魔法少女の私は、クラスメイトの淫魔に敗れ、快楽漬けにされる

秋風ゆらら

文字の大きさ
1 / 5

淫魔に敗れた魔法少女は…

「急いで、アリス!学校の中で淫魔の反応があるわ!体育館の方向よ!」

 白いウサギのような見た目をしたアリスの相棒、ロールが叫ぶ。
 魔法少女アリスこと有栖川ありすがわ凛花りんかは体育館に全速力で向かっていた。放課後、部活動を終えた生徒たちが時々驚いたように振り返る。

 廊下を走ってはいけません、なんてルールを気にしている場合ではない。学校のような人が多い場所に淫魔が出たのであれば、誰かが被害に遭っている可能性が高いからだ。

 この世界に突如として現れた淫魔。人間の女性を犯し、精気を奪う彼らは人類の宿敵だった。
 快楽を与えるとしても、彼らの行為は性暴力に当たる許されないもの。精気を奪われた女性は一時的に無気力になってしまい、何度も淫魔に精気を奪われれば、快楽の味が忘れられず、淫魔に抱かれることを望み、依存症のようになってしまう。

 その淫魔を倒すのが魔法少女の役目だった。

 マスコットのような姿をした異星人と契約を結ぶことで人は魔法少女になれる。
 アリスはロールに選ばれて、迷いなく魔法少女になった。アリスは幸い魔法少女としての才能があったようで、これまで淫魔相手に苦戦したことはない。
 だが、今回の淫魔は今まで倒してきた淫魔とは気配からして違っていた。

 体育館の裏、誰もいないことを確認してから、アリスは赤い色の懐中時計を握り、魔力を流した。
 アリスの体が光に包まれ、姿が変わる。胸についた大きな赤いリボン。フリルのついたふわふわなスカート。金髪に水色の瞳。
 
「行くよ!ロール!」

 アリスは体育館の入り口へ急いだ。



 誰もいない体育館の中、一人の制服姿の少年が立っていた。

「やぁ、有栖川さん。」

「黒瀬くん!?」

 予想外の相手にアリスは驚きの声を上げる。立っていたのは黒瀬くろせ玲夜れいや。アリスのクラスメイトで、密かに憧れていた相手だった。
 見た目がカッコよくて、頭もいい。加えて性格もよく、女の子達の憧れの的だった。

「嘘だよね?黒瀬くんが淫魔なんて……」

 そう言いながら、アリスは黒瀬の瞳の色に気がつく。いつもの黒瀬とは違う、淫魔に特有の金色の瞳だった。

「僕が淫魔だって信じられないんだね。有栖川さん。でも、君の相棒はもう答えを知っているみたいだよ。」

 ロールが鋭い声で言う。

「アリス!油断しちゃダメ!こいつは上級淫魔。アリスが今まで倒してきた淫魔とは比べ物にならないほど凶悪な淫魔よ!」

 ロールの言葉を聞きながらも、アリスは信じられない気持ちで黒瀬を見つめていた。
 黒瀬は微笑みを崩さないまま、指を軽く鳴らす。次の瞬間、アリスの肩の上にいたロールが音もなく地面に落ちた。

「ロール!」

 アリスはしゃがんでロールを揺さぶるが、返事はない。

「眠らせただけだよ。安心して。」

 黒瀬の落ち着いた声が体育館に響く。

「有栖川さん、いや、魔法少女アリスと言った方がいいかな?君は僕と戦うためにここに来たんだよね?」

 穏やかな声。真っ直ぐな瞳。けれどその瞳の奥に獲物を狙う捕食者のような色が宿っていることに気がついてアリスの背筋を冷たいものが走った。

 アリスは唇を噛んで頷く。

「クラスメイトだとしても関係ない。私はあなたを倒す。上級淫魔を倒せば何百人もの女の子達を守れるから。」

 黒瀬の瞳に満足げな光が宿る。
 アリスは手をかざしてステッキを出現させると、魔力を流す。

「シャイニング・アロー!」

 アリスは黒瀬に向かって光の矢を放つ。しかし黒瀬は瞬きする間に躱わす。

「……速い!それなら……!」

 アリスは瞬時に新たな魔法を練る。
 
「シャイニング・シャワー!」

 降り注ぐ無数の光の矢。矢の軌道を操作して、黒瀬を壁際まで追い詰める。それから魔力を一気に解放する。

「シャイニング・バースト!」

 アリスの最大魔法。黒瀬に向かって光の爆撃が炸裂する。

 流石に倒せただろうと思って気を抜いた瞬間、ステッキがアリスの手から弾き飛んだ。

「……きゃ!」

 強い魔力の気配にぞくりとする。気がつけば腰に手を回され片手を取られていた。

「……捕まえた。」

 黒瀬だった。耳元で落とされた低い囁き声に、思わず体がびくりと反応した。

「……離して!」

 ステッキがなければ魔法が使えない。自由な方の片腕で思い切り黒瀬の肩を押し返したがびくとも動かない。魔法少女に変身している間は身体能力が強化されているにも関わらず、だ。アリスの手に冷たい汗が滲む。

「暴れないで。いい子だから。」

 耳をくすぐるような囁き声。腰をゆるりと撫でられてあっ!と声が漏れて力が抜ける。

「……うん。大人しくなったね。」

 黒瀬の囁きは甘く優しい。それが逆にアリスの恐怖を掻き立てる。

「……黒瀬くん。何をするつもりなの?」

 アリスが尋ねると、黒瀬は、なぜそんなことを聞くの?とでも言うように一つ瞬きをする。

「僕は淫魔だよ。僕らにとって君達はご馳走。魔法少女を捕まえてすることなんて一つしかないよね?」

 黒瀬の言葉の意味を理解し、アリスは黒瀬から離れようと身を捩る。しかし、腰に回された黒瀬の腕がそれを許すはずもない。

「やだ……」

 黒瀬は首を傾げる。

「嫌だ?でも君は僕を憧れの目で見てたよね。その視線に恋情が含まれていたことに、僕は気がついていたよ。」

 自分の気持ちを知られていたことを知って、アリスの頬が真っ赤になる。

 黒瀬はアリスの腰をグッと自分の方に引き寄せ、アリスの熱がこもった頬を優しく撫でる。

「安心して。催淫の魔法は使わないから。」

 アリスは意外な言葉に驚く。催淫の魔法は、効率よく快楽を与え精気を奪うための淫魔の常套手段。それを使わない淫魔がいるなど思いもしなかった。
 しかし、次の言葉でアリスの顔が真っ青になった。

「だって、魔法を使わずに堕とした方が言い訳が効かないだろう?
君自身が僕の触り方や言葉に、感じたって思わせた方が後が楽だからね。」

 優しさの皮を被った悪魔のような宣言。後って何のこと、とその意味を考えるまでもなく、黒瀬はアリスの身体をゆっくりと床に倒した。

「……っ!」

 起き上がろうとしたが、手首と足首が動かない。見れば紫色の光の輪が付けられている。拘束の魔法だろう。

 黒瀬を見上げる形になり、彼の影の中に閉じ込められた。アリスを見つめる黒瀬の視線が熱を帯びていて、これから彼が何をしようとしているのか、言葉もなく伝えてくる。

「怖がらなくていいからね。ただ、気持ちいいだけだから。」

 首を振るアリスに構うこともなく、黒瀬は手を伸ばし、アリスの耳元に指を這わせてきた。決して無理矢理ではない触り方。触れるか触れられないかの境界。しかしそれは確かにアリスの快楽を呼び起こすものだった。
 
 アリスの形のいい唇から、あっ、くっと小さく声が漏れる。

 耳元を滑る指が首筋へ落ちる。顎の下をばらばらと五本の指でくすぐられそのまま鎖骨へ。
 一つ一つの刺激は少ないけれど繰り返される指先の動きに追い詰められていく。

「や……めて」

 強い拒絶を込めて言ったつもりだが、弱々しい声しか出なかった。黒瀬はアリスのその言葉を受けて微笑む。その綺麗な微笑みに思わず心臓が跳ねた。

「そんな顔で言われても説得力がないよ、有栖川さん。
君、今自分がどんな顔してるかわかってる?目が潤んで頬は真っ赤。……可愛いよ。」

 羞恥で頬がさらに熱くなる。まるで恋人のような囁き。思わず流されてしまいそうになる。

 黒瀬の手が下りてきて胸のあたりまで伸びる。そのままアリスの双丘にそっと触れる。

「……柔らかいね。触れると簡単に形が変わる。」

「っ!言わないで……」

 アリスの胸に触れるもどかしい動き。無理矢理奪うのではなく、誘うような動き。多分この淫魔は、その方がアリスの心を深く奪うことを分かってやっている。

 やわやわと優しく触られ続けて、アリスは思わず胸を突き出すように動いてしまう。
 それを見た黒瀬は含み笑いを落とす。

「ふふっ、このくらいの刺激じゃ足りないんだね。」

「違う!」

「でも気づいてる?ほら君のここ、触れてないのにどんどん固くなってる。」

「そんなこと……!」

 反発しようとした瞬間、頂きをカリッと撫でられてあっ!と大きな声が出た。

 それから黒瀬は固くなった胸の頂を指の腹でそろりそろりと撫で上げてくる。

「くっ……ん、ふっ」

 もどかしい。いっそ強く触って欲しい。そんな衝動が胸の中に湧いてくる。そんなアリスの気持ちを読み取ったかのように、唇をすっと触られた。

「焦らないで。女の子は少しずつ喰べるのが好きなんだ。
ちょっとずつ身体に快感を刻んで、教え込んで。少しずつ従順にしていく。その方が君も気持ち良くなれるから、ね?」

 喰べる、と言う言葉の響きがどこか卑猥でアリスの心臓の鼓動が早くなる。
 今、自分は憧れだったクラスメイトに犯されているのだ、と嫌でも意識をしてしまう。

「次はここ。」

「あっ!」

 脇腹を細長い指でツツッと撫でられて腰が揺れた。黒瀬の長い指が脇腹をゆるゆると上下する。

「細いね。簡単に折れてしまいそう。」

 そう言いながら黒瀬の指はアリスの臍の辺りに滑り、お腹の中心を円を描くように撫でる。ゾクゾクとした快楽が湧き上がってきて、お腹の下、アリスの一番弱いところに集められていく。

「はっ……やっ」

 黒瀬の手つきは優しいのに、確実にアリスの雌としての本能を引き摺り出してくる。甘い声が抑えられなくなってきた。

 黒瀬の手がさらに下、アリスの太ももに伸びる。

「可愛いスカートだよね。どうせ僕らに脱がされるのに。」

 そう言いながら黒瀬は、スカートを捲り上げ、アリスの太ももを、両手でゆっくり、ゆっくりと包み込むように撫でた。

「やんっ、あっ、ひゃっ」

 乱暴に触られるよりずっと苦しい。少しずつ少しずつアリスの理性を剥がしていくような動きに足の先が震えた。

「敵の前でそんな声出して、こんな姿、他の魔法少女が見たらなんて言うだろうね。」

 アリスを撫でる手を一切休めることなく、黒瀬は言う。声音は甘いのに、その裏には氷のような冷たさが潜んでいた。その言葉にアリスは息を呑む。
 仲間たちの顔が浮かぶ。アリスが来てくれると安心すると微笑んでくれた仲間、先輩みたいに強くなりたいです、と言ってくれた後輩。彼女達にこんな姿、見られたらどう思われるか。――考えたくもない。
 怒りを込めて黒瀬を睨むとその視線も絡め取られた。黒瀬の色香を帯びた瞳にアリスは目を逸らせなくなる。

「その反抗的な目、いいね。いつまで続けられるか見ものだ。」

 黒瀬は心底楽しそうに、金色の瞳を細める。

「意外とここが弱い子も多いんだよね。有栖川さんは……どうかな?」

 そう言って黒瀬が触れてきたのは足の付け根。そこを指先で何度も、何度も執拗になぞられる。力が抜けて腰の動きが止まらなくなる。

「そこ、ダメ!」

「自分で弱点を教えてくれるなんて随分親切だね。」

「ちがっ!そんなつもりじゃ…!」

 容赦なく責められて、腰が止まらない。頭が真っ白になりそうになる。

「本当、そこ、やめて!」

 やっとの思いでアリスがそう口にすると黒瀬の手が止まる。
 安堵したのも束の間。

「じゃあ別のところにしようか。そうだな。じゃあ手にしようか?」

「……手?」

 黒瀬はそう言って魔法で固定されているアリスの手に視線を向ける。

 アリスは荒い呼吸を整えながら、大丈夫。手ならそこまで感じないはず。そう思ったが、甘かった。

 黒瀬は壊れ物を扱うようにアリスの手を取ると、アリスの指を一本一本丁寧に撫で始めた。羽で撫でるような弱い刺激。それでいて、その刺激が与える快楽は暴力的だった。

「……はっ……ふっ……ん……」

 鼻にかかる甘い声が漏れる。こんなところで感じるなんて。しかも黒瀬の指の動きは不規則で慣れを許してくれない。手の甲を爪の先で擦ったと思えば、今度は手のひらをくすぐるように撫でる。

「手ってね、意外と敏感なところなんだよ。
実は有栖川さんの手、よく見てたんだ。綺麗だなって。」

 黒瀬はそう言いながらまるで愛しむように指の関節をすりすりと撫で上げる。

「……あぁ……」

 切ない声が止められない。

「もうっ、ほんとに、やめて……」

 アリスが涙目になりながらそう言うと、返ってきたのは蠱惑的な笑みだった。

「ああ、もう我慢できない?
じゃあ一番弱いところ、いじめてあげようか。」

 一番弱いところ。そう言われただけで、どこのことを言っているのかわかった。
 もうそこはぐっしょりと濡れてしまっている。

「ダメ!」

 反射的に叫んだ時にはもうスカートが容赦なく捲り上げられていた。
 せめてズボンなら脱がされるのも時間がかかったろうに。何故こんなにも無防備な格好なのか。

「ふふっ、君の大切なところ、パンツの上からでも濡れてるのがわかるね。」

 焦げるような視線が注がれている。憧れのクラスメイトに一番恥ずかしいところを見られてしまっている。

 アリスは羞恥に耐えるようにぎゅっと目を閉じた。

「恥ずかしいんだね。……可愛い。」

 黒瀬はそう言いながら割れ目に手を添えたまま、アリスに覆い被さってきた。黒瀬の体温を感じて心臓が暴れる。
 そのまま黒瀬はスッと指を動かし、アリスの花芯を撫でた。

「ひゃん!」

 自分の声だと思えないような声が出てしまう。耳元に顔を寄せられて、首筋に息がかかる。

「可愛い声が出たね。ねぇもっと鳴いて見せて?」

 アリスは必死に首を振る。

「有栖川さんって教室では清楚な女の子なのにね。他の淫魔にもこんなふうに虐められたの?」

「……そんなわけない!これが初めて!」

 黒瀬の声音に愉悦の色が浮かんだ。

「嬉しい。僕が初めてなんだね。
じゃあちゃんと気持ち良くしてあげないと。」

 そう言って、黒瀬はアリスの秘部を撫でる。先ほどよりも少しだけ強く、逃れられない力で。

「……ァ!」

 思わず目を見開いた。身体が弓形に跳ね、拘束された手首と足首が軋む。

「ふふっ、これだけで軽くイッたの?
そんなに敏感でよく魔法少女になろうって思ったね?」

 言葉でも嬲られて涙が出そうになったが堪えた。

「じゃあそろそろ、直接触らせてもらおうかな?」
 
 黒瀬はそう言って身体を起こすと、遠慮もなくアリスの下着を下ろす。
 
「僕に触られるのを待ってるみたいにひくついて。期待してるの?」
  
 含み笑いを落としながら、黒瀬はアリスの蜜芯をピンッと指で弾く。

「ひっ……」

 その刺激だけでトロトロと熱いものが溢れてしまう。

 それから、今までの柔らかな動きが嘘のように強く擦り上げられた。

「あぁ……!」

 ギリギリまで追い詰められたところに強い刺激を与えられ、アリスは達してしまう。それでも黒瀬の指は止まらなかった。
 何度も何度も絶頂させられてしまう。

「もう、むり……しんじゃう……」

 アリスは本気でそう思っているのに、冗談でしょ?とでもいうように黒瀬は笑う。

「このくらいじゃ死なないよ。君は魔法少女なんだから。」

 魔法少女なんだからというところを強調して言ってくる。魔法少女でありながら堕ちていく私を嘲るように。

「……そう、魔法少女だからこそ、味わえるものがある。そろそろ頂こうかな。」

「えっ?」

 見上げた黒瀬の表情は妖艶で残酷で、喉がひりついて言葉が出なかった。その時の自分の感情が、恐怖だったのか期待だったのか、もうわからない。

 次の瞬間、電気のような刺激が走った。

「…………!あっ!?」

――何が起きたの?

 体が痙攣している。酸素を求めて口がはくはくと動く。

「思ったとおりだ。君の魔力、甘くて美味しい。」

「………………?まりょく?」

「魔力を吸ったんだよ。もしかしてこれも初めてだったかな?」

 思い出した。ロールが言っていた。魔法少女から魔力を吸う時、淫魔は強烈な快楽を与えるから気をつけるようにと。
 それにしても、ここまで強い刺激だなんて、聞いてない。

「君は魔力量が多いからね。その分たくさん気持ち良くなれるよ。……良かったね?」

 そう言いながら黒瀬は自分の指についたアリスの愛液を舐めとった。
 アリスにとって、それは絶望の宣告だった。

「もう、やだ……ふぁ!」

 蕾を舐められながら魔力を吸われる。アリスの中の魔力の核を舐められ溶かされ奪われるような感覚。
 魔法少女としての本能は警鐘を鳴らすのに、身体は強烈な快楽を与えられ、もっともっと、と叫ぶ。快楽に溺れそうになる思考を必死に魔法少女としての矜持でぎりぎり引き戻す。

 それを分かっているのか、黒瀬はさらに責め立てる。

「……有栖川さんは下から上に舐められるのと」

 そう言いながら黒瀬はアリスの花弁に舌を這わせる。

「……や!」

「……上から下に舐められのどっちが好きなの?」

「はっ、んっ、しらな……」

「身体は素直だよね。……下から上だね。」

 どうすればこちらが感じるのか、黒瀬はアリスの身体の反応を見ながら的確に責めてくる。
 アリスのすっかり蕩けきった雌芯を強く吸われたり、飴のように舐められたり、緩急をつけて繰り返される刺激に身体がもう耐えられなくなっていた。
 腰が絶え間なく浮き、足が震える。イッてもイッても黒瀬はやめてくれない。

「くろせくん!くろ、せくん!もうゆるして!やめて!」

「うんうん。まだまだ君の魔力残ってるからやめられないよ。」

「おねがいだから!もう、やなの!」

「大丈夫。まだまだ気持ち良くなれるから。」

――気持ちいい、気持ちいい、きもちいい、キモチイイ

 それしか考えられなくなる。それでも魔法少女としての誇りがアリスの中には確かに残っていた。この快楽に身体は耐えられなくても、心は絶対に流されたりはしない。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

 永遠にも思える責めが続いた後、ようやく黒瀬の動きが止まった。
 やっと息が吸える。アリスは肩で荒い呼吸を繰り返した。
 乱れた金の糸のようなアリスの髪を整えながら、黒瀬はそんなアリスを見下ろす。優しい手つきなのにどこか支配的な動きだ。

「……ねぇ、有栖川さん。まだ嫌だって言うんだね。
でもさ、君がどんなに嫌って言っても、君の身体はこんなに悦んでる。
君が望むなら、もっと気持ち良くしてあげることだってできるんだよ。」

 甘い毒のような誘惑の声。黒瀬はそう言いながら、アリスの陰核の下、蜜孔の入り口をトントンと叩いた。その刺激に、また身体がビクッと反応する。
 気が付いていなかったわけではない。黒瀬はまだその先には手を出していない。

 アリスは力なく、しかしはっきりと首を振った。絶対に淫魔なんかにそこを渡したくはない。

 黒瀬の目が細められる。その目には底知れない欲望が見えた。

「いいね、その強情さ。さすが魔法少女だ。……壊しがいがある。」

「壊すって……ひゃ……!」

 アリスの雌の尖りにまた舌が這う。さっきよりも激しく執拗に捏ね回すような動きに身体が甘い悲鳴を上げる。

「もう限界だろ?僕のものになるなら、全部奪って終わりにしてあげる。」

 そう言いながらも黒瀬は刺激を与え続ける。

「だ、め……!わたしは、魔法少女だもん。」

 喘ぐような声でなんとか言葉を紡いだ。

「わたしは…淫魔なんかにまけたり……し…な…」

 言葉の途中で、体力の限界を迎えたアリスは、ぐったりと意識を失った。


 黒瀬は動きを止め、壊れた玩具でも見るような目でアリスを見下ろす。

「……気を失ったか。反応がないのもつまらないからね。今日はここまでにしてあげるよ。」

 黒瀬はまるで人形を可愛がるように、アリスの頭を撫でた。

「……また喰べさせてね。アリス。」

 黒瀬はそう言って、アリスのおでこにキスを一つ落とした。
感想 0

あなたにおすすめの小説

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった

くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。 血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。 夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。 「……涼介くん」 薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。 逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。 夜、来て。 その一言が——涼介の、全部を壊した。 甘くて、苦しくて、止まれない。 これは、ある夏の、秘密の話。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

魚人族のバーに行ってワンナイトラブしたら番いにされて種付けされました

ノルジャン
恋愛
人族のスーシャは人魚のルシュールカを助けたことで仲良くなり、魚人の集うバーへ連れて行ってもらう。そこでルシュールカの幼馴染で鮫魚人のアグーラと出会い、一夜を共にすることになって…。ちょっとオラついたサメ魚人に激しく求められちゃうお話。ムーンライトノベルズにも投稿中。

【魔法少女の性事情・1】恥ずかしがり屋の魔法少女16歳が肉欲に溺れる話

TEKKON
恋愛
きっとルンルンに怒られちゃうけど、頑張って大幹部を倒したんだもん。今日は変身したままHしても、良いよね?

新人メイド桃ちゃんのお仕事

さわみりん
恋愛
黒髪ボブのメイドの桃ちゃんが、働き先のお屋敷で、旦那様とその息子との親子丼。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!