな吐息がこぼれていく。
……バアルも、俺で気持ちよくなってくれている。
「もっと……バアル、もっとちょうだい……」
喜びは俺の気持ちから余計なものを取っ払ってくれる。素直になれる。
僅かに見開かれた鮮やかな緑の瞳に喜びが満ちていく。
「っ、ええ……いっぱい気持ちよくして差し上げますね……」
「……申し訳、ございません……あまり、加減が出来そうには」
「は、ん……いい、よ……バアルの好きにして……俺で、いっぱい気持ちよくなって?」
積極的に俺から行動を起こせたのは、ここまでだった。
「あ、ひ……っ」
軽く腰を引かれてから、体重をかけるようにしながら奥を一突き。
腹の奥に響いた鈍い快感により俺のものは一気に勃ち上がり、すぐさま呆気なく果てていた。撒き散らしてしまった欲が、腹回りを熱く汚してしまう。
でも、バアルは止まらない。さっきのは、彼にとってはただの始まりに過ぎなかったのだから。
また少しだけ彼のものが引き抜かれていく。俺の内側をその高いカリの段差で擦りながら。助走をつけているかのような行動に、快感に浸っている頭でも次を期待してしまう。お腹の奥が締まるように疼いてしまう。
だというのに口の方はやっぱり素直になれない。思っていることと真逆のことを口にしてしまっていた。
「あ……っ、まっ、バアル……まっへ……」
「もう、待ては……出来ません……」
「ひ、んっ……あぅっ」
申し訳なさそうに眉尻を下げながら、触れるだけのキスを一つ。優しい触れ合いとは打って変わって、打ち付けられた腰の勢いは強かった。
また鈍い衝撃と共に頭を焼くような快感を叩き込まれて、目の前が白く明滅し始める。下腹部までもが熱く疼いて、芯を持ったままの竿の先から堪え性なく漏らしてしまっていた。立て続けだった為かさっきのような勢いはなく、根元へとろりと伝い落ちていく。
それでも、俺にもたらされている多幸感に変わりはない。目が眩むような心地よさを感じ続けてしまっている。満たされて、あふれて、おかしくなりそう。
息つく暇もなく引き締まった腰がまた動き始める。硬い熱が俺の中を緩く擦っていく。
ああ、またきてしまう。また、この太くて長い熱で、大きな先端で一番奥を突かれてしまう。
「あ、あっ……いっちゃ……俺、イってる、から……っ」
緑の瞳が微笑んで、頷いた。繋いでいる手を優しく握られた。
「ええ、存じて……おります……ですが、お好き……ですよね?」
「あ、ぇ……?」
「立て続けに、達してしまわれるのも……私に……好き勝手にされてしまうのも……アオイは、大好きですものね?」
柔らかくて優しいのに確かな欲を孕んだ低い声。喜びが滲んだ瞳。緩やかに持ち上がっていく口角。それらどれもが艶っぽく、俺の心を鷲掴み、震わせていく。
「っ、あ……あ、んっ……」
俺の中でますます存在感を増していく彼の熱。その脈動にすら心地よさを覚えてしまう。
「ああ、期待して……気持ちよく、なられてしまいましたか? 強く、締め付けて……くっ……」
白い頬が紅く染まっていく。俺を見つめていた瞳が伏せられ、白い睫毛が僅かに震える。眉間のシワを深くしながら、歪んだ唇から悩ましげな吐息がこぼれていく。
……バアルも、俺で気持ちよくなってくれている。
「もっと……バアル、もっとちょうだい……」
喜びは俺の気持ちから余計なものを取っ払ってくれる。素直になれる。
僅かに見開かれた鮮やかな緑の瞳に喜びが満ちていく。
「っ、ええ……いっぱい気持ちよくして差し上げますね……」
7
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりました。
これからもどうぞよろしくお願い致します!
表紙や動画はAIを使用していますが、文章にはAIを一切使用しておりません。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
過労死転生した公務員、魔力がないだけで辺境に追放されたので、忠犬騎士と知識チートでざまぁしながら領地経営はじめます
水凪しおん
BL
過労死した元公務員の俺が転生したのは、魔法と剣が存在する異世界の、どうしようもない貧乏貴族の三男だった。
家族からは能無しと蔑まれ、与えられたのは「ゴミ捨て場」と揶揄される荒れ果てた辺境の領地。これは、事実上の追放だ。
絶望的な状況の中、俺に付き従ったのは、無口で無骨だが、その瞳に確かな忠誠を宿す一人の護衛騎士だけだった。
「大丈夫だ。俺がいる」
彼の言葉を胸に、俺は決意する。公務員として培った知識と経験、そして持ち前のしぶとさで、この最悪な領地を最高の楽園に変えてみせると。
これは、不遇な貴族と忠実な騎士が織りなす、絶望の淵から始まる領地改革ファンタジー。そして、固い絆で結ばれた二人が、やがて王国を揺るがす運命に立ち向かう物語。
無能と罵った家族に、見て見ぬふりをした者たちに、最高の「ざまぁ」をお見舞いしてやろうじゃないか!
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
氷の騎士団長様の悪妻とかイヤなので離婚しようと思います
黄金
BL
目が覚めたら、ここは読んでたBL漫画の世界。冷静冷淡な氷の騎士団長様の妻になっていた。しかもその役は名前も出ない悪妻!
だったら離婚したい!
ユンネの野望は離婚、漫画の主人公を見たい、という二つの事。
お供に老侍従ソマルデを伴って、主人公がいる王宮に向かうのだった。
本編61話まで
番外編 なんか長くなってます。お付き合い下されば幸いです。
※細目キャラが好きなので書いてます。
多くの方に読んでいただき嬉しいです。
コメント、お気に入り、しおり、イイねを沢山有難うございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる